2007年06月17日
★【Webook 2007.06.17】やっぱりペンギンは飛んでいる!! ~ いとう良一 + 大野勝彦さんの2冊!
歴史と科学と動物と・・・
----------------------------------------------------------------------
●今日の一冊:【やっぱりペンギンは飛んでいる!!】
拝啓、ホントに「鳥」ですか?
--------------------------------------------
|いとう良一/著 佐藤克文/監修
|技術評論社|2007年04月
|ISBN:4774130648|1,580円|223P
--------------------------------------------
<本のひらめき>
ペンギン。あの愛らしい姿は動物園でも人気者。JTのスイカもペンギンを模
写したものになっている。(モデルは、アデリーペンギンか)
今まではただかわいいだけだったペンギンなのだが、この本を読んで、いろん
なことが分った。人間とのかかわり、体形の秘密、極寒の中での子育てなど、
へぇーなことがいっぱいだ。
ペンギンの語源は、スペインゴの「太っちょ」を意味する penguigo ペングィ
ーゴが訛ったものだという。
もともとは、北半球に生息していたオオウミガラスに対する呼び名だったが、
15世紀後半の大航海時代に南半球でも同じようなトリがいる事がわかる。そ
れを、海の男たちがペンギンと呼んだのがはじまりらしい。スペインが覇権を
もっていた時代の話だ。これは欧米人の歴史観からの話。
実際は、南半球では4000年も前から人とペンギンの遭遇はあったらしい。
またペルーやチリの漁村では、どの家でもペンギンをペットや食用として飼っ
ていたらしい。
ペンギン=寒い場所というステレオタイプがあるけれど、実は寒さが苦手なペ
ンギンもいるという。ガラパゴスペンギンは、赤道直下で暮らしているのだ。
日本には、欧州人がペンギンを発見した後、200年後くらいの江戸時代にペ
ンギンの情報がもたらされる。イタリア人宣教師、シドッチだ。
こうした歴史の話の他、「なぜツートンカラーが多いのか」「なぜしもやけに
ならないのか」「水中と空気中でとうやって見ているのか」など、さまざまな
疑問を科学的に教えてくれる。
子どもといっしょに読むと楽しいかもね。
<僕の思いつき>
ペンギンは、ヨチヨチあるくが水中ではスマートに泳ぐ鳥・・ペンギンといえ
ば、この程度しか知識をもっていなかった。ところが、本書を読むと、実に
興味深い事実がいっぱいあった。
普段なにげなく見ているもの、作業していること、聞いていること・・・など
をちょっとつっこんで調べてみると面白いかも。
Wikiなどで、たくさんの情報があるから、いまは、そういう愉しみが迅速
にできるいい時代になったね。
----------------------------------------------------------------------
<オススメ度>
★★★★+摩訶不思議な鳥
<読んで欲しい方>
・ペンギンが好きな方
・ペンギンの生態を知りたい方
・ペンギンの歴史に興味ある方
<欲しくなっちゃった方は>
・アマゾン http://tinyurl.com/yrhsoh (日本の方)
・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd (アメリカの方)
Posted by webook at
06:29
2006年10月31日
完全独習統計学入門 ~ 小島寛之 + 予防接種
体感する数学
書籍情報
本のひらめき
統計と聞くと、なにやら気持ちが悪い人もいるはず。平均値まではいいとしよう。
ヒストグラムもいいとしよう。体感的にも理解できるから。
しかし、標準偏差、正規分布、カイ二乗分布、t分布・・・とくると、だんだんあっちの世界にいってしまう。体感できない・・・というところから来る。
本書は、そういった統計落ちこぼれ、統計学初めて、統計落ちこぼれつつある人を対象に、統計学を優しく解説した入門書である。恥ずかしながら、僕は、長年疑問だったことがひとつ感覚的にクリアになった。(これでも一応理系なんだけど・・汗)
標準偏差は、統計のキモの部分である。本書もかなり手厚く解説している。著者はこれ以上ないくらいしつこく書いたといっている。
さて標準偏差。体感的にそれを感じる面白い引用がある。±1分で運航しているバスと±10分で運航しているバスは、どちらも平均的な運航タイムは同じになる。しかし、乗るほうとしては±1分のずれのほうが助かる。バラツキ具合(偏差)が大事だということだ。
平均と個別の値の差(偏差)は、プラスマイナスあって、それを合計するとゼロになってしまう。そこで二乗すると±が消える。しかし単位も二乗(分^2)となるので不都合だから、ルートして元に戻し平均をとる。これが標準偏差っていうやつだ。要するに
