2005年04月30日

1億稼ぐ!メールマガジン私の方法 ~ 石田健

驚愕の10万部!

書籍情報

1億稼ぐ! メールマガジン私の方法 銀行口座380円が2億円になった理由
石田 健
祥伝社 (2005/04/26)
売り上げランキング: 21
通常24時間以内に発送

本のひらめき

モノゴトは桁が違うとぜんぜん意味合いが違ってくる。
自由なお金が一万円と一億円では、その価値がまったく違ったものになる。
支持してくれる人が10人と100人でも大いに差がある。
雑誌の発行部数が10万部と100万部では天と地ほどに差がある。

今日の本の著者石田さんは、発行部数10万部を誇るものすごいメルマガを発行している方だ。僕も創刊まもないころからの読者の一人。読みやすい内容、絶妙な長さ、そして毎日くるところ・・・・これはすんごいメルマガになるだろうなぁーと思ったのを覚えている。

そしてあれよあれよという間になんと読者数10万人。Webookが1万人とちょっと。10倍かーと思えばたいしたことがないような気がするが、これがとんでもない違いなのである。

本書には石田さんのメルマガ10万部突破までの道程やそれをベースにしてザクザク稼ぐ仕組みをつくるプロセスがおしげもなく開示されている。

かつて貯金残高が380万円だったという石田さんは今、都内の高級住宅街に住み、ベンツに乗っている。メルマガ広告収入とアフィリエイト収入がなんと3000万円。石田さんの本業でもある翻訳業務以外の売上1億円は、すべてメルマガが原動力だという。

【ザクザク稼ぐメールマガジン】という高額情報商材は、なんと半年で200万部売れたと言う。つまりこれは半年で2000万円也ということだ。!

どうしてこうなったの・・・は、本書を熟読していただこう。二回くらいじっくり読んだほうがいいかもしれない。

ちなみに石田さんの記念すべき創刊号は200年9月26日に発行された。その第一号も掲載されている。実にシンプルなメルマガだった。それが現在10万人を超すメルマガに急成長した秘密が開示されている。
「毎日1分!英字新聞」は、こちら:
→ http://www.ka-net.com/magazine.html

また「石田レポート 年収1億!稼ぎの構造」 はこちら:
→ http://www.mag2.com/m/0000138888.html


僕の思いつき

メルマガには貧乏メルマガと金持ちメルマガがあるという。メルマガ発行者は堂々をお金を稼ぐべきだという石田さんが、こんなメッセージを書いている。

 メルマガ発行人がカネを稼ぐことを目的にすれば、
 メルマガは見違えるように質が良くなる。

それはほんとうだと僕も思う。今すでにメルマガを発行している人は、ちょっと立ち止まって考えてもいいと思う。

本書の最後のほうには映画マトリックスを引用して、石田さんの人生哲学が語られている。

プラグを外して人生を逆転するメルマガを発行するかどうか・・・読者にとって本書が本当に価値あるものになるかどうかの分かれ道が、そこにある。

本書の中にはWebookも名前を出していただいている。(友達ってありがたい。石田さん、感謝!)


オススメ度

★★★★★+稼ぎの構造

読んで欲しい方

・メルマガを購読している方
・メルマガを出そうとしている方
・メルマガで稼いでいる方

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2005年04月29日

Open-Book Management ~ John Case

経営者のように

書籍情報


本のひらめき

オープンブック・マネジメント。この言葉を聞いたのは、2年ほど前であろうか・・・BSCセミナーの二次会で高野さんから教わった。本書は、その経営手法の本(洋書)である。

オープンブックとは、経営に必要な財務や経理の数値を経営者や上層幹部だけのものにせず、社員全員が理解して仕事にあたろう・・・というものだ。

一般的にサラリーマンは、自分のコストをそれほど意識しない。一人の社員がどのくらいのコストになっているのか、あるいは自分の働きは時給いくらくらいなのか、どのくらい稼げばトントンか・・・などは、ほとんど意識しないの
が普通だ。

オープンブックマネジメントでは、上層部の幹部社員だけでなく一般社員もすべてバランスシートやキャッシュフローを理解するように社内教育をする。社内の事例を使って仕事に密接した形で行う。一般社員も財務の視点をしっかり意識して仕事にあたろうといものだ。そしてそれに応じてボーナスなどの手当ても分りやすく配分する。

年度決算のデータを、経理部や財務部が作ったそのままのデータで社内に配り、情報を共有した(知らせた)つもりになっている会社は多いはずだ。

それがどんな意味を持ち、どういうことなのか「分りやすく」納得できるまで説明しないかぎりオープンブックマネジメントは実効性がないだろう。

まず、そこからスタートだね。

They learn to think and act like owners, like business people,
and not like hired people.

というのがネライである。


僕の思いつき

自分の会社のデータをつかって、社員(や経営者にも)分りやすく説明できる資料を、ぜひつくりたい。

中学生でもわかるくらいのやさしさが必要だ。
そういう努力を5年続けたら、大いに変化する。

10年前とまったく同じスタイルの表現だったら・・・・うーん。



オススメ度

★★★★☆+オープン

読んで欲しい方

・数値が好きな方
・イマイチ会社の財務状況がつかめない方
・もっと経営をオープンにしてほしい方

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2005年04月28日

パワー・プレゼンテーション ~ ジェリー・ワイズマン

情報のゴミ箱にしない。

書籍情報

パワー・プレゼンテーション
ジェリー・ワイズマン
ダイヤモンド社 (2004/12/04)
売り上げランキング: 4,337
通常24時間以内に発送

本のひらめき

プレゼンを聞く機会は多い。セミナーなどでプレゼンをする機会も多い。どちらにしてもプレゼンをする人の一番の気がかりは、「言いたいことは、果たして伝わっただろうか?」ということだ。

聞く側からすれば、そこまでくどく言わなくても・・、もっと詳しく言ってくれなきゃ・・・、いったい何が言いたいのか・・・など一言いいたいことがあるかもしれない。

いやぁー、サイコウに心を動かされましたというケースは、実は少ない。(自分のことは棚に上げているのだが・・・)

本書は、プレゼンの極意を技法だけではなく、本質を紐解くところから教えてくれる。そこが素晴しい。

著者は、もとCBSテレビのプロデューサーやシナリオライターなどショービジネスの世界で地歩を築いた人だ。それが、あるとき友人に請われてシリコンバレーのプレゼン・コーチへと転進する。

プレゼンは聞く相手(例えば投資家)を説得するために行う。A地点(?)からB地点(!)へ確実に移動させることである。

聞き手に「なるほど」を連発させ、共感を得られるためには、何が必要だろうか・・・

著者は、コミュニケーションの技法よりも「正しい話の展開」だという。それは、何があなたのメリットになるのか(WIIFY)を分りやすく説明できる話の展開である。

まず何を伝えたいかを明確にする。次に、話しの流れを考える。こういえば単純明快だが、なかなか難しい。

本書では、数多くの具体的な事例(IPO時の投資家向け説明など)が載せてあり、ナルホド!がいっぱいある。

松っちゃんの翻訳も素晴しい。(笑)


僕の思いつき

会社の中期計画とかは、とにかくなんでも放り込んである。なんでもかんでも盛り込むスタイルを著者は皮肉をこめて「フランケンシュタイン・アプローチ」と読んでいる。言いえて妙である。

Less is More (少ないほうが効果的)という。
全体が把握できるようにしようという。
数字に語らせようという。

ふむふむ。これらの技法はすべて正しい。

そしてこれら技法を身につける前に、考えるべきことが「何を伝えたいのか」ということだ。ここを外すと元も子もない。

聞き手の立場にたって、何を伝えればいいのか。納得して行動してもらえるのか。ここをよく考えてからプレゼンを行いたい。

聞き手を退屈症候群に陥れるのは、プレゼンする側も聞く側も不幸である。



オススメ度

★★★★★+WIIFY(ウィッフィ)

読んで欲しい方

・プレゼンを磨きたい方
・大事なプレゼンを控えている方
・プレゼンを楽しんでいる方

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2005年04月27日

起業のネタ! ~ 森英樹

考え方と手順だね。

書籍情報

起業のネタ!
起業のネタ!
posted with amazlet at 05.05.01
森 英樹
明日香出版社 (2005/04/07)
売り上げランキング: 355
通常24時間以内に発送


本のひらめき

いつか僕も起業したいけど・・・ビジネスのいいネタが・・・と一歩進みだすことを逡巡している方、この本は、必読書!

