2007年07月30日

セカンドライフの儲け方 ~ 永島蓮汰郎/田淵裕哉 + ライブラリー・パーティ:8/2

   セカンドライフにいってみよう!


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●今日の一冊:【セカンドライフの儲け方】

   バーチャル世界でリアルに稼ぐセカンドライフの仕組みとヒント大公開

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   |永島蓮汰郎/著 田淵裕哉/著 セカンドライフNo.1起業研究会/編
   |あさ出版|2007年07月
   |ISBN:4860632214|1,600円|217P
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<本のひらめき>

セカンドライフ。聞いたことがある方は多いはず。いやいや、定年後のってこ
とじゃなくって、バーチャルの話。
ネット上に3Dのアバター(分身)を作り、カフェで語り合ったり、ビジネス
をしたり、結婚式やセミナーをしたり・・・というものだ。なーんだ、3Dに
しただけか・・・と思っていたのだが、バーチャル世界でビジネスが成り立ち
しかも、それでリアルマネーを稼ぐ人がいる・・・というから、驚き。

今ネット上でものすごく流行りはじめている。2007年6月現在で、その数
720万人、というからすごい数字である。しかもものすごい勢いで増えてい
る。毎月30万人くらいとか。
ミクシ、ブックオフ、サントリー、アメリカニッサン、ベンツなどの企業もい
ち早くセカンドライフに参入している。

ここで、リアルマネーを1億円も稼いだつわものもいる。(仮想マネーは、ド
ルへ換金できる)

本書は、このセカンドライフ基本と、そこでのビジネス(起業)について、解
説してくれる本。

バーチャルといってもリアルとの接点をもつところが大切だという。役にたつ
、面白い、ニッチ・・・など、いろんな要素を加味しながらビジネスをMos
oしてみるのも面白そうだ。

うー・・・読むのももどかしく、はやくいかねば・・・セカンドライフ!


<僕の思いつき>

はやりものに踊らされるのは、いただけないが、あたらしいものは、とりあえ
ず食べてみるといい。

ライフサイクル理論(導入期→成長期→成熟期→衰退期)のまだ導入期にある
セカンドライフは、まずは覗いて試してみるのが先決。今は、とにかくスピー
ドが命。早いもん勝ちってことだね。

さっそくいってみよう! じゃ、いつかアバターで会おうね!
そこで、きっとセミナーやってるから。セカンド・Jカレッジってことで。笑

それから、セカンドライフで、どんな楽しいことができるかMoso会議をす
るのもいいねぇ~。

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<オススメ度>

   ★★★★☆+アバターは誰だ

<読んで欲しい方>

   ・セカンドライフに興味がある方
   ・バーチャル世界でMosoを広げたい方
   ・セカンドライフ起業をしたい方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/39eqwz  (日本の方)
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Posted by webook at 15:40

2007年07月27日

伝える力 ~ 池上彰 + レジェンド会


   素朴な疑問・・・ほど深い。

書籍情報

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本のひらめき

週刊こどもニュース(NHK)をご覧になっていた方は多いのではないだろう
か。子供向け・・・といいつつ、あんがい大の大人が「そうだったのか!」と
思う瞬間がたくさんあった。それは同時に、「わかっているつもり」で過ごし
ていた自分の発見、でもあった。

本書は、週刊こどもニュースのお父さん役(11年間)でもあり、ジャーナリ
ストでもある池上さんが、「伝える」とはどういうことか、その極意は何かを
“わかりやすく”解説した本である。

本書の最初に「日銀とは何か」を子どもに説明する問いかけがある。ハッケン
ギンコウ、シチュウウ、キョウキュウ・・・どれも子どもにとっては???な
単語。そういうのをどんどん突っ込まれると、タジタジになってしまう。

深く理解していないと、わかりやすく説明することは、できない。

そんな発見から、話す、書く、聞くといったコミュニケーションの能力をどん
なふうに磨けばいいか、具体的にかつ、わかりやすく解説が進む。

このほか・・・

クレームを企業(の窓口)に伝えるときも、まず自分の素性を明かし、安心し
てもらってから用件にはいるのがよい。

カタカナ語や、~~性、~~的、といった安易な言葉にたよらない。

など、はるほどーという視点がとても気持ちにすーっとはいってくる。


僕の思いつき


キャスターの経験から、次の言葉がとても印象的だ。

 10秒あれば、かなりのことがいえる。
 30秒もあれば相当なことがいえます。起承転結まで含めた、ちょっとした
 ストーリーまで話せる。そのことに気がついたのです。

さらに続いて、

 しかし、15分ぐらいまでは、ひとつのテーマに絞って話したほうがよい、
 というのが実感です。

なるほど。自己紹介をする機会は、けっこうあると思う、そのときお一人1分
で・・・なんてお願いされることがある。このときのために、ちょっと自分バ
ージョンを作っておこう。

もうひとつ、カタカナ語を小学生にもわかりやすく変換する、これも楽しい。
たとえば、

 コンテンツ
 コンプライアンス
 シーズ
 シナジー
 リスクマネジメント

さて、みなさんなら、なんて説明するだろうか? (説明アイデア募集中)
ひらがな10文字(+2文字おまけ)でがんばってみよう。

コンテンツ=つたえたいことのはしら
コンプライアンス=しょうじきでうそつかない

とかね。(では、みなさんの説明まってます)



オススメ度

★★★★★+素直な疑問

読んで欲しい方

・やさしく伝えるのがうまい方
・やさしく伝えたいことがある方
・やさしく伝えてほしい方

Posted by webook at 17:06 | TrackBack

2007年07月26日

漢字幸せ読本 ~ ひすいこたろう&はるむね + 名古屋の夜

   「束」になって「進」め。それが「速」いから。


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●今日の一冊:【漢字幸せ読本】

   漢字は答えを知っている

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   |ひすいこたろう/はるねむ/著
   |ベストセラーズ|2007年05月
   |ISBN:458413006X|1,300円|236P
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<本のひらめき>

僕も実は、漢字大好き人間。その昔、e漢字ドットコムなんてドメインをとっ
たことがある。e漢字メルマガなんてのもやっていたことも。

だから。この本は、とっても身近で楽しい。そして、とっても深い。

漢字を使う国に生まれてよかった・・・そう思うこのごろ。

さて、本書は、漢字の心を読み解いて、人生に生かそうっていう素敵な本。

たとえば

 「無」

この漢字、なんにもないことをあらわすんだけど、よくみると沢山の点と線
からできている。普段は気にしていないたくさんの人のご縁と応援によって
なりたっている自分。そこにある「無」は、なしではなくたくさんの見えな
いものがあることに気づく。

たとえば

 凄い人

世の中には、とても凄い人がいる。講師だったり、先生だったり、社長だっ
たり・・・。でも、一番すごいのは、一番身近にいる人・・・妻。そうだっ
たんだぁ。ひすいさんも凄い奥さんがいるみたい。僕にも・・いるねぇ。笑

たとえば

 迷う

人生に迷いごとはつきもの。右か左か、行くか止めるか。でも「迷う」って
いう漢字は、「道」の上にある「米」粒。つまりたいしたことないってこと。
迷ったらどっちにいってもいいってことだね。
そして、その米粒の一つ一つを大切にしていくと・・・・何がおきるか。

 糧(かて)

あはは、人生の糧って、こうやってできるんだね。こつこつと迷いながら。

そういえば

 辛い

ことってあるよね。たまに。でも、一年前の辛いことってほとんど覚えてい
ない。いつのまにかどうでもいいことに。そして、辛いことも、もうちょっ
と(-)がんばると幸せになっちゃう。あー、不思議。