大きいほうに離れようが、小さいほうに離れようが、どちらも正の数として
評価し、打ち消しあわないように平均させるもの これが標準偏差(σ)
へぇー、そうだったの! といたく合点。
こんな調子で、分かりやすく解説してくれる。
統計嫌いな方、おひとつどうぞ。
僕の思いつき
ものごとを分り易く優しく伝える・・というのは、本質を理解していないとなかなかできない。
これまで挫折した分野とか、仕事上でここはどうもわからないけど、まーいいやといったことがらがあれば、これを克服して誰でもわかるような解説を作ってみるのはどうだろう。
分らない分野はちょっと心理的な壁があるので、すでによく知った分野で、素人に説明がちょっと難しい・・・というテーマがいいかも。
アウトプットのいい練習になる。
オススメ度
★★★★★+統計は嫌いだ
読んで欲しい方
・統計をモノにしたい方
・統計をやり直したい方
・統計をこれから勉強したい方
Posted by webook at
13:47
|
TrackBack
2006年08月20日
宇宙授業 ~ 中川人司 + 熱闘甲子園
宇宙に生きている私たち・・
書籍情報
中川 人司
サンクチュアリ出版 (2006/07/20)
本のひらめき
この本は、元JAXA職員で、現在大阪府立住吉高校の教諭である中川人司さんの作品。いろんな宇宙に関することがわかりやすく書かれている。
その中で、ジュール・ベルヌやH・G・ウエルズの話が登場する。
ロケット、潜水艦、コンピュータも今から100年以上前に、彼らが空想したもので、それがいま現実化しているという。アーサー・C・クラークが1979年に書いたSFに「軌道エレベーター」というのがあるそうだ。こういうのもいつか実現するかもね。
宇宙というのは、宇という「すべての空間」と、宙という「古往今来、すべての時間」という文字から成っている。時間という不思議な軸があるのが宇宙だ。北極星は、地球から約430光年離れているという。いま見ている北極星の光は、安土桃山時代に発せられた光だという。ぉお~。
こんな宇宙のエピソードが優しく書かれている。
ほかに、宇宙のゴミ、星の数、空が青いわけ、宇宙ステーションを見よう・・など楽しい授業が44話。
ちなみに宇宙授業とは、こんな感じ: http://www.universe-t.com/
僕の思いつき
ちなみに本書は、100冊倶楽部の第二回Moso会議で「いーわんさん」が紹介してくださった本である。宇宙の中で、あの場面がなければ出会わなかったかもしれない一冊。これも宇宙の不思議ないとなみの帰結・・・。
http://ten-thousand.at.webry.info/200608/article_10.html
現在、宇宙の年齢は137億歳だという。
太陽は46億歳。太陽の寿命は109億歳あるらしく、あと63億年ほど輝いてくれるようだ。こんな時間の流れの中で私たちは一瞬の生を生きている。
宇宙のことを考えると、なんだかおおらかな気持ちになれる。
っていうことで、僕たちも宇宙人らしく生きよう!
オススメ度
★★★★+宇宙の意味
読んで欲しい方
・宇宙旅行をしたい方
・宇宙を考えるのがすきな方
・時間軸を感じたい方
●今日のおまけ:( 熱闘甲子園 )
早稲田実業高校と駒大苫小牧高校の一戦は、15回まで延長し、1対1の
ひきわけ。なかなか見せてくれました。
王監督もTVで手に汗を握られたことでしょう。
あすの再試合が楽しみ・・・。
Posted by webook at
21:18
|
TrackBack
2006年08月10日
複雑系の知 ~ 田坂広志 + 素敵なレジの人
読んで分ったその知恵の、その奥に感じるものこそ・・・
書籍情報
田坂 広志
講談社 (1997/09)
売り上げランキング: 51,205
本のひらめき
田坂広志さんの1997年の作品である。ほぼ9年ほど前に書かれた複雑系の本である。サンタフェ研究所などで研究された複雑系とはなにか・・・それを説明するための解説書ではない。そこには深い思想と哲学の世界がある。
今、私たちが生きているこの世界、宇宙、地球、日本、社会、会社、家族、自分・・それは宇宙の進化と複雑化の中で絶妙なバランスをもって存在している。
それは、人間が「科学」と称して分析や統合してきたごくわずかな智慧では、はかりきれない複雑な系として存在する。
複雑系の中にあって、私たちは今、インターネット革命という新たな進化のプロセスを体験している。その深層を7人の賢人(ポエット、インキュベーター、ストーリーテラー、アントレプレナー、セラピスト、ゲームプレイヤー、アーティストの7人)にたとえて解説したのが本書である。
今回、僕の心に響いた智慧はこれ。田坂さんのレジュメを真似てキーワードを拾い出してみた。
◎インキュベーターの知
20世紀は「管理」のパラダイム