日経新聞の記事を「ネタ」にユニークな内容のメルマガ「経営戦略考」を発行している森さんの本だ。

森さんと藤井さんが主催している「週末企業フォーラム」の会員アンケートで一番多くあげられる悩みは、「起業ネタがない」というもの。47%弱あったという。しかし、ネタは実は至るところに転がっているという。僕も同感。

で、本書では起業のためのネタをみつける「考え方」と「手順」を丁寧に指南してくれる。ユニークな起業事例も楽しい。

自分ならではの専門分野を探す、好きなことをみつける、できること、得意なことをみつける・・・など発想の仕方がある。

自分ならではの専門分野?・・・うーん、と唸ってしまう方も安心されたい。

 「専門分野は決めるものであって、既に備わっているものだと考える必要は
  ない。俺はこれを専門にする!と決めればよいのです。」

と森さんはいう。ブログがちょっと得意なら、ブログコンサルタントを名乗ってしまえばいいのだ。実際、中野英彦さんは、日本初のブログコンサルタントを名乗った人である。

かならずしもオリジナリティにこだわらなくてもいい、自由な発想にこだわらなくてもいい・・・など、肩の力を抜きながら目からウロコのアドバイスがとてもイカしてる。

起業家志望の方、おすすめ!


僕の思いつき

躊躇している人の背中を押してくれる森さんの言葉がもう一つ。

「資格でない限り、専門家を名乗るには、誰にも遠慮はいらない。
 自分で肩書きを作り、それを名乗ればいいのです」

なーるほど。

さて、自分の得意なこと、できることで何か面白い肩書きを考えてみよう。

 超速検索士
 感動探検隊隊長
 熱血企業変革請負人
 日記コンサルタント
 手帳アドバイザー
 ・・・

いろいろ考えて、できれば名刺にも刷り込んじゃうと楽しいねぇ。



オススメ度

★★★★★+ネタ!

読んで欲しい方

・起業を企んでる方
・いつか・・・って思ってる方
・何か始めたい方

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2005年04月26日

子育て主婦の公認会計士合格記 ~ 小長谷敦子

あきらめない!

書籍情報

子育て主婦の公認会計士合格記―子どもを産んでから、自分の夢を実現する!
小長谷 敦子
中経出版 (2005/01)
売り上げランキング: 19,822
通常24時間以内に発送

本のひらめき

簿記の3級と2級に受かるまで・・・約1年
公認会計士の二次試験に受かるまで・・・約5年
公認会計士の三次試験に受かり晴れて公認会計士となるまで・・・約4年
あわせて10年。本書の著者小長谷さんが会計士になるまでの道程だ。

10年前の自分はどうだっただろうか。あの時、何かを思い立ちずっと続けていたら今ごろ・・・。

10年後の自分はどんなだろうか・・。今、何かを心に決め、これから10年(いや5年でも)続けて目標に向かっていったら・・・。

何も思わなければ、すーっと過ぎてしまう時間。僕たちにいつも「選択」をせまりながらサッと過ぎさる時間。よーし、僕も何か目標をしっかりもって頑張るぞ・・・そんなことを思わせてくれる本である。

本書は、子育てのため育児休暇をとっていた著者が、あるとき「このままではいけない」と行動を起こし、公認会計士になってしまう自伝的内容の本だ。

公認会計士の試験(二次試験)は、最低4000時間は勉強しないといけないらしい。一日8時間として500日。ひぇー。

しかし・・・なにもしないでごく普通に過ごしても500日、必死に合格めざしてがんばっても500日。どちらを選ぶかは、自分次第。

うーん、この本、考えさせてくれるなぁ・・。


僕の思いつき

著者は結婚前に自分への投資にあてようと100万円をコツコツためたという。使い道自由の「自己投資預金」だ。それは、簿記3級から公認会計士の2次試験合格までにすべて使い果たしたという。

こんなに使っていいのだろうか・・・これから先、子供の教育費もかかるし・・・・と思い悩んだこともあったと小長谷さんは述懐する。しかし、そんなとき思い出されたのがお母さんの言葉:

  「財産は一瞬でなくなるけど、自分に投資したら誰にもとられない。
   自己投資を忘れてはいけない。」

ふむふむ。なるほど。

これから結婚する人は、奥さんやだんなさんに「これは私の自己投資資金」として使いたいから・・・と最初に宣言しておくのもいいねぇ。できれば、将来こういうことに使いたい・・・みたいなことが言えればなおよい。

今年入社したばかりの新入社員の方は、この3年で何にいくら自己投資するか真剣に考えておきたい。(このアドバイスが欲しい方は メールくださいね
→ hello@webook.tv )

自己投資。稼いだお金の使い道でこれほど有益なものはない。



オススメ度

★★★★☆+一年発起!

読んで欲しい方

・社会に貢献したいと思う方
・今の生活を変えたい方
・夢のカケラを大切にしている方

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2005年04月25日

大空を見たかった少年 ~ ジャン・ジオノ

大空を飛んでみたい!

書籍情報

大空を見たかった少年
ジャン・ジオノ ジャン=ルイ・ベッソン 福井 美津子
世界文化社 (2005/04)
通常24時間以内に発送

本のひらめき

本書は、「木を植えた男」を書いたジャン・ジオノの自伝的物語。

少年は、自分の住んでいるところがどんなところかみたくてたまらなかった。いつも父親と森の中を散歩するのだが、全体が見えない。いったいここはどんなふうになっているのだろう?あるとき、木に登って眺めてみることにした。しかし、いくら登っても遠くまで見渡すことはできなかった。少年はがっかりする。
その夜、砂糖いりのぶどう酒をほんの少しもらってベッドにいった少年は、はてしなく広がる大地、村、森などをまるで空を飛ぶ鳥のように眺めることができたのだ。

だいたいこんなストーリーだ。
ジャン・ジオノがどんな少年時代をすごしたのか、父親とどんなふうに関わっていたのかなどがゆっくりとしたリズムで伝わってくる。

「木を植えた男」の前奏曲のほうな本である。

本書は、鳥のように視点を高く引き上げて、大空を飛ぶように眺める爽快さを伝える。「木を植えた男」は、時間をぐーんと引き延ばして、長いレンジで見る驚きと感動を伝えている。

空間と時間。高く長く。私たちに与えられた「想像力」がそれを可能にしてくれる。

僕の思いつき

「木を植えた男」の物語は、ある本で知った。そして実際に読んでとても感動した。2000年のことである。
 → http://webook.hp.infoseek.co.jp/2000.09/2000.09.06.htm

本書は、「木を植えたひと」のよこに並んでいたものだ。あ、あのジオノの本だ・・・と思って読んでみた。

子供のころの体験、感動、いろんなものを自分なりに書き残しておくのもいいねぇ。大人になってもリアルなイメージで思い出せることは誰しも一つや二つはもっている。それは、そのときでしかわからない新鮮な驚きや感動の物語。記憶のかなたにほうっておくのはもったいないかもね。



オススメ度

★★★★+プロバンス

読んで欲しい方

・森が好きな方
・木の香りが好きな方
・時間と空間を伸ばしたい方

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2005年04月24日

かいけつゾロリたべられる!! ~ 原ゆたか

いたずら大好き

書籍情報

かいけつゾロリたべられる!!
原 ゆたか
ポプラ社 (2004/12)
売り上げランキング: 15,460
通常24時間以内に発送

本のひらめき

日曜日の朝7時、TVでも放送している子度向け漫画。本書は、その原作の最新作である。ゾロリといのししの子分が繰り広げる楽しいいたずら冒険物語。

えんま大王がゾロリをじごくへつれてきたことが問題となって「とんま大王」に格下げになってしまう。それをうらんだとんま大王はゾロリを食ってやるぅーと怒りまくる。怒ると体がどんどん大きくなるのがとんま大王だ。

ゾロリと子分のイシシ・ノシシは、つくったばかりの潜水艇といっしょに大王に飲み込まれてしまう。

その後は、『ミクロの決死隊』のように胃腸の中や、血管の中を潜水艇で移動する。途中で胃にあいた穴を縫ったり、血管のつまりを掃除したりと成人病の治療もどきも登場する。

そんなストーリーで、読んでいるうちに体の仕組みや構造に子供たちが興味を持つ・・・というしかけだ。

奇想天外と日常が同居しているところが、とても楽しい。


僕の思いつき

原作者の原ゆたかさんは、とっても楽しい方だ。冗談(オヤジギャグともいう?)が好きで、なぞなぞやだじゃれや楽しいしかけがあちこちに散りばめられ
てある。

本書の付録、ナジョナージョブックも楽しい。

 問題:おとなになるまでにおしっこの一番臭くなる時期と、うんちの
    一番臭くなる時期はいーつだ。

 問題:学校でどんどん年をとってしまう場所はどーこだ。

タイガーが残していた日記の一部から、宝物を探そうとする。しかし、その日記は実はとんでもない内容だった・・・。最後に日記の全容がばらされているが、それを読むと思わず笑ってしまう。パンツマンの本を連想させる。

本書は、ハリーポッター、パンツマンなどを連想させてくれとっても愉快になれるのがいい。

なんでもネタになることは、メモっておこう。



オススメ度

★★★★☆+とんま大王

読んで欲しい方

・ゾロリが好きな方
・だじゃれで遊んでいる方
・児童書を楽しんでいる方

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2005年04月23日

いのちのまつり ~ 草場一壽/平安座資尚

私は、奇跡の存在。

書籍情報

いのちのまつり―「ヌチヌグスージ」
草場 一寿 平安座 資尚
サンマーク出版 (2004/10)
売り上げランキング: 945
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本のひらめき

今、ここにいる私。

よくよく考えてみると、この存在そのものが不思議というか、奇跡というか、よくぞ生きているものだ、生きてて良かった、生まれてよかった・・・そんな気がしてくる。

宇宙が生まれて137億年。先日、田坂広志さんの講演では宇宙の始まりからひもといて、いま私たちがここに存在することの奇跡を感じさせていただいた。

奇跡は感謝を生み、感謝は使命を意識させ、使命は努力や反省や・・・そして成長を促す。

今、ここにいる私。それが奇跡と意識できるかどうか、それはこれからの生き方をも規定する大切なこと。

今日の絵本は、子供むけだけどとっても深いものがある。

今、ここにいる私。それが奇跡だと思える素敵なしかけがしてある。

詳しくいうのはやめとこう。まずは、ご覧あれ!