だって、自分の周りにはいつも「臨機応援団」がいるから。友達がこういう
よね、大丈夫、大丈夫、大丈夫って。
「大」「丈」「夫」のそれぞれに「人」がある。3人の友達が応援している
ってこと。

こんな「感動的漢字」がいっぱい。


<僕の思いつき>

ひすいこたろうさんのメルマガを教えてくれたのは、シックスシグマの達人で
あり僕の心の友達、行縄さん。(←この人、凄い人です)

そのときは、恋と愛の違い、その変化の過程を教えてもらって、感動した。
(これは、この本にもあるので、読んでね)

そして、この本を貸してくれたのは、ジェイカレッジスタッフのあべちゃん。
折り目がついた本は、あー、こういうところに感じたんだーって、あべさんの
気持ちが見えて楽しかった。僕の折り目も加えて、お返ししておこう。笑

僕はいつも臨機応援
友達は皆な臨機応援
これって何かって言うとね

   危
 <臨機応援 ・・・・・・
   会

っていう飛行機なんだ。友達の危機にできることはなんでも応援。友達の機会
にはもてる情報やネットワークを駆使して応援。いつでも応援。これって、人
のためにやってるんじゃないんだよね。実は・・・。ドクター佐藤がいってお
られたように、自分と他人の区別がつかないから、結局、自分に還ってくる。

あなたも・・・臨機応援団へようこそ。
(入団資格:応援と感謝が笑顔になってにじみ出ている方)

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<オススメ度>

   ★★★★★+(4x9+8x8=100)

<読んで欲しい方>

   ・漢字が好きな方
   ・漢字がキライな方
   ・元気になりたい方

<欲しくなっちゃった方は>

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   ・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd  (アメリカの方)

Posted by webook at 15:37

2007年07月25日

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか ~ 田坂広志 + プロフェッショナル

   邂逅の一瞬・・・


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●今日の一冊:【なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか】

   人間の出会いが生み出す「最高のアート

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   |田坂広志/著
   |PHPエディターズ・グループ|2007年08月
   |ISBN:4569692311|1,400円|216P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

先日、新宿紀伊国屋ホールで、田坂さん講演を聴く機会をいただいた。ジェイ
カレッジや100冊倶楽部の仲間もいっしょに、深い思索の時をともにできた
ことがなによりうれしいことだった。
そして、お隣の席には、なんとあの・・・・。

講演終了後、様々な思いが連なり涙が止まらず、しばらく席を立てずにいた。
田坂さんが語られた言霊に共鳴するような不思議な空間は、言葉にならないよ
うな素敵な気に満ちていた・・・・。

あの日語られたことが、本書に文字として凝縮されている。厳しくもあり、す
ばらしくもあるマネジメント道とは何か・・・・。本書を読みながら再びあの
瞬間を思い出させてもらえた。

部下が何人いるかに価値を見出すような権力志向や、ガス抜きといった表面的
なコントロールで人を扱おうとする操作主義・・・マネジメントの世界には、
時としてつい流されてしまう落とし穴がある。そういうもので組織をまとめて
いくこともできなくはない。・・しかし、寂しい。人として、リーダーとして。

経営やマネジャーがそのマネジメントの世界で背負う「重荷」は、「生活の糧」
だけでなく「成長」であるという自覚・・・そこに覚悟を感じるとき、はじめ
て部下をもつ資格が生まれる。(自分はどうだろうか・・・その問いの前にた
じろく自分がいる)

 自ら重荷を背負うマネジメントの道
 それは、部下や社員の「成長」に責任ともつという覚悟

 究極、心のマネジメント

 心の世界
 人の心がわかるとは、相手の心、集団の心、自分の心が見えること

 人間学は格闘。それは「正対」すること。

 他の人物の寂しい姿は、すべて、自分の中にもある。
 他の人物の素晴らしい姿もまた、自分の中にある。 

 人と人との「出会い」は、単なる偶然のように見えて、一つとして
 偶然は、ない。人と人との「出会い」には、かならず、深い意味がある。
 そのことを信じるか、否か。ただ、それだけ。

 「成長」という言葉は、自動詞なのです。

 リーダー。それは「組織を率いる人間」のことではない。
 それは「山を登り続ける人間」のことです。
 「人間成長という山の頂にむかって上り続ける人物」のことです。

 何かのご縁で、自分が上司を務めさせていただいている。
 何かのご縁で、このかたがたが部下の立場を務められている。

 ぎりぎりの場面で、上司が処すべきは、価値観の勝負。
 「部下をほめるのも、命懸けですよ」

 人生を賭して何を証すか。
 命懸けで、このマネジメント論を証してみたい。

 「人間としての成長」を求めて
 「人間としての邂逅」を求めて

 一瞬のアートを作る、命、掛け、で

ありがとうございました。


<僕の思いつき>

今度僕が引きつくことになった役割は、まさにこの本に書かれている仲間や自
分の成長のために与えられた素敵な劇場。

その前任者Tさんが、車のなかでさりげなくこういわれた。
 「数字も大事だけど、やはり人心だね。経営ってほとんど心理学だねぇ」
3日ほどいっしょにいて、一番印象的だったTさんの言葉だった。

素晴らしい先輩から引き継ぐことになった「マネジメント」の道。それは、厳
しくも楽しくもある素敵な道。

これから6年(と勝手に思っているんだけれど)、この本がいろんな意味で僕
のみちしるべになりそう・・・・

  「山を登りつづける人間」になること

   誰かを指導しようと思うわけでもない。
   組織を統率しようと思うわけでもない。

   ただ一人の人間として、「人間成長」という山の頂に向かって登り
   つづける。

そんな役割を僕らしく演じられたら・・・。
僕のこれからの数年は、また一段の階段を登れる素敵なステージのかもしれな
いなー。

様々なものが連なり、ご縁に恵まれ、今ここにいられる自分の幸せをかみしめ
ながら(遺憾、空港で涙がでてきた)、また僕も一人の人としてがんばって、
いこう・・・・


(沖縄へ向かう飛行機の中で、再びの涙とともに読みました。
 機内にいた、それはそれは素敵な空気を生み出していたプロフェッショナル
 の方に、この本をプレゼントしました。
 心にあふれてきた感謝の気持ちを添えて・・・)


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<オススメ度>

   ★★★★★+邂逅という奇跡

<読んで欲しい方>

   ・マネジャーになられた方
   ・マネジメント道を極めたい方
   ・部下をもった方

<欲しくなっちゃった方は>

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Posted by webook at 15:35

2007年07月24日

Think! No22 ~  + 御立尚資さん in Jcollege

   デザイン力の時代?