管理型社会変革から創発方社会変革へパラダイムが変わる。
インターネットの3つの革命(情報バリア、草の根メディア、ナレッジ・
コミュニティ)
個の自発性が全体の秩序を生み出す
万物、自ずから然り
◎ストーリーテラーの知
創発という言葉は、自動詞であって他動詞ではない。
オープン ダイナミック ポジティブフィードバック
情報共有から情報共鳴へ
言霊=生命力をもった言葉 ビジョン
物語 癒し 信じる力
◎アントレプレナーの知
ゆらぎ 起すものから起きるものへ
革命という言葉から進化という言葉へ
摂動敏感性
摂動=ゆらぎ、敏感性=部分の小さなゆらぎによって
全体は大きな変動を生じること
イントレプレナー
権限の壁 組織の壁 情報の壁
仲間を巻き込んでいく「共鳴力」
組織の総合力ではない、個人の共鳴力である
本書には「なるほど!」という知恵のエッセンスがいっぱい。しかし、それを理解することはさほど重要ではない。それを理解し、心の奥で感じたもの、自分の経験と知識の総てに照らして浮かび上がってきたものこそが、本書で得られる「素敵な何か」だと思う。
そういうひらめきがたくさんある本だ。
僕の思いつき
本書には1977年の田坂さんの素敵な横顔(写真)がある。その見つめる目線の先に、エネルギーに満ちあふれるものを感じるのは僕だけだろうか・・。
あなたは世界であり、世界はあなたである。
あなたが癒されるとき、世界も癒される。 (クリシュナムルティ)
この言葉の静けさのなかに、複雑系としての世界は、
ただ永遠に、我々を見つめているのである。
と結ばれている。うーん・・・・深い。
今日の本と、きのうの本は、あすの100冊倶楽部で、誰かの手に渡り、そこでまたちいさなゆらぎのもとになる予定。
その先の未来はわからない。でもとっても素敵な未来に違いない。
オススメ度
★★★★★+ゆらぎ
読んで欲しい方
・複雑系に目覚めたい方
・複雑系に興味ある方
・今を大切にしたい方
Posted by webook at
18:17
|
TrackBack
2006年07月23日
アドバンシング物理 ~ J.オグボーン他 + 今村道子さんの素敵な講座
物理は楽し!
書籍情報
margin-left:30px
J.オグボーン M.ホワイトハウス 笠 耐 西川 恭治 覧具 博義
シュプリンガーフェアラーク東京 (2004/06)
売り上げランキング: 112,565
本のひらめき
本書は、英国で開発された高校生向けの物理の教科書の邦訳である。
ニュートンは、イギリス生まれ。ファラデーもそう。自然科学の発展に大きく貢献した科学者を輩出してきたイギリスは、教育の分野でも先駆的な試みをしているという。
この教科書は2000年から今日まで16歳ー19歳の学生を対象に使われ、なかなか好評らしい。
日本でも数学や科学に対してできるだけ興味を持ってもらおうと様々な活動がなされ、この教科書の邦訳もそのひとつとして行われた。
最新のITや通信事情なども盛り込み、同時に科学の基礎的な原理を理解できるようにしてある。
内容は
コミュニケーション
材料
波と量子
空間と時間
にわかれ、解説されている。
「あーこの人がファインマンか!」とか、「わ、この顕微鏡写真はすごい!」
といった驚きもある。
付録のCDがあるが、これはまだ邦訳されておらず、英語版のみ。別途入手する必要がある。
夏休みにちょっと見てみるといいかな・・・。
僕の思いつき
教科書。というのは、なかなか魅力的にするのは難しいらしい。
マニュアル。これもまた同じ。
規定。これはつまらなさの権化みたいなもの。
こういうのを面白く楽しくする工夫(いたずら)があるといいねー。
ずっとむかし、訓練機材を試作したときそのマニュアルを絵文字つきで書いたことがあった。作りながら笑える楽しい作業だった。後年、それを読んだ人も「・・ったく」といいながら楽しんだらしい。
硬いものには、どこかに少しの「あそび」を持たせたいね。
オススメ度
★★★☆+英国はえらい!
読んで欲しい方
・科学を復習したいと考えてる方
・物理学に興味ある方
・若者に物理を勧めたい方
Posted by webook at
20:23
|
TrackBack
2005年12月04日
フーコーの振り子 ~ アミーア・D.アクゼル/水谷淳
地球の自転を見にこられたし!
書籍情報
アミール・D. アクゼル Amir D. Aczel 水谷 淳
早川書房 (2005/10)
本のひらめき
上野の国立科学博物館に長さ20mもある巨大な振り子がある。一度家族で見に行った。フーコーの振り子だ。地球が自転していることを証明するためにフーコーが考案したもの。
ゆっくり動くその姿に、歴史の流れと科学の深さをちょっと感じたような。
本書は、フーコーの物語。レオン・フーコーは、19世紀のフランスに生きた人だ。それほど昔ではない。フーコーは振り子だけじゃなく、ジャイロスコープも発明したらしい。!!