僕の思いつき

ご先祖様をたどってみよう。
案外、不思議な発見にたどりつけるかもしれないから・・・。



オススメ度

★★★★☆+いのち

読んで欲しい方

・地球が好きな方
・生まれてきてよかったという方
・素直な気持ちをお持ちの方

Posted by webook at 13:25 | TrackBack

2005年04月22日

メンタリング・マネジメント ~ 福島正伸 + セミナーJ

究極のリーダーシップ!?

書籍情報

メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術
福島 正伸
ダイヤモンド社 (2005/01)
売り上げランキング: 171
通常24時間以内に発送

本のひらめき

運命的な出逢い・・・と直感的に思った。モリームーンの翻訳者三好さんから紹介されたその方が、この本の著者、福島さんだった。

お話を伺っているうちに・・「ん?もしや、ツルちゃんが尊敬してやまないとおっしゃっていたあの方では・・」と思い当たる。鶴岡さんのお名前をだすと「はい彼女は受講生のお一人です」とおっしゃった。

セミナーは聞き逃したのだが、著書をいただきさっそく拝読。すっかりファンになってしまった。


「管理型マネジメントでは人はそだたない。
 見本、信頼、支援によって自立型人材を育成すること。
 それがメンターである。」

という。つまりメンタリングとは、「自らが見本となって行動し、相手を信頼して、支援するという、とてもシンプルな概念」だということだ。はじめの一歩は、なによりそういうふうにメンタリングしてみよう・・と思うことだとい
う。

上司だからといって常に優秀で、なんでもできるとは限らない。上司が部下から学ぼうとするほど、部下は上司から学ぼうとする・・・なるほど、そんな上司になりたいものだ。

尊敬される管理職の心得(12)のうち心に残るフレーズはこれだ:

 部下は自分の欠点を教えてくださっている。
 部下は自分の出番をつくってくださっている。
 部下の成功こそが自分の成功である。
 自分の生きる姿が人を育てる。

あらゆることに、すべての人に感謝していこう・・・そんな気になる。

素晴らしいマネジメントスタイルに触れた感動は、僕を新たなステージへ導いてくれるような気がする。ツルちゃんに、三好さんに、そして福島さに感謝!

何度も読み返してみたい素敵な本。あなたも是非!

僕の思いつき

最近、セミナーなどで穴埋めクイズに凝っている。山田真哉さんのセミナーと田口さんとのミーティングがヒントになった。

今日の本からもそいういうのを拾っておこう。

 人は「○○」されることで依存型人材となり、
 「○○」されることで自立型人材となる。     P.66


 自分のまわりにいる人は、自分の「○」である。
 相手がそうしているのは、自分がそうしてきたから
 相手が本気にならないのは、自分が本気になっていないから
 怒らないとやらないのは、怒ってやらせてきたから
 まわりが助けてくれないのは、自分がまわりを助けてこなかったから
 部下が上司を信頼しないのは、上司が部下を信頼してこなかったから

 
○の中は、それぞれ考えてみよう。(僕は忘れっぽいから、3日後、真剣にまた新鮮な気持ちで考えてみよう:笑)



オススメ度

★★★★★+究極のリーダー

読んで欲しい方

・成長するのが好きな方
・仕事をワクワクしてやってる方
・人生を楽しんでいる方

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2005年04月21日

不思議の国のABC ~ 飯田正美

いくつわかるかな?

書籍情報

不思議の国のABC
不思議の国のABC
posted with amazlet at 05.04.23
飯田 正美
河出書房新社 (2000/11)
売り上げランキング: 175,423
通常3日間以内に発送


本のひらめき

本書は英語の絵本である。なんと製作期間8年以上。それはよほど苦しい製作のプロセスがあったかと思うのだが、実はそうでもない。著者は、約480の実製作日数を楽しんで進めたという。

本書は、24枚の絵の中にアルファベットの言葉が隠されており、それを見つけながら言葉を楽しむ(覚える)しかけがある。

最初の絵はA。一枚の美しい絵の中にAからはじまることばの絵が隠されている。ちなみにAは44もの言葉が隠されている。大人でもすべて見つけるのは難しいかも。

子供はこういうのが好きだ。楽しみながら言葉に親しめる。

誰かのプレゼントに最適!


僕の思いつき

マックOSの開発者は、ソフトのなかにそっと開発者たちの写真を入れ込んだ。そんな遊び心は楽しい。

さりげなく、何かを隠して楽しむ。というのは密かな喜び。

そういうのを仕事の中でもやってみたいね。


オススメ度

★★★★☆+パズル

読んで欲しい方

・パズルが好きな方
・仕事を遊んでいる方
・日常を楽しんでいる方

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2005年04月20日

成功読書術 ~ 土井英司

宝物がここに・・


書籍情報


 
成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方
土井 英司
ゴマブックス (2005/04/02)
売り上げランキング: 38
通常24時間以内に発送

本のひらめき

今日は上村孝樹さんにお会いして、素晴しい本を教えていただいた。
「梅干と日本刀」という本だ。 →  http://tinyurl.com/dfu6w
大福帳、日の丸弁当、城の石垣など日本古来の素晴しい智恵が満載だという。上村さんはそこからビジネスへのヒントをたくさん拾い出されたようだ。

ついつい新刊に注目しがちだが、古典や埋もれた本の中には素晴しい智恵がつまっている。そんなことを上村さんに教えてもらったような気がする。

さて、本書は、アマゾンのカリスマバイヤーと呼ばれた土井さんが、読み込んだ古今の名著から厳選30冊をとてもわかりやすく紹介した本である。副題にあるようにビジネスに生かすという面もあるが、人生や生き方・・・そういうものにも続く素晴しい先人の知恵がある。そういう智恵に私たちを「つないで」くれるのが本書だ。

全部で30冊の名作は、いつか原書を読んでみたい本ばかり。

デール・カーネギーの「人を動かす」、梅棹忠夫の「情報の文明学」、マキャベリの「君主論」、福沢諭吉の「学問のすすめ」などなど。

著者の土井さんは、これらの名著のおいしいところを実にここちよく抽出してくれている。さすが・・・アマゾンの・・・という感じだ。


僕の思いつき

田坂広志さんの講演で聞いたお話。
『今日ここでお話することは、ほとんどがすでに過去、誰かが何かで記したり話したりしたことばかりです。』
尊敬するあの田坂さんをしてそうおっしゃる。人間の知恵というのは、こうして続いてきたんだなぁーとつくづく思う。

本書には、田坂さんが引用されていた「夜と霧」(ビクトル・フランクル)も登場する。うーん、さすが土井さん。

新刊ばかりでなく、古典的な名著もぜひ読んでみよう。



オススメ度

★★★★★+不朽の名著

読んで欲しい方

・ホンモノがすきな方
・名著を読んでみたい方
・本から何かを得たい方

Posted by webook at 09:56 | TrackBack

2005年04月19日

アマゾンの秘密 ~ 松本晃一

地上で最大の・・・学び舎

書籍情報

アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか
松本 晃一
ダイヤモンド社 (2005/01/28)
売り上げランキング: 2,147
通常4~6週間以内に発送


本のひらめき

2000年11月、ネット書店のアマゾンが日本でもオープンした。今ではアマゾンはネット上で本やCDなどが買えるインターネットインフラとして大変な地位を確保している。本家は、1995年7月にジェフ・ベゾスが自宅のガ
レージで創業している。

本書は、スタートアップ当時の興奮と熱狂をその当事者自身がリアルに伝えるノンフィクションストーリー。著者は、アマゾンの立ち上げ当初からアドバイザーとしての立場で参加したマーケター&IT技術者である。

アマゾンの立ち上がりのころ、実はボクもアマゾンに参加する可能性がほんの少しだけど・・・あった。だから、もしかしたら本書の中で『M』さんとかで登場したかもしれない。そう思うとこのノンフィクションドラマは、とても身近でなつかしいような感じがする。

