2006年08月31日

ゾウの時間ネズミの時間 ~ 本川達雄 + アホな時間

生物学を愉しむ!

書籍情報

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学
本川 達雄
中央公論社 (1992/08)
売り上げランキング: 3,203


本のひらめき

この本を紹介するのは3度目(のはず。たぶん)
 http://blog.mag2.com/m/log/0000000969/90356606(絵解き版)2004.05.06

子どもの学校の宿題図書になっているらしく、リビングに置いてあったものを手にとってみた。以前読んだから知っている・・と思っていたのに、またすっかり本川ワールドにハマッってしまった。面白い!

本書は、動物のサイズと時間、サイズとエネルギー消費、サイズと生息密度、サイズと呼吸・循環など様々な視点から動物を科学する楽しい読み物である。あっと驚く法則があったりして、とても興味深い。

中でもサイズと時間については「20へえ」はいきそうだ。(へぇは古い?)

 時間は体重の1/4乗に比例する。

というのがそれ。つまり大きな動物ほど時間はゆっくりだということだ。人間は24時間の時計で生活をまわしているけれど、他の動物は違うらしい。(陽がのぼり沈む時間は同じだけど)イヌにはイヌの時間が、ゾウにはゾウの時間が、ネズミにはネズミの時間があるというわけである。これは、とても大きな
発見である。

物理的な時間で測ればネズミは、数年しか生きないし、ゾウは100年くらい生きる。しかし、心臓の心拍数を時計にすれば、ネズミもゾウも同じくらいの長さの人生になるという。ほぅ。

無類の正確さで時を刻む腕時計、これはどんな動物にも当てはまる、と思っていた常識が、ガラリと崩れる。

他にも、動物のサイズとエネルギー消費(食べる量)、行動範囲、人口密度、運動コストなど楽しいテーマがいっぱいだ。そして、そこから新たな疑問やヒラメキをくれる楽しい本である。

また何年かしたら、読んでみよう。定点観測ブック(その本を通じて自分の成長の度合いを測る本)なんてあったら面白い。


僕の思いつき

僕は高校の生物という科目がきらいだった。気味悪い図があるし、世の中に生息している動植物などを分類して覚えたって仕方ないし・・・みたいに随分と斜に構えて授業に出ていた。

存在するものを単に分類して知識として蓄えるだけでなく、本川さんの本にあるように、横断的に考えたり、比較したり、人間のことに引き寄せたりする思考方法があればよかったのに・・・。

あとがきに「動物が変われば時間も変わるということを知ったとき新鮮なショックをうけた」とある。これは、実は相当でかいショックだったみたいで、新鮮どころではない「怒りに満ちたショック」だったようだ。

「こんな大事なことを教えてくれなかった今までの教育に怒りを感じ・・怒りをてこに本書を書いた」とある。

つまらないことや、イヤなこと、くだらないと思っていたことが、視点を変え考え方を改めると、俄然きらめいてくるところが面白い。

会計という一見地味ぃ~な世界を、面白ろ可笑しく身近にしてくれた会計士さんたちもいるし、英語という苦労して勉強しないといけないと思っていたものを楽しく勉強する方法を提示してくれた人たちもいるし、単調な仕事にもかかわらず世の中に光を放つ仕事をしている人もいる。生物学からかなりぶっとんじゃったけど、モノは考え様ってことみたいだね。ということで、仕事も勉強も楽しくやろう。



オススメ度

★★★★★+動物のデザイン

読んで欲しい方

・ネズミ時間を生きている方
・ゾウがすきな方
・時間について考えたい方

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2006年01月22日

不思議な数(かず)πの伝記 ~ A.S.ポザマンティエほか

懐かしさの中にある不思議

書籍情報

不思議な数πの伝記
不思議な数πの伝記
posted with amazlet on 06.01.22
Alfred S. Posamentier Ingmar Lehmann 松浦 俊輔
日経BP社 (2005/11/03)

