2016年12月31日

一日のおわりに読むと気持ちがゆったりする50の物語 〜西沢 泰生

今年最後にお贈りする本は、読む毛布です。

書籍情報


この本のツボは?

西沢さんは、心を癒す魔術師のような方です。今回の本は、寝る前に読むと毛布のように
心を優しく包んでくれる本です。

50のエピソードは、知らない事が多く、そして優しく心に届く物語が紹介されています。

最初に心をほっこりさせてくれた物語は・・「こはぜ珈琲」の素敵な恩送りカードの話。
それは、こういうものだそうです。

 お客さんは、珈琲を飲むたびに「恩送りカード」にスタンプを一つもらえる。
 12個スタンプがたまると珈琲が一杯無料に。ただし、自分ではなく、誰か他の
 お客さんにコーヒーをごちそうできるというもの。
 ごちそうの相手は、自分以外なら誰でもOK。家族、友人、見知らぬ人。
 カードには、送りたい相手の条件を書ける。「娘へ」「4月から新入社員になる人」
 など。カードは店内に掲示され、条件に当てはまる人は、そのカードをレジにもって
 いけば無料でコーヒーが飲めるのです。

なんだか、考えただけで幸せなアロマが漂いますね。

「地下鉄のバラ」の話もジンと来ます。これは知っていたお話でしたが、西沢さんの
文章を読んでいて、またジンと来ちゃいました。

「親孝行が始まるとき」は、泣けちゃうかもしれません。そういう年代の方だったら
きっとしんみりくることでしょう。西沢さんは、学生時代に「東京物語」という映画を
見た後に50代の男性が、号泣しているのを見たそうです。なんやこのおっちゃんと
不思議に思ったそうですが、ご自身がその年代になってその気持ちがわかったと書か
れています。私もその年代になってとてもよくわかります。
親孝行が始まるのは、親が亡くなったあとから・・・なのかもしれません。

毛布のようにあなたを包んでくれる素敵なストーリーがいっぱいのこの本。
年越しの時、ふと静寂が訪れたときに読んでいてはいかがでしょうか。
読めばきっとよい年が訪れます。

皆様、どうぞよいお年を!


おすすめ度は?

   ★★★★★+ほんのり明かりが

知りたい?

   ・ゆったりしてみたい方
   ・心の安寧が欲しい方
   ・素敵な物語に癒されたい方


■■今日のおまけ:( 今年の因数分解)

  2016年は、どんな年でしたでしょうか。
  いろんなことが世界にも身の回りにも起きました。皆さんはいかがでしたか?
  今年は、地震や政治異変などいろんなことが世界で起きました。

  4月14日の熊本地震から8ヶ月ほど経ちましたが、まだご苦労をされている方も
  多いことでしょう。私達の出番はまだまだありそうです。被災地に思いを寄せる
  ということは、自分の出番を考えるということでもありますね。
  熊本城の石垣復旧で出番作りを考えていますが、なかなか進んでいません。

  イギリスのEU離脱も、アメリカの大統領選挙も意外な結末でした。
  日本は、最終処理工程が未確定なまま原発を続けています。そこには、続けざるを得ない
  理由があるのかもしれませんが、それを明白にする努力はなされていないような・・
  何かおかしい・・と思いながら、多くの人は何もしない。 この現状こそが、時の権力者の
  もっとも好む状況かもしれません。そして私達が最も避けなくてはいけない状況です。
  ミクロな世界に敷衍するとパワハラもいじめも同じような構図かもしれません。
  政治と民意。日本も世界も、まだ、ベストな解を得ているわけでなないとわかる出来事
  でした。私達は、声を出すべきときにもっと声を出していいのではないか・・・
  そんなことを感じる世界情勢だったように思います。

  個人的には、今年はいろいろ試すイベントを企画してみました。
  ストリートアカデミーでいくつかのトライアルをさせていただき、手応えを感じました。
  ホワイトボードファシリテーションは、仕事でもストアカでも好評のようで
  世の中に広めたいと思います。

  今年の因数分解をしてみました。

  2016 = 声なき声 + チャレンジ + 心の資産

         声なき声とは、選挙などの声で世界がかなり変わっているということや、
         会社などでパワハラなどを受けても声を出せない人たちをなんとかしたい
         という思いです。
         チャレンジは、Webook Publishingやストアカ など
         心の資産は、このメルマガを読みいただいている皆さまの
         暖かい応援です。これには感謝の言葉しかありません。

  皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。

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Posted by webook at 18:42

2008年12月31日

(年末特集号)Moso力養成講座 ~ 松山しんのすけ + ジェイカレッジ

今年も一年間、ありがとうございまさいた。

書籍情報

Moso力養成講座.jpg


本のひらめき

今日の本は、実はまだ発行されていない。ただし、いつか必ず出版される。
なぜなら、あきらめないという選択をするから。

100年前から今を見ると、とんでもなくすごいことばかりのはず。当時、そ
んなこと(=今の私たちの生活)を口にしようものなら、「そんなたわけたこ
とを言うもんじゃない」「そんなの妄想だ」と一蹴されたに違いない。

しかし、想像できるものは創造できる、と誰かがいったように、心に浮かんだ
思いは、いずれ実現できる。世の中をよくしたり、社会の役に立てる素敵な思
いがあるのなら、実現させる夢を持ちたいものだ。

GPSで渋滞情報がわかるなんて、誰が想像しただろう。
衛星写真で自宅がわかるなんて、僕の親の世代は想像を絶する世界だろうな。
スカイプで海外とチャットしたり、電話したり。僕たちは考えられただろうか。
アメリカに黒人大統領が生まれるなんて、マジで思っただろうか。
マイクロマネーが貧困を救うなんて、想像できただろうか。

考えてみれば、それらはMosoみたいなものだった。
でも、実現できた!。

Moso(もうそう)に過ぎないかもしれない、ちいさな閃きも、それが地球
や人類や社会によいことであれば、きっと実現できる。僕たちは、そんなこと
を身近に感じられる世代を生きている。

だから・・・

あきらめちゃいけない。
ばかにしちゃいけない。

その思い、あきらめない限り、きっとで実現きるから。

Moso力とは、ひらめく力。
Moso力とは、あきらめない力。
Moso力とは、感動、感謝、貢献する力。
Moso力とは、ひらめきを実現する力。

世界中にいるMoso力のある人に会いに行こう。Mosoツアーがご案内す
るよ。

本書は、世界のMoso家の事例や、著者のささやかなMoso経験を紹介し
ながら、ひらめきと行動を連鎖させ、楽しいワクワクモードで生きる楽しさを
紹介する本。

・・・てなことを書いてみたいね~。


<今年の感謝>

今年も一年、お付き合いありがとうございました。
ロスに来て、車通勤になったことから週刊モードになっておりますが、皆さま
からの応援で、継続しております。

今年は、まぐまぐ大賞で、『ロングラン部門賞』をいただいたり、ジェイカレ
ッジLAをスタートしたり、世界につながる消防士カレンダーを制作したりと
また、楽しい一年でした。

今年は特に、消防士カレンダーという作品が生まれたことがうれしいです。
 http://webook.tv/ffc/
1月にMosoしたことが、ほぼ1年。紆余曲折を経て、実際にできたときは
ほんとにうれしかったですねー。たくさんの方の臨機応援なしには、ありえな
かったプロジェクトでした。応援下さった方、ほんとにありがとうございます。

来年は、カリフォルニア州の消防士カレンダーに挑戦。シュワルツェネッガー
知事とも会いたいな。でもって、消防士のシュワちゃんをカレンダーに登場さ
せたいなー。それから来年は、本も書いてみたいね。

 Mosoが そら駆け巡る 大みそか。(リンキー・オウェン))



オススメ度

★★★★★+もうそうなってるのか!

読んで欲しい方

・心を自由にして考えたい方
・未来は創れるんだと思う方
・わくわくの日々が好きな方

Posted by webook at 16:53 | Comments (0) | TrackBack

2008年12月15日

「よい印象」の言葉力 ~ 宮本隆治 + くるみ割り人形

言葉力は人間力なんだねぇ。

書籍情報

「よい印象」の言葉力
宮本 隆治
祥伝社
売り上げランキング: 2285

本のひらめき

NHKの長寿番組に「NHKのど自慢」がある。1946年からスタートして、
すでに62年も続いている。そういえば子どものころお昼ごはんのあとに家族
でよく見ていた。美空ひばり、北島三郎、五木ひろし、倍賞千恵子など、この
番組に出たあとプロになった人も多いらしい。(ちなみに美空ひばりは、カネ
ひとつだったとか)