アマゾンから離れた著者が、アマゾンを振り返って述べる件が印象的だ。

  アマゾンは、僕にとって学び舎そのものだった。
  アマゾンには、学べることがとめどもなく、ある。

会社で仕事をしていて、自らの成長を実感できる環境こそ企業が大切にすべきことではないだろうか。社員を大人として扱う風土、組織のだれもが必要な情報や知識を自由に得られる環境・・・などなど、アマゾンの裏側も、面白い世界があるようだ。


僕の思いつき

今ではアマゾンで本を注文することは、ごく普通の買い物という感じがするようになっている。アソシエイトプログラム(アフィリエイト)も利用している。だから、本書で紹介されている内容は、どうも他人事ではないような気がする。西野さんほか、登場する人物に知り合いがいるのもも楽しい。

すんごいプロジェクトに参加しているなら、それをあとで後世に伝えられるようにログを残しておくのも悪くない。

ログの名は・・・・『○○の秘密』、としておこう。



オススメ度

★★★★★+地球上で最大

読んで欲しい方

・本屋が大好きな方
・アマゾンで本をかったことがある方
・アマゾンってそんなにすごいの?という方

Posted by webook at 23:50 | TrackBack

2005年04月18日

サクラ、サク ~ 藤原和博

ファンタジー変換!

書籍情報

サクラ、サク
サクラ、サク
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藤原 和博
幻冬舎 (2005/04)
売り上げランキング: 54,068
通常3~4日以内に発送


本のひらめき

中学一年生のボクが、ひょんなことから中学校の校長先生を一年間勤めることになる。・・・本書は、こんな奇想天外なストーリーをもとに・・・マネジメントのルールをやさしく解説する本である。

教頭先生のイッシーおばさん(石井先生)、シゲちゃんは新任の体育の先生、文科省が送り込んできた皮肉屋のひょうタン先生など、楽しい設定がある。

ボクがやるのは、中学校のカイゼンだ。カイゼンってトヨタの専売特許だけど中学校だってあるんだ。例えば図書館。辛気臭い本ばかりじゃなくってコミックとかもっと皆が親しめる本も置くとか、校長室はいつもオープンにしておくとか、校庭の芝生化とか、企業とのコラボで体育の授業をやってみるとか・・
従来にない面白いことをやるんだ。

ボクは最初に校長室の開放をやった。なぜかって?
うーんとね、それは生徒や保護者に「アっ、この学校はよくなるな!」って感じてもらえる象徴的なシンボルにするためさ。これをシンボルのマネジメントっていうらしいんだけどね。これは当った!

「人を動かす立場にある人にもっとも必要な資質の一つは、コミュニケーションの勘どころをつかみ、シンボルがどこにあるかを探しあてること」だという。

本書に登場する経営の掟を紹介してみよう。

 カイゼンは、シンボルを探し、そのツボを押すところから始めます。
 失敗とリカバリーの繰り返しが強みをさらに強くします。
 みんなが口ずさめる目標が一番です。
 キャラをつかんで、うまく組み合わせましょう。
 リズム感は、速い決定、実行、リカバリーのサイクルによって生まれます。

などなど。ビジネスも教育も社会貢献も同じく経営という視点では共通する点が非常に多いことに気が付く。

藤原和博さんのファンなら、本書を読んでニヤリとするに違いない。
なぜなら、ボクがやってることは、ほとんどが藤原さんが杉並中学などで実践してきたことに基づいているからだ。こんなことありえねぇって思うフィクションが、実は先に実践があったというわけだ。中学生が校長になるってこと以外はね。

登場する先生などが「坊ちゃん」にでてくる登場人物のようで、人情の機微がにじみ出てるのが楽しい。


僕の思いつき

ビジネス、教育、事業・・・さまざまなものを、子供の世界やファンタジーで表現するのが最近ちょっと流行っている。いい傾向だ。

伝えたいことをストレートではなく、ちょっとひねって別の形態で表現するのは楽しい。

 年度計画や業績報告をアニメ仕立てにする
 組織編成をハリーポッター風とかポケモン風にする
 コーチングを動物占い風にする

などなど。いま取り組んでいるプロジェクトを「ファンタジー変換」して構想してみては如何?

よーし、僕もなんか考えよっと。うーむ、「学習塾を舞台にしたBSC+6シグマ」なんて面白そうだ。ついでにマインドマップも登場させちゃって・・・。あー悪乗りしそう・・・笑。(出版社さん、オファーまってまーす)



オススメ度

★★★★★+ボク、校長です

読んで欲しい方

・中学生の子供がいる方
・校長先生になりたい方
・経営に携わっている方

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2005年04月17日

しろのあお ~ 上大岡トメ

小学生の視点

書籍情報

しろのあお 小学生に学ぶ31コのこと
上大岡 トメ
飛鳥新社 (2005/03/26)
売り上げランキング: 779
通常24時間以内に発送


本のひらめき

『しろのあお』というのは城野あお君、小学4年生のこと。野球をやっている。本書は、城野家の生活を漫画で描いた物語である。

運動会にいったとき、文化祭にいったとき、授業参観にいったとき、昔いた教室や運動場にに自分もワープしたような気持ちになったことはないだろうか。あーなつかしい・・っていうそんな気持ち。小学生のいるおうちの方はきっとこんな気持ちになったことがあるのでは・・。

著者はそれを『自分の小学生のころの記憶がフラッシュバックする気持ち』と表現する。

現役の小学生と日々暮らしている著者が、日々感じたり新たな発見をしたりしたことを自ら漫画で描き出してくれた。きっと読者も共感と発見の中で、ドラエモンのどこどこでもドアを開けたような気分になる。

31のエピソードはどれも無邪気なあのころに連れて行ってくれる。トメさんの小学生時代が見えるのも楽しい。

お子さんといっしょに読んで欲しい一冊。(我が家の“のりも先生”も気に入ってくれたようだ)


僕の思いつき

くれよんしんちゃん(幼稚園)も、ちびまる子ちゃん(小学3年生)、ドラエモンに出てくるのびた(小学5年生)など、小学生の目から社会を眺めるとけっこう面白い。

4つの視点のバランススコアカードも『小学生の視点、大人の視点、お父(母)さんの視点、老人の視点』で展開してみたら面白いかなぁ。

本書には3大特典というのがある。
 1.トメさんの小学時代の思い出集
 2.トメさんの小学時代のお宝写真
 3.現役小学生が描いたパラパラマンガ(二本立て)←いけてます!

土日は無邪気になってみよう。



オススメ度

★★★★★+元小学生のあなた

読んで欲しい方

・素直な心を取り戻したい方
・素直な気持ちでみたい方
・素直な人が好きな方

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2005年04月16日

はるさんマイラブ ~ 神田謙

育自日記をつけてみよう!

書籍情報

はるさんマイラブ―離婚したので犬を飼うことにした
神田 謙
ライブドアパブリッシング (2005/03)
売り上げランキング: 6,529
通常24時間以内に発送

本のひらめき

本書の帯に「バツイチ男の育自記録」とある。育児ではなく育自である。離婚という辛いできごとの後に犬を飼う・・・それっていいかもしれない。

本書は、ライブドアのブログ「コーギーBLOG 離婚したので犬を飼うことにした」から生まれた本である。
→ http://blog.livedoor.jp/k91024/
コメントやトラックバックも掲載されている。

本書は、2004年5月11日の日記から始まる。翌週に子犬がやってくるということで、準備のために本屋へいくところからだ。

ペットOKのマンションへの引越し、不動産屋とのやり取り、近所の飲み屋(鳥屋)での会話、子犬(コーギーのメス)との対面、命名・・・と続く。はるさんと名づけたコーギーとの生活は、なんだかほほえましい。

離婚後スタートした子犬との生活が、著者の心や生き方に微妙に変化をもたらす。その様子は読む人に暖かい共感を呼ぶ。育児日記ならぬ育自日記なところ
がいい。

あとがきにはこう記されている。

 「幸せな瞬間はほんのひとときであっても、そのために頑張ってみるのも
  悪くはないと思えるようになった。そこに存在する、小さくとも確かな
  喜びを、はるさんは俺にたくさん与えてくれた」

読み始めるとついつい引き込まれて読んでしまう。ブログ日記は毎日更新されるのを読んでいくのが普通だが、本になると一挙に読めるのがいい。


僕の思いつき

ブログ日記から本を・・という動きは最近けっこうある。本書もそのひとつ。そして、この本の出自がなかなか面白い。

  ライブドアのブログサイト+ライブドアと幻冬社のコラボ=3冊の本

という具合だ。

現在ブログ日記をやってる人、これから始める人・・・ちょっとこんな出版のスタイルも考えてみよう。

会社から僕んちに引っ越してきた「ポチ」もなんとなく家族の間にいつもと異なる風を呼び込んでいる。「家族の対話」を誘発してくれるのだ。

今日は、公園に連れて行ってサクラの木にひもを結んでおいた。(逃げないように:笑)それでも雰囲気がでるから不思議だ。犬はいいねぇ。



オススメ度

★★★★+コーギー

読んで欲しい方

・ブロガーの方
・これからブログ日記をつけようとしてる方
・犬が好きな方

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2005年04月15日

英語でスピーチ ~ 藤井正嗣/野村るり子

On behalf of .....