本のひらめき

3.1415・・・円周率をパイ(π)と表すということを習ったのはいつのことだったろうか・・。

そのπにまつわる歴史や、数々のエピソードなどを書いた本である。
ほぉーと思わず引き込まれる面白さがある。

27ページにびっしり書かれた円周率は10万桁もある。ちょっと見るだけでも面白い。

また、πの使い道のところで登場する「ルーローの三角形」が興味深い。正三角形の頂点を中心に円をえがき、3つの円が重なる真ん中の部分を切りとったのがルーローの三角形と呼ばれる。これが不思議な動きをする。

 正方形の穴をあけられるドリル
  http://genryu.cside4.com/yoshitago/rurosubete.htm
 マツダのロータリーエンジン
  http://www.mazda.co.jp/history/rotary/index.html

などいろいろ・・。
数学の好きな方には、たまらない魅力があると思う。


僕の思いつき

現在、πを諳んじる記録は、日本の原口證師の83431桁だという。なんと13時間もかけて暗唱したんだとか。いうだけでも疲れるね。
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub1.html

4000年ちかく人間をとりこにしてきたこのπは、まだまだ魅力と不思議にあふれているらしい。アメリカでは、3.14をπの日として祝う熱いファンもいるとか。アインシュタインの誕生日は3.14など、こじつけにも思える偶然は、どこか楽しい。

数学を面白くするネタを探してみよう。



オススメ度

★★★★☆+πの不思議

読んで欲しい方

・数学の達人になりたいと考えてる方
・円周率に興味ある方
・数字にこだわりのある方

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2005年09月10日

地球がもし100cmの球だったら ~ 永井智哉+明宝トマトケチャップ

僕らは0.1ミクロンの存在

書籍情報

地球がもし100cmの球だったら
永井 智哉 木野 鳥乎
世界文化社 (2002/09)
売り上げランキング: 11,884


本のひらめき

地球規模のことや宇宙のことなど、身近な距離感や基準をはるかに超えたものを理解するには、縮小してたとえると分り易い。

本書は地球を直径1mの球にしたらどうなるかと解説した本である。

今までこうした比喩の本はいくつかいいのがあった。

【世界がもし100人の村だったら】
  http://webook.hp.infoseek.co.jp/2001.12/2001.12.14.htm

【1秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND】
  http://webook.tv/archives/000288.html

本書もそういう縮小してたとえる本である。

直径100cmの地球だど30x30cmくらいの面積が熱帯林で、そのうち3x3cmくらいずつが毎年消えていくという。3x3cmといっても実際は日本の40%くらいが毎年なくなるという。(ゲゲ)

地球が直径100cmの球だとすると人間は0.1ミクロンくらいの大きさという。ホコリみたいなもんだ。そんなホコリが、地球全体に大きな影響を与えている。

0.1ミクロンになって、地球を眺めてみるのもいいね。イメージと実感を引気寄せる感覚を味わってみよう。


僕の思いつき

「世界一受けたい授業」でも紹介された。TVで著者の解説をご覧になった方もいるかもしれない。

もしも地球が・・クイズがある。トライしてみよう。

 地球を100cmの球とすると、エベレスト山は【ホニャララ】cmである

 地球を100cmの球とすると、人類全体が飲み水として使える水の量は
 【ホニャララ】一杯分である。

 地球を100cmの球とすると、オゾン層の破壊で南極大陸上空に
 【ホニャララ】と同じ大きさの穴が開いている。

 こちらで、どうぞ。
 http://www.ntv.co.jp/sekaju/student/20050521.html


オススメ度

★★★★☆+地球の大きさ

読んで欲しい方

・地球を感じたい方
・地球がすきな方
・イメージをふくらませたい方

Posted by webook at 19:36 | Comments (0) | TrackBack

2005年09月06日

地球のなおし方 ~ ドネラ・H.メドウズ/デニス・L.メドウズ +100歳

こちら地球。まだギリギリ間に合います!

書籍情報

地球のなおし方
地球のなおし方
posted with amazlet at 05.09.08
デニス・メドウズ 枝廣 淳子 ドネラ・H.メドウズ
ダイヤモンド社 (2005/07/15)
売り上げランキング: 3,832


本のひらめき

僕らは星の子。宇宙の子。そして美しく青い地球の子。

40億円ほど前に生命が誕生し、幾多の変遷をへて、人類が生まれた。人類はこれまで地球に育まれながら、たくさんの「悪いこと」をやってきた。意識的、無意識的にいろんな負担を地球にかけつづけてきた。

それがいったいどのくらいか・・・?

