2009年01月26日

HOPE!おばちゃんとぼく ~ 阪本啓一 + オバマ大統領に会う


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書籍情報

HOPE!おばちゃんとぼく
HOPE!おばちゃんとぼく
posted with amazlet at 09.03.29
阪本啓一
メディアファクトリー
売り上げランキング: 83542

本のひらめき

本書は、阪本さんのはじめての小説。とても面白く、さくっと読めて、なおか
つ、生き方、働き方などを感じさせてくれる素敵な物語である。

新幹線を乗り継ぎながら、恋愛のこと、仕事のこと、家族のこと、いろんな糸
が織りこまれている。

主人公のぼくは、トイ・ファクトリーというおもちゃ業界の会社に勤める27
歳の独身サラリーマン。ハロちゃん人形の売り出しのとき、上司の品川部長の
ミスである事件がおきる。
こともあろうに、ぼくはその濡れ衣を着せられるハメに・・・。

会社での理不尽に嫌気がさして、かってに会社を休み、旅にでたぼく。

新幹線の旅で出あうコテコテの大阪弁をしゃべる不思議なおばちゃんとのかけ
あいが面白い。

途中で出会うカリスマ添乗員の平田さんは実在の人(日本旅行の平田信也さん)
だ。そのエピソードも楽しい。

ビジネス、マーケティングなどのエッセンスや、人生の機微など、さまざまな
ものが織りなされている。

阪本さん自身や、お母さんの生き方が投影されている自伝的な小説。とっても
おすすめ!


僕の思いつき

阪本さんのお母さんをモデルにしたこの小説。楽しく読めて、そしてどこかほ
ろりとし、また勉強にもなる。

我が家の子供たちも、こっそりよんで気に入ったらしい。どこが気に入ったか
微妙なところだが、「大阪弁は可笑しい」というのが彼らの気に入り方だった。
まー、それはそれでよいことに・・・。

自分の人生だけだと、なかなか小説のようには面白くならないけれど、そこに
これまで見聞きしたり、本で読んだりした人物を登場させてみると、けっこう
面白い小説が書けるかもしれない・・・。

いつか、小説を書こう(ね)


オススメ度

★★★★★+おばちゃん

読んで欲しい方

・仕事についてちょっと考えたい方
・人生の機微を感じたい方
・お世話になってる方を思いたい方

Posted by webook at 15:25 | Comments (0) | TrackBack

2008年11月03日

エブリリトルシング2.0 ~ 大村あつし + サマータイム終わり

人生、無駄なことはひとつもない・・・

書籍情報

エブリ リトル シング2.0
大村 あつし
ゴマブックス
売り上げランキング: 41661


本のひらめき

心にしみる物語。本書はオムニバスのように6つの物語が展開されている。一
見、関係ないような6つのストーリーは、彩を織るようにたくみに展開されて
いく。全体にに流れるのは、物事のとらえ方次第で人生は変わるという、生き
る意味や働く価値などを感じさせる素敵なテーマだ。

清明という主人公のまわりに配された人たちが繰り広げる人間模様は、どこに
でもありそうなお話だが、たくみに張られた伏線が現れる時、静かな感動と爽
やかな気持ちに包まれる。

第一話は、銀行から中卒の母親を役員から除外しないと融資ができないと言わ
れ、学歴や資格で母親を侮辱するような融資は受けない!と断る社長(清明)
のお話「おふくろの履歴書」。母親のまさみが、清明に伝えた大切なこと・・
それは「理不尽に耐える忍耐力」。祖父の葬儀で聞いた想絶な親子愛が涙を誘
う。(昨年他界した自分の親もきっとそうだったんだろうなと、涙がにじんだ)

子育てをしながらキャリアウーマンを続ける女性の話も、あなたの大切なもの
はなんですか?という深い問いを投げかける。
女でも出世したい!!でも育児はどうする?
そんな彼女を悩みから救ったのは、四歳の娘が差し出した画用紙だった。
第3話、「ホワイト・リビングルーム」もじんとくる。

名前ではなく「簿記二級」とさげすみの呼称で呼ばれていた女性が、仕事とは
何か、資格とはどんな意味があるのか・・・その深いところに気づく物語(第
4話)「一つのメメント」も素敵である。