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●今日の一冊:【Think! No.22】

   デザイン思考力

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   |東洋経済新報社/著
   |東洋経済新報社|2007年08月
   |ISBN:4492830235|1,800円|
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<本のひらめき>

今号は、「デザイン思考力」がテーマ。
ん?なにそれ・・・っていう方もいるかもしれない。本書の定義によれば、

 これからのビジネスの世界でキーワードになるのは「デザイン」だ。
 デザインとは、表面を美しく見せることに加え、「設計する」「立案する」
 といった意味も含む。
 問題解決のために思考や概念を組み立て、それをさまざまなカタチで表現
 することであり、それができる能力を「デザイン思考」と呼ぶことにする。

うむ。なるほど。概念を組み立てるとか、コンセプトを創るといったところも
デザインだ。つまり発想の源流もデザイン力。

今もっとも注目されるのは、携帯電話のデザイン。iPhoneは、まさにデザイン
の勝負ともいえる。

7.24は、ジェイカレッジにボストンコンサルティンググループの日本代
表、御立さんを向かえ、「戦略脳」の話を伺った。実は、そこにもこのデザ
イン思考のことが登場していた。

デザイン思考には(実はほかにも様々な場面で)、右脳と左脳のバランス、
というかロジカル思考とひらめき思考が大切という。カタチあるモノを創る
ときだけでなく、カタチの見えないものをデザインすることにも活かしたい。

この号には、マッキンゼー、一橋大学、資生堂などで濃縮されているデザイ
ン思考の知見が披露されている。

本書で注目したいのは、もう一つ。「MBB経営」(Management by Belief)
=思いのマネジメントだ。一橋大学の一条和生さんと多摩大学客員の徳岡晃
一郎さんのコンセプト。
西洋と東洋の融合の中に、今の企業が悩んでいる悩みに答えようとしている。

高田貴久さんの「ファクトベース思考」と、山岡隆志さんの「アドボカシー
マーケティング」の連載もおすすめ。


<僕の思いつき>

Googleで検索すればだいたいのことがつかめる。
それは事実。しかし、だから、それですべてオッケーと思うのはまだ早い。

ここにいけば、めざすべき出会いがある
これをみれば、だいたいの業界動向がわかる
カレにきけば、押さえるべき理論のつぼがわかる。

など、ツボを押さえた検索やつながりは、まだ従来の様々な方法が生きている。

Thinkは、そんなポジショニングの季刊誌かもしれない。

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<オススメ度>

   ★★★★☆+デザイン力

<読んで欲しい方>

   ・デザインが好きな方
   ・デザインという言葉を再定義したい方
   ・創造力を増したい方

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Posted by webook at 15:33

2007年07月23日

コミック鏡の法則+幸せを引き寄せる18のメッセージ ~ 野口嘉則 + 目指せ!社長セミナー

   また、泣けた・・・


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●今日の一冊:【コミック鏡の法則+幸せを引き寄せる18のメッセージ】

   100万部突破の愛の物語がマンガになった!

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   |野口嘉則/著 竹沢宵子/作画
   |総合法令出版|2007年07月
   |ISBN:4862800181|1,000円|195P
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<本のひらめき>

「鏡の法則」を読まれた方は多いと思う。なにしろミリオンセラーだから。
不思議な心の物語は、登場する人物と境遇が異なっても、どこかに鋭く共感で
きるところがある。不思議だ。

父と娘とその子ども。そこにある心の奥底のしこりが、実は、今自分が目の前
にしている悩みの原因だった・・・なんて。

物語は、小学校でイジメにあう息子(優太)、それを心配する母親、のんきな
感じの父親、そして父親の友達のカウンセラー・・・を軸に展開する。

思い余った母親は、カウンセラー(経営コンサルタント)の矢口に電話する。
わらをも掴む思いで電話した母親は、矢口のアドバイスにしたがって、自分と
深い対話を重ね、今おきている現実(問題)のほんとうの原因がなにかを知る。
自分の父親との心のわだかまりが、原因だっとは・・・。
そして・・・・

こんなストーリーだった。

本書は、マンガなので、よりイメージが湧きやすい。

後半、読者からの質問に対して、著者が答えるコーナーと、「過去から開放さ
れる8つのステップ」が解説されている。

この8つのステップは、とてもいい。許す・・・という高度な心の動きをする
ための素敵なヒントがある。その中のひとつ:

 私がそうであるように、○○さんも喜びを味わいたかったんだ
 私がそうであるように、○○さんも苦痛を避けたかったんだ

という「感じ方の転換」は、心のセンターシフトをもたらす素敵な呪文だ。

原著を読まれた方も、また再びの気づきの世界を、ぜひ!


<僕の思いつき>

心の世界。それが分るようになると、少しづつ人間としても成長できる。僕な
ど、まだまだ修行不足だけれど、いろんな場面をそんな修行の場と心得れば、
なんだか生きてるのが楽しい。

心を開いて話ができる友達、心を開いて聞いてあげられる友達、そんな仲間が
いたら幸せだ。その第一歩は、まず、聞いてあげられるってことだろうか。
ただ黙って聞く。それだけでも違うかも。来週はそんな修行がまっている。


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<オススメ度>

   ★★★★★+自分との対話

<読んで欲しい方>

   ・あの人は自分の鏡だという方
   ・反面教師も、自分を写す鏡だと思える方
   ・投影している自分を見つけたい方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/26dool  (日本の方)
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Posted by webook at 15:30

2007年07月21日

人生を変える!「心のDNA」の育て方 ~ 石井裕之 + ヤングアメリカンズ

   心のDNAは、想像力で育てよう

書籍情報

「心のDNA」の育て方~夢と目標を実現する7つの心理セラピー~(CD付)
石井裕之
フォレスト出版 (2007/06/27)
売り上げランキング: 45


本のひらめき

きのうに引き続き、石井さんの本をご紹介。
いわれてみれば、ナルホド。考えてみると当たり前。しかし、そこには、とても不思議な奥深い真実が感じられる。そして、それはきっと自分が幸せになる素敵なヒントになるのではないか・・・そんな気がしてくる。

心に響く素敵なセラピーが7つある。
小さく始める、想像力を使う、毎日100点満点、目標をあえて人に言わない、自分を信じる、正解を求めない、盗めない価値・・・といった「そうだったのか!」というセラピーがうれしい。

例えばこんな・・・

 感情には二つのタイプがある。
 何かに反応して受動的に浮かび上がる感情と、
 想像力を駆使して自分で作り出す感情、のふたつ。

石井さんは、「人生は何があったかではなく、結局どう感じたかということで決まる」という。うれしいことも悲しいことも怒り爆発のことも、それをどう捉えるか、感じるか次第で、人生は変わる。受動的な感情に流されるのではなく、それをどう感じるか「選ぶ」「生み出す」ということだという。

そのために必要な大切な力、それは「想像力」。
目の前にめちゃくちゃ無愛想な店員がきても、そこから生まれる一次的な感情だけに支配されるのではなく、その先や背後を「想像する」ことで、異なる次元の感情を「生み出す」ことができるという。これ、Moso系ね。感情からの自由を勝ち得る瞬間である。
想像力という言葉に、新しい価値を見つけたようなうれしさを感じた。

もうひとつ、僕の背中をおしてくれた言葉。それは「決断力」。

 決断力とは、自分の判断に責任をもつ覚悟のこと。
 どんな道でも、自分が選んだのなら必ず活路はひらける。

これからの新しい道が、なんだか素敵なものだと、かってに思い込んでいる自分は、けっこう楽天的というか、潜在意識を味方につけているというか・・・
Moso系の生き方のような気がする。

いろんな意味で、人生を楽しくしてくれる素敵な方法を教えてくれる一冊。
きのうの本とあわせてぜひ! (CD付)

僕の思いつき

石井さんがジェイカレッジにきてくれます。
(あはは・・・まだ連絡もなにもしてないんだけど・・・)

付録のCDを聴いていたら、いつもの会場で話されている石井さんがいた。
決まり! 12月か1月。

ってことで、よろしくです。(誰にいったのかなぁー)



オススメ度

★★★★★+想像力

読んで欲しい方

・感情の起伏から自由になりたい方
・自分の夢を一歩一歩進めたい方
・成長を愉しみたい方

Posted by webook at 17:07 | TrackBack

2007年07月20日

人生を変える!「心のブレーキ」の外し方 ~ 石井裕之 + 

   

書籍情報

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
石井 裕之
フォレスト出版 (2006/11/21)
売り上げランキング: 55

本のひらめき

この本、僕が手にしたときはすでに23刷を数えていた。ものすごく売れている本である。

まず、こんな問いから始まる。

 どうしてヤル気は、長続きしないのでしょうか?
 どうして感動は、すぐに冷めてしまうのでしょうか?