この番組、ロスでも日本語放送で見ることができる。最近、たまに見るのだが
感傷にひたっているわけではない。その司会者の実にみごとな進行ぶりに感激
しているからだ。20人以上もの人が歌い、インタビューし、最後に1秒もた
がわずビシっと終わる、その番組進行にプロのすごさを感じるのだ。それが、
たまにちょっとはみ出す・・とかではなく、毎回、ばっちりと終了するのだ。
あれは、正に“一瞬の芸術”と呼んでもいいくらいプロフェッショナルな技だ
と思う。

きょうは前置きが長い・・笑

その番組の司会をやっていたのが今日の著者、宮本さん。当意即妙、臨機応変
、間の取り方、好感のもてる話し方・・・いろんなものを「その一瞬」に結実
させるその司会は、芸術的!。今日の本は「ミスターNHK」と呼ばれたアナ
ウンサー、宮本さんが語る“言葉力”の話。

「間」の取り方、好感のもてる話し方、空気の読み方、突発事件の乗り切り方
などが、へぇーという驚きと納得感の中で語られる。かけだし時代の話から紅
白歌合戦の総合司会まで、さまざまなエピソードは、その時々の自分の生活と
重ねながら楽しく読める。

司会や、アナウンサーは、いわば黒子として言葉力の真価を問われる。主役を
立てつつ、会場の参加者の雰囲気を読み、目立たず、流されず・・・なかなか
難しいポジションなのだ。そのプロぶりが垣間見れるのは貴重だ。

宮本さんは言葉を大事にしている。職業柄とは言え、そこには何かを極めた人
のすごさが滲んでいる。本書で一番印象的だったのは、サウンドバイトの話。
Sound Bite. 宮本さんは、これを「パンチの効いた短い文章の塊」略して「
文塊」と名付けた。ケネディやキング牧師などの歴史的な名演説にあるサウン
ドバイトを紹介している。
日本人では、小泉元首相。「痛みに耐えてよく頑張った。感動した。おめでと
う!」というあれだ。短いが印象に残る文章が、まさに文塊なのだ。

意外だったのは、宮本さんは、子供のころから落語好きだったことだ。本書を
読むと意外はなるほどに変わるのだが、ところどろこにある落語的センスの源
流はそういうところからきているのだなぁと思う。

あこがれの宮本アナウンサーを垣間見ることができる、素敵な本である。


僕の思いつき

NHKのど自慢でのエピソードで素敵なものが紹介されている。僕にとっては
のど自慢の宮本さんという印象が強いから、ちょっと紹介しておこう。歌い終
わった後の短いインタビューで大切な「待つ勇気」のお話。ちょっと長いがそ
のまま印用しておこう。

 のど自慢は生放送。時間が押していると、どうしても相手を急がせたくなり
 ます。でも「急いでください」とは絶対に言いませんでした。
 こんなことがありました。48歳のお父さんと高校1年生のお嬢さんが、デ
 ュエットでコブログの曲を歌った時のことです。歌の後で娘さんにマイクを
 むけました。

 「なぜ応募してきたの?」
 「お父さんが出ろと言ったから」
 「それを聞いた時、どんな気持ちだった?」
 「嫌だった」
 「でも、出ることにしたんだよね。なんで?」
 「・・・・」

 彼女は黙って何も言いません。時間は押している。どうしようかと
 思いましたが、我慢してじっと待っていました。時間にして10秒。
 テレビでは、とてつもなく長い時間です。もう限界かな・・・そう
 思った瞬間でした。お嬢さんが恥ずかしそうに一言。

 「お父さんが好きだから」

 その刹那、お父さんの目に涙があふれました。

こんな市井の素敵な素顔を引き出す力。それは、宮本さんが目指した言葉力の
世界の一端。落語でも、歌でも、オペラでもない。アナウンサーという一見、
地味な世界にも、すばらしいプロの、そして感動の世界がたくさんある。

今やっている仕事も、ほんのわずかな気持ちの差と、継続という積み重ねの力
によって、きっとそういう世界が広げられるんだろうな~。



オススメ度

★★★★★+文塊(サウンドバイト)

