2007年04月12日

イーグルに訊け ~ 天外伺朗/衛藤信之 + 30秒間目を閉じてみる

   わしらはすべてつながっておる。


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●今日の一冊:【イーグルに訊け】

   インディアンに学ぶ人生哲学

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   |天外伺朗/著 衛藤信之/著
   |飛鳥新社|2003年10月
   |ISBN:4870315858|1,800円|223P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

アメリカ先住民族は、白人に迫害され、あてがわれた居住区での生活を強いら
れてきた。しかし、そんな環境でもその伝統を守りつづけている部族がある。
そこには、古くからの知恵と叡智が息づいている。そして、現代人が失ってし
まった何か尊いものが残されていたりする。

本書は、AIBOの開発者としても知られる天外さんと、心理カウンセラーの
一人者、衛藤さんが、実際にアメリカインディアンとの不思議な交流体験を交
えながら、インディアンが守り続けてきたすばらしいものを紹介している。

仏教や東洋思想、また古きよき日本の伝統にも通じるその世界観には、例えば
すべてに感謝する祈りがある。スピリット、祖先、太陽、月、大地、石、水、
そして地球上のすべての生き物に感謝するのだ。

あるいは、受容の姿勢。「自分の身の回りにあるものや、わが身に起こること
すべて創造主からのプレゼント」とみなし全部を受け入れていこうという思想。

また、「ギブアウェイの精神」。分かち合えば分かち合うほど、神は、わしら
にわかちあうためのものを与えてくれる・・・といった他利の精神。

などなど、僕たちがセミナーや本を通じて学んでいる生き方論のエッセンスが
インディアンの言葉として伝わってくる。

天外さんも衛藤さんも、アメリカ先住民との接触の中で、いくつかの不思議な
体験をしている。

科学の進化、経済の発展など、私たちがよいことだと信じてきたことは、さま
ざまなほころびを見せている。そんな中、このインディアンの思想は、とても
共感できるものが多い。

こんな言葉がとても印象的だ。

  私たちは「大きな力のはからい」に対立する概念、すなわち「エゴから
  出た目的意識」を追求することが、幸せへの近道だと考えてしまった。

  この文明社会は、煩悩(欲)の追求を社会の推進力にして発展してきた。

うーむ・・・。


<僕の思いつき>

今、ゴア元副大統領などがさかんに主張している地球の危機は、たしかにエゴ
の追求を推進力にして発達してきた。もっといいうちを、もっと便利を、もっ
とぜいたくを・・・。それは同時に、たくさんの資源の無駄遣いと、地球の環
境破壊を許してきた。

「煩悩の追求を社会の推進力にしてきた」という表現は、まさにそのとおりだ
と思う。CO2削減という環境保全の対策そのものが、エゴの追求(経済合理
性)を推進力にしているから笑える。

それに対するインディアンの思想は、とてもしなやかで自然だ。
どこか東洋思想に似ているところが、またうれしい。

この本を貸してくださった副校長に感謝!


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<オススメ度>

   ★★★★★+イーグル

<読んで欲しい方>

   ・自然と対話をしたい方
   ・地球と一緒に生きる方
   ・しあわせに生きたい方

Posted by webook at 14:06

2006年03月26日

宇宙旅行ハンドブック ~ エリック・アンダーソン/ジョシュア・ペイビン

宇宙旅行のはじめの一歩

書籍情報

宇宙旅行ハンドブック
エリック・アンダーソン
文藝春秋 (2006/02/15)
  

本のひらめき

このごろの僕は、Moso、Mosoと何かあれば口にしている。あいつは、ついに妄想にとりつかれたか・・・といわれそうなくらい。笑

しかし、考えてみれば1960年代、月に人類を送りこむなんてのは、かなりなMosoと言えたのではないだろうか。そして、それは実現してしまう。

映画「2001年宇宙の旅」は、人類がはじめて月に降りたつ1969年の前年、1968年に公開されている。やがて宇宙開発がどんどん進み、NASAなどの国家プロジェクトレベルの話は、ついに民間の宇宙旅行ビジネスへと発展した。2001年、スペースアドベンチャーズ社の最初の顧客、チトー氏が宇宙旅行者第一号となった。お代は22億円(2000マンドル)。

本書は、これからひろがる宇宙旅行のガイド本である。

 宇宙のどこへ、どうやっていくのか?
 旅行中何ができるのか?
 出発前の準備はどんあことをするのか?
 宇宙での入浴やトイレは?

などなど、僕たちが知りたいことがいろいろ書かれている。

22億円も出せない人には、無重力体験飛行(イリューシンやボーイング727で100万円未満)とか宇宙の入り口までのフライト(ミグ戦闘機で、500万円未満)など少し手軽(?)なプランも紹介されている。ミグ戦闘機のプランでは操縦桿を握らせてくれるとか、コクピットの窓は摩擦熱で暖かいとかが紹介されている。またスペースシップワン( http://tinyurl.com/rpgjd )
などもある。

日本人では、今年9月に民間宇宙旅行客として元ライブドア取締役で投資家の榎本さんが宇宙へ出発する。世界でも4人目のお客さんだ。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000139-kyodo-soci

何億ものお金は出せないとしても、そろそろ宇宙旅行の夢が身近になってきたかもね。かなりワクワクできるガイドブックだよ。


僕の思いつき

2,3年前、月の土地を売るビジネスの話があった。夢があった。

宇宙旅行も僕にはムリだ・・・お金だってないし・・・などと簡単にあきらめる必要はない。Moso力を発揮して、壮大な夢を膨らませておこう。それがなければ、ソフトバンクもなし、ホンダもソニーもなかった。

はじめの思いを口にし、言葉にしないかぎりMosoにもならない。

    Moso,Koso,Kodo

さらに、具体的なTodoまでいったらいよいよ実現に一歩近づく。

Mosoを広げるきっかけにスペースフライト倶楽部なんてのがある。
    → http://www.spaceadventures.jp/



オススメ度

★★★★+宇宙観光旅行時代

読んで欲しい方

・生きている間に宇宙へ一度はいってみたい方
・宇宙に興味ある方
・星になりたい元気なおじいちゃん、おばあちゃんの方

Posted by webook at 13:27 | TrackBack

2006年02月26日

「アメリカ抜き」で世界を考える ~ 堀武昭 +手作り切手

そんなことできるの?

書籍情報

「アメリカ抜き」で世界を考える
堀 武昭
新潮社 (2005/01/24)


本のひらめき

世界の動きをどういう視点で眺めるか・・というのは、モノゴトの判断をする上で大事なことだ。
今、ここでアメリカという存在を抜きに、あるいはアメリカ的思想を抜きに考えるとすれば、それはあまりにも無謀なことのように思える。

しかし、2001年の9.11テロ以後、パックス・アメリカーナ(米国覇権)は揺らいできた。これは「アメリカの正気を怒りで失わせ、アフガニスタン、イラクと続いて狂気の戦争の引き金となる出来事であった」という。世界秩序のパラダイムを壊し、新たな混迷の到来を暗示した。

著者は、戦後民主主義の落とし子として横浜で育っだ。民主主義と人権主義こそ正義の源泉であると信じてきた著者は、東西冷戦構想の崩壊後、その価値観に疑問をいだく。アメリカの覇権が、様々なものを押し込め、飲み込み、横暴な行為をするのを目にした著者は、「非覇権主義」という考えを模索するよう
になる。

ハワイの合併、イラン・コントラゲート事件、イラク戦争などを紐解きながら米の覇権拡大の様子を解説する。また、ヨルダンのハッサン王子、南アのデ・クラーク元大統領、チェコのハヴェル前大統領など、非覇権主義の人たちの言動をルポしている。

覇権主義と非覇権主義を二項対立的に論じているというよりは、むしろそれらの相互作用や中庸的なものを模索しているようにも見える。

世界を一色に塗り替えるという覇権主義ではなく、いろんな色が理解しあい、協調できる多文化主義や非覇権を是とする「もうひとつの世界」にむけた胎動が感じられる本である。

世界で起きるニュースを目にするとき、その裏側に流れる潮流に目をむけるきっかけになる本かも・・・。


僕の思いつき

世界の人口が65億人を超えた・・・とニュースが報じた。この地球に住む人類がそれぞれの独自性を保ちつつ平和に暮らすにはどうしたらいいか・・・そんなことを考えるきっかけとなるニュースではないだろうか。

日々起こる様々な出来事に触れ、その深層や真実を見出すのはなかなか難しい。ライブドア事件にしても、永田議員のメール騒動にしても、メディアの情報をそのまま鵜呑みにしていると本質を外すことにもなりかねない。ニュースの裏側を見る目を、そして考える頭を養っておきたい。



オススメ度

★★★★+非覇権という考え

読んで欲しい方

・世界情勢に関心がある方
・歴史がすきな方
・よのなかを見る目を養いたい方

Posted by webook at 19:10 | TrackBack

2005年10月17日

マンガ中国入門 ~ ジョージ秋山/黄文雄

うっそぉー・・・・

書籍情報

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
ジョージ秋山 黄 文雄
飛鳥新社 (2005/08/06)
売り上げランキング: 97


本のひらめき

この本の帯には
「政治、経済、外交問題……国際ルールを無視し続ける困った隣国の真実を
 マンガで読み解く異色の問題作!」
とある。かなり過激な内容で内外から反響がすごそうだ・・。

日中友好親善仁義会代表の毒薬仁太郎が、日本と中国をとりまく政治、外交文化など様々な問題の「裏側」を紹介するマンガである。

小泉首相、ブッシュ大統領、胡錦涛主席などが登場し、麻生さん、安部さんなど時の政治家が素のままで登場する。

北朝鮮からの脱北者が日本領事館からひきずりだされた総領事館事件(2002年)など、ニュース写真なども交え、日中の間によこたわるベールに包まれた部分を描いている。

小泉首相の靖国参拝はいつも問題視されているが、この問題の深層は、戦争責任の問題というよりもっと政治的な裏があるようだ。だから「どんな工夫をしようが反日攻撃はやまないだろう」という。

軍事費に化けている日本のODA1000万人を超えるエイズ患者、売春大国など・・様々な舞台裏を紹介している。

ついこの前の日本製品不買運動など、まだまだ不安定な状況の上に日中関係がある。その背景や深層を知るてだてになるかも・・・

タオの教えみたいに数千年の歴史と不思議がある一方、中国にはこんな面もあると知っておくのも悪くない。

かなりエグイ記述があるので、お子様の目には触れないほうがよい。


僕の思いつき

アメリカも政治的にはけっこう胡散臭いことをやってるという。それは浜田和幸さんの本などに詳しい。

日本だって社会の裏側はドロドロしたところがある。

それでも地球は、外から見ると青く美しい星である。

汚しているのは人間だけ・・・というのも情けない。
せめて、僕らにできる地球に恩返しだけでもやっておきたい。



オススメ度

★★★★+お隣りさん

読んで欲しい方

・中国をもっと知りたいと考えてる方
・中華思想に興味ある方
・日中関係にこだわりのある方

Posted by webook at 03:59 | TrackBack

2005年02月04日

中国ビジネス「新常識」 ~ 遠藤誉/劉迪

中国速度=年率9%の成長率

書籍情報

中国ビジネス「新常識」―変わり続ける大国への新たなチャンス
遠藤 誉 劉 迪
成美堂出版 (2004/11)
売り上げランキング: 102,443
通常2~3日以内に発送

本のひらめき

今、中国ではあらゆるものが動いている。最近生まれた新しい業種には、イメージ設計士、コール員(コールセンター業務をする人)、ガソリンスタンド操作員、水産業養殖管理員・・・・などなど。そういう職業名が生まれるというところが中国らしい。

中国のグリーンカード制度(外国人の永住権制度)も04年の8月から始まっているという。

躍動する中国の若者の意識もすごい。中学3年生の意識調査で『今最も熱中しているものは?』という問いに「勉強」と答えた比率は、日本8%、韓国15%に対し、中国では46%もあったという。(筑波大井田氏による日中韓意識調査)さらに「将来に希望をもっているか」の問いには大きな希望をもっていると答えた割合は、中国91%、韓国46%に対し、日本は29%だったという。うーむ。

北京のある書店では、どの階の床も若者で埋め尽くされているという。巨大なビルのどの床でも若者が座り込んで本を読んでいるというのだ。この学習熱の凄まじさに圧倒され、その後の未来像を考えるとゾっとする、とは著者の言。

ものすごいエネルギーが充満しているらしいね。一度いってみなければ・・・


僕の思いつき

世界のあちこちで燃えるような変化をしている国があったら、ぜひ行っておきたい。この目で見るというのは、また格別の意味があるから・・・

中国株で儲けよう・・・なんて人がいるなら、その目でみてくるのもいいね。



オススメ度

★★★★+中国速度

読んで欲しい方

・中国ビジネスをしたい方
・海外がすきな方
・変化が好きな方

Posted by webook at 00:38 | TrackBack

2002年07月05日

【中国シフト】..大前研一 ★★★★★+正しい中国シフト

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-088】 2002/07/05(金) ★
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ξ
▲▼▲ いままで価格にはそれなりの意味がある・・・と
Web ◎◎ k  私達の脳みそにはすりこまれていた。
| △ | 果たしてそうなんだろうか・・・。中国シフトは
\e/ 物流革命であり、意識革命でもある。
^□~ 大前レポートで中国と日本と世界を見てみよう。
/L      真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 中国シフト 】
  ◎ プレゼント:【 アンケート&プレゼント 】藤井正嗣さんから
  ◎ イベントだ:【 堀義人さんライブ 】7/25 松林さんから
  ◎ カラコラム:【 美的集団@中国 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【中国シフト】

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■ジャンル:ビジネス、中国
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■著者:大前研一(おおまえ・けんいち)
1943年福岡県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。
現在、UCLA政策学部教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。
著書に「新・資本論」「チャイナ・シフト」など多数。
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■出版社:
小学館/ISBN4-09-389606-2/1200円/201P
2002/7/20 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「中国の山東省が東京の近郊になる・・?!。激変中国の最新レポート」

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■ <忙しい方はここだけ>

中国がホットである。
先日ご紹介した「チャイナ・インパクト」(大前研一著)では、6つのメガリ
ージョンの発展や、中国のジャック・ウエルチ、朱容基の改革などを織り交ぜ
躍進めざましい最新の中国事情が分析されていた。まさにインパクトのあるレ
ポートだった。
本書も同じく中国レポートだが、もう少し軽いノリで読みやすい庶民的な本だ。

○ 野菜など食材供給では、中国(山東省)はもはや東京の近郊となった。
○ 企業のバックオフィスを覗いたら、そこは中国(遼寧省)だった。
○ 北京の威光はいつの間にか薄れ、地域が競争をしながら経済発展を進め、
  中国はあっという間にアメリカ(United States of China)になっていた。

こんな変化が現実に起きているのだ。

一番の興味深い内容は、バックオフィスの中国シフトである。著者は「クロス
ボーター業務トランスファー」と命名している。これまで中国は、コスト10
分の1の低コスト“生産拠点”として捉えられていたが、バックオフィス業務
までも中国にシフトする時代だというのだ。