本書は、『エコロジカル・フットプリント』という概念を教えてくれる。地球一個が人類を養える扶養力を1として、今どのくらいか・・というのを示すものだ。

なんと1980年のちょっと前から扶養力を超えて、地球は苦しそう。現在、20%くらいオーバーしているらしい。

その結果、南極の氷が溶け、オゾン層がやぶれ、珊瑚が白化し、酸性雨が降る。

京都議定書もあるが、それで解決というわけではない。

本書は、地球が限界を超えている現状をシステムとして捉え、さらにどうしたら改善できるかのシナリオを提示している。

子供の数を減らすこと(日本だけ局地的にみると増やす必要があるけど)、さらに、自分達が求める物質的な生活の質も、あるレベルで押えようと決める、そして、汚染を取り除く技術、土地を保全する技術などでようやく地球を救うことができるようだ。

「私たちは、運命の決まった未来に直面しているのではなく、 選択を目の前にしているのです」

という言葉が重い。

星の子として、そろそろ目覚めるときか!


僕の思いつき

人類が、地球という星に存在する間、悪いことばかりしているわけにはいかない。そろそろ、見直す時期がきた。

何かできることはないか、考えてみよう。

電気を消したり、コピーを減らしたり、ゴミを減らしたり・・・を単に節約とかコスト削減とか、あるいは会社の指示でやるとかいった後ろ向きの感覚でうけとめるのではなく、地球を救うんだ!という高邁な思想をもって取り組んだら、きっと楽しいね。

今日の本は、そんな気付きを与えてくれるね。

会社に「コスト削減活動」があったら、名前を変えてみよう。我が社は「地球を救う活動」にマジに取り組んでおります・・・って。


オススメ度

★★★★☆+扶養力

読んで欲しい方

・地球を大切にと考えてる方
・エコに興味ある方
・緑が大好きという方

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2005年05月04日

夜空はなぜ暗い? ~ エドワード・ハリソン/長沢工

宇宙のはてに・・・

書籍情報

夜空はなぜ暗い?―オルバースのパラドックスと宇宙論の変遷
エドワード ハリソン Edward Harrison 長沢 工
地人書館 (2004/11)
売り上げランキング: 3,073
通常3~4日以内に発送


本のひらめき

夜空はなぜ暗い?・・・・このタイトルは実に興味をそそる。山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」と同じように、そ、そういえば・・・っていう疑問文である。

どうして夜空は暗いんだろう?星は宇宙にゴマンとあるし、だったらどの方向を見てもどこかの星に向かうような気もするし・・・・そうするともっと明るくてもいいのに・・・。

天文学者たちは古くから「なぜ、天は光で満たされていないのか、なぜ、宇宙は闇の中にあるのか」を考えてきた。

400年以上の年月の中で、空間、光、宇宙の構造などさまざまな考察を科学者たちが提示してきたという。

ピタゴラス、アリストテレス、ガリレオ、ケプラー、ニュートンなど、昔覚えた人の名前がいっぱい登場する。歴史と科学の迷宮の旅を楽しめる。

夜空が暗いという謎に対して提示された回答が幾つかある。

 ↓ 星の光が弱すぎるから    ディッグス
 ↓ 暗い宇宙の壁による     ケプラー
 ↓ 星間吸収による       オルバース
 ↓ 銀河間空間にエーテルがない ゴア
 ↓ 赤方偏移のため       ボンディ
 ↓ エネルギー不足       アリソン