書籍情報

英語でスピーチ―そのまま使える表現集
藤井 正嗣 野村 るり子
日興企画 (2005/04)
売り上げランキング: 180,846
通常4~6週間以内に発送

本のひらめき

CEOがガイジンだったり、海外との取引があったり、海外出張があったりとグローバルに活躍されるビジネスパーソンも多い。そんな中、スピーチをしなくてはならない場面がときとしてやってくる。

さて、誰か原稿をつくっといてくれないか・・なんていえる上司の方はいいかもしれない。自分でつくるとなると基本的な作法や表現など一から準備するのはちとつらい。
仮に部下が作文してくれたとしても、これって高校生英語じゃないの?みたいなこともありうる。やはり、自分のレベルも上げておかねば・・・

さて、そんなお方に、この本はピッタシ。

英語でスピーチをするとなればそれなりの身分の方。含蓄も実力もあるが、英語がちょっとという方もいる。「そのまま使える」表現集がたくさんあり、パクってみるのもいい。

本書には、豊富な事例があるが、ただの事例ではない。けっこう内容そのものが面白いのだ。

例えば、「目標達成を祝う会」での社長スピーチ。
その内容は、スペースカプセルホテルの成功を祝うものだ。社長いわく、2004年には想像もできなかったが、2007年の今日、カプセルルーム付きのスペースシャトルが打ち上げられた・・・といった内容だ。
これ、ちょっとイケてるんじゃないだろうか。

ビジネスセレモニーでの挨拶、歓送迎会でのスピーチ、結婚式などさまざまなシーンのサンプルがあってとても実用的。パクリたいものがたくさんある。

スピーチ原稿の構成の仕方、ネタのメモなどのハウツウも親切だ。


僕の思いつき

プレゼンとスピーチ。似ているがちょっと違う。そのあたりを、本書ではこう
定義する。

「スピーチは、大きなテーマについて情熱や新年を持ってことばのみで語りかける」もので、「プレゼンは、具体的なデータを論理的に言葉とビジュアル・エイドなどを使った説明する」ものだという。なるほど。

さて、せっかくだからなんか凄い賞をもらったときのために一つ覚えておこう。

 It is a great honor for me to receive such a prestigious award.



オススメ度

★★★★★+パクる!

読んで欲しい方

・近々、英語でスピーチをしないといけない方
・英語でスマートなスピーチをしたい方
・英語のセッションマスターをやる方

Posted by webook at 09:58 | TrackBack

2005年04月14日

Think!(no.13) ~ 東洋経済新報社

脳内筋トレ、ビジネスコース

書籍情報

Think! 2005年春号
Think! 2005年春号
posted with amazlet at 05.04.16
東洋経済新報社
東洋経済新報社 (2005/04/22)
売り上げランキング: 1,440
通常24時間以内に発送

本のひらめき

東洋経済新報社発行のThink!にはまっている。1800円もする季刊の雑誌(本)なのだが、なかなか充実した内容があるから・・・。

ビジネス系の雑誌には特集記事があって、今月は「ビジネスキャリア」とか「コーチング」とかテーマを取り上げる。そうしたコアの部分だけを集めた雰囲気がThink!にはある。

今号は「プロの仕事力」

大前研一氏による「先見力と構想力」、公認会計士田中靖浩氏による「数字を読む、使う」、藤井正嗣氏による「究極の英語交渉力」などなど。ハイレベルなビジネススキル上達方法が紹介されている。

ボスコンの杉田浩章氏のマーケティング発想フレームで紹介されている、脱常識の視点が印象的だ。

 自分達が常識だと思っていた市場定義をいったん外し、すこし広めの視野で
 ホワイトスペースを見つけ、市場を定義しなおすと新しい可能性が見つかる

というものだ。建材メーカーの事例を使って小気味よく解説されている。図解も視覚的にギュっとせまる感じでいい。

妹尾堅一郎教授の専門書の読み方もおすすめだ。
 1)ビジネスジャンクフード本を読みすぎない
 2)著者の話を直接聞きにいけ
 3)一人を読め、1テーマを読め
というものだ。同感である。

実は、今号には僕の記事も載っている。「タイムマネジメント力を高める」という6番目の記事。ちょっと気合を入れて書いたのだが、他の方に比べると見劣りするかも・・:汗。
そこには、バランススコアカードの新しいコンセプトを描いてみた。言ってみればBSCピラミッド。4つの点を2次元から3次元にしただけの話だが、ひょっとしたら世界初かな・・・(笑)

よかったら見てね!


僕の思いつき

本書のコンテンツは、日頃のビジネスに生かせる様々なスキルへのきっかけをつかめるヒントが含まれている。この本だけ読めばいいというものではないがそこから掘り下げるためのヒントが非常に多い。

なにか心にとまる記事があったら、そこからテーマを広げていってもいい。

また、舟崎隆之さんの環境ビジネス連載などには、とてもすばらしい図解の技法もつかわれている。内容以外にもマネしたい点がある。

「使うために読む」・・・そんな姿勢で読む本だね。



オススメ度

★★★★★+PRもついでに

読んで欲しい方

・脳内筋力トレーニングジムの方
・脳内腹筋をやってる方
・脳内背筋を鍛えている方

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2005年04月13日

なぜカイシャのお偉方は司馬遼太郎が大好きなのか? ~ 春日直樹

おじさんごのみ

書籍情報

なぜカイシャのお偉方は司馬遼太郎が大好きなのか?―カイシャ人類学のススメ
春日 直樹
小学館 (2005/02)
売り上げランキング: 61,374
通常24時間以内に発送

本のひらめき

本書は、企業のトップなどがなぜ司馬遼太郎の本を好んで読み引用しがたるのか、なぜ面接試験ではリクルートカットが求められるか・・・などそういえばあるなぁというカイシャのなりわいから、カイシャの本質に迫ってみようという本である。

そういえば、著名な経営者のインタビューとかビジネス雑誌の記事などには、司馬遼太郎の本がよく登場する。「坂の上の雲」とかね。

タイトルや、中身の構成などはとても魅力的なのだが、いまいちナルホド!という感動部分は少なかったかも・・・

お気楽モードで読めばいい本か。


僕の思いつき

カイシャに勤めている人は多い。これから勤めを始める人もたくさん。そんな中でいろいろ観察すると、面白いことに気が付く。

 お昼はつるんでいく人が多い。それも年中。

 タバコルームへ行く人同士は、けっこう情報交換をしている。

 会議はだいたい延びる。

などなど、こうした現象を面白ろおかしく分析して文章を書いてみるのもいいかもね。まずはブログで。
動物の生態に喩えてもいいし、自然現象を比喩につかってもいい。

ちょっとカイシャが面白くなるかも。



オススメ度

★★★+お偉方

読んで欲しい方

・カイシャがちょっとつまらない方
・えらい方の面倒をみている方
・司馬遼太郎がすきな方

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2005年04月12日

できる人の書斎術 ~ 西山昭彦/中塚千恵

書斎を持つ!

書籍情報

できる人の書斎術
できる人の書斎術
posted with amazlet at 05.04.16
西山 昭彦 中塚 千恵
新潮社 (2005/01)
売り上げランキング: 11,818
通常24時間以内に発送

本のひらめき

お家に書斎。ほしいねぇ~。
お宅、あります?
なんと、おありですか。うらやましいですねぇ~。
え、子供と並んで机を置いてらっしゃる・・・うーむ。

たとえ子供と並んでデスクがあったとしても、書斎と呼べる空間が家にあるのは喜ばしいことである。

書斎で「意識を集中してクリエイティブな作業ができる空間」を確保できるというのは大事なことだ。

自分時間を持つということと、自分空間を確保するということは、人生の中で創造的な活動をしたいと思ったら欲しいものの代表格。

どちらも、簡単なようでなかなか実行は難しい。

本書は、著者の西山昭彦さんをはじめ、寺島実朗さん高橋進さんほかの書斎の達人が書斎の有効性を説く。またこのほか、一般の人で書斎を活用している方の事例が紹介されている。写真も掲載されておりなかなか興味深い。

書斎を持つことの意味、書斎を持つための工夫、書斎でできる創造的仕事などビジネスパーソンと書斎の関係を考察する。

仕事から勉強へ、そして事業の拠点へと書斎が進化していくと楽しい。


僕の思いつき

今はそんな余裕はない。あるいは、狭い家にそんな空間はできない。という方もイメージするだけならいくらでもできる。

自分の書斎を作るとしたらどんなものがあって、どんな雰囲気がいいか・・・なんて考えて(できれば描いて)みたいもの。スケッチしておくと、実現するかも・・・。笑

ちなみに僕も書斎なるものは・・・ない。
リビングの食卓が臨時書斎。Yahooカフェが出先書斎。・・・というモバイル書斎派である。(それって、やっぱり書斎がないってことか)汗;

いつかは僕も。うっしゃぁー、イラスト書くぞ。



オススメ度

★★★☆+書斎が欲しい

読んで欲しい方

・書斎を持つことを夢見ている方
・書斎に投資している方
・自分だけの空間を持っている方

Posted by webook at 10:25 | TrackBack

2005年04月11日

売れる!ネーミング発想塾 ~ 斎藤孝

一言で勝負!