丁度10年前の92年、アイルランドにおける間接業務のボーダーレス・アウ
トソーシングの実態を見た著者は、これからはこれだ!と示唆を与えていた。
しかし、それは世界言語の英語での話。日本語はねぇ・・と思っていたところ
中国への日本語業務シフトが起きているのだ。実際に。

日本の間接業務コストは、一人28万円くらい、それが中国だと2~3万円だ
から約10分の1だ。しかも、コールセンター業務や売掛、買掛金処理などの
経理業務まで不自由なくできる中国人がたくさんいるという。
間接業務のユニクロ化、これはなんだかすごいことですぞ。

などなど、いろいろな中国最新事情が見えてくる。

そして、こうした中国事情は、私達の価値観のシフトをも誘起することになる。
中国への生産シフトはそもそもコストダウンが目的だったのだが、それは同時
に日本人の価値観をも変える意識改革につながるのだ。
つまり「産地へのこだわりは意味があるのか?」「モノの値段には意味がある
のか?」「ブランドって何なのか?」といった疑問が、私達日本人の常識(価
値意識)をゆさぶることになるのだ。
「中国シフト」は、生産する側にも消費する私達にも変化をもたらすようだ。

中国から世界を覗いてみよう。

おすすめ度は、 ★★★★★+正しい中国シフト
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■ <お暇な方は、もう少し>

日本人の価値観は、お上からのお仕着せ、製造側からの宣伝、世間並という横
ならび意識・・・などなど他律的な感覚がこれまで幅をきかせてきた。

だからこそ、神戸牛、浜名湖のうなぎ、関サバなどといった「産地もの」ブラ
ンドに価値がある(と思い込んできた)わけだ。

実際、関サバといっても同じ瀬戸内海を泳ぐサバだから大分県の佐賀関でとれ
たものだけがおいしいわけではないはない。対岸でとれても同じ魚だ。
神戸牛といったって、神戸には牛を飼っているところはない。近江牛も松坂牛
も神戸牛もみんな但馬産らしい。
浜名湖のうなぎも浜名湖で一週間およがせれば産地としてよい、とか輸入物で
も水揚港をもって魚の産地と名乗ってよいとか農水省の「ルール」があるとい
うから驚きである。

などなど、モノの価値をブランド信仰にまかせているのはいかがなものか・・
といった問いかけも、中国シフトという生産構造の変化の中で生まれてくるの
だ。安くても、それがいいものかどうか、おいしいかどうかは、自分の舌で判
断すればいい。中国産の食材が増えるにつれ、安くてもいいものは価値がる!
という判断基準も必要になる。

中国シフトは、「生産と開発の大移動とともに、価格からかちへのパラダイム
シフト」だという。中国シフトは日本人の意識革命も呼び起こすことになる。

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| 著者主宰のBusiness Breakthrough に中国レポートがあります。
| http://tpclub.itp.ne.jp/backno_vol16/vol_11/bi/bi_vol_11.html
| 大前研一サイト:
|  http://www.kohmae.com/
|            => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大連(遼寧省)と日本の事務職労働コストの比較データをメモっておこう。
(Ohmae&Associates Data、日本のデータは女性平均値)

  東京 :26.8万円  =====================================

  北海道 :20.1万円  ==================================
  沖縄  :18.6万円 ============================
  沖縄(県の助成金1/2):9.3万円 ===========

  大連(日本語ができる管理職クラス): 3万円 ===
  大連(日本語のできる大卒クラス) : 2万円 ==
  大連(工場労働者)        : 0.8万円 =

大連で、日本語のできる人を雇っても約10分の1のコストである。
しかも、その人たちは工場労働者より2,3倍もいい給料だから、いい人材も
集まりやすい。IT基盤の整備でオフィスの場所は問題にならない。

雇用試験も入社試験と3段階のゲートがるらしい。たとえば、日本の全国市町
村名や個人名を日本語でパソコンに入力するとかいうものだ。大和田と大和田
なんて紛らわしいものもひすら覚えるんだそうな。
あやうし、日本の派遣産業である。

日本の次の作戦、ユニクロの時期戦略など、著者の仮説・提案もあって面白く
読めるよ。

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■ <読んで欲しい方>
中国ビジネスに網をはってる方
  中国に最近いった方
  中国にいったことない方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+正しい中国シフト

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●楽天Webook ( http://go.iclub.to/cshift/ ) 直接購入可
●BK1   ( http://go.iclub.to/cshift1/ ) 直接購入可
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )

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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2002.07.05[金]:【中国シフト】..大前研一
小学館/ISBN4-09-389606-2/1200円/201P
★★★★★+正しい中国シフト
2002.07.04[木]:【ユニバーサルデザインの教科書】..中川聰監修
日経BP社/ISBN4-8222-1537-7/2800円/271P
★★★+PPP
2002.07.03[水]:【--】..ビジネスブックラジオ後

2002.07.02[火]:【銀座の女将がそっと教える
            「できる男はここが違います」 】白嶺あおい
すばる舎/ISBN4-88399-209-8/1300円/183P
★★★+男の器量
2002.07.01[月]:【システム障害はなぜ起きたか】..日経コンピュータ編
日経BP社/ISBN4-8222-0783-8/1400円/191P
★★★★☆+みずほの教訓
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-16 ・ ・ ・ ‥… □■

松林先生からのご案内:
  【吾人の任務】の著者、グローボス創立者の堀義人さんのライブ講演
  があります。 7/25(木)だよ!
   http://www.globis.co.jp/gms/event/report/gc020315_1.htm

  ご希望の方、しんのすけまで。

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-15 ・ ・ ・ ‥… □■

「英語で学ぶMBA」の著者、藤井正嗣さんからのお知らせです。
 アンケートに答えて、プレゼントをもらおう。

 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
> 「みなさん、お元気ですか?英語はちゃんと
> 勉強していますか?ライブに来ていただいた
> 方にはお話させていただきましが、毎日少しずつでも、
> つまり「ざるで水をすくうように」勉強を継続する
> ことが大切ですよ。

> さて、今日は私からのお願いです。私は、今、
> インターネットで学習サービスを提供する「グローバル
> イングリッシュ」という会社に勤めていますが、同社の
> コンサルタントがみなさんの英語に対する取り組みに
> ついてお伺いしたいと申しております。もし、ご協力
> をいただけるのであれば、以下をクリックして質問に
> お答えください。時間はそんなにかかりません。そして
> ここからが重要ですが)、アンケートにお答えいただいた
> 方から、抽選により、私の最新書英語で学ぶMBAベーシックス」
> (NHK出版。定価3,000円。CD2枚付。)を
> 5名の方にプレゼントします。では、よろしくね。
> また、お会いできるのを楽しみにしております!
>
> アンケートへのリンクは、
> https://www.macromill.com/clt/enquete/00063947.html
>
> です。             藤井 正嗣
> 
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
□応募方法: 上記アンケートに答える。
しんのすけまでメールする。
□メール宛先: webook2002@yahoo.co.jp
タイトル:藤井さんアンケート+お名前
本文:お名前、住所、年齢、職業、コメント
□〆切: 2002.7.10(水)

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-088【美的集団@中国】・ ‥… □■

 先日、TVで中国ビジネス事情の番組をやっていた。今日の本にあるような
 中国の躍進ぶりを伝えるものだ。6つのリージョンがそれぞれ特徴をもって
 発展しており・・・なんて、まるで大前氏の本のパクリ番組だった。
 その中で、「美的集団」という家電製品のベンチャー企業が紹介されて
 いた。以前、松下(?)から技術供与を受けた(もちろん企業の屋台骨を
 揺るがすくらいの投資だったらしいが)のを足がかりに、品質向上に努め
 発展した企業だ。その社長さんいわく、
 「日本は、技術はあるが、スピードが遅い。顧客の要望にスピーディに
  答えて変化していくところがない。欠けているのはマネジメントだ!」
 と痛いところをついていた。
 美的集団: http://www.midea.com.cn/jituan/index.jsp (中国語)
 中国情報のサイト: 中国情報局 http://searchina.ne.jp/

          しんのすけ@ニイハオ
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 ■ バランス・スコアカード メルマガNo3 : Pubzine 18104 □
 □ バランス・スコアカード MLスタート : BSC_Users@eGroup ■
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』(969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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▲▼▲ 出版企画はっしん!
Web ◎◎ k やったぜぃ。
| △ | 大渕さん多謝!
\@/ また来週。
<|ト o
> ̄ 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 00:11

2002年06月14日

【チャイナ・インパクト】..大前研一 ★★★★★+メガ☆リージョン

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★ 【Webook #2002-077】 2002/06/14(金) ★
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▲▼▲   日本対チュニジア戦。会社のオフィスで見られた方も
Web ◎◎ k  多かったのでは・・・?
| △ |   いやぁよかった! さて、今日は赤い資本主義の国の
\e/ 変貌ぶりに驚いてみましょう。インパクトあり!
^□~    
/>  ・ ・ ‥… ◎ ))           真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 チャイナ・インパクト 】
  ◎ プレゼント:【 21世紀残る経営、消える経営 】 3名様 New!
  ◎ プレゼント:【 マミちゃんの大疑問 日本て・・ 】7名様 New!
  ◎ カラコラム:【 トルシエ監督 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【チャイナ・インパクト】

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■ジャンル:ビジネス、中国
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■著者:大前研一(おおまえ・けんいち)
  1943年福岡県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。
  現在、UCLA政策学部教授,(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。
  著書に「新・資本論」など多数。   http://www.kohmae.com/
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■出版社:
  講談社/ISBN4-06-211152-7/1600円/289P
2002/3/29 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「ビジネスに国境はない・・・目覚めてしまった赤い資本主義が見える!」

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■ <忙しい方はここだけ>

大連、青島、上海、天津・・・これらの都市の名前を聞いて連想することは何
でしょうか。僕なんかは太平洋戦争などや歴史的なことをつい連想してしまう。
中国は、遠い(時間的、空間的、意識的に)国だと心のどこかで思っていた。

 ところが・・・・

この本を読んだ後、中国の状況が相当に変わってきている様子がまるで現地を
見てきたように良くわかり、もはや“竹のカーテン”に覆われた赤い国という
雰囲気はぜんぜんしなくなってしまった。そして、上にあげた都市の名もセピ
ア色の写真ではなく、ビールやウーロン茶やIT製品など身近な存在としての
中国として認識している自分に気がつく。

「巨大な中国は、政治的にはまだ北京の中央集権国家なのだが、経済的にはす
でに別の国になっている。朱鎔基首相の進めた改革で、沿岸部の6つの地域=
メガ・リージョンが経済的に自立している。実質的に連邦制の統治機構になっ
ている。」という。

中国は、経営者も党員に入れるよ・・・なんて言うくらい変わってきており、
赤い資本主義の国に変貌しているのだ。シンガポールのように外資系企業を呼
び込み、その力(金、人、技術)を借りながら経済発展を図る“貸席経済”で
6つの地域が急激に発展している。

6つのそれぞれの地域は特徴があり、競争をしながら!発展している。
たとえば、青島(チンタオ)がある山東省なんかでは、日本へ輸出する中国野
菜の70%を栽培しているらしい。冷凍食品の加ト吉、ウーロン茶のアサヒ・
ビールなどが山東省で展開している。

深セン(漢字がでてこない)がある珠江デルタは香港の裏庭ともいえるが、こ
こは、「保税区」なんていうしかけをつくり、サプライチェーンの整った部品
産業の集積地に発展している。上海のある長江デルタとならび2大IT産業の
集積地になっている。 ・・・てな具合だ。

目覚めてしまったた巨人・赤い資本主義の中国の現状と今後を分析している。
政治も経済も大きくかわりつつある中国のダイナミックな動きが、本書につま
っている。相当にインパクトあり!!ですぞ。

おすすめ度は、 ★★★★★+メガ☆リージョン
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■ <お暇な方は、もう少し>

本書をまた図解してみよう。


      <欧州 日本、韓国、アメリカ・・>
        ↓ Capital
        ↓ Comapny
        ↓ Consumer
        ↓ Communication

     ● 政治・国の統治の変化(赤い資本主義)
          市長=事業部長 ← 朱鎔基 江沢民
        ↓
     ● 経済・ビジネスの躍動  => 共産主義の終焉?国共合作?
        6つのメガリージョン
        (長江デルタ、珠江デルタ、北京・天津回廊、
         東北三省、山東半島、福建省 )
        ↑
     ● 優秀な人材+豊富で安いな労働人口

簡単に言うと、中国はこの数年で大きく変化しており、赤い色の共産主義とい
う常識は変えなければいけない。江沢民や中国のジャック・ウエルチと言われ
る朱鎔基による資本主義化の政策は、中国に「貸席経済」の勃興を促して、中
国各地に経済的なかたまり(メガ・リージョン)を生み出している。大きく6
つに区分されるメガ・リージョン(人口1億前後)の地域は、互いが“競争”
しながら(まずこの言葉で共産国での常識が覆る)発展しているのだ。
アメリカの大学へ留学した人や北京大学などを出た優秀な人材を輩出している
一方で、大都市の後ろに控えるヒンターランド(背後の地)からは豊富な労働
力を提供する。

市場としても巨大生産地としても注目が集まる中国の「今」と「少し先」がみ
える。貴重な中国レポートである。

次の時代の覇権争いは、アメリカと中国を軸にして回るかもしれない。
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| 
|  朱鎔基の写真:  http://tinyurl.com/dax
|  大前さんのHP: http://www.kohmae.com/
|
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|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
国の統治の変化、経済のダイナミズム、そうした流れの中、中国の率いるリー
ダーの江沢民や朱鎔基の今後についても大胆な仮説(しかし、リアリティがあ
る)を紹介している。

江沢民も朱鎔基も、もうすぐ70歳になる年齢で、そろそろ引退の時期。香港
返還も果たし、中国に経済的活況をもたらしたし、WTO加盟も実現し、そろ
そろ花道をかざる仕事としては何か・・・と考えているはず。
2008年のオリンピックまでは待てない・・・。 となると・・・

そこで大前氏の大胆な仮説が登場する。

 ☆ 中国と台湾の連邦化(国共合作)
 ☆ 共産主義の終焉宣言

というものだ。うへぇー!っと驚くが、それが実に真実味のある推論があり、
ひょっとしたら、うーん、もしかして。。。。なんて思えるから、さすがは
大前研一氏である。

台湾は中国なんかよりよっぽどいい国だったのが、このところ中国の貸し席
政策(場所を貸して、金や技術や人を世界から呼び集め、経済成長を図る)
により、とつぜん中国が発展してきてしまった。台湾の経済界は、中国へいっ
ちゃってもいいかなと思い始めているから、台湾は政治的にも中国にすりよっ
てくるかもしれない。そうなると、中華連邦みたいな枠組みもありうるという
のだ。
中国もしたたかで、「香港みたいに50年くらいは台湾の仕組みはいじりませ
んから、台湾省になってください」なんて言い出すかもしれないというのだ。

もうひとつ面白いのは、朱鎔基は100年に一人くらいのスゴイ人らしく、そ
れに対してちょっとやっかみがある江沢民が一方にいる。でもオレのほうが主
役だという思いが江沢民にはあるから、「共産主義の終焉」という世界史的に
みても画期的なことを宣言することで、中国の歴史に残る人物として名を残し
たい・・・というロジックが働くのではないかというのだ。
確かに、2001年の共産党創立祝賀大会で、江沢民は「資本家、経営者も共
産党員に入党させる」という大胆な宣言をした。なにせ、共産党というのは、
持てる資本家に対するプロレタリアートの代表のはずであったのだから、あれ
れ?とうことなのだ。それは中国の政治・経済・民意がそれほど柔軟になって
きているということらしい。
大胆な大前氏の仮説は2002年に起きるかもしれない。

ジャック・ウエルチは後任のジェフ・イメルダをつれて大前氏のところへ来た
らしく、そのとき本書にあるような中国事情を解説したところ、すばやいアク
ションで中国事業の見直しの指示をしたという。

江沢民や朱鎔基の退陣シナリオ(共産主義の終焉宣言や国共合作)がほんとに
実現してしまったり、GEの首脳が意見交換にきたりするのを見ると、なんだ
か世の中動かしてるのは誰だろう・・・なんて考えてしまうねぇ。

中国は大きく変わりつつある。そのチャイナ・インパクトは、ものすごい。
そのインパクトをわかりやすく解説してくれる本書もインパクト大である。
本書で激動する中国の実態を「体感」してみよう!