そして、その答えとして「心にブレーキが働くからだ」という。ブレーキは、実は、潜在意識というものに自然と備わっている機能だった。現状をそのまま維持したいという心の摩擦力である。

本書は、潜在意識を見方につけ、実現したい夢ややりたいことを実らせる方法を説いている。例えば:

 消え行く感情を定着させる唯一の方法は、
 その感情を、行動に変えること だという。

 感情は受動的な体験、しかし、行動は能動的な体験である。

だから、すんごくいいことや感動したことのあとは、それを何かの行動にしておくと(実行する、誰かに伝える、書き写す・・)といいらしい。

 根拠がなくても、ホンモノのの自信を持てばいい。

 最初は、演技だったハッタリもホンモノになる。
 Fake it until you maike it.

夢をもったら、それが実現したときのイメージをありありと浮かべてみるとよいとか、イメージ写真を貼っておくといいとか・・・聞いたことがある。それらも要するに潜在意識に働きかけることになるからだ。

本書は、なぜ潜在意識に働きかけるといいかが、なるほど・モードで書かれているのがうれしい。

潜在意識は、「意識が考えるのを止めたあとも、ずっと答えを求め続けるから」だという。ただし、答えを求め続ける方向が問題だ。

僕は、なぜいつもうまくいかないんだ・・・という問いに対しては、答えがみつからずいつまでもマイナスのスバイラルにいってしまう。しかし、僕は、どんなことができるんだろう?という問いには、いくつかの具体的な答えがみつかる。プラスの方向の問いを持ち、潜在意識がそちらに向かって考え続けるような思考法がいいようだ。

読みやすく、分り易い中に、深い真実の道がみえてくる。CD付き。


僕の思いつき

この本は、潜在意識の本。潜在意識さんと仲良く共同戦線をはるためのコツが書かれている。

佐藤富雄さんの、自律神経系の話(褒めるのは人のためじゃない)も、この潜在意識と同じように、フィジカルな面で僕たちをとんでもない高見につれていてくれるようだ。

自律神経系と潜在意識。このふたつの無意識を、見方につけておきたいね。

心のブレーキが、すっかりはずれている人を、実は僕たちはMoso系と呼んで楽しんできた。いろんなものがつながって、ストンと心に収まった。



オススメ度

★★★★★+潜在意識さん

読んで欲しい方

・心のブレーキとは何か知りたい方
・潜在意識を味方にしたい方
・素直な心を持っている方

Posted by webook at 17:23 | TrackBack

2007年07月19日

求心力 ~ ジョン・C.マクスウェルほか + 家族の絆

   成功 ∝ 影響力、求心力


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●今日の一冊:【求心力】

   人を動かす10の鉄則 圧倒的に人を引きつける人になれ!

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   |ジョン・C.マクスウェル/ジム・ドーナン/著
   |三笠書房|2007年07月
   |ISBN:4837956769|1,400円|221P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

ホンモノのリーダーに共通する大切なものは、卓越した知識や、人をロジカル
に説得できる弁舌や、ましてその地位といった一次的な能力やポジションでは
ない。

なんといっても、その「人間力」である。

彼(彼女)がかもしだす不思議な力・・・、「あの人についていきたい」と思
わせる力・・・それが求心力。

その力を身につけるための心得と方法が、豊富なエピソードや格言を引用しな
がら語られている。さながらセミナーを聞くような流れの中で、ナルホドーと
納得するものがいっぱいある。

例えば:

 大半の人は、誰かからか「励ましの言葉」が欲しいと切望している。そして
 人が最も影響を受ける相手とは、「自分を最大限に評価してくれる人」なの
 である。

 激励は、魂にとっての酸素である。

 期待をかけると、“期待以上の成果”返ってくる。なぜなら、
 人は、いつでも「相手の期待」に応えようとする、から。

とはいえ、人に期待したり、じっと待ったりすることは、なかなか忍耐がいる。

 人を信じるとは、種に水をやるように「秘められたもの」を育てること
 でもある。

そして、仲間に対しては、聴くという業がもっとも大切。ある学生との問答で
素敵なものがある。聴く、ということを定義してみよ・・という問いへの答え。

  聴く、とは、聞きたいと思うことです。  ← これ、秀逸!

心の声を聞く、相手の立場に立つ、信じて任せる、後ろ盾になる、・・・など、
カリスマ的リーダーの持つべき力を、とても心に響く言葉で語っている。

リーダーとその予備軍の方、必携の一冊。


<僕の思いつき>

ノードストームの経営哲学が紹介されている。いつか別の本でも読んだような
気もするが、改めて書き留めておこう。会社が現場に権限を委譲するときの、
経営哲学が凝縮されているから・・・・


  ノードストロームへようこそ

 あなたをわが社の一員として迎えることをうれしく思います。
 我が社の第一の目標は、お客様に優れたサービスを提供することです。
 人生の目標も仕事の目標も高く設定しましょう。
 皆さんには、それを達成できる能力があると信じています。

  ノードストローム・ルール

 ルール1: 「いかなる状況においても自分の判断が正しいと信じること」
 それ以外にルールはありません。

 質問があれば、いつでも、遠慮なく、部長なり、店長なり、事業部長なり
 に尋ねてください。

なんと潔く、現場に権限を委譲していることだろう。シビレル。

シビレルような会社に、僕たちも会社を高めていきたいねー。


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<オススメ度>

   ★★★★★+ついていきたい!

<読んで欲しい方>

   ・メンターになりたい方
   ・リーダーの風格を身につけたい方
   ・未来のリーダーを目指す方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/2npjvm  (日本の方)
   ・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd  (アメリカの方)

Posted by webook at 15:28

2007年07月18日

F1の秘密 ~ 林渓清 + JR車両、イスのファブリック

   スポーツであり、文化であり・・・


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●今日の一冊:【F1の秘密】

   マシンの超技術から、レースの裏側まで

    --------------------------------------------
   |林渓清/著
   |PHP研究所|2007年07月
   |ISBN:4569668720|571円|246P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

本書は、F1(フォーミュラーワン)の魅力を、技術、歴史、人など様々な分
野からわかりやすく解説した本だ。

F1は、知ってるけどあんまり興味ない(=僕)人も多いはず。そんな方は、
この本を読んで、ちょっと新たな発見を楽しんでいただきたい。

F1といえばレースクイーン・・なんていう男性諸氏もいるかもしれないが、
あれは実は日本だけ(このごろは韓国も)。F1チームには、レースクイーン
もコンパニオンもいないのだそうな。F1は、鼻の下を伸ばして見るもんじゃ
ないってことらしい。

F1は、スポンサーや広告で成り立っているが、車体に貼り付けてある企業ロ
ゴ、あれっていくらくらいなのか・・・。
実は2cmx5cmの小さなもので1億円だとか。(ひぇー)
F1チームの運営には、年間500億円くらいかかるというから、広告もそれ
なりに高いということらしい。

などなど、楽しい話題がいっぱい。

F1に興味がある人も、ない方も、ぜひ!