科学の歴史は、あんがいいろんな発見とつながりがあって面白い。
フーコーは、その偉大な功績にもかかわらず世間(学会)からは冷たくあしらわれ不遇な時代があったが、後にアラゴーという科学者とナポレオンによって名誉を獲得したという。フーコーとナポレオン。不思議なつながりがあった。
僕の思いつき
フーコーは手先は器用で、親は医者にしようと医学校へいれる。一時、医者の道を目指そうとしていたが、血をみるのがイヤであきらめたらしい。
フーコーの振り子実験の写真や、新聞記事、手紙などもあって興味深々で読める。
歴史に学ぶのも楽しいね。
オススメ度
★★★★+振り子
読んで欲しい方
・科学の歴史に興味がある人
・フーコーの振り子を見た方
・自転にこだわりのある方
Posted by webook at
12:14
|
TrackBack
2005年07月14日
カマキリは大雪を知っていた ~ 酒井與喜夫 + 7/22イベント
観地望気!
書籍情報
酒井 与喜夫
農山漁村文化協会 (2003/10)
売り上げランキング: 67,752
本のひらめき
この本の著者はどうしてもお会いしたい方である。実は、この本を読む前、モリームーンの三好さんから、「新潟にカマキリ博士がいるんですよ!」と教えていただいていた。そのカマキリ博士こそ本書の著者、酒井さんだ。
本書は、カマキリの生態観測(具体的にはカマキリが卵のうを作る位置と積雪の関係の観測)から、地球の不思議に迫るライフワークのお話。酒井さんの科学的アプローチはとてもワクワクする。
仮説と検証、統計処理、科学的な考察・・・カマキリという身近な昆虫を通じて、地球や自然の不思議を知ることができる。すばらしい科学読本だ。
植物(樹木)は地球の微妙な振動を感知し、樹木の中を流れる水の流れや保水の状態を変える。それの振動をハチやカマキリは聞き分け、未来の天気変動を予知する。それによって生命の保存を図るため、卵のうをつける場所を年によってかえるのだ。
カマキリの産卵は、初雪のおよそ3ヶ月前だという。1ヶ月前でも5ヶ月前でもない。この3ヶ月というのも実はヒミツがある。フレミングの法則、地球ダイナモ説などとあいまって、非常に興味深い考察がある。(詳しくは本書でお楽しみを!)
うーん、僕らは地球人なんだ。カマキリも植物も人間もみんな同じ星に住んでるんだぁ・・・って思える本である。
カマキリは嫌いだって方も、ぜひ!読んで欲しい。(電気工学を学んだ方は、ぜったいハマルね。)
僕の思いつき
鳥の巣が高い年は大雨が降る、ハチが川原に巣を作ると干ばつの恐れあり、等古くから生き物と天気に関する言い伝えがある。それなりに当っているなあと思うこともあるが、それを科学的に研究したひとは少ないのではないだろうか。
この本の酒井さんは、それを丹念にしらべ、しかも40年以上にわたり、年に一度しか得られないデータを積み重ねてきた。それだけではなく、疑問に対する仮説をたてそれを検証しているところがすごい。
たとえば、カマキリは他の土地にいっても積雪余地ができるのか・・?などの仮説に対し、実際に実験で確かめている。(どこにいっても地球の音を聞いていることが判明)
科学する心とはこういうことか・・・と感心し、また尊敬の念をもつ。
カマキリ博士といっしょに研究を進めた前橋工科大学の湯沢教授の言葉が印象的だ。
疑問を疑問のままにしておけばそれで終わりですが、何とかその疑問を
解き明かしたいと思った瞬間に新たな展開を見せることがある。
今日の疑問は何だっただろうか? ちょっと思い出してみよう。(え、疑問はなかった・・・うーむ、それはそれでいいかもね)笑
オススメ度
★★★★★+90度
読んで欲しい方
・自然観察が好きだった方
・天気予報に興味ある方
・仮説検証大好きという方
Posted by webook at
11:53
|
Comments (1)
|
TrackBack
2002年03月01日
【NY崩壊】..上重泰秀 ★★★★+警戒線
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2002-032】 2002/03/01(金) ★
★ “3月です”の金曜日 ★
★ http://listen.to/webook ★
★ http://webook.plaza.gaiax.com/ ★
★ 解除は: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm ★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Web. . 。 o O 〇 K !