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■ <読んで欲しい方>
  中国に関心があるかた
  中国でのビジネスを考えている方
  中国茶が好きな方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+メガ☆リージョン

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2002.06.14[金]:【チャイナ・インパクト】..大前研一
講談社/ISBN4-06-211152-7/1600円/289P
★★★★★+メガ☆リージョン
2002.06.13[木]:【--】..応援作戦

2002.06.12[水]:【スタイル】..武田修宏
    クアハウス/ISBN4-86046-044-8/1500円/174P
★★★☆+FW
2002.06.11[火]:【--】..BSCメルマガ#3配信したよ
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2002.06.10[月]:【インテレクチュアル・キャピタル】..L・エドビンソン他
JMAM/ISBN4-8207-1423-6/2300円/250P
★★★★★+見えざる資本
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-13 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-077【祝・決勝T進出】 ‥… □■

 日本代表チーム、やってくれましたねぇ。
 日本中が青いシャツに揺れました。サポーターの応援に審判もこころなし
 か日本有利に展開・・?
 モシリーとヒデのゴール、お見事!。
 そして、そのゴールの前のパス、その前のミドルフィールダーたちの競り
 合い・・・キーパーの守り・・・サポーターの声・・・様々なものが連鎖
 してあの結果がうまれたような。
 トルシエ監督の勝利インタビューでは、こうした陰の力や貢献にも思いを
 およばせるところがいい。

              しんのすけ@ニッポンChaChaCha
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 ■ バランス・スコアカード メルマガNo3 : Pubzine 18104 □
 □ バランス・スコアカード MLスタート : BSC_Users@eGroup ■
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』(969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ       【吾人の任務】の著者でもあり、グロービス
▲▼▲       代表でもある、堀義人さんのライブが
Web ◎◎ k      あるよ。7/25(木)19時30分より。
| △ |        行きたい人、メールちょうだい!
\フ/      利栄さん、小出さん行こうね!  
<|ト .. . O また来週。
> ̄           真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 23:59

2000年02月09日

【イタリア人のまっかなホント】マーティン・ソリー..★★★+伊太利

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★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2000-025】 2000/02/09(水) ★
★ “2月の雪は春を呼ぶ”の水曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★    ★
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Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:06:35 -1分 対前日
東京の日入:17:16 +1分 ”
日昼時間 :10:41 +2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【イタリア人のまっかなホント】

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■ジャンル:文化
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■著者:マーティン・ソリー
英国生まれ。トリノ大学で教鞭を執る。 車はアルファロメオ。
訳者:小林宏明(こばやし・ひろあき)
1946年東京生まれ。明治大学文学部卒。翻訳家。
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■出版社:
 マクミランランゲージハウス/ISBN4-89585-838-3/980円/94P
2000/1/10 第一刷 
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■ <ワン・チョット>

「イタリア人は情熱的だ。
だから、いきなり“かわいい(カーラ)”とか“美しい(ベッラ)”
とか口走ってしまう。」

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■ <忙しい方はここだけ>

イタリアと聞けば・・・ミラノ、ローマ?、スパゲッティ?、イタリア男?、
ベネトン?、マフィア?・・・様々なイメージがある。
本書は、マクミランランゲージハウスが出版している「まっかなホントシリー
ズ」の第8弾、イタリア編。

イタリアのことが、文化、歴史、生活、国民気質、政治、ビジネス、暮らしな
ど様々な面から分る本だ。ただし、ありきたりの紹介ではなく、相当に捻りま
くっているところが、このシリーズの人気の秘密。

この国を“おおざっぱな望遠鏡”で覗くとこんな表現になる
「イタリアは矛盾だらけの国だ。教会が国を動かしているかと思えば、マフィ
アが大手を振るっていたりする。UEへの加盟を域内でイチバン早く支持して
いるかと思えば、UEから課せられた約束ごとへの取組みが遅々として進まな
い国でもある。莫大な富と、極端な貧困が同居している国なのだ。」

任期満了後帰国したアメリカ大使の指摘が面白い--『イタリアはたいへんな
金持ちが大勢暮らしている、たいへん貧しい国である。』

とはいうものの、この国の人達は人生は楽しむものだと心底思っているフシが
ある。食事の楽しみ方、昼寝、いい訳、カンツォーネの響き、・・・ことごと
く明るいように感じる。
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!。食べて歌って愛してと、この国の人
たちは人生を謳歌する達人であるのかもしれない。
私達がこの国に魅力を感じるのは、美しい景色や遺跡や製品ではなく、なんと
いってもこの国の人達の生きざまなのかもしれない。

本書は、そんなイタリアも含め、読んでいるとクスっとしたくなる“ホント”
がとても楽しく書かれている。この本でイタリアを“可笑しく”堪能されたい。

おすすめ度は、★★★+伊太利
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■ <お暇な方は、もう少し>

イタリア語を第二外国語にとる人はそれほど多くない。しかし、大人になって
少し余裕がでてくると「私、イタリア語でも習いたいわ・・」なんていう人が
増えてくる(ような気がする)。

イタリア語熱は、言葉そのものの魅力というより、むしろあの底抜けに明るい
雰囲気への憧れなのかもしれない。

イタリア語が残した音楽用語は膨大な数にのぼるという。
ピアノフォルテ、ソナタ、アリア、プリマドンナ、コンチェルト、ソプラノ、
アダージョ・・・
食の世界も多い。パスタ、ピザ、グリッシーニ、カプチーニ・・・

欧州を旅すると食べ物に困ることもある(困るといっても食べられない訳では
なく、日本人の味覚にちょっと合わない程度だけど)。
しかし、イタリアの味はほんと日本人向け。ドイツもフランスもいまいちだっ
たけど、ここだけはホッとして食べた覚えがある。


関連サイトをウロウロしたいかたは・・
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| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99051244
| ↓
| マクミランランゲーヒハウスのサイト:
| http://www.macmillan.co.jp/
|
| イタリアの旅なら:
| http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5769/
| イタリア好きなステラさん(Webook読者の方)のページ:
| http://www1.plala.or.jp/CaroDiario/
|
| WebCatchにあったイタリアのビジネス記事:
| 世界初のインターネット洗濯機!《マルガリータ2000》発売。
| http://www.ascii.co.jp/shes/shes.cgi?file=1999/1216/pick02.html
| http://www.margherita2000.com/index/index.htm
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
イタリア人というと僕はすぐ「イタリア男」を連想する。どんな感じかと言え
ば、とにかく女と見たら口説かないと男が廃る・・・と思っている色男だ。ず
っと以前、出張に家内を連れて(こんなことは認められてはいなかったけど)
ロサンゼルスに行った時のことだ。世界各地から参加者があるセミナーがあり
夜の懇親パーティーの場面。イタリア男がいた!確かに人懐っこくて愛想がよ
くて・・・記念写真では家内の肩に手をかけて、オイオイ、ちょっと待てよ。
それからだ、《イタリア人=色男》という既成概念が脳みその扁縁系まで染み
付いてしまったのは。
日本の女性のかた、イタリア男には御用心!?

ちなみに、イタリアの人口は約5700万人(日本の半分くらいだ)。そして
イタリア男はさらにその半分くらい・・。

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■ <読んで欲しい方>
イタリアへ行きたい方
イタリアへ行ってきた方
カラオケでカンツォーネを歌える方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

   ★★★+伊太利

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アメリカ・カナダ在住の方は
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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

まっかなホントシリーズは:
【フランス人のまっかなホント】..N・ヤップ..★★★★+仏
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.12/99.12.10.htm
【アメリカ人のまっかなホント】S・フォール..★★★★+American
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.12/99.12.09.htm
も面白いです。
最新版、日本人のまっかなホントも 笑えます。これはまた今度、ご紹介。

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2000.02.11[金]:【-】..祝日のため休刊

2000.02.10[木]:【】..

2000.02.09[水]:【イタリア人のまっかなホント】..★★★+伊太利
ミランランゲージハウス/ISBN4-89585-838-3/ 980円/94P
2000.02.08[火]:【カルロスゴーンは日産を変えるか】..
         PHP研究所/ ISBN4-569-60937-6/ 952円/158P
2000.02.07[月]:【これから日本市場で何が起きるのか】..★★★★★+E革
         東洋経済新報社/ ISBN4-429-52099-6/1600円/253P
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今週の節約小計 3532円
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-025【人生記号論入門5】… □■

《 100:0 vs 80:20 》

世の中、完璧が好きな人がいる。中にはとことん完璧でないと気が済まな
い完璧症の方も・・。とにかく100点をとらないとダメ(0)、満点じ
ゃないと許しません(0)・そんな気持にさせられているお母さんやお子
さんも世の中にはいるのではないだろうか。
人生、そんなことしてたら先へ進めない。いいんです、80点でも。
100点をとるために莫大な時間と努力をつぎ込むよりは、80点とるた
めに20%くらいの努力と汗を流すほうがよほど人生をハッピィにする。
この20%のインプットの部分を“見つけ出す能力”こそ磨くべき力であ
って、100%のインプットで100%の結果を出すのはまったくバカげ
たことなのである。これは人生の経済学とでもいえる黄金の法則だ。
僕は、この法則をリチャードコッチの「人生を変える80対20の法則」
で知った。この本は、ほんとに人生を変えてくれる。100点が好きな
方は、この本の内の20%を読むべし。
イタリア人は、この法則を国民的遺伝子的に会得しているのではないだろ
うか・・。80:20でイタリア圧勝。

しんのすけ@81対19
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)
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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 ■ 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:17

1999年04月01日

【歯がゆいサラリーマン大国・日本】.......★★★★+日☆独 祥伝社/ ISBN4-396-61079-3/1600円/228P

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★ 【Webook #99-055】 99/04/01(木) ★
★ “おわりの次ははじまり”の木曜日 ★
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東京の日出:05:29 -1分 対前日
東京の日入:18:02 +1分 ”
日昼時間 :12:33 +2分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■著書名: 【歯がゆいサラリーマン大国・日本】

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■ジャンル:その他(ノンフィクション・文化比較)
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■著者:クライン孝子(くらいん・たかこ)
昭和14年(1939年)満州生まれ。ノンフィクション作家。フランクフルト
在住。チューリッヒ大、フランクフルト大でドイツ文学と近代西欧政経史
を学ぶ。現在、EUプレスクラブ、ドイツ婦人ジャーナリスト連盟会員。
著書に「統一ドイツ・その知られざる素顔」「歯がゆい国・日本」「もど
かしい親と歯がゆい若者の国・日本」など。
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■出版社:
祥伝社/ISBN4-396-61079-3/1600円/228P
1999/2/10 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「従来の日本人の生き方は、あまりにも会社に依存しすぎていました。
私は、日本のサラリーマンが一人一人自立し、“会社人間”から”社会
人間”に移行するチャンスだと思っています。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ドイツと日本は、似ている・・・と言われる。ともに敗戦国、戦後の廃虚の中
から急激に復興した国、そして“勤勉”という国民性など。しかし、どこか違
う。それをサラリーマンの生き方という題材で書いた本だ。

不況の中、人生の拠り所にしてきた“会社”があやしくなって不安を抱える日
本のサラリーマン。方や、失業400万人(失業率11%)にもかかわらず、
さほどうろたえる様子がないドイツの勤め人。そのの差は一体何か・・・。
職業意識の違い、社会制度の差、教育システムの違いなど、様々な要素から日
独のサラリーマン事情を比較分析する。

ドイツの勤め人の一番の特徴は、「自立、自己管理、自己責任の意識がつよく
」、「会社員であるよりも、むしろ個人の職業(職種)に重点をおいている」
点である。一方、我が方はといえば、望んでそうなったわけじゃないけど、「
どこそこの会社に勤めています」という会社人間が多いという。

そう言うとまるで日本はダメで、ドイツは素晴らしいとなるが、そこはうまく
(?)できていて、問題点(社会保障の充実に伴う勤労意欲の低下など)もあ
ると指摘する。
落ち目の方をとことん批判するのではなく、よかった点も認め、また優れた方
を持ち上げるだけでなく、それが抱える問題も指摘する公平な視点は、好感を
持って読める。

ドイツのサラリーマンの生態を参考に、自分の人生を顧みるのもいい。

おすすめ度は、★★★★+日☆独
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■ <お暇な方は、もう少し>

独のサラリーマンの暮らしぶりは、うらやましいものだ。
日本ではサラリーマンといえば、まあ大体がネクタイをして、電車にゆられ、
遅くまで残業をして、時々つきあいの飲み会に行って・・・などといったイメ
ージでほぼ大づかみにでき、年収や職種の違いはあれ、あまり階層意識はない
。おしなべて「中産階級」ということになろうか。
一方ドイツでは、“階級意識”がわりとはっきりしていて、エリート、ホワイ
トカラー、ブルーカラーでかなり区別がなされているようだ。兄弟でも弁護士
(エリート)の兄と工場勤めの弟(ブルーカラー)は、付き合いもしなくなる
程だという。

うらやましいのは、そういった階級の別なく、「いずれも定時に会社を退社し
て家に帰り、アフター5を充実させている」ところだ。帰宅したあとに「第二
の一日」があるというわけだ。
第二の一日は、ボランティや自分の家を作ったり、「個」の時間をたっぷり持
ち、有効に利用している姿が浮かぶ。通勤時間も日本のようには長くない。
それは、社会の仕組みや風土にもよるもので、すぐにはマネできないところだ。

ドイツ人が手に入れた「ゆとりある生活」は、どのようにして生まれたか?