<僕の思いつき>

ココデシカの加藤さんは、実はF1が大好き。どうして・・・と思っていたの
だが、この本を読んで納得。知れば知るほど面白い深みがあるものだ。

 知らないことは分からない
 知らないことは楽しめない

知るは楽しみなりと昔、NHKのSさんが言っていたが、ほんとにそうだ。

知識や経験は、そこから何かを発展させてこそ価値がある。面白さがある。
だから、いつも、その先、つまり発展させる面白さを意識していることが大切
なのかもしれないね。

入れたから出す。のもいいけれど、出すために入れる。のもまた楽しからず哉。
ってことで、なんでもかじって、人に伝えてみたいね。


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<オススメ度>

   ★★★★+そうだったんだ

<読んで欲しい方>

   ・F1が好きな方
   ・F1って知ってるけど知らない方
   ・F1なんて・・・という方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/38bzrn  (日本の方)
   ・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd  (アメリカの方)

Posted by webook at 15:26

2007年07月17日

なぜ、働くのか ~ 田坂広志 + 紀伊国屋書店にて

   正座して読んでください。


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●今日の一冊:【なぜ、働くのか】

   生死を見据えた『仕事の思想』

    --------------------------------------------
   |田坂広志/著
   |PHP研究所|2007年07月
   |ISBN:4569668631|457円|159P
    --------------------------------------------


<本のひらめき>

私たちは、日々仕事に心を砕いている。汗を流している。時に悩み、時に喜び
そして、時にふと振り返り・・・。僕は、何をしにこの星にやってきたのだろ
う・・・という深い疑問符の前にだじろいたり。

私たちは、仕事をする上で、生きていくうえで、荒波や浮かれた雰囲気から自
分をしっかりとどこかに繋ぎとめておくための錨(いかり)みたいなのが必要
なのかもしれない。軸、といってもいいだろうか。

田坂さんはそれを、この本の中で「覚悟」と「思想」のふたつの言葉に込めて
いる。別にそんなものなくたって・・・。確かに、なくても仕事はでき、日々
の暮らしに困ることはない。しかし、もし我が命、あと一月限りとなったとき
揺るがない自分を感じられるかどうか・・・。

いかに「仕事の思想」を身に着けることができるか、そのことが語られている。
そのための3つの原点がある。「生死観」「世界観」「歴史観」である。

「生死観」とは、「生死」という深みにおいて観ること、
「世界観」とは、「世界」という広さにおいて観ること、
「歴史観」とは、「歴史」という流れにおいて見ること

だという。

私たちがこれらの原点を真剣に考えるといっても、そういう体験がないかぎり
なかなか難しい。しかし、田坂さんは「想像力の極み」において、それは可能
になると語っている。そして想像力を上げるための本も何冊か紹介されている。

渾身の講義録。

何度か読むことによって、きっと魂に響く部分が異なると思う。
そんなふうに、読んでみたい一冊。

誰かに差し上げたらきっと、贈った人の香りを感じとってもらえる一冊ではない
だろうか・・・。


<僕の思いつき>

99年、田坂さんは「仕事の思想」という本を出された。そこには、仕事に対
する心得が深い言葉で語られていた。下記のような言葉の定義が、私たちに居
住まいを正させる不思議な言霊がある。

「思想」= 現実に流されないための錨
「成長」= 決して失われることのない報酬
「顧客」= こころの姿勢を映し出す鏡
「共感」= 相手の真実を感じ取るための力量
「格闘」= 人間力を磨くための唯一の道
「地位」= 部下の人生に責任を持つ覚悟
「友人」= 頂上で再会を約束した人々
「未来」= 後生を待ちて今日の努めを果たすとき

そして、その後「一人の職業人として、一人の人間として、ささやかながら、
成長させていただきました」と語る田坂さんの物腰低い言葉に、思わず僕は、
身を硬くした。

時を経て、新たな視点での「仕事の思想」がここにある。

深みのある言葉、香りのある言葉。

僕たちも、そんな言葉を紡ぎだせるようになってみたい。修行あるのみ。


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<オススメ度>

   ★★★★★+問い続ける力

<読んで欲しい方>

   ・困難に直面している方
   ・順風満帆の方
   ・なんとなく満ち足りていない方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/2oaqxs  (日本の方)
   ・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd  (アメリカの方)

Posted by webook at 15:23

2007年07月16日

旅の途中で ~ 高倉健 + 田坂広志さん講演会

   高倉健さんの香りを感じる・・・


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●今日の一冊:【旅の途中で】

   健さんからの贈り物・・・

    --------------------------------------------
   |高倉健/著
   |新潮社|2006年01月
   |ISBN:4101254117|476円|235P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

新幹線の中で、何度も涙がこぼれた。不思議な香りを備えたエッセイである。

健さんがロケや旅行で訪れた土地土地での出会いや、日常での小さなエピソー
ドなどが、飾らない言葉で訥々と語られる。

健さんがこの本で伝えたいこと、それが次のようなメッセージになっている。

 この本を読んでくださった方々が、ほんの少しでも、
 人間ていいな、人生っていうのも捨てたもんじゃないなーと
 そんな封に感じてくださったら、とてもいい旅になると・・・

その言葉とおり、健さんの目線の先にあるなにげない出来事が、素敵な物語に
なっている。それは、やはり生きる矜持、働く思想・・・そういう軸というか
芯というか、そういうものがそこはかとなく感じられるエッセイ集だ。

本書は、96年から2000年にかけて日本放送で放送されたラジオ番組をも
とに書き下ろされたもの。

俳優、高倉健の素顔が感じられる素敵な本である。

読みながら、何度も涙を拭いた。


<僕の思いつき>

金沢工業大学大学院の一期生で現在講義アシスタントをして下さっている加藤
さんが、先日、さりげなく手渡してくださった。それが、今日の本。

一遍一遍を読むたびに、なにかしら感じるものがあって、ほろほろと流れる涙
をとめることができない。そんな本だった。

そして、この本を「いいですよ」といって手渡してくださった加藤さんという
仲間にも強い共感を覚えた。あー、こういう本をいいと思ってらっしゃる人な
なんだ・・・。そこには、さりげない、しかし深いコミュニケーションがある
、そんな気がした瞬間だった。

お勧めの本を紹介する。プレゼントする。
こんな行為でなりたつ「対話」も素敵だ。
一冊の本を通じて伝わるもの。たくさんの言葉にもまさる素敵な一瞬ではない
だろうか・・・

本を通じて対話ができる、そんな「場つくり」・・・、それが僕に与えられた
使命なのかも・・・。な~んて、思ったり。

カリフォルニアの夜に駆けるMosoな夢でありましょうか・・。


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<オススメ度>

   ★★★★★+健さんの香り

<読んで欲しい方>

   ・高倉健さんの香りを感じてみたい方
   ・凛とした空気が好きな方
   ・正座、せいてみたい方

<欲しくなっちゃった方は>

   ・アマゾン  http://tinyurl.com/358s2c  (日本の方)
   ・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd  (アメリカの方)

Posted by webook at 15:02

2007年07月13日

月に100万稼げるドロップシッピング ~ 竹内謙礼 + 習慣は1ヶ月から

   ドロップシッピング・・・やってみない?

書籍情報

月に100万稼げるドロップシッピング
竹内謙礼 株式会社もしも
日本実業出版社 (2007/07/12)
売り上げランキング: 44


本のひらめき

ドロップシッピングという言葉も、いくつかの本やネット上の記事などで、だいぶ一般になじんできた。

この本は、ドロップシッピング環境を提供するプロバイダーのひとつ、「もしもドロップシッピング」の監修で生まれた。著者は、楽天市場で2年連続、ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したカリスマ的存在の竹内さん。現在は、「もしも大学」の学長としてドロップシッピングのノウハウを教えている。

ネットショップ(楽天市場など)→アフィリエイト(アマゾンなど)→ドロップシッピング(もしもなど)と様々な形態のネットビジネスができてきた。

ドロップシッピングの特徴は、利幅が大きいこと、ネットショップ運営のようなバックオフィス業務が不要なこと、在庫を抱えるリスクがないこと・・などがあげられる。

ノーリスク、ハイリターン・・・といえば、なんだかうれしくなってしまうが現実は、そう簡単ではない。はじめるのは簡単。無料のブログサイトを使ってすぐにでも始められる。しかし、ほんとうに商売に繋がるのは、それなりの努力と工夫が必要である。

本書では、売れる商材の見極め方、売れるページの作り方、検索エンジン対策など基本的なワザが事例を交えて紹介されている。

商材選びの切り口、売り方のコンセプトなどがポイントなのは、普通の商売と同じだ。

ともあれ、試してみたいのがドロップシッピングである。本書をきっかけにできたらサイコウ。


僕の思いつき

なんでも、まずは、やってみるものである。

デイル・ドーテンも言っている、「試してみることに失敗はない」って。
ドロップシッピングは、リスクはないし、ひょっとしたら商売の楽しさを味わえるかもしれない。ドロップ・シッピングというトレンディな商売の仕組みをぜひ、あなたも・・・お試しあれ。

ちなみに、僕がはじめた「Moso削り屋さん」は、なかなか売れ行き好調で商売っておもしろいじゃん・・・って思ったり・・・。

  http://webook.tv/moshimoso/



オススメ度

★★★★+商売って楽しい!