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ξ
▲▼▲ 2001年9月11日。
Web ◎◎ k まるで映画でも見るような・・・という印象を
| △ | 多くの人がもった。不謹慎とはわかりつつ・・
\σ/ しかし、TVの映像だけが全てではなかった・・
|Y )\
< \ 真之助
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
= もくじ =
◎ 本日の一冊:【 NY崩壊 】写真集
◎ カラコラム:【 生きてて良かった 】
◎ プレゼント:【 実践バランス・スコアカード 】3名様
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【NY崩壊】
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:写真集
----------------------------------------------------------------------
■著者:上重泰秀(じょうじゅう・やすひで):写真・文
1963年北海道生まれ。東京写真専門学校報道科(現東京ビジュアルアーツ
)卒業。アシスタント、スタジオマンを経て渡米。ニュース報道、ファッ
ション、料理等幅広いジャンルで活動中。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
エクスナレッジ/ISBN4-7678-0162-1/2400円/203P
2001/12 /6 第1刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「あの日のことを忘れないために・・」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
2001年9月11日。テレビで繰り返し放送された映像は、まるで映画の一
シーンだった。とてつもない大事件ではあったが、遠い彼の国の出来事・・。
テレビという窓を通じて事件を眺めると、自分は安全圏にいるという安心感が
あるから、「映画みたいだ」とのんきな気分がしていたのかも。
そして時がたつにつれ、世界を揺るがせた大事件は“あのときの事件”となっ
て歴史の中に落ちていく。
本書は、2001年9月11日の米同時多発テロに遭遇したニューヨーク在住のカ
メラマン上重氏が、ワールドトレードセンター崩壊後7時間の街を撮った記録
写真集だ。
TVでは伝わらなかった一瞬を見ると、こんなことが起きてたのか・・と驚き
を新たにする。
本書は、NYCで起きたあの事件のドキュメンタリー写真集だ。解説は日本語
と英語でかかれている。
写真は、音声も動きもないのに、より現実感を増して、それを見る者に迫って
くるのはなぜだろう・・・・。きっと、頭の中でイメージを膨らませ、考える
時間を与えてくれるからだろう。
おすすめ度は、★★★★+警戒線
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
消防服が粉塵で真っ白になった消防士が座り込んで休息をとっている写真は、
呆然としたくなるその場の"気配”が伝わってくる。
ビルが倒壊してしまった後の現場写真は、言葉を失う。
この世のものとは思えないくらい・・・・。
隣接するビルのガラス窓は、まるで障子が敗れたようなありさまだ。
音と色と時間をなくした一瞬が、この写真集の中に閉じ込められていた。
__________________________________
@ 戻る 現場 表紙 購入 検索 || http://listen.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02000648
| ↓
| 写真=過ぎ去ってしまう一瞬を凝固させている。
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
事件の核心は、まだ解決されずに残っている。
なくなった方の冥福を祈りながら、あの事件を思い起こしてみよう。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
NYCが好きなかた
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★+警戒線
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
●楽天Webook ( http://go.iclub.to/gzero/ ) 直接購入可
●BK1 ( http://go.iclub.to/gzero1/ ) 直接購入可
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )
JAL’s Yの航空券も当る! 第一次 締めきりまで、あと3日!!
http://www.fujisan.com/times/sale/special/fujisanday02.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2002.03.01[金]:【NY崩壊】..上重泰秀
エクスナレッジ/ISBN4-7678-0162-1/2400円/203P
★★★★+警戒線
2002.02.28[木]:【対人関係】..藤原和博
かんき出版/ISBN4-7612-5982-5/1000円/125P
★★★★★+つながりのArt
2002.02.27[水]:【--】..フォーラム休刊
2002.02.26[火]:【プレゼンの成功法則】..谷口正和
東洋経済新報社/ISBN4-492-04164-8/1200円/165P
★★★☆+未来への矢
2002.02.25[月]:【時間を他人より2倍うまく使う技術】..小石雄一
実業之日本社/ISBN4-408-10488-4/1300円/190P
★★★★+時間編集長
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-04 ・ ・ ・ ‥… □■
▼ Webook2002プレゼント企画No.3♪ ▼
【実践バランス・スコアカード】 3名様
http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.01/2002.01.30.htm
▼ 応募方法
・タイトル:実践BSC+あなたのお名前
・本 文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
・宛 先:webook2002@yahoo.co.jp
・〆 切:3.3(日) ---- もうすぐ
▼ 日経新聞者編集室の赤城さんのご協力をいただき実現しました。
半年後には、バランススコアカードが企業の常識に・・!?
BSCのイノベーターになろう・・!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-032【生きてて良かった】 ・…□■
毎年、この時期になると、沈丁花の香りがキモチいい。
朝の通勤経路のところどころに、沈丁花の花を見かける。
あの香りを感じると、あぁ、また春がきていいなぁ・・・と
思う。生きててよかった・・・なんて思える素敵なかおりだ。
しんのすけ@春の香
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼
-------------------------------------------------------------
★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と Pubzine (14941) です。
★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
-------------------------------------------------------------
▼
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ξ . .
▲▼▲ . ポチ、沈丁花がさいてるなぁ。
Web ◎◎ k わん。
| △ | ,_, また来週。
\O/ ___(..)
<|ト---- ゝ____●
... /> /> >\ 真之助@Webook of the Day
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Posted by webook at
21:03
2001年11月07日
【一粒のケナフから】..NAGANOケナフの会.......★★☆+ケナフ?