読んで欲しい方

・アナウンサー志望の方
・言葉の力を磨きたい方
・落語と英語が好きな方

Posted by webook at 13:05 | Comments (0) | TrackBack

2007年08月27日

人生の穴うめ名言集 ~ 柳下要司郎 + 浅沼ヒロシさんが日経夕刊に

穴があると、ついうめたくなる・・・・心理

書籍情報

人生の穴うめ名言集
人生の穴うめ名言集
posted with amazlet on 07.12.03
柳下 要司郎
幻冬舎 (2007/07)
売り上げランキング: 144821


本のひらめき

まずは問題。< >の中に入る言葉を考えてみよう・・・

 A.相手が喜んで、進物を受け取る決めゼリフ

   いえ、気にしないでください。
   これはほんの< >ですから

 B.チャップリンの説く人生とは

   人生は、
   アップで見ると< >だが、
   ロングで見ると< >だ。

 C.どんな子も奇跡的に伸ばした、桐蔭学園の教育のモットー

   <   >子は、鍛える
   <   >子は、伸ばす
   <   >子は、育てる

こんな穴埋めが100個。それぞれ著名な人のセリフだったり、ジョークだったりするんだけれど、その背景などが紹介されていて味わい深くなっている。
ページをめくると答えと解説があり、思わずハッとなったり、うなったり。期待や予想を裏切る言葉があるのが楽しい。そして、自分でも考えてみるという「頭と言葉のストレッチ」が楽しめるしかけがウレシイ。

さ、それじゃ、そろそろ気になる答えを・・・。

 A.下心 
 B.悲劇、喜劇 
 C.できる、普通の、できない

自分でもいろんな穴埋めを考えて誰かにクイズにして出してみると楽しいかも。
あなたの遊び心をくすぐる楽しい一冊。


僕の思いつき

最後にもうひとつ。ちょっとシニカルに笑える穴埋めをご紹介。これは、自分で考えてね。

 結婚式の祝辞には使えない男女の機微

   人間は、< >力の欠如によって結婚し
   < >力の欠如によって離婚し
   < >力の欠如によって再婚する

穴埋め問題といえば、答えがひとつしかない世界に、ぼくたちは慣れてきたけれど、実は、いろんなバリエーションが考えられる。

ロスへ来る前、IHIの新聞広告にヒントを得た穴埋めを創った。それを会社の仲間や知り合いに出したところ、とっても楽しい答えが集まってきた。
今度、ロスでもやってみよう。笑

ちなみに、「穴埋め問題」は、英語で「fill-in-the-blank question」っていうらしいよ。


オススメ度

★★★★+穴うめ心理

読んで欲しい方

・言葉のセンスを磨きたい方
・穴埋め問題が好きな方
・新たな発見を愉しみたい方

Posted by webook at 02:42 | Comments (0) | TrackBack

2007年08月24日

感動力 ~ 平野秀典 + 平野秀典さん出版記念公演会

感動力という新しい可能性・・・

書籍情報

感動力 (サンマーク文庫 B- 106)
平野 秀典
サンマーク出版 (2007/07/18)
売り上げランキング: 14240

本のひらめき

感動するって気持ちいいいよね。そして、自分たちのやってることで、誰かが感動してくれるってのは、もっと素晴らしいよね。感動という心の動きに、どうやら無限の可能性が隠されているらしい。

20世紀は、戦うことが基本だった。競合相手を叩きのめして勝ち組みと負け組みに分ける発想や、戦略、攻略・・・みんな戦闘の用語がビジネス用語になっていた。さらには、(僕も嫌いな)「お客を落とす」なんて言葉まであった。

でも、21世紀は、「感動力」が新しいビジネス能力のメインになる。

この本は、感動プロデューサーの平野さんが、役者としての経験や、ビジネスにおける感動ドラマを通じて蓄積してきた「感動力」という新しい力の「心と技」を伝授してくれる本である。

感動の創造。これほど楽しいことはないと思う。それには、まず「自分が感動をもらう側ではなく、創る側にまわる」という「発想の転換」が必要だという。これ、とっても大賛成!

これからのビジネスは、お客様に買っていただくのはではなく、感動したファンの方に買っていただくのがいいかもしれない。僕は、そういうビジネスをしていきたいと思う。

感動といくキーワードで、ビジネスを見つめるとき、私たちは、いろんな気づきと発見、そして仕事や人生の勇気がもらえる。

この本には、そんなエッセンスがあふれるほど詰め込まれている。超おすすめ。

アメリカ転勤にあたって、プレゼント本をどっさり仕入れて持ってきた。感動を創る側にまわるために・・・。あなたにも1冊!