読んで欲しい方

・ドロップシッピングをはじめてみたい方
・副業はじめよっかなーという方
・ネットで自分を試してみたい方

Posted by webook at 18:33 | TrackBack

2007年07月12日

そうそう、これが欲しかった ~ 小阪祐司 + 香りがあったJL61便!

書籍情報

そうそう、これが欲しかった!―感性価値を創るマーケティング
小阪 裕司
東洋経済新報社 (2007/07)
売り上げランキング: 89


本のひらめき

本書には「感性価値」という言葉が何度も登場する。感性価値とは何か・・・。

それは、「何かの方法で、お客さんの感性に響き、お客さんの心をつかむことで生まれる価値」のこと。これを、計画的に戦略的に作り出せれば、売上げは期待を超えるものになる・・・。

そのためのマーケティングの実践的方法を本書は、実に小気味よく紹介している。

感性価値が生まれた瞬間。私たちも日常でふとそんな瞬間を体験している。たとえば、スーパーに並んだりんご。りんごと値段表だけあれば、「あ、そうか」で終わるが、そこに生産者の写真や思いのメッセージがあり、ふと読んでみたら、なんだか買ってみたくなった・・・。そんな時である。

大事なことは
 1)人の感性と行動に着目すること
 2)お客さんの心の中に新たな価値を生み出すこと
 3)売り手の領域全体、つまりサプライチェーン全体で取り組むこと

である。ただ、キャッチーなPOPを作ればOKというわけではない。

面白い事例にゼリア新薬の便秘薬がある。ウィズワンという商品で、ずっと売上げが3億円だったのが、99年に導入した感性マーケティングで売上げが5倍に跳ね上がる。それまで「植物性便秘薬」というコピーで売っていたのを、大阪支店で「うんちどっさり」というやや過激なコピーを使った。うんちのキャラクターも用意した。そこからどんどん売上げが伸び・・・それこそドッサリ売上げとなったのである。この状況は他社のシェアを奪ったのではなく、ダイエットにもいいかしら・・・という新たな市場を生み出していたという。

お客さんが、ある情報を知ったとき、そこに「そうだったのか!」とか「それいいね」が生まれるとき、感性に響いた価値が生まれる。そんな工夫と実践が本書には、これでもか・・・というほとたくさん登場する。

エモーション・ド・テロワールというワイン、ある居酒屋での「すごいビール」、耳の欠けたネコの貯金箱、おむすびの十石・・・などなど。

お客さんの心に何か新たな価値の発見を生むこと、お客さんとの関係性という新たな資本を構築すること、お客さんの感性を育成すること、お客さんの感性に関するナレッジの共有など・・・たくさんの気づきに満ちた内容がある。

感性ナレッジマネジメントでは、リッツ・カールトンの事例が登場する。お客さまの感性プロファイリングをしておくといろんなアイデアや提案ができる。そんな事例だ。

本書を読むと、自分の心の中に弾けるものがいっぱいあるのが感じられる。
超オススメ!


僕の思いつき

商品の価値の伝え方はいろいろだ。多くのいい商品があるにもかかわらず、あーモッタイナイ・・というのがたくさんある。

自社のそういう商品を本書の提唱する感性マーケティングで、ブレークさせるMoso会議をやってみよう!

それをきっかけに、社内で本格的に感性マーケティング活動を進めるときの留意点も本書には書かれている。つまり、社内の巻き込み方、である。

実は、ここが微妙に難しいことが多い。浮いてしまったり、ついてくる人がいなかったり・・・。そうなると、「うちの連中は頭が固いから・・・」とかの愚痴になる。

「やや公式な形で活動」とか「社内のノリはS字カーブと心得る」など、いいヒントがある。

Mosoから、Kosoへ、KosoからKodoへ・・・
あー・・・仕事が楽しくなって気だぞ~



オススメ度

★★★★★+うん○どっさり!

読んで欲しい方

・あ、これが欲しかった!という体験がある方
・うちの商品、もっと売れないかなーという方
・感性という言葉にピンときた方

Posted by webook at 13:51 | TrackBack

2007年07月11日

質問で学ぶシンプルコーチング ~ マツダミヒロ + 久恒さんの図解講座


   すべては問いの中に答えがある。

書籍情報

質問で学ぶシンプルコーチング
マツダ ミヒロ
PHP研究所 (2007/06/21)
売り上げランキング: 530


本のひらめき

本書は、コーチングの基本的なテーマ31を、「人と話すのが苦手な男性」と「コミュニケーションがうまく、気が利く女性」の会話をきっかけにして、展開しているとってもシンプルな本である。

耳を傾ける、つもりを消す、枠を変えてみる、すべてを受け入れる・・・などコミュニケーションを円滑にし、仕事や人生がイキイキとする「質問」の極意が展開されている。

印象的なのは「x2の法則」

仕事のシーンでよくあるのは、今まで100だったから次は120を目指そうという目標の立て方。ここで思い切って目標を2倍にしてみる、というのが新しい提案。えーっ、二倍?そんなのできなーい・・・といわず、どうしたらそれが実現できるか考えるところにブレークスルーがある。
x2とは、思考回路を変えるってことだね。

もうひとつは、「Iメッセージ」

家庭でよくあるのは、「あなたっていつもこうなんだから」という相手に対するYOUメッセージ。これは、えてして強い反発を受ける。「そういうあなただって・・・」と、本筋からずれてよけいに感情をこじらせたりする。(あーこれって、体験的な雰囲気があるなぁー:笑)
それより、「こうだったら、私はうれしい」とか「わたしは、悲しい」とかのほうが言いたいことが伝わりやすい。自分の言葉で、自分のことを言う・・ってことだね。わかっちゃいるけど・・・。でも、やってみよう。

もっと聴くためのスキル、自己を知るためのスキル、かかわりあいのスキル、未来へのスキルが、ほどよくシンプルに、まとめてある。それぞれの項目にある質問エクササイズを毎日ひとつ、やってみたい。


僕の思いつき

ロジカル・シンキングでもっとも重要なプロセスは、「問いをたてる」、その瞬間である。

どういう質問、どんな問いをたてて、その先に進むかが、ことの成否を大きく左右する。

いつも、「この場合、どんな質問をしたら最も効果的か」なんて思いながら、会話や会議を進めてみるのもいいねー。



オススメ度

★★★★+質問で拓く

読んで欲しい方

・いい質問を考えたい方
・ひとつの質問で目覚めた方
・どんな質問がいいだろう?って聴かれた方

Posted by webook at 18:36 | TrackBack

2007年07月10日

本気の子育て ~ 須田達史 + クレーム


   日本の子どもの未来のために・・・

書籍情報

人間の芯をつくる本気の子育て
須田 達史 アマヌマ ユウイチ
現代書林 (2007/07/03)
売り上げランキング: 2759


本のひらめき

ビジネス、政治、教育、スポーツ・・・さまざまな分野で「大人」が活躍して
いる。それぞれのフィールドで、成功したり成長したり年を経たりすると、多
くの人は最終的に、「人の教育や人材育成」の世界を目指すようになる。