書籍情報

売れる! ネーミングの発想塾
齋藤 孝
ダイヤモンド社 (2005/04/02)
売り上げランキング: 6,075
通常24時間以内に発送

本のひらめき

ネーミングの妙・・・ともいえる商品名やサービスは世の中にたくさんある。
たとえば、JRの「スイカ」すいすいいけるICカード。関西では「イコカ」と関西弁になってるのも楽しい。通勤快足は、いかにもサラリーマン向けの靴下って雰囲気がある。ゴキブリホイホイ、アスクルなどもイケてる。
こうしたネーミングは、商品戦略上重要なポジションにある。

本書は、世の中のネーミングを分析し、発想力を高めようという本だ。

ネーミングとは、「思いを形にする作業」だという。
たった一言なのに、すべてが伝わる。
たった一言なのに、耳に残って離れない。

ネーミングでは「一言で伝えるチカラ」が問われる。なーに、難しいことはないさ。紙とえんぴつと考える意欲があれば。

発想術とかアイデアの本などに書かれているが、ネーミングでも基本は同じ。つまり、既存のものを“ずらす”“つなげる”が基本だという。

それと、体系的に考えることも大切。本書では、大きくイメージ系と説明系に分けている。

『ブルーレットおくだけ』は説明系。
『QOO』はイメージ系。


またイメージ系か説明系かを横軸とすれば、縦軸には擬態語型、極端型、ダジャレ型、動物型、数字型、業界用語型、和製外国語型など28の型に分類している。

いずれにしても、たくさん考え出すことが第一。
何か、製品開発をしている部署にいるのなら、ちょっと読んでおきたい本。


僕の思いつき

仕事のやり方、新人君、上司の仕事の仕方など、身の回りのいろんなことを分類してネーミングしてみるのも楽しいね。

今年の新人君は『発行ダイオード型』だという。(社会経済生産性本部)
「電流を通すようにしっかり指導すればそこそこ結果を出すが、愛社精神が薄いため決して熱くならずに冷めている」んだとか。

自分の部署の新人君にふさわしいネーミングを考えてみよう。



オススメ度

★★★★+一言で伝えるチカラ


読んで欲しい方

・ネーミングが得意な方
・たとえることが好きな方
・命名名人の方

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2005年04月10日

百年前の日本(写真編)

百年前の日本(写真編) ~ 小西四郎/岡秀行
   タイムトンネル

書籍情報

モースコレクション / 写真編  百年前の日本 〔普及版〕
小西 四郎 岡 秀行
小学館 (2005/01/20)
売り上げランキング: 4,385
通常24時間以内に発送

本のひらめき

エドワード・S・モース。誰だかわかるだろうか。大森貝塚の発見者といえばあーそういえば・・となるかもしれない。小学校の社会の時間で出てきたような。

モースは、1877年にはじめて日本へきている。以来3度ほど日本をおとずれ、東大の教授として近代考古学の基礎を築いた人である。

彼は滞在中に磁器や民具などさまざまなものを収集したようだ。本書はその中でも写真をテーマにした本である。これらのコレクションは、現在米国(ボストンのピーボディー博物館)に所蔵されている。

田植え、茶摘、巡礼、街道筋の模様、鎌倉の大仏、お祭り・・・さまざまな景色が当時の様子を伝える。

本書の発刊は1983年とある。そのおよそ100年前の様子が写真で紹介されている。そして20年後の今、僕はこの本をみていることになる。とても自然な雰囲気があり、当時の模様がリアルによみがえる。

100年といえばずいぶん長い間のような気もするが、ちょっと前という感じもする。万博の年、昔の様子をみてみるのも楽しいかな・・。

ボストン在住の方はぜひセイラム・ピーボディー博物館を訪れてほしい。


僕の思いつき

自宅に古い写真があるお家は、きっとこの本に登場するようなシーンの写真があるかもしれない。

昔の記憶がまだ記憶として存在しているうちに、それを記録にとどめておくのもいいね。

清家さんがやっている「昭和の記憶」NPOはそんな活動を組織的に進めている。昭和に限らず明示大正など古い記憶も記録にしているようだ。

 → http://www.memory-of-showa.jp/


オススメ度

★★★☆+モースの宝物

読んで欲しい方

・セピア色の写真をみたい方
・昔の記憶を記録したい方
・モースってだあれ?という方

Posted by webook at 12:36 | TrackBack

2005年04月09日

自分ブランドの創り方 ~ 杉山勝行/後藤信子

どこでとんがる?

書籍情報

自分ブランドの創り方―個人がブランドとなる時代がきた
杉山 勝行 後藤 信子
全日出版 (2005/04)
通常2~3日以内に発送

本のひらめき

本の帯に「昔、二足のわらじ、今、セルフブランダー」とある。戦後の高度成長時代は、会社の時代、組織の時代だった。名のある企業に属していれば、それだけである程度の幸せが保障されていた(と思われていた)。

時代は変わり、企業は個人を支えきれなくなってきた。企業ブランドもちょっとしたことで乱高下する。企業ブランドによりかかって生きる時代ではなさそうだ。

そして次にきたのは、個人がブランドを持つ時代だ・・・。

本書は、12人のビジネスパーソンの生き方をもとにセルフブランド構築のノウハウが書かれている。12人には社外講師、テレビ出演、出版、大学教授などが登場する。あいおい損保の山本勝彦さん、本田技研の渡邉春樹さん、東京
ガスの西山昭彦さん、HRインスティチュートの内田友美さんなどかっこいい人が登場する。(恥ずかしながら僕も登場・・)

情報発信、社外セミナー参加など参考になることが具体的に紹介されているのがいい。

自立型ビジネスパーソンを目指す方、必見!


僕の思いつき

インディペンデント・コントラクラー(IC)というのがある。企業から独立して活動し、プロジェクトごとに契約して得意な仕事をする人だ。
新規事業展開、上場、海外進出、商品開発やシSYS開発等、様々な場面で、豊富な経験と専門性を持つ個人=IC (インディペンデント・コントラクター)を活用しようという企業側の動きもある。
どうやら「企業と個人との新しい関係」 が生まれているらしい。

そんな中で、個人がひとつのトンガリ能力で自分ブランドをもっていることはとても重要だ。

会社における個人の業績は、「やったことの実績」で評価される。ICとして新たなプロジェクトを組むときは「できることの能力」で判断される。

自分ブランドは、過去形ではなく、過去の延長線上に延びる未来系(能力)で勝負していくほかない。

さて、自分の能力はどんなブランド価値があるだろうか・・・。ちょっと棚卸してみない?

著者の杉山さんの発案による「セルフブランド指数」というのがある。Googleで自分の名前を検索してヒットする件数を指数としてみようというものだ。今年はxxxx、来年はもっとヒット数を・・・というのもいいね~。


オススメ度

★★★★★+自分ブランドの時代

読んで欲しい方

・自分のポジションを測りたい方
・自分の生き方を見つめなおしている方
・会社を離れたところでも自分価値をあげたい方

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2005年04月08日

君も社長になろう。 ~ 吉田雅紀

   10年なんて待てないぜ!

書籍情報

君も社長になろう。 楽しんで儲ける! 起業という生き方
吉田 雅紀
大和書房 (2005/03/19)
売り上げランキング: 1,050
通常24時間以内に発送

本のひらめき

人生1/3は仕事をしている。(寝る=8時間、仕事=8時間、その他=8時間)

だとすれば、人生の1/3もある仕事時間を充実して過ごしたい。ワクワクして過ごしたい。
会社勤めでもそれは可能といえば可能だが、はやり自分の好きなことをやっていたい。となれば起業だ。ということは社長である。だから・・・君も社長になろうよ!というのが本書を流れるメッセージだ。
好きなことをやってメシを食う。「スキメシ」の薦めである。

さてさて、簡単に社長なんかになれるものだろうか。うん。簡単さ。

「社長になるための一番簡単な練習方法は、実際に社長になることである」という。畳の上で水泳の練習をするより、やはりプールで泳ぐほうがずっといい。
それと同じだね。

本書を読むと、そっかぁーと元気がでる。

とにかく就職しないといけないから(MUST)、会社に入った。それから仕事をしているうちにやりたいことが見つかる(WANT)かもしれない・・・というのもいいが、それは逆さまの発想だと著者はいう。WANTが先にあるべきだということだ。

大学選び、仕事選び・・・ぼく達の多くは、まずMUSTがあって、あとから余裕をみてWANTをみつけようとしてきた。それはやはりヘンだった・・・。

WANTをみつけ、社長になってスキメシを食う・・・そんな発想の転換をこの本から得てみたい。

就職活動中の君、面接試験もいいけど、社長もいいぜ!