このほか合わせて6つの物語は、大学時代の5人の仲間が微妙に織り込まれ、
実に見事な構図になっている。それを老いた母親が遠くから見ている最後の話
もすばらしい。

いくつかの素敵なフレーズが心に残る。

 理不尽に耐える忍耐力。

 課長などという嫉妬や羨望の産物よりも、はるかに尊いその笑顔。

 この世に雑用なんてない。雑にやるから雑用になるんだ。

 私の価値が決まるのは、私ではなく、清明(息子)の棺桶に釘が打たれる時。

この本、時を置いて、二度読み、そして二度泣けた。


僕の思いつき

いつか僕も、心にしみる素敵な物語を書き遺したいと思う。小説として賞をと
るとか、とらないとかではなく、この星に生まれ、たくさんの出会いや、様々
な経験をし、気づき、感動、落胆、悩み・・・さまざまなな出来事の中で、ひ
ろったエピソードを物語にしたら、きっと楽しいだろうなと。

本書の中に登場する様々な人たちやシーンも、きっと大村さんの原体験のいく
つかがベースになっているのだろうなぁ。

人生無駄なことは一つもない。

そんなメッセージも受け取ったような気がする。
第一弾のエブリリトルシングも読みたくなった。



オススメ度

★★★★★+生きてる証

読んで欲しい方

・自分の人生について考えたい方
・心を少し解き放ちたい方
・仕事の意味を感じたい方

Posted by webook at 10:21 | Comments (0) | TrackBack

2008年02月11日

のはなし ~ 伊集院光 + クジラを見たよ!

マイナスイオンを浴びてみよう!

書籍情報

のはなし
のはなし
posted with amazlet on 08.02.11
伊集院 光
宝島社 (2007/09/28)
売り上げランキング: 1386


本のひらめき

本書は、かつて著者が携帯電話のTUKAのメルマガに寄せたエッセイ750通(5年間)程の中から80篇を厳選して集めた脱力系「のはなし」である。

著者の日常の中から、失敗談とか恥ずかしい話が披露されている。元落語家らしく、ちょっとした落ちがあるのが楽しい。タイトルの「のはなし」というのは、読者から寄せられた7文字以内のお題につけた下の句、xx「のはなし」というところからきている。

母親についた小さなウソがとんでもないことになって「万引き」の誤解を生んだ話とか、タクシーの運転手さんと盛り上がり、最後にサインをねだられたんだけど、どうやら石塚くんと勘違いだったとわかり、気まずい雰囲気が流れた話題とか・・・「あ」行から「ん」まで楽しい話題がいっぱい。くくくと笑えて脱力できる。(∴ 電車の中で読むのはオススメできない)

か行の話に「結婚式の話」がある。これは落語家の副業の話題なんだけれど、とっても楽しい。落語家にとって結婚式の司会というのは、美味しいバイトのようだ。中でもなぞ賭けが披露宴の定番としてウケルらしい。なぞ賭けというのはxxと掛けて○○と解く、その心は△△、っていうもの。例えば

 「お弔い」と掛けて、「うぐいす」と解く。その心は・・
 「泣く泣く埋めにいく」(鳴く鳴く梅にいく)

結婚式用の定番は

 「夫婦喧嘩」と掛けて、「おっぱい」と解く。その心は
 「すったもんだで大きくなる。」(吸った揉んだで大きくなる)

 「○○家xx家、ご両家」と掛けて、
 「松井の二打席連続満塁ホームラン」と解く。その心は、
 「8点マチガイナシ。」(発展マチガイナシ)

など。

どの話も、クスリと笑えて、元気になれる。

さて著者の伊集院光さん、どんな人だっけこの人?とグーグルで調べてみた。あー、あの人かーと思い出した。笑 こんな方「のはなし」であーる。
  http://www.horipro.co.jp/talent/PM011/

僕の思いつき

この本を読んでてふと思い出したのは、藤原和博さんがいっていた「マイナスイオンの法則」。何かっていうと・・・

 「自分のプラス面や自慢話を機関銃のようにしゃべるより、過去の失敗や
  挫折経験を披露したほうが、聞く人は一生懸命きいてくれるし、逆に
  プラスエネルギーを注いでくれる。」

っていうもの。確かに、自慢話をする人より、失敗談を面白ろおかしく語る人のほうが親近感をもったりするよね。

この本もまさにマイナスイオンのいっぱいある本だ。

ってことは、マイナスイオンを出しそうな話は、いいネタってこと。
つまり、失敗したり、怒られたり、ミスったり・・・そんなときは、そっと喜んでみたらいいね。(上司、先輩には悟られないように・・・笑)
マイナスイオンを放つ素晴らしい宝物がたまっていく。

だから人生は楽しい。



オススメ度

★★★★★+マイナスイオン「のはなし」

読んで欲しい方

・ちょっと脱力してみたい方
・なんだかピンチの方
・肩の力を抜きたい方

Posted by webook at 15:24 | Comments (0) | TrackBack

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