本書には興味つきない面白さがある。

 「どの方向にも、われわれは星々の間のいたるところに、
  全天を覆って宇宙の創造の時代を見ているのである。」

とある。今夜は夜空を見上げてみよう。


僕の思いつき

普段なにげないことだが、ふと疑問に思うことがある。

 なぜ、人は3や5や7といった数字が気に入っているのか。
 なぜ、口は一つで耳は一つなのか。
 なぜ、くじらは海に住んでいるのか。
 なぜ、地軸は傾いているのか。

そんな疑問をいくつか考え出してみよう。



オススメ度

★★★★☆+宇宙のはて

読んで欲しい方

・哲学している方
・科学している方
・歴史が好きな方

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2005年05月02日

5年後、企業・技術はこう変わる ~ 森谷正規

5年後に・・・

書籍情報

5年後、企業・技術はこう変わる―30分でわかる近未来
森谷 正規
ビジネス社 (2005/01)
売り上げランキング: 65,516
通常24時間以内に発送

本のひらめき

5年後をイメージする。ちょっと先の未来のようで、しかしかなり先のことでもある。

5年前は2000年。5年前の今ごろは2000年問題にケリがついて、ほっとした時期だった。20世紀最後の年は、太田房江知事、田中康夫知事が誕生した。
2000年:→ http://d.hatena.ne.jp/keyword/2000%C7%AF

5年後は2010年。最も注目されるのは、中国の動向。上海万博が開かれる。この頃は2010年宇宙の旅がビジネスとして成り立っているかもしれない。
2010年:→ http://d.hatena.ne.jp/keyword/2010%c7%af

さて、本書は今から5年後の近未来を技術や企業の面で概観してみようという本である。

家電(DVD など)、韓国と台湾の動向、中国の経済発展、アメリカのバイオ&ナノテク、エネルギー、EUの拡大、BRICSの今後・・・などがまとめてある。

BRICS の中で中国以外に注目すべき国はブラジルとか。ブラジルは自動車も航空機も作っており、ITでもソフトを開発輸出しているという。(意外!)

自動車では、ガソリン車から電池自動車への移行の過程でハイブリッド車が大きく伸びると予測されている。

いずれも目新しいものはないが、これらをひとつにまとめてあるという点で、近未来予測のヒントとして役に立つ。


僕の思いつき

「夕べはどこに?」「そんな昔のことは覚えてないね」
「これからどこに?」「そんな先のことはわからない」

これはボガードの渋いセリフ(カサブランカ)だが、僕らが言ってもサマにならないから、まじめに考えてみよう。

2000年は何をしてました? (ちなみに僕は)
  IT会社で、2000年問題を担当してました。
  徹夜のおかげで痔になっちゃった。(関係ない?)

2010年は何をしてたいですか?(ちなみに僕は)
  都内に事務所をもつ会社を運営していたい。
  ビジネスコーチングを本格稼動していたい。
  教育現場や家庭にその成果を還元してたい。
  宇宙旅行のチケットを二人分もっていたい。

それにしても、記憶は曖昧だ・・・、やっぱり日記をつけとくべきだね。


オススメ度

★★★+5年前

読んで欲しい方

・近未来予測が好きな方
・5年前に言ってたことが実現したって方
・日記をつけることに決めた方

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2005年02月16日

量子コンピュータへの誘い ~ 石井茂

誘われてみる?

書籍情報

量子コンピュータへの誘(いざな)い きまぐれな量子でなぜ計算できるのか
石井 茂
日経BP社 (2004/12/23)
売り上げランキング: 428
通常24時間以内に発送

本のひらめき

20世紀で大きく世の中を変えたものの一つはコンピュータ。もちろんインターネットもある。コンピュータは、大型コンピュータでしかできなかったようなことが小さなパソコンでも実現できるようになってきた。

小さく、そして高機能に・・というのが流れである。

さてその次は・・というと量子コンピュータということになるらしい。本書は、現在、研究開発が進められている量子コンピュータについて、歴史や原理を分かりやすく(という意図で)書かれた本だ。

僕は(一応!)工学部の電子工学を出ているんだけど、この本はけっこう中身が濃い感じ、きっちり理解するにはヘビーな印象をもった。物理学やコンピュータのことが好きな方なら、興味深く読めるだろう。

ファインマン、朝永振一郎、ラザフォード、ボーア・・など高校の物理で出てきたような人の功績をたどりながら、量子物理学の歴史をおさらいするのは、ちょっと楽しい。

コンピュータの基本はビット(0:1)だから、量子コンピュータの素子でそれをどう扱えるかがポイントだ。これには電子の「エネルギー準位」と「スピンの状態」が使えるらしい。