僕の思いつき

本書の中で、自分と会社の位置関係を2つの○で描く話が登場する。

会社という大きな○の中に、自分の○が包含されている図を書くと、アメリカでは即カウンセラーのところへ連れて行かれるという。自分の人生の中で、会社というのはその中にあるべきだという発想である。ふむふむ。

会社の就職面接でこういうのを試してみたいねぇー。笑

就職面接が各地で繰り広げられるこの頃、ぜひ、自分を見つめるきっかけにしてほしいものだ。

ちなみに本書の著者、吉田さんはドリームゲートを立ち上げた方。
  http://www.dreamgate.gr.jp/

起業家100人挑戦日記2005というのも壮観!
  http://dblog.dreamgate.gr.jp/100entre.php

刺激、受けてみよう!



オススメ度

★★★★★+社長だ!

読んで欲しい方

・起業をねらっている方
・事業を起こしたい方
・楽しい人生を送りたい方

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2005年04月07日

ウェブログのアイデア! ~ デジビン + ツルちゃんセミナー

ヒントあり!

書籍情報

ウェブログのアイデア!―プロのライター&編集者が教える、ネタの集め方・読ませ方・見せ方のテクニック
デジビン
アスペクト (2005/03)
売り上げランキング: 1,011
通常24時間以内に発送

本のひらめき

ブログはなんだかいいらしい。でもまだ一歩が踏み出せないという方は、ぜひこの本を読まれたい。

仕組みよりも、楽しさがある。
ロジックよりもサンプルがある。
やってみようっかなーという気にさせる。

バカのかおり(27歳OLさんの日記)  http://bakahori.exblog.jp/
3ねんせいにっき(小学3年生の二期)  http://blog.livedoor.jp/cola/
土佐日記(過去の日記)     http://kotonoha.main.jp/history/tosa/
デジオの宇宙色々        http://dedio.jp/

など見ているとほんとに楽しくなってくる。

第3章には、OLブロガーの一ヶ月というコーナーで、ブログ運営の流れが解説されている。ネタの探し方、書体のいろいろなどとても親切だ。

ちなみにWebookも86Pに登場する。(喜)

ブログをはじめてみようっかなぁーという方にはピッタンコのオススメ本である。

僕の思いつき

ブログをやるときにちょっとした面白い仕掛けがあると楽しい。たとえば、こんなサービスは使ってみたい。

 BLOG Meter    http://blogmeter.jp/
 フォートラベル(海外旅行) http://4travel.jp/
 RSSカレンダー      http://www.rsscalendar.com/
 feed meter    http://feedmeter.net/
 はてなアンテナ       http://a.hatena.ne.jp/

などなど。
本書では、ブロガーのための便利サイト31のなかで紹介されている。

ブログを始めたら教えてねー。


オススメ度

★★★★★+ブログのヒント

読んで欲しい方

・ブログを始めたばっかりの方
・ブログを始めようかと思う方
・まだ、ブログを始めてない方

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2005年04月06日

上機嫌の作法 ~ 齋藤孝 + 昭和の記憶

気分は基本的に心の習慣です。うむ。

書籍情報

上機嫌の作法
上機嫌の作法
posted with amazlet at 05.04.09
斎藤 孝
角川書店 (2005/03)
売り上げランキング: 397
通常3日間以内に発送

本のひらめき

上機嫌がいいか、不機嫌がいいか、と問われれば例外なく(多分)、上機嫌がいいという答えがかえってくる。当然だ。機嫌がいいほうが何をするにしてもよいことずくめだからだ。機嫌、気分、場の雰囲気・・・こうした目に見えないものは、意外に置き去りにされてきたような気がする。

本書は、上機嫌はコントロールできるもの、すべきものとの認識にたつ。だから「上機嫌力」というように「力」がつくのだ。つまり、いつも上機嫌でいることは技であり、習慣として身に着けることができるという視点にたっている。したがって、鍛えればいつも上機嫌でいられるというわけだ。

 「運動と同じで訓練を続けると上機嫌の筋力がついて、こころの稼動範囲
  が広がり上機嫌が生活に占める割合が増える」

なるほど。

さてどうするのか。

 体の状態をよくして上機嫌モードにする
 ふっきり上手になる (自分を笑い飛ばす力)
 自画自賛力をつける

などだ。といってもなかなかわからないかもしれない。そこでサンプル(上機嫌列伝)が登場する。マツケンサンバ、淀川長治、黒柳徹子、新庄剛志など。 

ムカツクことの多い時代に、上機嫌の作法を心得てみたい。


僕の思いつき

本書にはネイティブ上機嫌の新庄選手、長島監督、ゴンなどが登場する。
身の回りにいるヒーローは、何が達人なのか・・・そんな視点でいろんな人を分析してみるのも面白い。
できれば、二軸分析をやってみるといい。

本書での二軸分析(斎藤さんはこれが得意)


          上機嫌
           |
     notenki   | jokigen
           |
  知性乏-----------+-----------知性有
           |
     abunai   | erasoburi
           |
          不機嫌


人を観察して考えてみよう。



オススメ度

★★★★+ご機嫌いかが力

読んで欲しい方

・いつも上機嫌でいたい方
・機嫌の悪い人と接している方
・人を上機嫌にするのが好きな方

Posted by webook at 12:52 | TrackBack

2005年04月05日

収入に合わせてお金がグングン貯まる3原則 ~ 天野隆

タイトルより2倍面白い。

書籍情報

本のひらめき

お金持ちにもいろいろある。本書ではストックリッチ(資産が沢山ある人)とフローリッチ(収入が沢山ある人)そしてハッピーリッチ(幸せが沢山ある人)の3つに分類している。

本書の魅力はフローリッチとハッピーリッチの生き方に関する講座だ。
とても分かりやすくかつ心に響く心構えが書かれている。本書のタイトルは少々俗っぽいタイトルだが中身はぜんぜん違う。もう少し哲学的なタイトルにしてもいいかなと思える。『本物のリッチになる3原則』とか。

一番気に入ったのは“フローリッチになる3つの習慣”のところ。収入が多くなるということは、すなわち仕事ができるということ。仕事ができるためには次の3つの心得が大切と説く。

 1)すばやく仕事をするために 「終着駅からメソッド」を使う
 2)実務能力が身につくために 「知恵袋メソッド」を使う
 3)面白い仕事をするために  「ありがとうメソッド」を使う

終着駅メソッドというのは、問題解決、企画書やプロジェクトなどは、最終形をまずイメージしてからはじめようというもの。全体が「見える」という感覚をもって進むことが公認会計士の試験、企画書の策定、問題解決などさまざまな分野で仕事を「すばやく」「質よく」仕上げるコツだという。大賛成!
何がゴールなのかを見極めてやることこそ重要なのだ。

知恵袋メソッドというのも心にぐっとくる。
人間とは忘れやすいものだから役に立つことや心に強く残ったものは「まとめる」ことが大切という。将来何かに使う( OUTPUT)するためにやりっぱなし、経験しっぱなしでおくのはやめようということだ。
使うときはまとめておいたノートをひっぱりだして、これこれこういうことを注意してやります・・・みたいに使えばいいという。何も諳んじている必要はないのだ。

ありがとうメソッドは、久米さんが著書の中で書かれていたGIVE&GIVE&GIVEN の発想に似ている。上司にも部下にも家族にもまずありがとうの気持ちと発想を持とうという。

この本、お金持ちになる・・・というだけの浅薄なメッセージではない。もっと深い人生や仕事の哲学がある。

僕の思いつき

読書、仕事の経験、気づいたことなどをまとめておこうという。そのための秘密の呪文がある。「いまきけよ」!
い:意識を持っている問題について、ま:まとめることがポイント、き:気づいたこと、け:経験したこと、よ:読んだこと。 というものだ。

著者は、こうした言葉のセンスがとてもいい。わかりやすく覚えやすく、大切なことをまとめておくのは大事なことだ。

もし知恵袋メソッドをやってみようと思ったら、こういうセンスを磨いてみたい。



オススメ度

★★★★★+オリジナルメソッド

読んで欲しい方

・お金持ちになりたい方
・仕事をいっぱいして収入をふやしたい方
・生きている充実感を感じたい方

Posted by webook at 12:49 | TrackBack

2005年04月04日

80人の海外成功物語 ~ 内田麻衣子/飯田かすみ

私はここで生きている

書籍情報

80人の海外成功物語
80人の海外成功物語
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内田 麻衣子 飯田 かすみ
光文社 (2005/03/25)
売り上げランキング: 2,448
通常1~2週間以内に発送

本のひらめき

バークレーにある富士山ドットコムの相内さんを訪ねたとき、「JINA」のことを聞いた。JINA(ジーナ)とは、アメリカで生活している日本人向けの情報コユニティーである。そこで記事にされた内容を本にしたのがこれだ。

アメリカで起業した人、アーティストとして生きる人、医療や癒しの最前線で活躍する人、ボランティアに生きる人などなどさまざまな生き方がある。

へぇーそんな仕事もあるのかぁ・・というイエローページとしての見方もあるのではないだろうか。

なんとなく就職試験を受けてる人、とりあえず名のある会社に入ればなんとかなるさと思ってる人がいたら(純くん、君もそうかもね)ぜひ読んでみてほしい。

好きな自転車で起業した元サラリーマン小野昭さんの言葉が印象的だ。

 やりたいことは夢として保管しない!

