2022年11月01日

死は存在しない〜田坂広志著

★【Webook 2022.11.1】死は存在しない+朗読劇準備中

---[久しぶり]-----------------------------

 お久しぶりです。
 秋晴れの日が多いこのごろです。
 冬が来る前にスポーツや文化や旅行を
 楽しみたいものです。
 実は今、朗読劇の制作に関わっていて
 2022/11/23(祝)に初上演です。
 https://bit.ly/USOotoko
 さて、
 今日の本は、死ぬ前に読んでよかったと
 思えるすごい内容の本ですよ。
 いつも、ありがとうございます。

   まつやま・しんのすけ(@千葉)

---[ちらちら]-----------------------------
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■   Webook of the Day
□□□     http://webook.tv
■   Shinnosuke Matsuyama

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 2022年宇宙の旅!

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■【今日の一冊】~ 死は存在しない

  最先端量子科学が示す新たな仮説

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|田坂広志/著
|光文社|2022年10月
|ISBN:4334046304|1012円|360P
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__《 この本のツボは? 》_________

相対立するような「宗教的な言葉」と「科学的な言葉」がタイトルになっている本書は、まさに宗教と科学の架け橋となる本でありましょう。ゼロ・ポイントフィールド仮説(アーヴィン・ラズロー博士などの仮説)に基づき、死後、われわれの意識がどうなるのか?という未踏の世界に踏み込んだ内容です。

本書の読後感は、138億年前からの宇宙の旅をしながら、はるか彼方の宇宙の淵まで連れて行かれたような気分になります。(笑)
そして、生きる勇気と爽やかな心の解放(やすらぎ)を覚えることになります。

私が学生のころにみた「2001年宇宙の旅」の最後は、よくわからない結末だったなぁという印象がありましたが、本書を読むと、あれはそうだったのかとわかるような気になります。この一冊の本は、まさに2022年宇宙の旅、とも言えましょう。

私たちは、科学では解明しきれていないこと(死後の世界や、シンクロニシティ、予感、予知など不思議な現象)が数々あることを知っています。一方で、様々な宗教が説いてきた教え(考え方)に半信半疑になってしまうどかしさも感じています。そんな中、「これまで数百年存在してきた「科学」と「宗教」の間に横たわる深い谷間に、理性的な視点からの橋を架け、二一世紀における「科学」と「宗教」の融合を試みたい」という田坂さんの想いから生まれたのが本書。

360ページにもおよぶ論考は、「ゼロ・ポイントフィールド仮説」という最先端の量子科学の仮説をもとに、科学、宗教、文学、心理学、哲学、芸術などあらゆる分野を統合し、「死んだあと私たちの意識はどうなるのか」という未踏の世界を覗かせてくれます。「科学の知性」と「宗教の叡智」が交わった『新しい文明』を創造する扉を本書が開けたのではないでしょうか。

本書の壮大な内容を、ささやかなこのメルマガで語ることは到底できませんが、「死とは何か」「存在とは何か」「私は何か」「宇宙とは何か」などの問いを考える思考の旅ができ、生きる勇気と人生の意味を感じられるということは、お伝えしたいと思います。

著者の田坂さんは、若いころ医療ではどうしようもないという死の淵に立たされるという経験をされている。また、多くの不思議な体験(偶然、以心伝心、既視感などなど)もされており、そんなエピソードも語られています。
何を語るかより誰が語るか・・・が大事、とはよく言われる言葉ですが、まさに本書は、田坂さんにしか語れない、深淵な思想があるように思います。

本書の最後には、生きることを諦めかけた人への大切なメッセージが語られています。そこに書かれている深く優しい眼差しのメッセージは、涙なくして読めません。(このことは、本書を紹介して読まれた多くの方からも同じような感想をいただきました)

  あなたが、その辛い想い、耐え難い思いを抱かれているならば
  申し上げたい。
  今、しばらく、この人生を、生きていただきたい。
  なぜならば、あなたの人生には
  大切な、大切な意味があるのだから。
  ・・・
  あなたは、この「宇宙意識」そのものなのだから。

このことを添えて、本書を紹介する結びにいたしましょう。


__《 お薦め度? 》_______


   ★★★★★ + あなたも私も宇宙意識そのもの


__《 知りたい? 》_______

   ・科学にも宗教にも疑問を抱いている人
   ・最先端量子科学の「仮説」に興味をもたれた人
   ・人生の「不思議な体験」が起こる理由を知りたい人

__《 買いたい? 》_______

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=> アマゾン(Kindle)→ https://amzn.to/3sSMkKV 1,012円

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■  新刊・既刊の応援!(こんな本もお勧め!)