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2001-159】 2001/11/07(水) ★
★ “冬の兆し”の水曜日 ★
★ http://webook.plaza.gaiax.com/ ★
★ 解除は: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm ★
★ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
----------------------------------------------------------------------
Webookの評価基準は、下記のUSO800基準に則っております。
┌─── ★★★★★ 爆笑、爆推、モウレツにいいよ
│ ┌── ★★★★ 楽しいねこれ!
│ │ ┌─ ★★★ 普通だけど、まあまあかな。
│ │ │ ┌ ★★ 平凡かな。
│ │ │ │ ┌★ 失望しちゃう。時間の無駄(ほとんど紹介しない)
┴─┴─┴─┴─┴
爆 楽 普 凡 失 <= 漢字でいえばこんな雰囲気
----------------------------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
= もくじ =
◎ 本日の一冊:【 一粒のケナフから 】
◎ カラコラム:【 体験的学習 】
◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
◎ プレゼント:【 命を賭けた最終ピリオド 】New!
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【一粒のケナフから】
---------------------------------------------------------------------
■ジャンル:自然、環境
----------------------------------------------------------------------
■著者:NAGANOケナフの会 編
1999.10.1発足。中小企業経経営者、会社員、農業者、教職員などが参加。
様々な活動を通じ、環境保全型植物ケナフの価値や魅力を発信している。
http://www.jbnet.or.jp/kenafu/
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
創森社/ISBN4-88340-114-6/1429円/151P
2001/10/1 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「自然と人との関わりを考える・・・ケナフ。」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
マングローブではなく、ヒマワリでもなく、日本にも古くからあるこうぞ、み
つまたでもなく、すすきと覇権を争っているセイタカアワダチソウでもなく、
「ケナフ」という植物が、今、人間様のお気に入りになった。
日本でも、環境庁が推進することもあり、また子供という媒体(あ、ゴメン)
をつかった伝道方法も発見して、最近急激にひろまっている。
本書は、ケナフの栽培・普及、教育場面での活用、ケナフを利用した製品加工
(ハガキ、クッキーなど)を紹介し、ケナフをめぐるムーブメントを紹介した
本だ。長野県では、そうした取組みが進んでおり、学校や自主的な研究会の活
動などが紹介される。
そもそもケナフとは、こんな感じの植物。
http://www.naf.co.jp/jyomon/pic/kenafu.jpg
夏場にかけて背丈がグングン伸びるから、育てているほうもビックリする。
本書では、ケナフに関する取組みと主催者の感動や楽しさを全面に出している
が、なぜケナフがいいの?他の在来の植物や樹木とどこが違うの?環境庁のほ
んとの意図はなんなの?アメリカでの動きの背景は?・・・みたいなところを
掘り下げてほしいところ。
また、ケナフが帰化する(セイタカアワダチソウみたいに雑草の覇権を握る)
ことへの懸念を表明している人もいるようだ。そんなところも取り上げてほし
い。
めずらしく、斜にかまえて読んでしまった。
ともあれ、ケナフという日本にはなかった植物を、積極的に育てながら、教育
や環境などについて考えてみるのもいいかな。
おすすめ度は、★★☆+ケナフ?
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
どんなものにも、進める人がいると反対意見を唱える人がいる。人間は、そう
いうものらしい。宇宙の構造からしてそうなのかもしれない。表もあれば裏も
ある。陽があたれば必ず陰もできる・・・・。
ケナフにおいても、まだいろんな実験と議論がなされている最中のようだ。
ケナフの物凄い成長力と耐久性に、日本における植物帰化の影響を懸念する人
もいる。
帰化とは、簡単に言えば、雑草になること。雑草とは「一般に望まれない生物で
、人により撹乱された環境で繁茂する植物」と定義される・・・らしい。
イメージとして一番浮かびやすいのは、今ごろの時期、野原で黄色い花を咲か
せるセイタカアワダチソウだ。
アメリカ農務省もケナフに注目し、栽培の推奨を行っているらしい。
ケナフネットにあるQ&Aにこんな記事があった・・・。
【Q1】ケナフは環境に優しいとは言えない?