僕の思いつき

この本の中で、特に響いたことは

  私たちが感じる現実とは、事実そのものではなく、「事実+モノの見方」
  である。

という表現。おぉー、確かに! (ちなみにこれは、新天地での最初の挨拶でちゃっかり使わせていただいた:笑)

そして、自分の中にいるキャラクターには、無駄なものはいない・・・という考え方。それをさらに発展させると

  短所は、まだ表現されていない個性
  長所は、よく表現された個性

となる。いいねー、この表現。

この本を読んだ同じ頃、メンターであり親友の一人である行縄さんから、これに似た素敵なことを教えてもらった。ジョハリの窓の新たな解釈。

 人も知らない+自分も知らないゾーン = 盲点の窓(blind self)

というのが一般的だけれど、この窓を「可能性(possibility)」と呼ぶのだそうだ。すばらしい!

表現力や感性を磨き、日々、感動の扉をあける努力をしていきたいものである。僕たちは、この★に感動を生み出すためにやってきたのだから・・・。



オススメ度

★★★★★+感動の扉

読んで欲しい方

・会社を感動の劇場に変えたい方
・仕事で感動を作りだしたい方
・感動力を高めたい方

Posted by webook at 02:39 | Comments (0) | TrackBack

2007年07月06日

泣いて笑ってホッとして… ~ 浅沼ヒロシ + ビジョンハウスSPS


   いい本に出逢えるきっかけが、いっぱい!

書籍情報

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本のひらめき

7ヶ月ほど前の100冊倶楽部の会合。Moso会議に参加していた浅沼さんが手作りの本(束見本のような雰囲気)を持って来られた。浅沼さんが発信しているメルマガ http://d.hatena.ne.jp/pyon3/ から、書評を厳選したものだった。
  
  こ、これいい! ぜひ、本にしましょうね~!

と叫んだは僕。もちろん浅沼さん自身もそのつもりで気合が入っていた。
その後、浅沼さんは、石黒さんや橘川さん、出版社の方の応援で、ついに処女作としてこの本を生み出すことになった。

きのうの100冊倶楽部の会合では、出版祝もかねて大いに盛り上がった。

まえがきにも書かれているが、浅沼さんの本が生まれた大きな力は

 「よし、自分も書評本を出版しよう!」と密かに心に決めた。

そのことではなかっただろうか。ブログ、メルマガ、アマゾン書評・・さまざまなところで筆力を磨き、実績をつみ・・・・やがて、出版社からお声がかかる。世にある多くの成功本のように、決めた!から、進んだ・・・そんな流れが感じられる。

さて、本書は浅沼さんが3年間に読んだ350冊あまりの中から、70冊を源泉し、コンパクトにまとめたものだ。見開き600文字。レイアウトや、タイトルもなかなか魅力的だ。

1分で1冊読める・・・というサブタイトルどうり、読みやすくかつ、興味をそそる表現がたのしい。

書評メルマガやブログを書いている方は多い。浅沼さんに続こう!


僕の思いつき

この本は、8つの章に別れて、おすすめの本が紹介されている。

 第1章 この人の生き方が好き
 第2章 笑っちゃう
 第3章 泣いちゃう・・かも
 第4章 不条理と闘う
 第5章 人生って何だろう
 第6章 ホッとするなぁ
 第7章 へぇ、そうなんだー(世の中編)
 第8章 へぇ、そうなんだー(歴史編)

「メール道」「父生術」「かもめ食堂」「喧嘩両成敗の誕生」など70冊。

浅沼さんのメルマガ読者の方も、そうでない方も、読みたい本のきっかけになるのではないだろうか。

自分の日々の活動が、何かの作品(出版とか)に変わる瞬間は、なんともいえずウレシイ。浅沼さん、ほんとよかったですねぇ。おめでとうございます!

次は、あなた。ですね。



オススメ度

★★★★★+デビュー作品

読んで欲しい方

・メルマガから本にしたい方
・本が好きな方
・なにかの作品をつくりたい方

Posted by webook at 13:39 | Comments (0) | TrackBack

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