静かに進んでいる量子コンピュータの開発の様子を覗いてみよう。

僕の思いつき

高校や大学での物理学は、じつはとてもつまらなかった。もう少し面白くする工夫はなかっただろうか・・・。
難しいものとっくきがわるいものを、面白ろおかしく、そして分りやすくする工夫は、結構楽しい。身の回りにあるそういうものを、言い換えてみたりする遊びもいいね。


オススメ度

★★★★+量子の世界

読んで欲しい方

・理学部出身の方
・コンピュータがすきな方
・工学部出身の方

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2005年01月05日

脳はなぜ「心」を作ったのか ~ 前野隆司

心をもったロボットは簡単につくれる。(えっ?)

書籍情報

脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説
前野 隆司
筑摩書房 (2004/11)
売り上げランキング: 838
通常24時間以内に発送

本のひらめき

本書は、科学と哲学の間にあって未来社会をリアルな世界としてイメージさせてくれる「不思議な」本だ。

今は不思議かもしれないし、うーむ・・・ほんとかなぁ・・・という疑問符がつくかもしれない。しかし、マジメな内容の本だ。

なにしろ本書の内容は、日本ロボット学会の学会誌に載る予定(2005年)の論文「ロボットの心の作り方(受動意識仮説に基づく基本概念の提案)」をわかりやすく一般向けに書いた本なのだ。

心というのは、「知」「意」「情」「記憶と学習」「意識」の5つから成るという。この中で最初の4つは今のコンピュータやロボットは少なくともちょっとくらいはできるという。それはわかる。そして「意識」は、今のコンピュータはまったく持っていないという。

知情意や意識は主体的であり、人間だけができる高等な精神活動だと誰もが(たぶん)思っているが、本書では、それらですら受動的なものだと論を展開している。このあたりは本書を読んでいただくほかない。(僕の力ではまとめることが難しい・・)

本書は、こうした心の活動は分析でき、だからこそそれを作り出すことも可能だ、さらにいえば心をもったロボットも作れる・・・という展開になっている。

未来社会を想像するのは簡単だが、それをうらづける論を展開するのは難しい。本書はそれを行っているところがスゴイ。

とっても深くて面白い。

僕の思いつき

ロボットが心をもった世界。ちょっと想像すると怖いねぇ。でも30年後はありうるかも。

30年前にはなくて今は当たり前になっているもの。携帯、GPS、インターネット・・・などなどいろいろありそう。(携帯はあったかな・・?)

過去を見て、未来を伺う。そんなゲームをしてみるのも楽しい。


オススメ度

★★★★★+心の本質

読んで欲しい方

・未来社会を話したい方
・工学系の方
・ロボットが好きな方

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2004年08月28日

マンガでわかる統計学(高橋 信+トレンドプロ)

面積=割合=確立。 このなぞ、わっかるかなぁー。

書籍情報

マンガでわかる統計学
高橋 信 トレンドプロ
オーム社 (2004/07)
売り上げランキング: 1,343
通常3日間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 4.75
5 可愛いが、中身は結構本格派
5 良い.読みやすい
5 思ってた以上に固くない!


本のひらめき

社会人になって一番使う数学(算数)は加減乗除。もうこれさえできれば80%はカンペキである。専門的な分野でなければ三角関数や編微分方程式なんてほとんど使う機会はない・・・。なぁーんだそんなことなら、なんてて思うことしきり。笑

ところが最近、統計というのが非常に身近でかつ重要な分野だと気づいてきた。平均視聴率、政党の支持率、トリビアに出てくる調査の信頼性、マーケティングでの予測、台風の進路、子供の成績の偏差値・・・どれも統計の知識があると面白いことばかりだ。

