2009年02月02日アホは神の望み ~ 村上和雄 + どんな心境で選択するか素直で正直、器が大きなアホであれ! 書籍情報奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 posted with amazlet at 09.03.29 石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 幻冬舎 売り上げランキング: 31 本のひらめき村上さんの本は、どことなく素敵な香りがある。生きること、この世に存在す ウサギがカメを追い抜くように、バカは利口を超えるところがあります。 木村さんは、小利口に浅く生きるより、大きな愚かさをもつ深い生き方を勧め エジソンもアインシュタインも、小利口に生きるのではなく、器の大きなバカ スティーブジョブス(Apple)のスタンフォードでの卒業祝賀スピーチは、感動 Stay hungry, stay foolish. (ハングリーであれ、愚かであれ) という言葉がある。常識なんかはみ出してしまう器の大きなバカになれという バカは、常識にこだわらない。ときに人からMosoもいいかげんにしろとバ アホに必要な要素、それは熱意、楽観、軽さ、覚悟、それに息抜きだという。 遺伝子工学の世界的権威が語る、自然と生命の法則。そこに登場する重要なキ 深い洞察に、心が震える本である。
僕の思いつき生命がもっている「生きすぎない」という節度の話は、ちょっと衝撃的だった。 木村さんは、さらにそのあと、深い問いを続ける。 では、なぜ自然界には、そういうトマトがないのか?と それは、生きすぎないという「つつしみ」の意志のようなものが自然界にはあ なるほど。 ドーキンスが言った利己的遺伝子のことを知ったとき、とても新鮮に思った。 モアモア病やジブンガ菌に犯されてきた20世紀の発展は、ここにきて地球か 「無限の可能性」と、「生きすぎないというつつしみ」 自然のもつ不思議な矛盾、深い理(ことわり)に、資本主義社会が追い求めて
オススメ度★★★★★+Stay Honest, Stay Stupid 読んで欲しい方・科学と宗教の交差点に立ってみたい方 2009年01月19日奇跡のリンゴ ~ 石川拓治 + 招き猫命。それは奇跡の営み・・・ 書籍情報奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 posted with amazlet at 09.03.29 石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 幻冬舎 売り上げランキング: 31
本のひらめき前々から読みたかった本がやってきた。表紙で笑っている木村秋則さんは、ほ 誰もが不可能といった、無農薬のリンゴ栽培という無謀なチャレンジを9年も この本を読むにあたって、ひとつ知っておくとよいことがある。お店で買うリ キーワードは、「品種改良」と「農薬」である。人間の都合(生産効率、ビジ 人に都合のいい品種改良と、これまた人(ビジネス)に都合のいい農薬が発明 リンゴという果物は、農薬に深く依存した、現代農業の象徴的存在なのだ。 そんな中で、木村さんを「誰もが不可能といったリンゴの無農薬栽培」という 木村さんの9年の努力は、貧困、誹謗中傷、家族への心配、自分の中の苦悩、 稲妻のように木村さんの脳裏を走ったのは 自然の植物が、農薬の助けなどかりずに育つことを ということだった。 本書は、9年という歳月をかけ苦労の末に奇跡を起こした物語というだけでは その問いとは、人間と自然との折り合いの付け方である。自然を征服するので 木村さんは、リンゴと向き合った壮絶な過程の中で、自分の仕事の意味を悟る。 自然が織りなす生態系という織物と、リンゴの木の命を調和させることが 涙なしには読めない本書から、いくつかの啓示を受けたように思う。
僕の思いつき木村さんのやったことは、ただ無農薬のリンゴを作ったということだけではな 木村さんの言葉が、深い。 人間にできることなんて、そんなたいしたことじゃないんだよ。みんなは 自然の手伝いをして、その恵みを分けてもらう。それが農業の本当の姿 そして、木村さんのインタビューから深い洞察を引き出した著者、石川さんも その何かを言葉で説明するのは難しい。 命。リンゴにも、バッタにも、細菌にも・・・私たちにも宿っている「命」。 オススメ度★★★★★+内なる生命力 読んで欲しい方・おいしいリンゴが好きな方 2008年02月19日ホームレス中学生 ~ 田村裕 + 初めての・・・何気ない日常、それは、かけがえのない日常 書籍情報
本のひらめき社員の一人が、デスクの上に一冊の本を置いていた。それが出逢いだった。 漫才コンビ麒麟の田村さんが中学生のころ経験した極貧のエピソードを綴った人間味溢れる素敵な物語。 中学の夏休み前、突然の「差し押さえ」騒ぎから、生活は一転。兄、姉、著者の3人の子どもは極貧生活へ陥る。何しろ公園のすべり台の中で寝泊りし、自販機のコインをあさり、はては草やダンボールまで食べてみる・・・。 そんな中、万引きの誘惑を亡くなっていた母の面影が踏みとどまらせたり、兄弟が助け合ったり・・、ごくありふれた日常に幸せを見つけていく兄姉弟の姿がとても感動的に語られている。芸人らしく面白ろおかしく、そしてせつなく。心に響くストーリーが展開されている。 浮浪者生活から救ってくれた友達の家族、暖かい思いを寄せてくれた工藤夏美先生との出逢い・・・いくつかのエピソードは、私たちの心の奥深いところに眠っている何かを呼び覚ましてくれる。 ホームレスという著者の特異な体験と感情を通しながら、いつのまにか、私たちは自分の心と対話していることに気がつく。なつかしい思い出や親の温もり、兄弟の愛、恩師の言葉が思いおこされ、束の間、心の洗濯ができる。 島田洋七の「佐賀のがばいばあちゃん」のノリで、心を豊にしてくれる一冊だ。
僕の思いつき本書の舞台になった大阪千里の山田西第二公園は観光名所になっているという。 この本の終わりは、 「いつか、僕を見て周りの人が、僕ではなく、お母さんのことを褒めてくれる で結ばれている。お母さんからうけた無類の愛情を受けられたのだろう。 命を授けられ、育まれ、やがて自らの命を次代に残すことになる私たち。日々なにげなく流れていく時間も、ふと考えると、それはかけがえのない時であったりする。 お茶漬けをかけ込むこの一瞬が 仮にこれで最後かと思いを泳がすとき、何気ないしぐさは、とても尊いものに見えたりする。 すべてのことに、すべての人に・・・・感謝を・・。
オススメ度★★★★★+カッパ巻き 読んで欲しい方・生きることの意味を見つめたい方 |
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