▼「僕らは星のかけら」〜 https://amzn.to/3NmHtLu
    マーカス・チャウン。この本も宇宙の旅ができますよ。

▼「水は答えを知っている」〜 https://bit.ly/3FyPfQw
    Webook のバックナンバーより

▼「いま、目の前にいる人が大切な人」〜 https://amzn.to/3BLdeJ2
    人吉で出会った坪崎美佐緒さんの著書! 感動です。

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■■ 臨機応援!(うそつき男のおはなし )

今、愉快な仲間と「うそつき男のおはなし」という朗読劇を準備しています。昔、フラッシュモブを一緒に仕掛けたジョルジュ王野さんという方が、死の縁を見るような病気に倒れた時、息子に残したいと書き記したお話が原作となっています。長く不毛な戦いを続ける二つの国で起きた奇跡の物語。うそばかりついてひとりぼっちになってしまった男が巻き起こした不思議な出来事のお話です。11/23(祝)に熱海の紀雲閣の音楽ホールで初上演の予定。(なんと、私めが主役。うそじゃないよ。笑)
現在、クラウドファンディングが進行中。すでに目標の200%を超えているわけは・・・。よかったら覗いてね。でもって、よかったら応援(支援・拡散)してくださいね。
支援はこちらから →  https://bit.ly/USOotoko

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発行:松山真之助 ( hello@webook.tv )
発行所: まぐまぐ ID= 969
登録&解除:http://webook.tv/mm.html
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Posted by webook at 17:25 | Comments (0) | TrackBack

2010年08月15日

人生が変わる哲学の教室 ~ 小川仁志 + 成長縁大学

夏の夜、古典の哲学者に出会えるかも・・


書籍情報


人生が変わる哲学の教室
小川 仁志
中経出版
売り上げランキング: 8069

本のきらめき

実は、僕は本屋さんが嫌いだった。学生時代の話。そう、あの頃、自由書房
っていうのが大学のある町にあって、そこに行くといつも目が回るようで嫌
だった。本屋さん特有のにおいも肌にあわなかった。だから、いつも早々に
退散するのが落ちだった。

本の虫のようになった今では、考えられないことだが、あのころはなぜか、
本から縁遠かった。当然、哲学書などが並んだコーナーなどは吐き気を催す
ほどだった。笑

したがって、プラトン=恋愛、マルクス=経済、ニーチェ=永遠回帰説、く
らいの関係性は知識としてもっていたが、中身はさっぱり・・・。

そんな僕に、本書は、実によいタイミングでやってきた。

本書は、私立久我伝高校(くがってこうこう)を舞台に、著名な哲学者が、
夜な夜な深夜に特別講義をしてくれるというストーリー仕立ての哲学入門書。

カント、ハイデガー、ヘーゲル、サルトルなど著名な哲学者が何を考え、何
を悩んだのか・・・そんなあたりをサクっと教えてくれる。しかも、現代人
の悩みにも結びつけて展開するのがうれしい。

深夜3時、久我伝高校の2年生3人に加え、仕事に悩めるサラリーマン、家
庭に疲れた主婦も混じった教室へ、一人の哲学者が登場する。

ガラガラと教室の戸をあけて、最初に登場するのはハイデガー先生だ。

 皆さんはじめまして、ハイデアガーです。倫理とかの教科書でみたことが
 あるでしょうか・・・・

そんな挨拶から始まる。(そうか、倫理の教科書なんてあったなぁ)

ハイデガーは生と死について語る。「死は生のためにある」「死を思い、懸
命に生きよ」などのメッセージを生徒とのやりとりの中で披露するのだ。

映画好きのサラリーマン平田のつっこみもなかなか親しみを覚える。

心の壁を取り払い、哲学に触れるとても楽しい本。この夏にぜひ!