その理由を著者はこう述べる
「戦後ドイツには労使間の“真の対立”が育ったのに、日本ではそれが育たな
かった、いや育てようとしなかったことにある。」

戦後日本を経済大国に押し上げた大きな理由を、「島国かつ単一文化」である
ことと「和の精神構造」とし、その中で培われてきたサラリーマン像は、日本
の文化の結果ともいえる。

「日本のサラリーマンがこれまで無意識のうちに受容してきた“日本型経営”
に象徴される“和”の関係、”労使協調”」は、経済大国への原動力でもあっ
たが、今となっては「サラリーマンが、実に巧妙に使用する側=経営者側に、
取り込まれ、本来もつべき権利、休暇を楽しむ権利までがウヤムヤにされてし
まうことになった」要因だというわけである。

中産階級という甘い言葉の上で、ノホホンとしている間に、人生まるがかえの
会社人間になって「個」というものがとことん薄められてきた日本と、「労働
者として企業と四つに組んで闘うことにより、サラリーマンの権利を獲得して
きた」ドイツのサラリーマンの差が、今、ここにある。

教育制度の違いも大きい。いい会社←いい大学←いい高校←・・いい幼児教育
という仕組みのなかで似非平等主義を脱しきれない日本に対し、ドイツでは、
勉強したい人はどこでも入れる(効率は小学校から大学まで無料!)、そのか
わり、厳しい実力主義で容赦ない篩(ふるい)にかけられるという。
会社人間を養成するレールと、個人実力主義を養成するレールの違いとして、
その違いがよくわかる。戦後日本の復興と経済成長にはよかったものも、今や
そのあり方を問われるありさまとなっているわけである。

ドイツは失業者天国といわれるほどの社会保障システムも大きな要因だ。
(最近では、それが逆に問題になっているようだが)

日独のサラリーマン像を通して、それぞれの社会文化の違いがよく見える。

・・・・・・・・・・

おっと、いけない。これからフランクフルト行きの便に乗らなきゃならないの
で、今日はこのへんで。ええっとJALの415便だ。ではみなさん、明日は
ドイツから、サラリーマン事情を実況中継します。
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■ <読んで欲しい方>
新入社員のかた
今年定年のかた
会社の名刺に依存しているかた
会社のロゴをはずして独立したくてたまらない方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★+日☆独

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.shodensha.co.jp/n-flash2.swf
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99005360

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■□ <バック ツー ザ Webook> 《 New 》 ・ ・ ・ ・・‥… □■

クラインおば様の本を初めて読んだのは、97年の【歯がゆい国 日本】。
http://www.isnet.or.jp/isn00029/webook/97.9/97.9.30.htm

よくにたおば様でマークス寿子という方もいらっしゃいます。
【ひ弱な男とフワフワした女の国日本】とか
http://www.isnet.or.jp/isn00029/webook/97.12/97.12.8.htm
【とんでもない母親と情けない男の国日本】などを書いている。
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.3/99.03.10.htm

かたやドイツから、かたや英国から、日本を眺めた本ですが、どちからと
いうとドイツのほうが、肩に力がはいらず冷静な印象がします。
っていうかぁ、キンキンしていなぃ・・・

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.03.29[月]:【生きていてよかった】相田みつを★★★★★+おかげさん
ダイヤモンド社/ ISBN4-478-70149-0/1600円/117P
99.03.30[火]:【ライバル】..安土 敏...............★★★☆+生
東洋経済新報社/ ISBN4-492-22170-0/1600円/359P
99.03.31[火]:【つむじ先生の処方箋】..なだいなだ..★★★★+@曲り
五月書房/ ISBN4-7727-0294-6/1400円/197P
99.04.01[木]:【歯がゆいサラリーマン大国・日本】..★★★★+日☆独
祥伝社/ ISBN4-396-61079-3/1600円/228P
99.04.02[金]:【】..

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今週の節約小計 6200円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-13 ・ ・ ・ ‥… □■

昨日の愛称募集の話に関連してAIBA さんからいただきました。
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> ところで、キャノン って会社の名前、由来はなんだっけ・・・?。

「観音菩薩」が「語源」ですね。
「キヤノンの歩み」 http://www.canon.co.jp/story/fact/history1.html
によれば、当初の社名は「精機光学研究所」ですが、国産初の35ミリ
フォーカルプレーンシャッターカメラを「KWANON(カンノン)」という
名称で試作したことから、戦後、「キヤノンカメラ」と社名変更した
もののようです。
「キヤノンカメラミュージアム」に追加情報がありました。
http://www.canon.co.jp/Camera-muse/first1/f1-1-kan.html
に、以下の記述があります。
「試作機のカンノンは4種類があったとされているが、いずれも現存はしてい
ないと思われる。カンノン名は、吉田が観世音大菩薩を崇める観音教の敬虔な
信者だったからで、レンズ名も釈迦尊者のマーハ・カサーパからカシャパに
したいと願っていたのだ。」
ちなみに、社名は「キャノン」じゃなくて、「キヤノン」 です。
----------------------------------------------------------------------
AIBA さん ありがとうございました。元キヤノンにお勤めの方ほかからも
教えてきただきました。感謝!
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
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■□ <おわび> ・ ・ ・ ・ ・ ・ ‥… □■

昨日のWebookで、なだいなだが、「主婦之友」に連載していると
書きましたが、「婦人之友」の誤りでした。婦人之友社編集部の方から
ご指摘をいただきました。お詫びして訂正します。ごめんなさい。
婦人と主婦の間違いは、田中と中田を思い出して冷や汗タラリ。

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-55 【そうだったのか】 ・ … □■

昨日、カラコラムでキャノンの愛称募集の話題をしましたら、社名が
違うぞ!って、何人かの方からご指摘をいただきました。
「キャノン」じゃなくて、「キヤノン」が正式。語源をたどれば観音様と
いうことで、ひとつ勉強に。 ちょっとまちがいヤした。

日経新聞3.31によれば、この会社、98年度の業績がものすごくよくて、
経常利益1500億円、税金を634億円も払っています。わぁー!。
決算報告書の表示単位は、“百万円”じゃなくて“億円”でした。
1000万円の賞金は、税金と比べれば、まあ安いもんですね。

で、応募方法は、官製はがきだけ。締め切りは4/5。詳しくは
こちらで 03-5666-1470。
(キヤノンとは、今のところ・・関係ありません。念の為)

しんのすけ@だせばあたる
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助 (^x^)
matsuyama@internet.office.co.jp (^o^)
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
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★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
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☆ JL415便は、April fool ということで予約を取消されました・ (^v^);
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(
(^y^) も (^x^) も 明日 また Webook でお会いしましょう。
脳みそを本でくすぐる Webook, Mobook,しんのすけ

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《 日経BP インターネット歳時記1999 で 》
《 紹介されてます・・ 》
《 ・・・はずですが、実はまだ見てません 》
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真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 14:11

1998年10月14日

【海外でくらすⅡ】..布井敬次郎98.10.14...★★★★+外

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #98-164】 98/10/14(水) ★
★ "キリンの上にアサヒが昇る" の水曜日 ★
★ ★
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ★
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:05:46 -1分 対前日
東京の日入:17:08 -1分 ”
日昼時間 :11:22 -2分 ”
《 http://pluto.mtk.nao.ac.jp/Reki/hinode.html》
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Web. . 。 o O 〇 K !
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■著書名:【海外で暮らすⅡ】

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■ジャンル:その他(実用書)
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■著者:布井敬次郎(ぬのい けいじろう)
昭和5年長崎県生まれ。米国ウィスコンシン大学フォーリンサービス・イ
ンスティチュートにて米国移民国籍法を研究。在日米国大使館査証事務官
を経て布井敬次郎国際行政事務所を設立。
http://www4.tokyoweb.or.jp/aztec/
現在、実践経営学会理事、日米協会会員、中小企業海外投資アドバイザー
など。昭和61年に紺綬褒章を受賞(法務省)、また世界で活躍する人物
を紹介した本「Who's Who in the World(MARQUIS)」に掲載されている。
主な著書に「米国移民法の研究」「ひとりでいける海外留学」「海外でく
らす」ほか。
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■出版社:
ビジネス社/ISBN4-8284-0792-8/1500円/240P
1998/ 7/25 第1刷
1998/ 9/ 7 第3刷
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<ワン・チョット>

「98.4.1 金融ビッグバンで財産の移動も自由になり、本当の意味で
400年来の鎖国に終止符が打たれた。」

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<忙しい方はここだけ>

「海外で暮らす」(98.2)の続編です。前作は、定年後、第二の人生を海外で
暮らすことの意義や手続きなど、ハッピーリタイヤメントの人むけに書かれた
、海外で暮らすための啓蒙書的な内容ですが(といっても立ち読みだけど)、
この本は、実用的な面に重きを置いた内容になっています。

最近は、ビザなし観光ができるところが多いですが、留学、海外駐在、移住な
ど、あちらで暮らすとなるとビザが大きな問題となる。この本は、そのビザの
本来持つ性質や、ビザ取得の留意点などがわかりやすく書かれています。

あこがれの国への移住するための永住ビザ、「必ず帰りますよ」っていう条件
で取得できる留学ビザ、海外で事業をするためのビザなどに別け、取得方法、
最近の実状、失敗事例、留意点など親切にまとめてあります。

最後に、海外で暮らすための求められる「意識」についても、ビザという観点
から書かれています。

これから海外でくらそうとするかた、将来そうしたいなと思う方、おすすめ。

おすすめ度は ☆☆☆☆+外

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<お暇な方にはもう少し>

まずは基本知識。海外にいくにはパスポートとビザが必要。ではその違いは?
まずパスポートは、その人物が属する国の政府が「自国民である」ことを証明
する一種の身分証明書。これに対してビザは、出先の役人が「この人物は問題
なさそうなんで我が国にいれてもいいと思いますよ」という推薦状であると同
時に滞在期間を限定する許可証でもある、・・・とクリアに解説。

移住したいあこがれの国、そして一番移住しやすいアメリカについては、かな
り詳しい説明があります。

よく永住権とか市民権とか聞きますが、あれはどう違うんやろうと思ってまし
たが、ちゃんと解説あり。(下記はアメリカの場合)

永住権:その国にいつまでも住んでもいいよ、という意味で、その国の権利
をすべて獲得したわけではない。永住権をとっても日本人はあくま
で「日本人」。
したがって、永住権をとっても、国籍は日本だから、年金の支払を
続け、需給年齢になって年金の受給を受けることが可能。
永住権を認められるとあのグリーンカード(永住ビザ)が手に入る。
(かつて発給されてた永住ビザがグリーンだったことからこの名が
ある。・・・ いまは なに色かいな?)

市民権:永住権をとってから5年(アメリカ市民と結婚なら3年)たつと、
市民権を取得する権利が貰える。市民権をもつというのは帰化する
こと。納税義務も生じるし、18-26歳の男には徴兵義務も生じ
る。かわりに選挙権、被選挙権がもらえる。
また、市民権を持つと、親族を(親子兄弟姉妹)永住権をもって呼
びよせることができる。

アメリカ永住ビザを得る7つの法方は、
1.アメリカ市民と結婚
2.アメリカで子供を出産。
3.アメリカ在住の親族を利用
4.事業家になって投資をする。
5.アメリカ企業に雇用される。
6.永住抽選プログラムに参加する。
7.事業を継続して、実質永住する。

とあります。海外駐在のチャンスのある方は、子供をあちらで産むのか簡単か
な。

アメリカのほか、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランスな
ど各国事情も解説があり、この分野の情報を欲する人にはたいへん便利。

著者の布井氏は、USビザのコンサルテーションも行っており、この本は、そ
のガイド的な要素もあります。

(今日はちょっと忙しくて、こんなところでおしまい・・)

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<読んで欲しい方>
定年後海外にすもうかなんてお考えの方
留学を志している方
海外で事業を起したい方
おすすめです。
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<オススメ度>

☆☆☆☆+外

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<がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんか、
JALの機内か、
大使館の前で

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<< 今週のwebook list >>

10.12[月]:【ホテル王になろう】..中谷彰宏........ ☆☆☆+HTL
オータパブリケイションズ/ISBN4-900297-33-x/1400円/334P
10.13[火]:【老人力】..赤瀬川源平................ ☆☆☆☆+老報
筑摩書房/ ISBN4-480-81606-2/1500円/219P
10.14[水]:【海外でくらすⅡ】..布井敬次郎........☆☆☆☆+外
ビジネス社/ ISBN4-8284-0792-8/1500円/240P
10.15[木]:【】..

10.16[金]:【】..

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今週の節約小計 4400円
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<しんのすけのカラコラム>: 3連休だ!

2000年から「成人の日」と「体育の日」を1月と10月のそれぞれ第2月曜日と
する祝日法改正(ハッピーマンデー法)が14日午後の参院本会議で全会一致
で可決成立されたとか。めでたいめでたい。
ハッピーマンデイ推進委会議のホームページには、650万人の書名が集ま
っているとか関連情報があります。
《 http://www.tn-japan.or.jp/happymonday/ 》
海外の状況は http://www.tn-japan.or.jp/happymonday/gaikoku/index.html
にあり、元旦はさすがにどこも1月1日ですが、他の祝日を第x月曜日とかに
設定している国(先進国では)が多いようですね。
但し、アメリカの独立記念日(7/4)とかフランス革命記念日(7/14)
は特別だから固定制。
ちょっと面白いのは、アメリカのワシントン誕生日が2月第3月曜日となって
いるところ。ワシントさんは天国で苦笑してるんでしょうか。
休みがふえるのもいいけれど、会社もたのしいなあ・・ちゃって。テヘ

しんのすけ@休み大好き
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< Web●○k from the Readers> #46

読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解をいただいた
上で載せております)
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ご意見、ご感想等は こちらへ

Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
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Posted by webook at 17:31

1998年02月23日

【中国に勝つ! 】...市川 周98.2.23...★★★★★

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★ 【 Webook #98-026】 98/2/23(月) ///
★ "ごぶさたです"の月曜日 ///
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★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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あっという間にオリンピックも終わってしまいました。
ご無沙汰いたしました。本日から復帰です。
早い復帰を!などいくつか励ましを頂きとてもうれしく思いました。
今日から又、拙い書評もどきにおつき合いくださいませ。
真之介
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【中国に勝つ】

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市川 周(いちかわ しゅう)
1951年長野県生まれ。1975年一橋大学経済学部卒業。三井物産入社。調査
企画部門を中心に香港、ニューヨーク駐在を経て、1991年10月三井物産
産業貿易経済研究所設立と共に主任研究員兼シニアコンサルタントとして
出向、1995年10月より同コンサルタンティング室長。1997年7月に三井物産
を退職、同8月に株式会社市川アソシエイツを設立、代表に就任。
著書に「外される日本」など
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PHP研究所
ISBN4-569-55898-4
1429 円
1997/11/25 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

日本とアジア、日本と中国、中国とアジア諸国の関係を、経済力学、市場性、
技術力などの目から分析した本です。

”巨大な市場”という武器を手に技術的、経済的な不利を挽回すべく動いてい
る中国に対し、アジアの中の日本という国が今 どんなポジションにあるのか
そして、今後どう進んでいったらいいのかということを、アジアの経済動向
産業構造の変遷、各国の政治バランスなどを材料に書いています。