後輩を育てたり、地域の子どもの育成を支援したり、途上国の子どもを支援し
たり・・・・道はさまざまだが、教育という貢献の世界は、なかなか魅力的な
のだ。

空手やキックボクシングなどの格闘技を極めた著者は、子どもたちの心の成長
を支援する活動を進めている。本書は、そんな著者の教育に対する考え方をガ
ツンとハードに語った本である。

 いつの時代も、子どもは大人の鏡です。

 日本人が豊かになって失ったもの。その一つが「本気」です。

 話す、とは、諭すことや、一方的に何かを言うこととは違う。
 本気で話すとは、子どもに話す機会を与え、それを真剣に聞くことだ。

など、大人の生き方論にもつながる考え方が示されている。

未来を作るのは子どもたち、それを応援するのは私たち大人たちの「真剣な」
生き様・・・なのだ。

子育て本といいながら、気づくことの多い本である。


僕の思いつき

本気で話す・・というのは、その前提として「本気で聞く」という大切なプロ
セスがある。

聞くというのは、聞き届ける・・・ということ。

ついつい、聞いたことへの感情が先立ち、いらついたり怒ったり、どなったり
してしまう。そこを押さえて大人しく聞けるのが「おとな」。

大人とは、おとなしい・・・態度からきているという。

自分の感情を抑え、冷静に受けとめる力こそ、大人の力量なのかもしれない。



オススメ度

★★★★☆+大人の本気

読んで欲しい方

・お父さん
・お母さん
・先生

Posted by webook at 18:52 | TrackBack

2007年07月06日

泣いて笑ってホッとして… ~ 浅沼ヒロシ + ビジョンハウスSPS


   いい本に出逢えるきっかけが、いっぱい!

書籍情報

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本のひらめき

7ヶ月ほど前の100冊倶楽部の会合。Moso会議に参加していた浅沼さんが手作りの本(束見本のような雰囲気)を持って来られた。浅沼さんが発信しているメルマガ http://d.hatena.ne.jp/pyon3/ から、書評を厳選したものだった。
  
  こ、これいい! ぜひ、本にしましょうね~!

と叫んだは僕。もちろん浅沼さん自身もそのつもりで気合が入っていた。
その後、浅沼さんは、石黒さんや橘川さん、出版社の方の応援で、ついに処女作としてこの本を生み出すことになった。

きのうの100冊倶楽部の会合では、出版祝もかねて大いに盛り上がった。

まえがきにも書かれているが、浅沼さんの本が生まれた大きな力は

 「よし、自分も書評本を出版しよう!」と密かに心に決めた。

そのことではなかっただろうか。ブログ、メルマガ、アマゾン書評・・さまざまなところで筆力を磨き、実績をつみ・・・・やがて、出版社からお声がかかる。世にある多くの成功本のように、決めた!から、進んだ・・・そんな流れが感じられる。

さて、本書は浅沼さんが3年間に読んだ350冊あまりの中から、70冊を源泉し、コンパクトにまとめたものだ。見開き600文字。レイアウトや、タイトルもなかなか魅力的だ。

1分で1冊読める・・・というサブタイトルどうり、読みやすくかつ、興味をそそる表現がたのしい。

書評メルマガやブログを書いている方は多い。浅沼さんに続こう!


僕の思いつき

この本は、8つの章に別れて、おすすめの本が紹介されている。

 第1章 この人の生き方が好き
 第2章 笑っちゃう
 第3章 泣いちゃう・・かも
 第4章 不条理と闘う
 第5章 人生って何だろう
 第6章 ホッとするなぁ
 第7章 へぇ、そうなんだー(世の中編)
 第8章 へぇ、そうなんだー(歴史編)

「メール道」「父生術」「かもめ食堂」「喧嘩両成敗の誕生」など70冊。

浅沼さんのメルマガ読者の方も、そうでない方も、読みたい本のきっかけになるのではないだろうか。

自分の日々の活動が、何かの作品(出版とか)に変わる瞬間は、なんともいえずウレシイ。浅沼さん、ほんとよかったですねぇ。おめでとうございます!

次は、あなた。ですね。



オススメ度

★★★★★+デビュー作品

読んで欲しい方

・メルマガから本にしたい方
・本が好きな方
・なにかの作品をつくりたい方

Posted by webook at 13:39 | TrackBack

2007年07月05日

天国体質になる! ~ 鶴岡秀子 + タマゴボーロ

   そうか、ここは天国だったんだぁ!

書籍情報

天国体質になる!──仕事を楽しむ52の秘訣
鶴岡 秀子
講談社 (2007/06/29)
売り上げランキング: 24732


本のひらめき

「天国と地獄は同じ場所だ」・・・鶴ちゃんは、どこでこの話を聞いたのかは忘れてしまったけれど、深く気づいたことがあったと述懐する。

人は、同じ状況にあっても「天国」にしてしまう人たちと「地獄」にしてしまう人たちがいる。天国体質な人と地獄体質な人がいるというわけだ。どうせなら、天国体質がいいよね。

人生も仕事も確実にいえることは、山もあれば谷もある・・ということだ。天国体質な人は、落ち込んだ谷のときも「あ、これはよくなったときのネタになる」と、その状況をプラスに変えてしまう。地獄体質な人は、よいときも、これはどうせまぐれだ、いつか悪くなってしまう・・となんでもマイナスに変える人だ。人生のベース基地を天国と地獄のどちらに置くか、その違い。

それじゃ、どうしたら天国体質になれるか・・・というヒントがいっぱい書いてあるのが今日の本。例えば:

 どんな仕事でも「自分らしさ」という付加価値をつけよう。
    セミナーの名簿をつくることひとつをとってみても、そこに素敵な
    価値をすけてくださる人がいる。

 楽しい仕事があるのではなく、仕事を楽しくしてしまう人がいるだけ。
    そこにその人がいるだけで、パッと場を明るくできる人がいる。あの
    人は新しい職場でも、仕事を面白くしてるんだろうなー。

 前準備を怠らず、結果(足跡)を残せる仕組みをつくろう
    コトをはじめる前に、現状がどんな状況で、プロジェクトのあと
    どうなるか測れる指標をもっておくのは大事だねー。
    いいこと聞いた!

 真ん中も左から見れば右!(鶴ちゃん、中学のときに作った格言)
    立ち位置を変えれば、見え方が違う。自分と違う意見は尊重して
    おこう。

 脳は、現実と空想を判別できないらしい。まず、「やる!」と決意して、
 あたかも現実に起こっているようなイメージをすると、脳は勝手に実現する
 ために働き出す。
    そうそう、これこそがMoso力なのだ。ドクター佐藤のお話のよう
    に、決意しちゃうと脳は、勝手にうごきだすんだねぇ。

鶴ちゃんは、多くのメンターを持ち、それを鶴ちゃんの言葉に変換して、また僕たちにプレゼントしてくれる。生まれついての天国体質!かと思うくらい。

鶴ちゃんに続こう!