本書は、マンガで統計の基本をわかりやすく解説した本だ。高校生のルイちゃんがお父さんの会社のいけ面部下の五十嵐さんにあこがれて統計を勉強することに・・

実際は、五十嵐さんではなくちょっとかっこわるい山本君がくるのだが、五十嵐さんにあこがれるルイちゃんは、がまんして統計学の森に足を踏み入れるのだった。

シックスシグマは基本的に統計の話がベースになる。標準偏差だ、P値だといろんなものが出てくるが、この本ではそれをほんとにやさしく解説してくれる。
とはいえ、かなり高度な内容もあるので、マンガだからといってあなどれない。僕はかなり真剣に読んでしまった。これは、社会人にも学生にもすばらしいテキストになっている。

標準正規分布など確立密度関数で、「密度=割合=確立」になるのだが、そういうことが非常にわかりやすく解説されている。カイ二乗分布などもわかりやすい。
たとえばルイちゃんの学校のテストの点数と偏差値か、ラーメンの値段のヒストグラムとか、性別と告白されたい方法の関係など身近でちょっと面白い題材で展開する。
大学の教科書に採用したい本である。シックスシグマやってる方、超おすすめ!

マンガなんて読むもんじゃない・・・と大人はよく言う。マンガの地位は少し低くみられているらしい。しかし、考えてみるとマンガはとてもすばらしいプレゼンテーション技術である。だったら使わない手はない。

中期計画をマンガで。株主総会の資料をマンガで。新製品のPRをマンガで。マンガにできるものはないか考えると楽しくなる。失われた十年といわれた日本が唯一強みを発揮していたのはマンガ、アニメの世界だった。あなどってはいけないのがマンガの世界。BSCをマンガにするプロジェクトも密かにいき続けているのであった・・・。

オススメ度

★★★★★+統計の森

読んで欲しい方

・統計ってどうも・・・って方
・シックスシグマにとり組んでる方
・マンガ好きな方

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マンガでわかる統計学(高橋 信+トレンドプロ)

面積=割合=確立。 このなぞ、わっかるかなぁー。

書籍情報

マンガでわかる統計学
高橋 信 トレンドプロ
オーム社 (2004/07)
売り上げランキング: 1,343
通常3日間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 4.75
5 可愛いが、中身は結構本格派
5 良い.読みやすい
5 思ってた以上に固くない!


本のひらめき

社会人になって一番使う数学(算数)は加減乗除。もうこれさえできれば80%はカンペキである。専門的な分野でなければ三角関数や編微分方程式なんてほとんど使う機会はない・・・。なぁーんだそんなことなら、なんてて思うことしきり。笑

ところが最近、統計というのが非常に身近でかつ重要な分野だと気づいてきた。平均視聴率、政党の支持率、トリビアに出てくる調査の信頼性、マーケティングでの予測、台風の進路、子供の成績の偏差値・・・どれも統計の知識があると面白いことばかりだ。

本書は、マンガで統計の基本をわかりやすく解説した本だ。高校生のルイちゃんがお父さんの会社のいけ面部下の五十嵐さんにあこがれて統計を勉強することに・・

実際は、五十嵐さんではなくちょっとかっこわるい山本君がくるのだが、五十嵐さんにあこがれるルイちゃんは、がまんして統計学の森に足を踏み入れるのだった。

シックスシグマは基本的に統計の話がベースになる。標準偏差だ、P値だといろんなものが出てくるが、この本ではそれをほんとにやさしく解説してくれる。
とはいえ、かなり高度な内容もあるので、マンガだからといってあなどれない。僕はかなり真剣に読んでしまった。これは、社会人にも学生にもすばらしいテキストになっている。

標準正規分布など確立密度関数で、「密度=割合=確立」になるのだが、そういうことが非常にわかりやすく解説されている。カイ二乗分布などもわかりやすい。
たとえばルイちゃんの学校のテストの点数と偏差値か、ラーメンの値段のヒストグラムとか、性別と告白されたい方法の関係など身近でちょっと面白い題材で展開する。
大学の教科書に採用したい本である。シックスシグマやってる方、超おすすめ!