『人間の手が加えられる』との意味では、ケナフも環境に優しいと言い切れ
ません。しかし、アメリカ農務省で、ケナフが多くの植物群の中から栽培繊
維作物として選抜され推奨されるに至ったのは、
1.地味を選ばず広範な地域で栽培できること、
2.肥料投入量に見合った旺盛な成育とバイオマス生産量の大きさ、
3.病害虫の少なさからくる農薬の使用量の大幅な低減、
4.栽培の容易さからくる低エネルギー投入型農業の実現、
5.製紙原料としての優秀性、
6.用途の多様性、
7.土壌改良効果が期待できること、
などの多くの理由からです。アメリカでは、1970年代から1980年代にかけての
急激な農産物の大増産によって土壌浸食や農薬過多、農業離れの進行が起こり
、それらをケナフ栽培で緩和することが期待されました。アメリカ南部では、
古くから綿花が大面積で栽培されてきました。ケナフは綿花と異なり、単位面
積当たりの利用できるセルロース生産量が非常に大きいのです。
利用法さえ確立されれば、農薬を大量に使用する綿花栽培面積の低減、ひいて
は将来の食糧不足に備える農地の確保もできると考えられました。
そこで、農務省はケナフを環境に優しい栽培作物として評価したのです。
この意味では、ケナフは環境に優しい植物と言えるのです。
なるほど、さすがアメリカ、きっちりと説明をつけている。
一粒のケナフ、一冊の本をきっかけにして、ネットを駆けまわるといろんなこと
が考えられる。
__________________________________
@ 戻る 再生 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01047692
| ↓
| ケナフネット
| http://www.kenaf.ne.jp/
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ケナフのムーブメント(特に学校での)には、もう少し遊び的要素とビジネス
的要素が欲しい。
ビジネス的というのはたとえば、ケナフを作ってみるのはいいが、その後の消
費財加工のインフラや流通などが整っていないところはどうしたらいいんだろ
う?・・を考えてみるとか、紙すきでケナフのハガキを作ったとして、それが
日本中のハガキにとってかわるためには何が必要なんだろうか?と考えてみる
とかである。
そうした「考える」力は、覚える力じゃなくて将来役にたつ。育てることを「
体験」する学習もスバラシイが、その後、ケナフと実社会(ビジネス)との係
わりを考えるのもすばらしい。そんな教育が望まれる。
(そのあたりは、今度【世界でいちばん受けたい授業:藤原和博】でみたみた
い)
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
学校の先生
環境庁の方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★☆+ケナフ?
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
下記にダイレクトリンクを造りました。楽天は現在、送料無料だよ!
●Webook@楽天ブックス( http://go.iclub.to/kenaf/ ) 直接購入可
●BK1 ( http://go.iclub.to/kenaf1/ ) 直接購入可
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook )
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2001.11.09[金]:【】..
2001.11.08[木]:【】..
2001.10.07[水]:【一粒のケナフから】NAGANOケナフの会..★★☆+ケナフ?
創森社/ ISBN4-88340-114-6/1429円/151P
2001.11.06[火]:【ルネサンス】..カルロス・ゴーン..★★★★★+CF★
ダイヤモンド社/ ISBN4-478-32100-0/1840円/270P
2001.11.05[月]:【Zカー】..片山豊、財部誠一......★★★★★+Zclub
光文社/ ISBN4-334-03101-3/ 680円/196P
--------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 3949円
======================================================================
■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-25 ・ ・ ・ ‥… □■
【 読者書評グランプリ 総額20万円 】 ★★★★★
英治出版「アメリカン・ドリームの軌跡」記念発売企画
http://www.eijipress.co.jp/event/default.asp
(英治出版)
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-15 ・ ・ ・ ‥… □■
_______________________________
/|
| ̄ Webookプレゼント企画 第18弾
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|
| ■【命を賭けた最終ピリオド】(国府秀紀、石黒謙吾)= 3名様♪
| http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.10/2001.10.15.htm
|
| δ メール先: webook2001@yahoo.co.jp
| δ タイトル: 最終ピリオド+お名前
| δ 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
| δ 〆切 : 11/17(土)
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
泣けるプレゼント、その2です。 11/18にTV放映!
~~~
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-15 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-159【体験的学習】・ ・ …□■
主 経 目
< 体 験 的 学 習 >
的 的 ぶ う
漢字遊び。
体験的学習は、主体的に経験をして、ある目的のことを
学んだり、習ったり・・・
最近、こんな漢字の縦横遊びに凝っている。
しんのすけ@漢字を育てる
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』(ID=969) と『Pubzine』 ID=14941 を利用してます。
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
------------------------------------------------
東京の日出:06:08 +1分 対前日
東京の日入:16:41 -1分 ”
日昼時間 :10:33 -2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
(
======================================================================
ζ
▲▼▲ またあした!
Web ◎◎ k
| ⊥ |
_\o/ ◎ スーパーボール
/_/⌒・ ξ
< \ V
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
18:31
2001年11月02日
【ペンギン・ラブ】..鎌倉文也.................★★★★+ラブラブ
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2001-156】 2001/11/02(金) ★
★ “ペンギン”の金曜日 ★
★ http://webook.plaza.gaiax.com/ ★
★ 解除は: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm ★
★ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
= もくじ =
◎ 本日の一冊:【 ペンギン・ラブ 】
◎ カラコラム:【 兆し着眼 】
◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
◎ プレゼント:【 命を賭けた最終ピリオド 】New!