この本の面白さは、そういうアジア動向の分析に 歴史的な意味合いと比喩を
用いている点でしょう。
聖徳太子のころの「日出る国」の外交戦略や、太平洋戦争のころの「大東亜
共栄圏」、幕末の志士高杉晋作の上海日記などが引用されます。

また、山崎正和「鴎外 闘う家長」を引用した日本の家長論も面白いものが
あります。
『本来 家長とはより強いものの前に弱者を庇護する立場であって、本質的
に<無力な強者>とでも呼ぶべき矛盾をはらんだ存在といえる。...成長
するということが、つまり<子>が<父>になることである以上、無用にな
っていくことが<父>の生物学的な宿命にほかならない。』
というくだりを引用し、アジアにおける家長的存在(と意識していた)日本の
位置づけを独特の家長論で展開しています。

日出る国-明治維新-大東亜共栄圏-戦後の経済復興-バブル崩壊後の現在
といった時間的な広がりと、華人/非華人の勢力分布と海洋性国家(日本、
フィリピン、マレーシアなど)/大陸性国家(中国)という地理的分布の中
で日本という国の位置づけを整理していますが、このユニークなアジア観は
結構気に入りました。
こうした整理の中で、戦後日本型「家長」モデルともいうべき雁行型発展では
なく「広域フルセット型産業構造」をもって“中国に勝つ”戦略を展開します。

100席クラスジェット機の開発、自動車の生産、ヤオハンなどの小売業の
進出など業界物語とマハティール首相とハリマオ伝説の繋がりなど、興味深々
なはなしが展開されています。

アジアの民族論、世界観、歴史観など様々なメガメで自ら(日本)のポジショ
ンを見ることができます。
タイトルからすると中国の話かと思いますが、中身は“日本論”です。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆ くらい。
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<お暇なかたにはもう少し>

バブル崩壊前の日本は、国内に「フルセット型産業構造」(つまり基盤技術か
ら高度技術まで全てをセットにした産業の発展構造)なる富士山を繊維、家電
鉄鋼、自動車、エレクトロニクスで発展させてきた。
アジアの人たちには、富士山の勇士を仰がせながら“三歩さがって師のかげを
踏ませず」自分たちの都合のいい技術分野のみを教えるだけできた。
この日本の奇跡を「雁行型発展サイクル」などと自画自賛してきたが、やがて
唯我独尊主義と自前主義が破綻して、日本ハズシが“YSX(小型ジェット機
)、ハイビジョン、そして自動車などの分野で起きたとしています。

自前技術力と自前市場形成力という次元の中で自分の位置をわきあまえれば、
今後は『広域フルセット型産業構造』の発展を日本とアジア諸国の間で進める
べきだと説きます。そこには華人/非華人という勢力分布と海洋性国家(日本、
フィリピン、マレーシアなど)/大陸性国家(中国)という地理的分布の中で
中国と一線を画しています。
中国は技術的、政治的にはまだまだだけど、“市場”という点では巨大なパワ
ーがあり、北京政府もそれを利用して欧米と対応している。また、ASEAN
の中で日本はまだ技術先進国であるけれど、ASEAN諸国は“ルック・イー
ストだけじゃないぜ”と言い出している。そんな中で、日本は少しオープンな
感じの広域フルセット型産業発展をめざすべきというのです。

この広域フルセット型産業構造の展開の中でSWOT分析という戦略論を紹介
しています。これは、まず徹底した自己分析(強み:Strongnessと弱み:weak
-ness)を行い、次に環境分析(機会:Oppotunity と 脅威:Threeat)を分析
するものです。(経営者セミナーで出てきそうな話)
雁行発展型モデルの栄枯盛衰がとてもうまく分析されています。

後半、マレーシアのマハティール首相の話が登場し、そこにハリマオ伝説(谷
豊という太平洋戦争ころゲリラ的に活躍しマレー人に人気があったらしい。TV
の番組にもなった)とのつながりが書かれています。
”ハリマオ”は私も小学生のころよく見たTV番組で、歴史の繋がりはひょん
なところに転がっているものだと思いました。

歴史、地理、政治、経済など様々な要素をからめアジアの中の日本を眺めさせ
てくれるこの本は、なかなかタフな内容の本です。
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アジアの中の日本を意識されてる方
中国やアジアのビジネスに係わっている方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆

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<< 今週のwebook list >>

2.23[月]:【中国に勝つ! 】...市川 周...☆☆☆☆☆
PHP研究所/ISBN4-569-55898-4/1429 円
2.24 [火]:【 】...

2.25[水]:【 】...

2.26[木]:【 】...

2.27[金]:【 】...
---------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 1429 円
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Webookに登録したのにちっとも配信がない...と思われた方すみません。
1週間ほど 休刊してました。(オリンピックのため?)
今日からはじまり、はじまりです。
真之介が通勤途上で読んだ本を紹介しています。経済、ビジネス、社会、
教育、小説などジャンルはいろいろですが、多少のお役にはたっている
ようです。土日祝と年休日以外は毎日お届けできる予定です。
(たまに、臨時休刊もありますが....)
真之介は、現在 東京の某ソフト会社に勤めるサラリーマンをしています。
どうぞよろしくお願いします。
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Posted by webook at 18:21

1998年02月05日

【7つの中国】...王文山98.2.5...★★★★★

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【7つの中国】

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王文山(ワン ウェンサン)
年齢約60歳。台北市生まれ。大学卒業後、アメリカ、日本、ヨーロッパ等
に留学、いくつかの国際機関、NGO組織の職務を歴任。台湾の大学で教鞭
をとる。現在国際機関に勤務。王文山は筆名。

金美齢(きん びれい) 訳
1934年台北市生まれ。59年留学生として来日。早稲田大学文学部英文科入学。
71年同大学大学院博士課程修了。
現在『JET日本語学校』の校長を務める傍ら、TV,雑誌などで熱弁、健
筆をふるう論客としても活躍。台湾独立運動に参加し、61年から92年ま
での31年間、台湾への帰国の道をとざされていた。
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文芸春秋
ISBN4-16-353720-1
1238 円
1997/12/10 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

中国の現状と問題、そして21世紀に生き残るための処方を提案する問題作!
です。著者は台湾の人でいくつかの国際機関に勤めたこともあり、世界的な
視点から中国の有様と未来を書いており、中国を国レベルの大きな単位から理
解するには大変いい内容の本です。

12、3億人の中国の民をむりやり束ね、覇権主義のイデオロギーとメンタリ
ティをひきづりながら進む中国。このままでは21世紀には世界の“お荷物”
”災厄”となってしまうと様々な観点から警告します。
そして中国が生き残るには、統治不能(Ungovernable)な広い国土と人口を、
7つの中国『平和七雄』にしていくしかないという自説を展開します。
中国は大きすぎ、いくつかの統治可能なエリアに分割していかないとどうにも
ならないというのは大前研一もいっていたかと思います。

この本は深田裕介が台湾の李登輝総統にあったとき、日本でも翻訳してはどう
かと薦められたのがきっかけで出版されてものです。

中国市民の生活や文化など市井の暮らしぶり紹介した本とは異なり、政治的、
イデオロギー的、国家的な視点から中国を解説し、未来への道を示していま
す。中国問題の教科書としてもおすすめでしょう。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆ です。
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<お暇なかたにはもう少し>

中国の覇権主義の歴史、漢族の排他的優越主義に起因する民族問題、人口や
自然破壊の問題、政治は「左」、経済は「右」の矛盾など中国が将来、世界の
平和を脅かす黄禍となる要因を軽快な文章で解説します。
そして、解決策は『7つの独立した中国に分割し、「小さな中国」の競争と協
力を通じてこそ、統一の迷信とそれがもたらす専制体制を打破できる。』と主
張しています。

中国の人口統計は正確なものがない。”盲流”(農村から都市部への流動人口)
や“黒人”(戸籍未申告の子供などのヤミ人口)が把握できないためである。
推定では13憶人前後のようです。
このうち漢族は10憶人以上で全体の90%以上を占める。
この中国の巨大な人口が抱える問題として、なんと高齢化が進行しているそう
です。出生率が高すぎる一方で、高齢者の絶対値も高齢化の速度も世界一,二
で所得水準が低いまま高齢化社会の仲間入りをするんだそうです。
また国の発展にかかせない教育水準も低く、13億人のうち大学卒レベルの人
1600万人しかおらず逆に15歳以上で全く字をしらない人が1憶8000
万人、人口の15%くらいいるとか。天安門事件以後、大学院生の募集人員を
減らしたらり、大学以下の学校でも登校人数は全面的に減っているとか。
これでは近代化ところか、数千年も昔に戻ると危惧します。
こういう状況を漢字で
政治掛師、知識賎価(政治優先、知識軽視)
老粗当道、放置倫喪(老害政治、放置壊滅)
帝王将相、百姓□狗 (帝王、将軍、大臣、牛、馬、百姓)
などので表現しています。

50年にわたる共産党独裁の元で、人民は家畜のように徹底的に搾取されてき
たため、貧、病、愚、痴、貪の呪縛から脱しきれない中国は、21世紀には
世界の重荷になりかねない。
現在の、中央の統治を覇権を維持しようと無理な体制を続ける限り中国の未来
はない。そこで、小さな中国に7分割する提案をします。7つの国は
1.東北地域
2.内モンゴル自治区
3.ウイグル地区
4.チベット地方
5.四川、雲南など南西地方
6/7.揚子江を境に南北二つ
てなイメージです。

中国の指導者の目には、ケシカラン!としか映らないかもしれない案でしょうが
なかなかいいアイデアだと思います。

漢字熟語が適度にちりばめられ(分かり易い解説つき)、硬い内容と硬い文章
のわりに読みやすいと思います。
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中国事情に関心のある方
中国要人のお知り合いがいるかた
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆

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2.2[月]:【校長がかわれば学校が変わる】.............久保田武
夏目書房/ISBN4-931391-35-4/1500 円...☆☆☆+育
2.3 [火]:【ドイツを変えた10人の環境パイオニア】...今泉みね子
白水社 /ISBN4-560-04061-3/1800 円...☆☆☆☆
2.4[水]:【Give&Givenの発想】......................佐々木かをり
ジャストシステム/ISBN4-88309-446-4/1300 円
2.5[木]:【7つの中国】...王文山
文芸春秋/ISBN4-16-353720-1/1238円...☆☆☆☆☆
2.6[金]:【】...

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line3 matsuyama@internet.office.co.jp
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Posted by webook at 18:18

1998年02月03日

【ドイツを変えた10人の環境パイオニア】...今泉みね子98.2.3...★★★★

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★ 【 Webook #98-019】 98/2/3(火) ///
★ "おニワソとフク アウチッ!"の火曜日 ///
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【ドイツを変えた10人の環境パイオニア】

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今泉みね子(いまいずみ みねこ)
1948年生まれ、国際基督教大学自然科学科卒。83-86年ドイツ・フライブル
グ大学留学。90年以来フライブルグに住み、英語・独語の書籍翻訳と共に
「グローバルネット」誌にドイツを中心とする欧州諸国の環境ニュースを
連載、「リサイクル文化」「地方行政」「自然保護」「かんきょう」等の
雑誌に執筆。
おもな著書に『緑のフライブルグで愛をみた』『環境首都フライブルグ』
主な訳書に『ナチュラリスト志願』『オオカミと生きる』等

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白水社
ISBN4-560-04061-3
1800 円
1997/11/20 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

「環境先進国」ドイツの環境対策を、それを推進した市民の活躍にスポットを
あてて紹介した本です。
自治体職員、企業人、教師、市民団体の人など、在ドイツ7年の著者が出会っ
た“環境パイオニア”10人を紹介しています。

日本にも環境法や環境テクノロジーはいくつかあるのに、環境改善の対応は
2歩も3歩も遅れているようです。やはり市民レベルの活動や理解がないとうま
くいかないようです。
ドイツでのいくつかの事例を見ると、市民のアイデアが行政や市民団体に支え
られて浸透してきた様子がよく分かります。

電力消費のピーク時の町中で電気を止めて節電したり、車のない住宅地実現に
立ち上がった市役所員、使い捨て容器税を導入したカッセル市、ごみのない学
校を実現した小学校長など、“へえ!そんなこともあるのか、やればできるじ
ゃん”というものがいくつか紹介されます。

著者は、”もし日本がドイツから環境対策でなにか学ぶとすれば、『自分の国、
自分の環境は自分がつくっていくものだ。自分の生活を率先して変えなければ
ならないのだ。』という個人の環境に対する責任意識ではないだろうか!”と
締めくくっています。

今では、電気も自動車もないと困る必需品という気がしますが、時々“近所の
買い物は自転車でいいのに、こんなことでいいのかなあ?”なんて思ったら、
その思考回路をちょっとだけ延長して“行動”に移す必要がありそうです。

おすすめ度は ☆☆☆☆ です。
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<お暇なかたにはもう少し>

トイツの電力供給システムは日本と異なり、電力会社のほかにエネルギー供給
事業所というのがあるそうです。エネルギー供給事業所は発電で儲けるのでは
なく、あくまで電力供給を仕事とします。そこへは、電力会社のほか、自家発
電した市民も電気を売ることができます。市営だったり第3セクターのような
方式だったりするようです。その一つ、南ドイツのロッドバイル市のエネルギ
ー供給事業所長だったジークフリート・レティッヒ氏が環境パイオニアの一番
手として登場します。

このおじさんは、事業所の仕事(エネルギーを供給して儲ける)に疑問を感じ
限るあるエネルギーを大切に使う方法をいくつか考え出します。

一つ目はガス利用の推進運動。ガスは電気レンジよりエネルギー効率が遥かに
高く、従って同じエネルギーを得るのに排出される二酸化炭素の量も1/5だ
とか。そこで、ガスレンジを購入する家庭に補助金を出してガス普及に努めた
そうです。
二つ目は、消費電力のピークを下げる運動。電力は季節や時間帯で変動し、発
電所はそのピークに合わせて設備を作るからピークが高ければ高いほど大変な
無駄をしていることになる。電力会社から電気を購入する場合も、契約は最大
出力に応じてするので、ピークを下げればそれだけ電気料金の節約にもなる。
そこで、このおじさん、市内の工場、病院、公共施設などを説得して午前10
時から正午近くまでのピーク時間に一時的に電源を切る取り決めをした。
電源カットはコンピューターで自動的に行い、それぞれの施設でせいぜい10分
から15分くらいの間だそうです。
こうして電気消費のピークを平滑化した結果、電力会社に払う電気料金は、
100万マルク(7000万円)/年にもなったとか。
しかも驚くことに、これを20年前にやってたといいますから、!!!です。
そしてレティッヒ氏の活動はさらにブロック・コジェネレーション(ドイツで
は BHKW)へと発展します。これは、天然ガスやメタンガスなどを燃料にして
発電する小型発電機とそこから出る排熱を暖房などにも利用するというエネル
ギー効率がよくて環境負担が少ないシステムのことです。
人口2面5000人の小さなロッドバイル市にはこういうブロック・コジェネ
が27個所もあり総電力の14%をまかなっているといいます。

当然電力会社からのいやがらせなど圧力がかかったそうですが、市や市民の
賛同で推進されたそうです。

このほか、ブレーメンの音楽隊で有名なブレーメン市のカーシェアリングの話
も面白いです。
これは、年会費約2万円を払いカーシェアリングの会員になり、目的にあった
自動車を必要なときに使うというシステムです。利点は、駐車場代、保険、修
理費などが節約できる。いろんなタイプの自動車が使い分けできる。乗る回数
と距離を減らすほど節約できるので公害を少なくできる...など。
予約が必要(1時間前)とか、近くのステーションまで歩くという不便さはあ
りますが、ちょっとした考え方のシフトで“適度の便利さ”と”環境保全”が
できるというなかなかのシステムです。ドイツでは1万5000人が参加して
おり、ステーションも250の都市にあるとか。

企業、個人、地域社会など様々なところで環境に対する取り組みが進んでいる
ドイツ。そこには、市民の努力と工夫の歴史があるようです。

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無駄な消費が気になり始めたかた
アトピーや花粉症はひょっとしたら自分達の環境破壊のせい?とお考えの方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆

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2.2[月]:【校長がかわれば学校が変わる】.............久保田武
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2.4[水]:【】...