僕のつぶやき

Webookでも過去、何冊か哲学書をご紹介してきた。

ポール・ストラザーンの「90分でわかるプラトン」
 http://www.webook.tv/bn/1999/05/90_paul_strathern.html

佐藤雅彦さんの「プチ哲学」
 http://www.webook.tv/bn/2000/06/post_170.html

など。

しかし僕にとって一番の哲学書は、田坂広志さんの著作の数々・・・
なかでも「使える弁証法」はお勧め。ヘーゲルの弁証法が、時代をまたいで、
分かりやすく解説される。

 http://www.webook.tv/bn/2005/11/_121.html

物事を本質にまで掘り下げて考えるのが哲学とすれば、日常の様々な出来事か
ら、思いを巡らせ、自問自答してみると、僕らもちょっとした哲学者に。

お盆に合わせ、僕らはなぜ、ここにいるのか・・・なんて、考えてみてもいい
ねー。田舎の夜空を眺めながら・・・



オススメ度

★★★★★+哲学者との邂逅

読んで欲しい方

・哲学に触れたいか方
・著名な哲学者の考えをサクっと知りたい方
・哲学の楽しみを感じたい方

Posted by webook at 21:24 | Comments (0) | TrackBack

2007年10月22日

To The Summit ~ Hiroshi Tasaka + 田坂広志さん、渡邉奈々さん、藤沢久美さん鼎談

英語で読んでも、深く伝わるメッセージ。

書籍情報

tothesummit.jpg

本のひらめき

ソフィアバンクの田坂さんが、いよいよ世界にその思想を発信。その第一弾ともいえる英語の本だ。
http://blog.hiroshitasaka.jp/archives/2007/09/to_the_summitku.html

原書は、「未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか」である。原書で思わず涙を流された方も多かったはず。

英語で読むとまた違う趣きがあるが、深いメッセージに心がぎゅんとなる。

ロサンゼルスに来て2ヶ月あまり、この本から得られる英語のインスピレーションは、とても素晴らしい。

英語で読んでもまた、魂が震える。

たとえば仕事に悩んでいる同僚がいるとして、彼にはこんな表現を紹介してみるのもいい。

 Everybody who is given life on the earth
Lives a "Life of Regrets".
  (人生は、後悔がつきものだ)

Everyone , more or less,
Nescessarily has adversities,difficulties, failures, defeats,
Setback and losses
(だれでも多かれ少なかれ、不運、困難、失敗、敗北、挫折や損失・・
  そういうものを必然的に経験する)

 しかしそういう人生を「Life without rany Regrets」にできるという。
 Perfect Life ということではなく・・・

 'It was only because of that .....' (xxxだからこそ)
 という文脈で人生のデキゴトを捉えればいいのだ。


やがて、世界の人々の魂が震える・・・そんな本になると思う。
それぞれの人生の中で、深い気づきをもらえる素敵な本。

日本語だけではもったいない・・そんな田坂さんの深い思想が、いよいよ英語になって世界に浸透する時がやってきた。

大切な仲間にプレゼントしたい本である。


僕の思いつき

後段に、縁(えにし)の話が登場する。

 A "deep enishi", a predestined link

と英訳されている。まさにこの本は、僕がロサンゼルスにいるそのときのために書いていただいたような、そんなENISHIを感じる本だ。見えないなにかに導かれ、今、ここ、私・・・があるように思えてならない。

日本へ帰ったら、たくさんこの本を仕入れてロスに帰ろう。

「未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか」を読まれた方も、また田坂さんの本や講演でその深い思想にふれた方も、ぜひ、この英語の書籍を読んでほしい。

私たちが感じた「思い」を英語で伝えられるヒントがあるから・・・



オススメ度

★★★★★+miracurouse moment!

読んで欲しい方

・人生を深く考えたい方
・人の人生に責任をもつ立場の方
・えにしを感じたい方

Posted by webook at 02:59 | Comments (0) | TrackBack

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