マンガなんて読むもんじゃない・・・と大人はよく言う。マンガの地位は少し低くみられているらしい。しかし、考えてみるとマンガはとてもすばらしいプレゼンテーション技術である。だったら使わない手はない。

中期計画をマンガで。株主総会の資料をマンガで。新製品のPRをマンガで。マンガにできるものはないか考えると楽しくなる。失われた十年といわれた日本が唯一強みを発揮していたのはマンガ、アニメの世界だった。あなどってはいけないのがマンガの世界。BSCをマンガにするプロジェクトも密かにいき続けているのであった・・・。

オススメ度

★★★★★+統計の森

読んで欲しい方

・統計ってどうも・・・って方
・シックスシグマにとり組んでる方
・マンガ好きな方

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2004年08月08日

■ロウソクの科学(マイケル・ファラデー)

rousoku.jpg
ファラデーって、知ってる?

ロウソクの科学
    
   --------------------------------------------
   |著者:マイケル・ファラデー/三石巌
   |角川書店|1989年 08月
   |ISBN:4043127014|340円|180P
    --------------------------------------------


 今日は夏休み向け科学の本をご紹介しよう。

 ロウソクの科学という本の名前を知っている方は多いはず。僕も知っては
 いたが、読んだことはなかった。あらすじでよむ名作と同じで、名前と何
 が書いてあるらしいかを想像する程度で満足していた。

 夏休みの読書ということで、こどもにねだられてアマゾンで購入。
 ほほぉー、これがあの・・・
 何気なくページをめくるととまらなくなった。面白い。
 なーんだこんな面白い本なら学生時代に読んどきゃ・・よかった。

 この本が<ファラデーの法則>を発見したあのファラデーさんの講演録だ
 ったというのも驚きである。なんでも1861年末のクリスマス休暇にロ
 ンドンの王立研究所で行われた連続6回の講演の記録だという。口語体で
 かかれており、講演を聴くような雰囲気だ。

 中身? そうね、ロウソクの科学だね。笑

 いやはぁー、140年以上も前、ということは江戸時代である。
  → http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1861.html
 そんなときにこんな科学的なことを話してくれたおじさんがいたなんて、
 実に驚き。
  → http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0859.html    (松岡さんって方、すごい! ↑)

 歴史と科学の両方のビックリが楽しめる。
 この夏は、ぜひお子さんとごいっしょに。(子供に感謝!)

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★★+ロウソク


 <読んで欲しい方>
   ・技術系のビジネスマンの方
   ・お子さんが夏休みの宿題で本をよんでるおうちの方
   ・ロウソクがすきな方(へんな使い方しないでね!)

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■ロウソクの科学(マイケル・ファラデー)

rousoku.jpg
ファラデーって、知ってる?

ロウソクの科学
    
   --------------------------------------------
   |著者:マイケル・ファラデー/三石巌
   |角川書店|1989年 08月
   |ISBN:4043127014|340円|180P
    --------------------------------------------


 今日は夏休み向け科学の本をご紹介しよう。

 ロウソクの科学という本の名前を知っている方は多いはず。僕も知っては
 いたが、読んだことはなかった。あらすじでよむ名作と同じで、名前と何
 が書いてあるらしいかを想像する程度で満足していた。

 夏休みの読書ということで、こどもにねだられてアマゾンで購入。
 ほほぉー、これがあの・・・
 何気なくページをめくるととまらなくなった。面白い。
 なーんだこんな面白い本なら学生時代に読んどきゃ・・よかった。

 この本が<ファラデーの法則>を発見したあのファラデーさんの講演録だ
 ったというのも驚きである。なんでも1861年末のクリスマス休暇にロ
 ンドンの王立研究所で行われた連続6回の講演の記録だという。口語体で
 かかれており、講演を聴くような雰囲気だ。

 中身? そうね、ロウソクの科学だね。笑

 いやはぁー、140年以上も前、ということは江戸時代である。
  → http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1861.html
 そんなときにこんな科学的なことを話してくれたおじさんがいたなんて、
 実に驚き。
  → http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0859.html    (松岡さんって方、すごい! ↑)

 歴史と科学の両方のビックリが楽しめる。
 この夏は、ぜひお子さんとごいっしょに。(子供に感謝!)

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 <オススメ度>

   ★★★★★+ロウソク


 <読んで欲しい方>
   ・技術系のビジネスマンの方
   ・お子さんが夏休みの宿題で本をよんでるおうちの方
   ・ロウソクがすきな方(へんな使い方しないでね!)

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