2.5[木]:【】...

2.6[金]:【】

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★ ちょっと、Listの形式を変えてみました。原田さんコメントありがとう。

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<本日の云述ーション>

缶ジュースの自販機はもうオフィスの中からバス停までいたるところに
あります。
便利でいいんだけど、リサイクルのシステムは市の分別ゴミ回収に頼って
いるのが現状ではないかと思います。あれって結構大変。

そこで、自販機を設置する場合は、かならず側に空き缶回収装置を設置。
缶ジュースは200円。空缶を回収装置に入れると100円換ってくる。
つまり200円のうち100円はデポジットというわけ。
こういうのを義務づけるような法律できないかなあ。

新規設置のものから実施すればいいと思うんだけど。110円の缶ジュー
スを買うより、200円で買って100円戻るほうが10円徳。
空缶回収装置は、アルミと鉄を分けて圧縮処理。その回収は、自治体が
自販機設置業者とかボトラーに委託する。
回収装置とか委託費は自治体の持ち出し(つまり税金)になるけど..
浮浪者とか小学生なんかが、道端の空缶を拾って100円モウケ、なんて
あるだろうし、結構、社会性があるような...ないような...。

(真之介 記 98.2.3)

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Posted by webook at 18:17

1998年01月30日

【日本人が知らない「普通の中国人」の私的事情】..田中信彦98.1.30 ...★★★

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★ 【 Webook #98-017】 98/1/30(金) ///
★ "1月も終わり"の金曜日 ///
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愛しさとせつなさと微笑がほんわりと胸にとどく読み物を、あなたのために、
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【日本人が知らない「普通の中国人」の私的事情】

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田中信彦(たなか のぶひこ)
1959年東京生まれ、早稲田大学政治経済学部卒。」全国紙記者、中国語翻訳
者などを経て88年から『中国』と『人材』をテーマに執筆活動を行っている。
94-96年リクルート国際部中国プロジェクトにアドバイザーとして参加。
著書に『人事・採用の基礎知識ー中国編』、『ぼくの上海行商紀行』、
『中国で成功する人事 失敗する人事』がある。
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講談社
ISBN4-06-209019-8
1500 円
1997/12/12 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

12憶の民を擁する中国は、かたや日々の食事にも困るような山間部の極貧
生活あり、かたやベンツで子供を送迎するリッチな人ありで、バライエティに
富んでいます。どれもホントの中国なんでしょうが、いわゆる普通の中国人
はどんな生活をし、どんなものを持ち、どんなものに興味があるのかといった
ことを知りたいとき、この本が役に立ちそうです。

「金銭感覚や貯蓄額、労働事情、あこがれの住宅、普段のあそび、さらにめっ
たに聞けない下ネタの話まで、以外と知られていない現代中国人の生活事情を
一挙に公開」した本だとか。

著者の中国人の友人や知人を総動員したアンケートや、各種中国統計資料等に
もとづいて書かれています。
著者の中国での活動は上海と江蘇省無錫市が中心で、中国ではもっとも裕福な
地域なので、ここでいう“普通の人”といっても、全体の中ではかなりリッチ
な部類に人達のことが書かれているようです。
まあ、ビジネスなどで行くときには、多分こんな感じの人たちと接することが
多いでしょうから、その点では“普通の人達”の生活を見る点で役にたちそう
です。

落合信彦の【誰もみなかった中国】WEBOOK 97.10.23 と比べると、これも中国
なの?と驚いてしまいます。(以外と進んでいるのです)

中国で暮らしたり、ビジネスを始めようとするかたには参考になるかも。

おすすめ度は ☆☆☆ です。
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<お暇なかたにはもう少し>

この本に登場する著者の友人・知人(情報元)が冒頭に紹介されています。
外資系ホテルマネージャー女史(28)、タクシー運転手(36)、失業中の
おじさん(50)会計学校の女教師(32)、オフィスビル・ガードマン(4
2)、など都市部の比較的裕福な層が多いです。

ボーリング(齢球)、マージャン(麻将)、街頭カラオケ、時間貸しパソコン
ゲーム、映画などの娯楽事情から、アパート、マンションなどの住宅事情、
小学生のお小遣い(月300円くらいとか)など生活に密着した情報があり
ます。
そのほか、初体験の平均年齢は23.5歳とか、半分以上がその相手と結婚し
ているなど公の資料にはでてきそうにない面白いデータもあります。

中国の通勤はなんといっても自転車がメイン。平均通勤時間(といってもイン
タビューした17人の平均!)は29分。それにしても、ああうらやまし!。
最近は助動車(原付自転車)が人気とか。なかにはベンツ通勤の青年社長もい
たりして、“ヘエ”って思っちゃいますね。
中国もどんどん変わってるってことでしょうね。
ちなみに中国の自動車保有台数(95年)は1040万台。5年でほぼ倍増
の延びだそうです。同時期の日本の保有台数は6535万台で約6.5倍。
以前は100%が国有でしたが最近はいわゆるマイカーが増えているそうで
す。12憶人の人と3憶万世帯の中国は、車も携帯電話もその他あらゆる消
費財の巨大なマアーケットですね。

中国の労働者の平均月収は1万円内外、大卒初任給(超エリートですね)が
1.5万円。
まあ、日本の20分の1から30分の1くらいの価値感覚でしょうか。

現在の中国のTV生産台数は世界一(3400万台)、中国も所得税があるし
で、以外と知らない中国事情が身近な事象で紹介されています。
社会主義一辺倒から資本主義経済を一部取り入れ始め、変化しつつある中国の
あたらしい部分が見えます。

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中国に興味のあるかた
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆

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1.26[月]:【北京大学三ケ国カルチャーショック】...近藤大介
1600 円 ☆☆☆☆☆
1.27 [火]:【小説 起業講座】...江波戸 哲夫
1500 円 ☆☆☆☆☆
1.28[水]:【「遊び」力をつける】...谷口正和
1300 円 ☆ ☆☆☆ ☆+!
1.29[木]:【スカートの中の社会学】...円山雅也
1400 円 ☆♂法♀☆
1.30[金]:【日本人が知らない「普通の中国人」の私的事情】..田中信彦
1500 円 ☆☆☆
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今週の節約小計 7300 円
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1998年01月26日

【北京大学三ケ国カルチャーショック】...近藤大介98.1.26 ...★★★★★

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★ 【 Webook #98-013】 98/1/26(月) ///
★ "氷点下?"の月曜日 ///
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【北京大学三ケ国カルチャーショック】

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近藤大介(こんどう だいすけ)
1956年東京板橋区生まれ。1989年東大教育学部卒業後、講談社に入社。
フライデー編集部、週刊現代編集部を経て、1995年9月より北京大学に留学。
帰国後、週刊現代編集部に復帰し、現在は国際問題を担当。語学に堪能で
中国語はもとより、英語、韓国語をこなす。
ちなみに夫人は中国語を教えてくれた中国人教師である。
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講談社
ISBN4-06-208981-5
1600 円
1997/12/10 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

1995年9月から1年間、中国の東大にあたる北京大学へ留学した著者が見聞き
してきた中国、韓国、日本の3カ国間のカルチャーショックをまとめた本です。
中国大学生事情もさることながら、北京大学に留学してきた韓国人、日本人、
そして本家の中国人学生を通してみた3カ国の比較文化論みたいなものが非常
に面白く、アナザ・ワールドを垣間見ることができます。

日本では想像もできないような驚異の実状が住む、学ぶ、食べる、遊ぶ、就職
する、..など北京大学を中心に描かれています。

まず、著者が驚くのは大学での住環境の悪さ。北京大学は全寮制で中国人は5
-6人が一部屋に押し込まれ、留学生はコネ(賄賂)をうまく使えば個室にも
入れるが、1晩2.5$から30$までピンキリだとか。
“中国ではどの組織でもすべての権力が一人の手に集中していることが多く”、
大学でも例外ではないそうです。著者は奥さんが中国人なので、その辺りの事
情にあかるく、さっそく大学の「老板」(ラオパン)に手土産をもって手続き
にいき20㎡の部屋を確保します。
日本の銀行から派遣されてきた30代の男性は、休館のボロ屋敷で2人部屋(
これが相当なひどいへやらしい)で呆然自失なんて場面もあります。
ところが韓国人留学生はそういうところは長けていて(韓国は相当がコネ社会
で、公然と賄賂が行われているようですね)、前述の日本人をよそにちゃっか
り、いい部屋を確保するそうです。

こんな話に始まり、猛烈に勉強する韓国留学生や、図書館に「住み」ながら修
行僧のように勉学に励む学生の話、自殺者まででる“託福”(トウオフ,TOEFL)
試験への熱狂、北京大学近辺のレストラン興亡記、野外ラブホテル(大学キャ
ンパスにある未名湖ほとりの草原)で戯れるカップルの話などいろいろな話題
が満載です。
そして、それぞれに3国のお国柄や国民性が表れていて、非常に面白い読みも
のになっています。

これから中国へ留学する方や、企業派遣される方は一読の価値ありです。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆ です。
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<お暇なかたにはもう少し>

“入郷、随俗”(ルーシアン、スイスー)は郷に入っては郷に従えのことです
が、中国の賄賂社会はすごいようです。この言葉をなかなか実行できず泣きを
みる日本人が多いようです。(住居の話の例)
住むところに限らず、試験の成績なんかもこの流れで、大学院の入試試験の結
果は韓国の圧勝(修士課程59人合格:留学生のうち52人が韓国学生、博士
過程は29人中25人が韓国学生)だったとか。<96年>
日本人の成績はそれぞれ、5人、1人。日韓の学生の出来(成績)は50歩100歩
のため、最後は指導教官の推薦がものをいうのが大学院の入試。韓国の学生は
たんまりと贈り物をした(賄賂を贈った)ということのようです。
賄賂なんていけないことだという「日本の非常識は、韓国の半ば常識、中国の
常識」なんだそうです。
これ、韓国がずるいというわけでなく、そういう実状なんだという話。

北京大学の人気の外国語はやはり”英語”。最近ではTOEFL(託福)フィーバ
ーが凄いようで、北京大学の裏手にできた語学学校は大盛況。“第二北京大学
”まで言われているようです。
そして、TOEFL試験の成績がわるく米国留学がダメになったと彼女に打ち明け
た学生が彼女にふられてしまい、そのショックで自殺したとか。まさに青春を
託福にたくしているのが中国大学生なのだそうです。

さて、著者が定点観測をしたひとつに書店の売れ筋動向があります。
(さすが講談社の社員!)著者が留学していた時の北京大学「北大書店」のベ
ストセラー3冊はこれ。

1冊目は、95年の中国ナンバーワン・ベストセラー『廊橋遺夢』(ランチャオ
イーモン)。この本は『マディソン郡の橋』の翻訳本。
中国の人は“純愛”(不倫も純愛のひとつとか?)が好きなんだそうです。

2冊目は、『未来之路』(ウエイライジールー)。
そうですビル・ゲイツの『ザ・ロード・アヘッド』の翻訳本です。日本では、
【ビル・ゲイツ 未来を語る】WEBOOK 96.3.15 (アップデート版は97.6.18)
でしたね。
北京大学の学生が描く自らの将来像と重なって、とくに理系の学生にはビル・
ゲイツは教祖のごとく崇められているとか。

3冊目は、『中国可以説不』(チョングオクーイーシュオプー)。
(NOといえる中国)で、著者は、石原慎太郎ではなく、北京の無名の若者
5人。9割がアメリカ批判、1割が日本批判の内容とか。
とはいうものの、アメリカに対しては、批判もありながら同時にあこがれも
つよい。”卒業したらアメリカへ留学する”というのが強い願望として共通
しているようです。
残念ながら、「あこがれの日本」という言葉はついに聞いたことがなかった
そうです。

この他、レストランの興亡をとおして、日本人の個人主義(相互無関心主義)
に対し、何でも思ったことをズケズケいう韓国、中国の学生との対比や、い
つもワリカンをする日本人と、20人くらいで飲んでも支払いはだれか長老
とか一人がはらう中国人など、“食う”という視点からの文化的比較も中々、
面白い内容です。

政界、学界から学生運動まで、過去100年に渡って中国をリードしてきた
北京大学は『北大は中国の縮図』までいわれるそうです。
中国を背負って立つ若い人や、そこに留学してきた日本、韓国の学生を通じ
日中韓の“今”と“これから”が見えてきそうです。
そして、アジアの中の日本人の位置もちょっと見えてくる所がいいです。
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中国事情に興味のあるかた
これから私公費で中国留学を目指す方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆

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1.26[月]:【北京大学三ケ国カルチャーショック】...近藤大介
1600 円 ☆☆☆☆☆
1.27 [火]:【】

1.28[水]:【】

1.29[木]:【】

1.30[金]:【】

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今週の節約小計 1600 円
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line4 ● 個人ホームページ、企業、なんでもOKだよ ●
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■ <本日のイノベーション>

スキーの話。
ここ数年スキーにいったことがない私ですが、スキー場でよく不便に
感じたのは、“いま何時やろ?”って思う時です。
スキーウエアの袖ぐちをたぐって腕時計を見るのは、結構面倒。
そこで、スキーウエアの上から巻ける、デカ目の腕時計(それも手首
じゃなくて二の腕にまけるようなおおきいのがあったらいいですね。
二の腕時計は、ベルクロで巻いて止め、文字盤も大きく、ついでに
リフト件の代わりにもなるような仕掛け(デジタル表示で有効期間が
でる)なんてのもいいかも。
で、そのデカ時計には、小物を入れるミニバッグみたいな機能も
あったらいいなあ。
最近、時計自体は安いし、そんなに精度はいらないから東南アジア
あたりで製造したらいいかも。

<真之介> 981.26 記

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Posted by webook at 18:14

1997年10月23日

【誰も見なかった中国】...落合信彦97.10.23...☆☆☆

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★ 【 Webook #127】 97/10/23 (木) ///
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【誰も見なかった中国】The Long Yellow Load

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落合信彦
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小学館
1500 円
97/10/20 第1刷
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落合信彦と雑誌サピオのスタッフが、9日間・2000キロのバス移動で
行った中国内陸部の貧困層取材記録です。
中国中南部の“貴州省”の山間部の村や、ベトナム国境近くの“雲南省”
の村の取材の様子を書いています。

中国の経済政策で沿岸部の発展は、ニュースなどで最近よく目に触れるこ
とが多く、多少なじみがありますが、中国内陸部の山岳地帯の貧困層の様
子は、はじめてです。
電気もない、ラジオTVもない、土間に寝て、ふとんなどなくワラをしいて
寝る、粟などを主食として米なんて食べるのは生まれ変わってから、文盲
で、風呂は一生に3回はいれば幸運...こんなのが普通という生活です。
こういった貧困層は、中国内陸部を中心に政府発表数字で5800万人(
日本の人口の半分くらい)といわれています。但し、数字はあてにならず、
おそらくその3倍はいるであろうと言われている。
理由は、国政調査の結果(そんなものがそもそもあったんだあ!?)に大き
な誤差があるからで、その原因は国政調査がカバーできない人口が多数
存在するからだそうです。“一人っ子”政策は都市部では比較的守られて
いるのですが、農村部では子供は貴重な労働力とみなされるため旧来の大
家族主義を変えず、一方戸籍には第1子しか登録しない。そこで戸籍のな
い闇っ子(黒刻子 ヘイハイズという)がたくさん生まれる。こういった
存在は多分2億人くらいはいるとか。(日本の人口より多い!)