自転車にはまっていた小野沢さんは日本の自転車メーカー各社に「アメリカに子会社はいりませんか?」と電話をかけまくったという。もちろん門前払いがほとんどだったが、情熱は運をひきよせる。一社あった。栄輪業。やがて、マウンテンバイクならこの人しかいない・・・という独自のポジションを築くことになる。もう一つの言葉も気に入った。

 プラス思考とプラスの態度がプラスの結果を出してくれる!

なるほど。

この本に登場する人はすべて海外で活躍する人だ。夢を実現する場所は日本だけじゃないってことだね。そういう時代になってきた。


僕の思いつき

この本に登場する方は魅力的だ。会いに行こう。

小野沢さんはシアトル在住だ。シアトルはたまに行くし今度会ってみよう。また、アーティストの市川江津子さんはガラスアートで独立している。この方もシアトル。
ハワイ在住のボディセラピストの星野パワーズ知香子さん。
マリンバ奏者の高田直子さん(ロサンゼルス)も魅力的。

うし、会いにいくぞ!

あれれ、女性が多いな・・・・ま、いっか。笑



オススメ度

★★★★★+80人+α

読んで欲しい方

・海外に行きたい方
・自分の居場所をみつけたい方
・就職で悩んでる方

Posted by webook at 12:46 | TrackBack

2005年04月03日

サラリーマンが株で1億円を稼ぐ!! ~ えす

   資産一億、考えたことある?

書籍情報

サラリーマンが株で一億円を稼ぐ!!
えす
マガジンハウス (2005/03/28)
売り上げランキング: 128
通常3日間以内に発送

本のひらめき

「ごくごく普通のサラリーマンです。そんな私がたったひとつだけ、普通でないことがあります。株式投資の結果、まだ30代の半ばで資産1億円を達成ししたのです。」

こんな著者が、自身の株式投資歴と投資への考え方を披露する。たったひとつだけ・・というトンガリは、十分本にする価値がある。まさに経験が経験価値としてキラメク瞬間だ。


ひぇー1億円!と驚くが、けっして順調だったわけではない。著者がはじめて投資を行ったのは96年。だからバブル崩壊、ITバブル崩壊などさまざまな苦い思いもしている。YUASA(6933)で大損こいたこともあるという。短期ではなく長期的な視点の投資方法に切換え、一億円への道のりがスタートしたようだ。

年金もどうやらヤバげだし、株式投資で将来の資産確保に備えたい・・なんて方は多いと思う。そんな方にまっとうな投資のヒントが書かれている。

著者の投資方針はこんな感じ:

 短期で上がる銘柄ではなく、中長期で割安と思える銘柄に投資して
 中長期で大きなりターンを狙う。

投資哲学12ヶ条もある。
 信用できない会社は買わない
 これからよくなる会社を買う
 今はやっている銘柄は買わない
 できるだけPERが割安な銘柄を買う。(10倍以下くらい)
 時価総額の小さな会社を買う
 成長している銘柄を買う
 他社と何か差別化されている会社を買う
 世の中の変化に乗っている会社を買う。
 失敗しても取り戻そうと頑張らない
 一度にまとめて買わない
 安くなったところを買う
 結果を急がない

まっとうな会社にまっとうな投資をして、そういう企業に21世紀は伸びてほしいという著者のメッセージはイケてるね。


僕の思いつき

ウォレン・バフェットの教えも引用されている。お気に入りはこれ。

「君の得意とする分野に投資せよ。
 いかによく知っているかということが大切だ。」

著者のブログサイト はブログランキング1位に輝いてる。
 http://esu.jp/

これから投資を始める人は、ぜひその記録をブログにして公開してほしい。誰かが見れば、それは個人の経験が、二人が共有できる価値になる・・・
かもしれないから。



オススメ度

★★★★★+一億円

読んで欲しい方

・株式投資を始めた方
・勤めをしながら投資している方
・冷静になれる方

Posted by webook at 12:43 | TrackBack

2005年04月02日

いちばんやさしいネットDe中国株スタートBook ~ マネープラス

赤い株を育てる

書籍情報

いちばんやさしいネットde中国株スタートBOOK―人気専門家がはじめてでも安心して買える銘柄を教えます
マネープラス編集部
SSコミュニケーションズ (2005/03)
売り上げランキング: 96,898
通常24時間以内に発送

本のひらめき

今日は中国株の本。ネットで取引を始めた人の多くは10万円程度でも取引できる中国株にいきつく。配当利回り数%以上、株価上昇による利益の可能性、人民元切り下げによる利益などいろいろな可能性が見え見え状態だから、やらないほうがどうかしている・・・(なんて煽ってはいけないんだけど)

本書は、中国株の取引を始めようという初心者向けにとても親切に解説されたムック本である。ひとことでいえば、とっても分かりやすい!

松井証券のネット取引を例にしてある。
一般の中国株経験者のアドバイスなども参考になる。

前半は中国の経済、インフラ、株式市場のしくみなど基本的な情報がまとめられており、とてもうまくまとまっている。便利で重宝である。

後半は株取引の画面や申請書の紙面などを示しながらの手取り足取り。実際に僕も経験した状況がそのままでとても親切なつくりだ。

中国株をちょっとやってみたい・・・方はこの本がおすすめ。

僕の思いつき

中国関係の本はたくさん出ている。本で読んで知識を得るのもいいが、現地にいくとか、あるいは中国株をやるなど直接的に「経験」するのはもっといい。

はてさて、中国株を買うための準備をしますかね・・。

どうですかあなたも。お金儲けというより、中国の発展を肌身で感じるために。


オススメ度

★★★★★+赤チップ

読んで欲しい方

・中国に熱い視線をわえて見ている方
・ネットで株をやってみようかしらという方
・余剰資金がある方

Posted by webook at 18:40 | TrackBack

2005年04月01日

楽天証券ではじめるやさしいネット株 ~ 大竹のり子

あなたもデビューしてみる?

書籍情報

楽天証券ではじめる やさしいネット株
大竹 のり子 米田 徹 鶴田 修朗 アーク・コミュニケーションズ
インプレス (2005/03/25)
売り上げランキング: 1,471
通常24時間以内に発送

本のひらめき

若干ふところ具合がいい方もいらっしゃることだろう。一般の個人投資家がふえてきているらしい。ネット証券がいくつかでき、株の投資手数料が格段に安くなったことと、インターネットで自宅で売買できるのがいいのだろう。主婦の投資家もたくさんいる。

我が家もそろそろ投資家に・・なんて方は、この本がいいかも。

松井証券、イートレード、楽天証券などいまではいろんなネット証券が選べる。それぞれ微妙にサービスや使い勝手が違うから、自分の好みで選ぶ必要がある。ただし、やってみないとわからないこともあり、なによりまず、始めてみることである。

手始めに楽天という方は、本書がおすすめ。

取り扱い手数料が安いといってもそれなりに経費はかかる。楽天証券の特徴はマーケットスピードという楽天オリジナルの株式取り扱いソフトがある。実に楽天らしい。このソフトははじめの3ヶ月間は無料。その後一定の取引をするなら無料が3ヶ月更新で継続される。そうでないと6300円かかる。この仕組みはいかにも楽天という感じがする。三木谷さんらしい。

あずは3ヶ月遊んでみるのもいいね。


僕の思いつき

株の取引は、けっこう社会勉強になる。経営や社会やマネー。これほどいい勉強機会はないのではないだろうか。

かわいい子には旅をさせろ。
かわいい子には□をやらせろ。 今回は、穴埋め問題。

ちなみに答えは・・・・ない。


オススメ度

★★★★+楽天

読んで欲しい方

・中国株の動向を指をくわえて見ている方
・ひそかに投資している方
・余剰資金のある方

Posted by webook at 12:41 | TrackBack

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