2008年01月21日なぜ消防署で住宅ローンがバカ売れするのか? ~ 杉村晶孝 + iTouchくちコミ・マーケティングの汗と知恵と情熱 書籍情報なぜ消防署で住宅ローンがバカ売れするのか?―お役所系集団に口コミで売り込む方法 posted with amazlet on 08.01.21 杉村 晶孝 ダイヤモンド社 (2007/10/19) 売り上げランキング: 36444
本のひらめきこの長いタイトルの本は、ものすごい宝物(商売の秘密)がいっぱい隠されている。しかも、物語を読んでるようなところがあって、めちゃ面白い! 書いてある内容もワクワク、ドキドキするような内容なら、書いてる人は、これまた桁外れにユニークな方である。(なにしろ、かつては国際証券ビジネスの超エリートだった人が、どん底の窓際族に左遷されたという経歴なのだ) ちょっと気が早すぎるかもしれないけれど、マーケティングというジャンルを設定したら、今年一番のオススメ本になるのは間違いなし。 読後の興奮はさておき、本書は、消防署、お役所、官庁といったお堅い職場の不思議な集団心理をみごとに活用し、お役所計集団の新規顧客で900億円のダントツ売上を記録した著者の、汗と知恵のマーケティング物語である。 かっこいい理論とかのご高説ではなく、汗とど根性で切り開いてきた著者独自の知恵が披露されている。著者の言葉を借りれば「アホ丸出しの試行錯誤」の結果、地べたをはいずりまわり売上0から917億円もの売上をたたきたした秘密の開示である。文句なしに面白い! 本書が気づかせてくれた最大のポイントは次の2つ。 お役所という巨大な眠れるマーケットがあるという事実。 そして、アホに徹すれば何でもできる!という事実も、本書で面白ろ可笑しく語る著者のもうひとつのメッセージである。 お役所がなぜ巨大なマーケットなのか? さらにクモの子ばらまき型DMという、聞けばなるほど!というスタイルも面 かつて「県庁の星」という本が映画化されたように、本書もマーケティングの実践を映画にしてもらいたい・・・そんな魅力と実戦的内容に満ちた本である。
僕の思いつき人の心にフックする(Stick=くっつく)ためには、いいことばかりいってもなかなかうまくいかない。むしろ、どこかに陰や失敗や壁があってこそ、光が輝きを増すことが多い。物語とはそういうものなのだろう。 本書を魅力的にしているのは、著者が超エリートから超窓際へと左遷されたこと、そして、そこではじめたのが、スマートなビジネスモデルとか発明ではなく、じつに泥臭いビジネススタイルだったことだろう。映画にしたい要素がいっぱいある。 もちろん私たちのビジネスで応用してみたいヒントが具体的に紹介されていることもおいしいところだ。 今、アメリカにいるから、本書の事例やスタイルはそのままでは応用できないけれど、応用編で試してみたい・・・そんな気持ちがムラムラと湧き上がるのを抑えきれなかった。アドレナリン指数の高い本である。
オススメ度★★★★★+事前承諾はいらない! 読んで欲しい方・商品売り上げを爆増したい方 2008年01月07日レバレッジ人脈術 ~ 本田直之 + JBNセミナー@LA2008年は、この本から自分資産を増やしていこう! 書籍情報
本のひらめき「レバレッジリーディング」に始まったレバレッジシリーズは、合計40万部以上も売れて、ベストセラーシリーズになっている。 僕たちがもっている自分のパーソナルキャピタルは、体験や経験などに基づくKnow Howだったり、本や学校で習った Know Whatだったり、誰を知っているといった Know Who だったりする。 この本は、最後のノウフウの部分にスポットをあて、本田さんの経験や知見からレバレッジ(てこ)を効かせた人脈術を公開している。 「なるほど!」や「そうそう!」っていう共感部分がいっぱいあり、とても読みやすいのがウレシイ。 人脈という言葉からすぐに連想するのは、「誰を知っているか」という関係性だけれど、「誰に知られているか」という考え方で捉えるべき・・という視点は新鮮だ。大前研一さんも「自分の役にたってくれる人」ではなく「いかに相手の役に立てるか」こそが人脈の本筋だと言っている、 誰かの役にたてる自分・・・これを意識するとき何が相手にコントリビュートできるか(自分の持ち球)に思い至る。 本田さんは、4つのレベルを提案する。 情報(レベル1)~ 面白い記事、ニュース・・・ だ。プレゼントは、気の効いたものを贈りたい。額ではなく、へぇーと思ってもらえるものがいい。Buit NY のワインケースなどは素敵だ。(さっそく注文) 異業種交流会とかコミュニティーの会とかに参加するときの判断基準も参考になる。 コントリビューションできる自分になるとうことは、「会いたいと思われる人」になるということだという。そのための条件は次の3つ。 1)インプット(常にインプットしておかないと貢献できない) 特に、魅力的なプロフィールを作っておくのは楽しい。自信がなくても、今、挑戦していることでも、将来の夢でもいい。「プロフィールを作りあげることは、そのまま自分の目標間と直結します」という本田さんの言葉どおり、この作業は、なかなかいい時間になる。2008年のはじめに、ぜひトライしてみたいものだ。 本書でひらめいた様々な人脈術、よさそうだで終わらせず、ぜひ、実行に移したい。 2008年が、素敵なご縁と Link の年になるように、最初のオススメ本は、本田さんの本で決まり!
僕の思いつき人と会うなら「ホーム」に呼び込め、というヒントもいただきだ。 僕も東京では、キヨズキッチンなどお好みのお店をよく使ってたけど、こちらでもそういうお店をたくさんもっておきたい。本田さんに教えてもらった「TOKYO TABLE」もそのひとつかな。 ホームでのお店、ショップ、ホテル・・・これらの情報をまとめておくのもいいね。きっと役立つ瞬間がいっぱいあるから・・・。 それから、前段でも書いた、「魅力的なプロフィール」は、ぜひ作っておきたいアイテムだ。 MOOIランチ会議のテーマに追加しとこう。 オススメ度★★★★★+コントリビューション 読んで欲しい方・人のご縁を大切にしたい方 ●今日のおまけ:( JBNセミナー@ロサンゼルス ) JBN(Overseas Japanese Business Network、在留邦人ビジネスネットワーク) 設立メンバーは石田淳、泉正人、嶋津良智、鮒谷周史、本田直之の5人で ハワイやシンガポールでのセミナーに続き、なんとロサンゼルスでも講演会 ■1月22日(火)1500-1800 その後懇親会あり そうそう、鶴亀さんもお誘いしなくっちゃ。では、1/22に! |
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