南の島の原住民の生活は、まだ、飲み水があり、暖かい天候がありと、
文明がなくても生活に困らないような感じですが、ここでの生活は、
まさに“悲惨”という印象です。

排泄物の処理もいいかげんで、水瓶には変なものがプカプカ浮かんでたり
するそうで、そもそも食事のときに手を洗うなんて習慣はないようです。
手が不衛生なため、眼病にかかっている年寄りの話が多く出てきます。
巻頭や本文中に多くの写真が掲載されていますが、あどけない子供が
ぼろぼろの衣服をきて何かを食べている姿は印象的。
東京には地下鉄通路なんかにいわゆるホームレスの人がいますが、あの
生活(?)は、まだ相当豊かな暮らしといえる...中国貧困層の生活
はそんなもののようです。

印象的だったのは、村にある学校(あるところはまだまし)で、校舎は
石を積み上げて外見は結構しゃれた校舎という感じですが、なかは暗く
電気も窓ガラスもなく、黒板の変わりに壁に墨を塗って代用するとか、
職員室兼住居となっている部屋の写真を見ると先生の寝るベッドにワラ
が敷いてあるとか、外見と内部の格差が大きいです。
中国らしいといえば中国らしい...

沿岸部を中心にかなり成功してきている経済化政策のほか、内陸部のこう
いった貧困層の救済と、少数民族問題も中国の大きな課題となっているよ
うです。
93年に“八七計画”というのができ、これは、8000万人の貧困層を
7年(今世紀中)で脱却させるというもので、中央からの資金援助などで
各省の貧困省(すごい名前!)の役人がその任にあたっているとのことで
す。日本のODAの一部も利用されているようですが、おそらく途中でかなり
の分はネコババされているかもしれません。

国の貧困救済政策をクールにとらえながら、実状を肌で感じさせてくれる
中国内陸探訪記です。それにしてもタフな取材旅行で落合信彦ならではと
いった感じです。
中国ミラクルワールドの探訪ができる本です。
忙しい方は、巻頭の写真だけでも書店で立ち読みするのもいいかも...

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中国に関心のある方、
貧困症(?)の方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆

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10.20[月]:【実践 株式公開】...ジャフコ・コンサルティング
2000 円 ☆☆☆☆
10.21[火]:【SETのすべてが分かる本】...佐野・稲家・川渕
1200 円 ☆☆☆☆☆
10.22[水]:【宇宙の根っこにつながる生き方】...天外伺朗
1600 円 ☆☆☆☆
10.23[木]:【誰も見なかった中国】...落合信彦
1500 円 ☆☆☆
10.24[金]:【】...

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今週の節約小計 6300 円
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Posted by webook at 17:38

1997年08月29日

【シリコンバレーウェーブ】...加藤俊春97.8.29...☆☆☆

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★ ===== 【 Webook #093 97.8.29】 ======
★ 本日は "朝帰りはゲジゲジ"の 金曜日.
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【シリコンバレーウェーブ】次世代情報都市社会の展望

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加藤俊春
1954年 忍型生まれ、東大法学部卒 通産省入省。米国タフツ大
留学、92-95 SFO総領事館経済担当領事。
シリコンバアレーマルチフォーラム主催。
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NTT出版 2100円
97/3/5 第1刷
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アメリカの覇権が色褪せたといっても、やはりアメリカ。情報、
ハイテク、サービスなどのベンチャーを中心とした産業転換で
すっかり元気になってしまいました。

アメリカを元気にさせたシリコンバレーを中心に、情報化革命
の機動力となったオープンで有機的につながった地域の状況を
通産省のキャリアー的視点(?)で押さえ、紹介しています。

シリコンバレーを中心にした ベンチャー企業群や地域のコミュニ
ティーのありかたなどを参考に、日本においてもシリコンバレー
をどんどん立ち上げていこう...そんな趣旨で書かれた本です。

シリコンバレーの著名なベンチャー企業や、地域コミュニティー
の活動の様子などを紹介しています。
シリコンバレーは、サンフランシスコ湾岸地域のハイテクベンチャ
ー群が立ち並ぶ一帯ですが、そこでの特徴は、スタンフォード大学
などのオープンな基礎研究センターと、起業に必要な投資家や機関
の資金供給センター、施設や教育、会計事務所などの支援など
ベンチャーに必要なさまざまな要素が一体となって構成され、それ
らがネットワークでつながっている。そんなところでしょうか。
しにせの Intel、モトローラにはじまり、SUN、Sybase、
Oracle、Silicon Graphics、Adobe、3Com、Decなど楽しい
企業がいっぱいで、一度いってみたいものです。
(どなたかいった方 感想聞かせてくださいまし)
1993年には スマートバレー インク(公社)という非営利会社が
設立され、エレクトリックコマースの実験など多くのプロジェクト
を推進したり、コミュニティインフラの整備や行政サービスにも力
を入れているようです。(この様子は、以前 大前研一のガラガラ
ニッポンでも特集で放送されていました。)

さらに、シリコンバレーに端を発したベンチャーウエーブの波が
全米の各地に起こっている様子も紹介。---海外(インド-バ
ンガロール、台湾-新竹、ドイツ、フランス)などでの状況、
そしてNewコアラと平松知事の大分、デジタルバレー構想の会津、
ソフトピアジャパンの岐阜など日本各地の地域の取り組みを紹介
しています。

最後に、日本型次世代の情報都市社会へのアクションプランとし
て、地域ベースのコミュニティーや基盤整備、起業家の育成、
国際交流の充実などを提案しています。このあたりは、通産省の
”xxx時代を目指して”なんてタイトルの資料のような感じも
します。

”xxを考える視座”なんて表現があったりしてちょっと固めの
文章ですが、”シリコンバレー”のうねりが世界に伝播し、新し
い産業構造が構築されつつある状況を、世界規模で網羅している
ところが よかったと思います。

”そうだったのか!”とひざを打って、元気もりもりというよう
な内容や書きぶりではないですが、なかなか参考になる本です。
【通産省情報新産業育成計画97】なんていうお役所資料(そんな
のはないですが)と【 ビルゲイツ未来を語る】みたいなノリの本
の中間的な本でした。

シリコンバレーウエーブを全般的に捉えたい方
におすすめ。

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オススメ度
☆☆☆

真之助
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8.25[月]:【みんなの精神科】...きたやま おさむ
1500 円 ☆☆
8.26[火]:【「家族」はこわい】... 斎藤 学
1200 円 ☆☆☆☆
8.27[水]:【会社天国】...マット ウエインスタイン
1600 円 ☆☆☆☆☆+αβγ
8.28[木]:【経営の未来】...ジェームズ マーチン
2200 円 ☆☆☆
8.29[金]:【シリコンバレーウェーブ】...加藤俊春
2100 円 ☆☆☆
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今週の節約小計 6500 円

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Posted by webook at 17:03

1997年08月22日

【中国で儲けた人が絶対に話したくない本】...沼沢憲男97.8.22☆☆☆

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★ ===== 【 Webook #088 97.8.22】 ======
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【中国で儲けた人が絶対に話したくない話】

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沼沢憲男
1947年東京生まれ、早稲田政経卒、日経新聞社の記者ののち
第3次臨時行革委員会会長秘書、96年沼田事務所を設立。
中国ビジネスに関するコンサルタント
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講談社 1500円
97/7/10 第1刷
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中国でビジネスをする時のこころえを、食事のしかた、宴会の約束
のとりかた、席次のとりかた、乾杯の仕方、キーパーソンの捉え方
など、具体的な内容を引用しながら書いた手引書です。

中国とのビジネスに関するコンサルタントを長く手がけている著者
の経験をいかした内容になっています。

たとえば こんな話がありあます。
-宴会は大切なビジネスの場-
初対面でもまず、その日の夕方の食事の約束をとりつけるのが
ビジネスをうまくやるこつとか...。
中国の人は、”食”というものに結構こだわりというか、人生を
かけてる?というか 大切にしているようで、食事の席での
対応(たちふるまい)が重要な要素のようです。
いわば、食事をとおして相手の品定めをしてりるようなもんだ
そうです。
宴会につきものが、”乾杯(カンペイ)”。お酒の弱い人には
きついですが、中国人と腹をわったつきあいには重要なわざ
でもあるようです。どうしても お酒がだめなら、”随意(スイイー)”
といって自分は下戸であることを素直にいってつきあう。
そのかわり、とことん 下戸であるべし..(信用を失うから)

このほか、手土産はどんなものがいいか(心を込めて贈れば
たとえ社用のボールペンでもOK。ただし、相手にあわせて
数は十分用意するのが肝心)とか これから中国の相手と交渉に
行く人にとっては、小さな話でも役立つ内容も多々あります。

その外、血の絆がつよい中国の風土や、通訳をつかうときの
注意とか、たかる中国人と高潔な中国人の見分けかたなど
中国ビジネスのノウハウが、具体的な場面を紹介しながら
書かれています。

タイトルは、かなり刺激的なものですが、内容はもうすこし基本的
というかオーソドックスというか、中国ビジネスの最低基本知識と
いった内容のような気がします。

これから
中国にいくかた
中国で仕事をするかた
はじめの一歩としておすすめ.

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オススメ度
☆☆☆

真之助
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8.18[月]:【あきらめるな!ニッポン】...堀田 力
1000 円 ☆☆☆☆☆
8.19[火]:【さくらももこの 世界あっちこっちめぐり】
1200 円 ☆☆☆
8.20[水]:【サイバービジネス】
2100 円 ☆☆☆
8.21[木]:【ついやってみたくなる】
780 円 ☆☆☆
8.22[金]:【中国で儲けた人が絶対に話したくない本】
1500 円 ☆☆☆
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今週の節約小計 6580 円

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Posted by webook at 17:01

1997年08月19日

【さくらももこの 世界あっちこっちめぐり】...97.8.19☆☆☆

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★ ===== 【 Webook #085 97.8.19】 ======
★ 本日は "タヌキ寝入り"の 火曜日.
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【さくらももこの 世界あっちこっちめぐり】

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さくらももこ

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集英社 1200円
97/6/17
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集英社nonnoの編集部がさくらももこに世界の旅をしてもらい
世界のあっちこっちの様子などを連載する企画をしました。
この本は96.9から97.5までの連載をまとめたものです。
スペイン/イタリア編(5月)
バリ島編(6月)
アメリカ西海岸編(7月)
パリ/オランダ編(9月)
ハワイ編(10月)
番外編
という構成です。(まあ こんなに行かせてもらっていいなあ)

漫画 ちびまるこちゃんが、そのままのキャラクターで世界旅行を
している感じで、どことなくユーモラスな印象です。
これから、旅行をしようとするかた(特に女性)が、‘ああ ここは
まるちゃんが行ったところだあ‘ なんて行くと旅の楽しみも倍増!
?かもしれません。

子どもを親に預け、だんなを連れて(こういう表現がおかしくない
時代ですね)旅行に出かけます.始めのスペインの旅では だんなが
腹痛でドテンバタンの珍道中.まるちゃんの世界です.
あちこちで、食べのも、買い物、観光、ちんぷんかんぷんの英語の
説明など どっても愉快な旅行記です.

扉にある「旅にでるまえのキモチの地図」という世界地図と
裏扉にある「旅から帰ったときの感想の地図」といいうのがなかなか
かわいい感じです.
それと、213ページにさくらももこの生写真(?)が載っています.
といっても ハワイのホテルで連載執筆中の後姿のさくらももこです
が.... まるちゃんそのものって感じです.

旅のまえの清涼ガイド飲料本として
旅の後の思い出ドリンクとして
おすすめです.
かならず、旅行のまえにお読みになることをおすすめします.
あるいは機内でもいいかも...

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オススメ度
☆☆☆

真之助
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8.18[月]:【あきらめるな!ニッポン】...堀田 力
1000 円 ☆☆☆☆☆
8.19[火]:【さくらももこの 世界あっちこっちめぐり】
1200 円 ☆☆☆
8.20[水]:【】

8.21[木]:【】

8.22[金]:【】

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今週の節約小計 2200 円

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1997年08月04日

【ホントに行っちゃう海外生活マニュアル】... 97.8.4...☆☆

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★ ======== 【 Webook #082 97.8.4】 ==========
★ 本日は "雨ガエルの足は気持ちいい" の月曜日.
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【ホントに行っちゃう海外生活マニュアル】

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ニッポン脱出委員会
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情報センター出版局 1000円
97.5.20 第1刷
97.5.26 第2刷
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「このごろはホントに海外旅行も手軽になって、猫も杓子も休みを
とってヒョイとでかけるご時世」とか.そして更には、
そろそろ ちょっと住んでみるか?てな時代になりそうな気配も..
そんなあなたにちょっと参考になるかも?の一冊.....

世界の60数カ所の町の紹介があります.
ただし、そこで少なくとも1か月程度"暮らす"という前提の話.

治安、物価、アクセス方法、1カ月の滞在費用、入国手続き
などのdataのほか、現地の文化、風俗などの特徴などを
そこの都市の駐在員とか、短期留学者等からのインタビューを
まじえて書いています.
"旅行"ではなく"滞在"の為のガイドブックといえば分かりやすい
かもしれません.

東南アジア、中国、インドなどでの生活費は 非常に安く
2万円とかになっており、ロンドンとかニューヨークとかの
15万円以上とと比べると 随分とやすいなあという印象です.
これらの費用はあくまで食べる住むの最低限の目安とか.

内容的には 旅行ガイド的な内容とだぶっているところもあり、
もう少し 現地在住の人の詳しい話がのっているといいなと
思いました.
「世界のたくさんの都市の情報」をまとめたことろが ミソの
ようで 内容的には 期待したほど深くはありません.
旅行に行こうとおもったこともないような場所/町もあり、
世界をザラッと総嘗めして、生活情勢を見渡すというのが一興
かもしれません.