僕の思いつき

鶴ちゃんは、今、「伝説のホテル」を作っている。土地も資金も手配でき、ホテルのコンセプトとデザインもでき、なによりたくさんのファンがいっぱい。

福島さんがおっしゃるように、始まる前にすでに「実績」ができてしまっている。ぜったいに泊まりた~い・・というファンが、僕を含めてたくさんいるのだから・・・。

僕は、鶴ちゃんに初めてお逢いしたとき、このホテルは「会社もない」「名刺もない」「事業計画書もない」ときだった・・・。そこにあったのは・・

 「伝説のホテルの7つの教え(手書き)」と「想い」だけだった。

鶴ちゃんの話を聞いた人がみんなそうであるように、僕も、そのとき「はい、はーい」と小学生のように手を上げた。応援しまーす!という意思表示。

夢を実現したいのなら、想いが何より大切!という。何もなくてもスタートできるのだから。

Moso系の僕は、これでまたひとつエネルギーをチャージするのだった。天国でいっしょに遊ぼっ!



オススメ度

★★★★★+どこでも天国!

読んで欲しい方

・鶴ちゃんに天国体質になる方法を聞きたい方
・鶴ちゃんのように元気でいたい方
・これから何かを始めようとしている方

Posted by webook at 21:47 | TrackBack

2007年07月03日

世界一やさしい問題解決の授業 ~ 渡辺健介 + 私には夢がある10年の軌跡

中高生だけじゃ、モッタイナ~イ

書籍情報

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺 健介
ダイヤモンド社 (2007/06/29)
売り上げランキング: 53

本のひらめき

ピラミッド構造、マトリクス分析、滝グラフ、仮説検証・・・とくれば、ビジネスパーソンが得意とする様々な問題解決のツールである。

本書は、もとマッキンゼーで活躍した著者が、中高生むけに、問題解決の道具をやさしく解説する本である。

そもそも問題解決とはどういうことなのか・・を1限目に、そして中学生バンド「キノコLovers」のコンサートの集客問題を2限目に、最後は、タロー君がパソコンを手に入れるための具体的な目標立てとそれを達成する方法を考えるのが3限目、こんな構成である。

えー、中高生がこんなこと知ってたら、大人としてはけっこうヤバいかも・・
というすごい問題解決力養成の本である。これを読める中高生がうらやましい。

中高生がいる親御さんは、まず自分が先に読んでから渡してあげよう。笑


僕の思いつき

仕事で使っている様々な手法や、考え方などを、子どもたちの問題に投影してみるのもいいね。あるいは、家庭の問題にしてみるのもいい。

企業の会計の世界を、家庭の家計で考えてみたりするのはよくある話。

立ち位置を変えて、考えてみる・・・それはひとつの素敵な方法論である。



オススメ度

★★★★☆+モッタイナイ

読んで欲しい方

・問題解決力をつけたい方
・人に教えるのが好きな方
・マッキンゼーにあこがれる方

Posted by webook at 16:01 | TrackBack

2007年07月02日

みんな力 ~ 新井範子 + 栢野克己さん講演会

そして、市場は戦場ではなくなった。

書籍情報

みんな力―ウェブを味方にする技術
新井 範子
東洋経済新報社 (2007/06/15)
売り上げランキング: 29433

本のひらめき

ウエブ2.0の時代は、みんなの知識が積み重なり、みんなとコミュニケーションをとりながらネットワークができる。そして、相互作用しながら問題を解決する助け合いの仕組みが、心地よく機能する・・・そんな時代である。このことを著者は「みんな力」と名づけた。

この力は、その昔、小さな集団・集落で機能していたもので、どこかなつかしさを感じさせてくれる。

経済というお金ワールドの発展とともに、助け合いの場は、いつしかシェアや利益を奪い合う「戦場」としてのマーケットに変貌した。

そして、今また、その場は、「奪い合う場」から「助け合う場」に一段階段を登ろうとしている。田坂さんの螺旋的階段を登るステップである。

本書は、世の中の変化を

  市場はもう戦う場ではなく、説得する場ではなく
  みんなで力をあわせる場なのだ

という言葉に凝縮し、新しい時代を洞察している。

どうやらWeb2.0の時代は、「相反することが同時に違和感なく両立してしまう世界」らしい。下心を隠したPRはすぐに分かってしまうし、いいたくないことも隠すと内部からバレてしまう・・・、人間や企業の本性がかんたんに透けてしまう、そんな時代になったようだ。

評判(レピュテーション)を大事にし、みんなの力を味方につける・・・そんな考え方をこの本から感じ取りたい。

企業戦略も、これからおおいに変わっていくことだろう。もっと人間的に。


僕の思いつき

時代は、「臨機応援」の時代になった!
誰かを助ける応援することで、自分が輝ける、喜べる・・・そういうことが、ネットの力を利用して容易にできる時代だ。

あげることはもらうこと。もらうことはあげること。

メビウスの環のように、表裏一体となる理(ことわり)の中に、私たちの現実はある。応援していたのは、実は応援されていた・・・みたいに。

ドクター佐藤の、「人はあなたと私の区別がつかない」という原理が、ここにも現れている。

ウエブ2.0は、臨機応援の時代でもある。



オススメ度

★★★★★+みんなの力だ

読んで欲しい方

・ウエブ時代の風の心を感じたい方
・臨機応援・団に入りたい方
・みんな力を感じたい方

Posted by webook at 13:57 | TrackBack

2007年07月01日

できる人のスピード仕事術 ~ 日経ビジネスアソシエ + 3分間ミーティング

   早いことは価値がある。

書籍情報


本のひらめき

同じ5分でも、すごい5分と、なんだかサエない5分がある。時間には、色があるし、濃さも深みもある。

時間は、命そのものだし、僕たちが毎日いただいている貴重な資源でもある。平等に24時間あるといっても、人それぞれに価値や感じ方が違う。

では、どうしたら価値ある時間にできるか・・・

一日のうちの大部分を仕事という時間割に割り振っているビジネスパーソンは濃い時間をつくればいい。一言でいえば「スピード感のある仕事」である。

本書は、どうしたらスイスイ仕事がこなせるか・・・そんなテーマで、ビジネス界のリーダーたちにスピード仕事術を語ってもらったものである。

仮説思考、80:20の法則、整理術、5分間の活用、グッズやウエブツールなどさまざまな方法が提示されている。気に入ったものは、さくっと試してみるといい。

面白い企画は、5分で何ができるか・・というもの。新聞早読み、メーク、モチベーションアップ、ショートカットキーを使って5分で文書作成・・などなど、へぇーというワザがたくさん紹介されている。

各界の著名人のインタビューも楽しい。カージナルスの田口選手、ヤッパ社長の伊藤正裕さん、スター銀行のタッド・ハッジさんなどが登場する。

仕事をサクっと進めて、時間を有効に使いたい方、おすすめ。


僕の思いつき

人はだれでも一日に24時間ある・・・というのは、実はウソ。新人1年生はそのとおりかもしれないが、経験をつむにしたがって、後輩や部下に「悪いけど、これやっといて・・」と頼む・・あれは、24時間+αの時間を持つ瞬間である。

多くの人は、時間を売ってお金を得ている。時給いくら・・・というのは、正にそれ。月給の人でも9時5時で働いて(いることになって)給料をもらうのは、時間を売ってお金に変えていることになっている(かもしれない)。本来は時間ではなく、時間内に生み出した成果に対する価値なのだが・・・。

逆に、お金で時間を買うことも多い。タクシーを使う、集計作業でバイトを雇う、調査会社を使う・・・なんていうのは、お金→時間変換だ。

自分の自由になる時間を増やし、生きがいを感じられる時間をいっぱいもちたい。それには、やはり「何かを意識する」ことが必要だ。

すべては、意識するところからはじまる。本書が、そんなきっかけになれば、880円は、ものすごく価値ある投資になる。



オススメ度

★★★★☆+スピードで勝負

読んで欲しい方

・時間を有効に使いたい方
・仕事をサクサクやりたい方
・身の回りを整理したい方

Posted by webook at 11:03 | TrackBack

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