ホントニ行っちゃう場所を見つけたいかたとっっかかりの参考に.
日本脱出を画策している方に
あの世に行っちゃう前にどこか海外へイッチャイたい方
おすすめ
(ただし、場所が決っているなら、そこのカ所をたち読みするのが
お得かもしれません.あるいは 図書館で...)
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おすすめ度
☆☆

真之助
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(
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Posted by webook at 16:57

1997年07月25日

【私は金正日の踊り子だった】上/下..申英姫(シン ヨンヒ)97.7.25...☆☆☆☆

【私は金正日の踊り子だった】上/下
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申英姫(シン ヨンヒ)
1961年 北朝鮮生まれ.79年平城芸術専門学校を
卒業しピパダ歌劇団に入る.81-89年まで「万寿台
芸術団」花形スター.
86年 党財政経理部長と結婚.
95年12月 韓国へ亡命.子供二人.
--------------------------------------------------------------------------------
徳間書店 1500円
97.4.30 第1刷
97.7.10 第6刷
--------------------------------------------------------------------------------
末期症状の社会主義国で、少し美貌と踊りの才能と運に恵まれた
著者が、その生い立ちと金正日およびその側近達の秘密のベール
のなかにいた時の様子、亡命までのスリリングな模様などを
綴った本です.金正日(キムジョンイル)を頂点とする権力の内側
を"踊り子"という視点からかいま見る事ができる貴重な本です.

北朝鮮の南浦で生まれた少女 - シン ヨンヒ :著者 -は 踊ること
が好きで やがて 国営舞踏団とも言うべきピパタ歌劇団にはいる.
そして、ひょんなきっかけで 金正日直属(ということは 国が 一部
権力層のためにやしなっている)の舞踏団 喜び組 (わあ なんて名前
でしょう!) に入り、金正日や国の中枢とも言える側近達の秘密の
パーティで踊ることになります.ここは 結構やらしい場面が登場
します.

貧困に喘ぐ国民をよそに 権力者層は秘密のベール(と言っても国民
に対してであり 、国外では こんな本がでてばれている)の中で
あられもないことをしているようです.(まあどこの国でもおんなじ
でしょうか)

舞踏団は、金正日の気まぐれな言葉に翻弄され、ちょっと失敗でも
すれば 即左遷(場合によっては どこかへ葬られる) ような状態で
全ては 金正日様の教示に従わなければならない.

著者は その後 知り合った夫が 権力者に近いところにいたことと
から "工作" と言う袖の下などで 社会主義の国の中では珍しく
ラッキーな生活を送りますが、その夫が 西の世界に目を開いていた
ことから、韓国への亡命を果たします.
亡命時の模様は 人質にとられている幼い子供を取り返すために
金正日の実妹をお金を送ったり、ひそかに派遣された監視工作員と
の対応など サスペンス映画もどきのところがあります.

以前 【北朝鮮 絶望収容所】 では、最下級のクラスとして虐げられ
た人の回りからの北朝鮮探検でしたが、この本は 金正日 (キムジョン
イル) の権力中枢のすぐちかいところからの探検です.

遠くて近い、末期症状の社会主義国を 踊り子 という目から見た
貴重な本といえるでしょう.
なかにある いくつかの写真も 私にはめずらしい印象がしました.

北朝鮮に興味のあるかた
おすすめです.
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おすすめ度
☆☆☆☆

真之助

Posted by webook at 16:49

1997年06月12日

【北朝鮮 絶望収容所】...安 明哲 (アンミョンチョル)97.6.12...☆☆☆☆☆

【北朝鮮 絶望収容所】
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安 明哲 (アンミョンチョル)
1969年北朝鮮生まれ
農業専門学校の時 軍隊に入隊、政治犯収容所看守.
自国の異常さにきずき 94.9中国経由で韓国へ亡命.
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KKベストセラ-ズ
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完全統制区でおきている阿鼻叫喚を、その看守として
任務にあたっていた著者が書いた本です.
北朝鮮は、現代の異次元とでも言うべき凄いところらしく
想像を絶する事を平気でやってるとこみたいです.
著者がいた 統制区の収容所は、政治犯(といっても 日本からの
帰還者で腕時計をしていただけとか、金日正のバッチを汚した
とかだけで監禁されている) を収容するところです.
そこでは、人であることを無視したものすごい酷いことが
"金日正様"の名のもと、権力を乱用して行われているそうです.

食べ物もあたえられず、住む家も豚小屋以下で、リンチ、強姦
殺戮といったことが、当然あるいはしないと自分が疑われると
いう状況で行われており、それらのなまなましい実態を
描かれています.
人を犬の餌にするとか、もうとんでもないことをやらかして
いるようです、あの国では...

著者の安は、結局 国家に利用され 収容所の看守をすれば
大学にいけるという罠にはまり、その間に 母や父を 反逆者
扱いでころされてしまいます. それを知ったあと、巧妙に
亡命計画をたて、中国経由で亡命をはたしました.

五味川純平 の"人間の条件" という長い小説-太平洋戦争時の
日本陸軍内での歪な権力構造下で翻弄された梶一等兵の話-
に、許し難い話が一杯でてきましたが、この本は正に
人間の条件にでてきた光景そのものです.

これがすぐ 目と鼻の先の国でおこっているとおもうとぞっと
します. 小説の世界や過去の事実でなく、すぐ近くの国で
起きている現実の話といいうのが恐ろしいですね.

昨日の読売新聞夕刊に 衛星写真で 日本と朝鮮半島、中国の
CO2 発生状況を色分けした写真がありましたが、日本は山岳部
以外はほとんどオレンジ色、韓国もソウル等を中心にかなり
オレンジ色、北朝鮮は 38度線以北が真っ黒け....
最近よく報道される北朝鮮の惨状がそのまま 衛星写真にも
映されていました.

北朝鮮のくらい現実を覗いてみたい方に
おすすめ
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おすすめど
☆☆☆☆☆
(注: 食事の前やデートの前は避けた方がいいですよ)

真之助
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本日のジマ~ン

以前紹介しましたが、大前研一の"さあインターネット"
と言う TV 東京の番組(毎日 朝 7:20-7:25) があります.
今朝の 放送で 真之助のhomepage "Webookuribako"
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
(この watchオマケを集めたpage です)
が 紹介されました.

私にことわりもなく放送されたのはちょっと...ですが.
朝 7:20~だから だあれも見てくれなかったと
思うけどお....ちょっとウレシイ気分でした. (^_^)
因みに TV 東京のhomepage にはその痕跡がありました.
(http://www.tv-tokyo.co.jp/bangumi/inet/index2.htm)
ここの "本日の放送分" 大前研一の一日1句 にチロッと
だけでてきます

Posted by webook at 16:33

1997年06月11日

【ステルス戦闘機】...ベン リッチ 97.6.11...☆☆☆☆☆

【ステルス戦闘機】
スカンクワークスの秘密
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ベン リッチ
1925年 フィリピンでユダヤ人両親の元に生まれる
UCLA修士、ロッキ-ドでF104の設計のあと
レオッキ-ド先進開発室(スカンクワ-クス)の一員となり
U-2、SR-71などの設計に携わる
1991年 退社.
増田興司
1941年生まれ 名古屋大学航空修士.
川崎重工.訳書に"テストパイロット"
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講談社 2000円
97.1.23 第1刷
--------------------------------------------------------------------------------
著者のベンリッチは1975年から ロッキード先進開発室
の代目所長になった人で、初代のケリージョンソンの後
を次いだ人です. といっても日本人にはあまり馴染の
ない人ですが....
これらの人達は、米国の航空機開発(軍) の著名な人で
生きた博物館みたいな人のようです.

スミソニアン航空博物館で SR71 とかみてきましたが、
あれを設計したひとだったので ビックリです..

さて、この本 冷戦時代の米国内の軍事航空機、特に
偵察機などの開発の裏舞台が 結構リアルに書かれて
います.こんなことまでいいのって感じですが、東西の
カベが崩れた後の時代だからですね.

特に 砂の嵐 作戦でつかわれた ステスル戦術戦闘機(F-
117A) については 相当詳細にかかれていて、軍事の
オタクでない私も面白く読めました.
この飛行機は結構 昔から開発されていて、1970年代と
いうから驚きです.1977年12月に"ハブブルー"という
コードネームのステルス機の試験飛行が行われました.
あの 平面を組み合わせたへんてこな戦闘機は、レーダー
反射が従来の1/1000にもなるらしく、レーダー捕獲する
のは"空を飛んでるタカの目をさがすようなもんだ"そう
です. 冷戦時代にソ連が莫大な金で築いたレーダー網の
意味を無くす画期的なものだったようです.
湾岸戦争の pin point 攻撃も このステスル機に負う
ところがおおきかったようです. つまり適のレーダーに
気づかれることなく適地おくまで侵入できることは
軍事的には相当な革命的できごとであったみたいです.
"攻撃目標は xxx の男子トイレか女子トイレか"なんて
ホラ口をたたけるくらいに...

そもそもステルス技術(平面立体化)の論文は皮肉にも
ソ連の学者が研究したもので、偶然 アメリカで実用化
された技術です.

スカンクワースクって聞くと、臭いスカンクのイメージで
すが、この名前にはちょっとした臭いエピソードがあったよう
です.詳しくは 本をよんでみてね.

また この秘密プロジェクトも 結構熾烈なビジネスの中で
走っていたプロジェクトで、国から予算を潤沢にもらい
お金をジャバジャバつかったわけではなく、予想外に
職人芸的な開発をしたようで、そこらへんの経緯もかなり
書かれており、米国航空技術をささえた人の心意気が
つたわります. ちなみに ステルス機のプロトタイプの開発費は
4300万$(約43億円 当時の為替レートなら その2-3倍?).
777の開発費が約5000億円だそうで 相当な低コストですね.

冷戦時代からの米ソの軍事的な裏話が満載といった感じで
冷戦後の今となっては 航空"娯楽"本 といっても
いいでしょうか.

航空オタクのあなたにピッタシおすすめ
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おすすめ度
☆☆☆☆☆

真之助
PS: Kさんにおかりしました. THNX です.

Posted by webook at 16:32

1997年04月14日

【アメリカ発ニュ-ビジネス 新着200選】...平松由美、木村恵子97.4.14...☆☆☆☆☆☆

【アメリカ発ニュ-ビジネス 新着200選】
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平松由美、木村恵子
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日本実業友社 1442 円
97.1.25 初版
97.3.15 2刷
--------------------------------------------------------------------------------
トレンドスポッター(株) という会社の代表取締役
お二人の本です.
" アメリカ発..." の第3弾になります.
(1弾めと2弾目はよんでないけど..)

いま アメリカではやっている 活きのいい
new business を紹介しています.
キーワード は ”消費者感覚”--- 自分が必要だから
きっと消費者も必要だろう という身近な発想で
いろんな ビジネスが立ち上がっています.
まさに アントレプレナー大国 アメリカ です.

例えば...
*園芸ブームで続々登場する CD-ROM
CD に 本物の種 を付けたりするのも受けている
そうです. 又、木苗を植えるとき、20年後は こんなん
だよってイメージもCD にはいっているとか..
*シルバー層をねらった ネットカフェ
うん 結構言い線ねらってますねえ
* ユニークな骨壷と棺桶で顧客満足度を高めた葬儀社
実は 私も 葬儀関係で 一つ起業したいのですが
この世界、あの世にも近くて 結構いけるかも..
(どこへ ?)
* 町毎ディズニーの郷愁に浸れる1戸20万$のnew town開発
*注文主のボディをブロンズ象にする新ビジネス
製作費は 1500$からとか
* カラオケをシェークスピアに応用した素人参加型 名作CD
演劇をカラオケで楽しむんだそうです.一人でも 多人数でも
いけるようです.字幕に台詞がでる. ロミオは
僕がやるね..ナンテ
日本でやるなら、歌舞伎ものなんかいかが?
* ジオスク- 空港 や駅にレンタルoffice
ジオスク社がはじめた 一利用 ジオスク 2.1mx0.9m
1時間 12.95$
gate前のスペースにOA 機器等もおいてやれば
結構はやるかも、JALさんANA さんがやる前にもやったら?

などなど、もっと楽しいもの、思わず 膝をたたきたくなるもの
たくさんあって、それぞれに 日本での可能性を ★印で評価
しています.

二人のおばさんたちの情報収集力も凄いものがあります.
最近 recruit から 創刊された " アントレ" という雑誌にも
これらの記事があります.

平松さんは 1949年生まれ 早稲田経済卒.
木村さんは xx 年生まれ 東京女子大理学部卒
書籍の編集 produceが得意
トレンド スポッター(株)では 週刊FAX info で
上記のnew buisness を提供 年48回で 5.4万円は 高いか
安いか ....?

アントレな方には 超オススメ
そうでないかたのも 一見の価値あり (但し 情報が熱い内に)
企業の 営業企画とか関連事業とかつく部書の人は必携!

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おすすめ度 (総合) -- ☆☆☆☆☆☆
実用性 - 5/5
トレンド性 - 5/5

真之助

Posted by webook at 15:21

1997年01月17日

【アジア連邦の世紀 】...大前研一97.1.17...☆☆☆☆☆☆

【アジア連邦の世紀】

大前研一

小学館 1500円
96.12.10 初版

台湾の初代民選総統 李登輝、フィリピン のラモス大統領、
シンガポールのリークアンユー上級大臣、マレーシアの
マハチール大統領、サハヂーブインド大使との対談等を
通じ アジアで起きている変革の模様を書いています.

中でも マハチィール大統領の話がとても面白いです.
現在70歳のこのリーダーは、自分で電子メール をやり取りし
homepage も作り、秋葉原や大田区まで視察に来る
"hands on" -自ら手を下す-精神の特筆される人です.
こんな人は 日本の政治財界企業にもあまりいない...

マレーシアのMSC(maltimedia super corridor) 構想は
すでに着手されており、98年に完成する KLIA を玄関愚口に
して サーバー法(世界初) に基づき どんどん マルチメヂア化の
インフラを整備しています.
日本と違い、後ろに何もない(既存の利権も設備も) ので
なんでも出来る素地と政治力があるのがいいですね.
教育も 行政も 医療も娯楽もみんな 電子化するそうです.
すでに 幼稚園~パソコンが入っている...!
(わあ 日本は超おくれてるう!)
NTT もこのprojectに深く噛んでいます.
大前氏は マハチールの特別顧問になっており、かなり深く
政策やMSCのplan に関わっています.

"アジアの時代だ" と言われてひさしいですが、正に
今の姿が生々しく書かれています.
EF/出張 でアジアへでかける時は 是非これを読んでから
お出かけを....

後半にでてくる 大前流英語修得術やアジアで成功する10の
法則も なかなかです.

2時間の講演1回/ 5万ドル: 500万円(世界ではほかに
ドラッカーとトム ピータースくらい)
と言うだけありますね、このオジサン!

お進め度
☆☆☆☆☆☆

Posted by webook at 14:28

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