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【ペンギン・ラブ】
---------------------------------------------------------------------
■ジャンル:写真集
----------------------------------------------------------------------
■著者:鎌倉文也(かまくら・ふみや)
1959年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部卒業後、広告写真家の助手を
経てフリーランスへ。子供のころサンスターのペンちゃんTシャツを着て
以来のペンギンファン。世界中のペンギンに会いたいと、南極大陸、南米
パタゴニア地方、フォークランド諸島、ニュージーランドなどを訪れ、野
生のペンギンを撮り続けている。著書に「ペンギン紀行」など。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
エクスナレッジ/ISBN4-7678-0148-6/1600円/-P
2001/12/1 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「チョーかわいぃ!(と妻は言った)」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
まるで手をとりあって浜辺を歩いているような・・・ペンギン
ふたり並んで遠くの空を眺めながら人生を語りあう・・・ペンギン
互いを包みあうようにいたわりあう・・・ペンギン
ふたりだけの場所を探して(ホテルへ)いそいそと先を急ぐ・・・ペンギン
プィっと反対側をむいて夫婦喧嘩真っ最中、の・・・ペンギン
なんだか、とっても雰囲気のある写真がいっぱい。
本書は、ペンギンの、しかもカップルのペンギンを写した写真集である。
ペンギンが大好きな著者夫婦が、南極や南米でとらえたペンギン・カップルの
なんともほほえましい瞬間を、素敵な写真集にしたものである。
鎌倉夫妻は、資金を貯めて南極などに長期滞在し、何年にもわたりペンギンの
姿を撮り続けているのだという。
著者夫妻もこの写真集にでてくるペンギンなんだろうなぁ・・きっと。
ペンギン・ラブにまけないあなたとあなたのパートナー/恋人に是非!
おすすめ度は、★★★★+ラブラブ
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
ちなみに我が家の家族の反応は・・・
知らないうちに本書を見ていたかみさんは、「いいじゃない、これ!」
といきなり言ってきた。
こどもたちも、素直にカワイィねって眺めている。
これがいいわ・・と言ったのは二羽のキング・ペンギンが並んだ写真だ。
地球っていいなぁ・・・と思わせてくれる瞬間がある。
__________________________________
@ 戻る 二羽 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01049791
| ↓
| (ペンギン図鑑)
| http://home.att.ne.jp/blue/FKworkshop/npm/penguin.html
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
モデルになった恋人たちは
アデリーペンギン http://www.st.rim.or.jp/~yutaka3/Images/adelie.jpg
ヒゲペンギン http://www.st.rim.or.jp/~yutaka3/Images/hige.jpg
エンペラーペンギン
ジェンツーペンギン
キングペンギン http://www1.sphere.ne.jp/access-t/lj/data/068-9/king.jpeg
マゼランペンギン http://www.pref.ishikawa.jp/zoo/show/penguin.html
イワトビペンギン
ロイヤルペンギン
キガシラペンギン である。
(最近、Googleにイメージ検索機能がついた。上記はそれで検索した)
「激しい自然の中で懸命に生きるペンギンたち。素直に愛情を表現しあうその
姿は、わたし達に恋することの素晴らしさ、伝え合うことの大切さ、ともに生
きることに喜びを語ってくれているようでした。」という著者の言葉は、そこ
に居合わせた人の感動がにじんでいる。地球バンザイ!
ペンギンのラブラブ写真に寄せて、あなたの気持ちを恋人にプレゼントしてみ
よう・・。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
恋の真っ最中・・・のおふたりに
クリスマスのプレゼントをあれこれ思案している方
昔の恋人に会う方
お子さんのいつるご家庭
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★+ラブラブ
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
下記にダイレクトリンクを造りました。楽天は現在、送料無料だよ!
●Webook@楽天ブックス( http://go.iclub.to/penguin/ ) 直接購入可
●BK1 ( http://go.iclub.to/penguin1/ ) 直接購入可
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook )
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2001.11.02[金]:【ペンギン・ラブ】..鎌倉文也..........★★★★+ラブラブ
エクスナレッジ/ ISBN4-7678-0148-6/1600円/-P
2001.11.01[木]:【戦略バランスト・スコアカード】....★★★★★+本家BSC
東洋経済新報社/ ISBN4-492-55432-7/3400円/494P
2001.10.31[水]:【ビジネス英語を速く読む】..古藤晃....★★★☆+結果outcome
光文社/ ISBN4-334-03108-0/ 680円/214P
2001.10.30[火]:【タリバン】..田中宇..................★★★☆+オサマ
光文社/ ISBN4-334-03103-x/ 680円/214P
2001.10.29[月]:【チラシで読む日本経済】..澤田&鈴木..★★★★+チラシ
光文社/ ISBN4-334-03105-6/ 700円/230P
--------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 7060円
======================================================================
■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-25 ・ ・ ・ ‥… □■
---------------------------------------------------------------------
【 読者書評グランプリ 総額20万円 】 ★★★★★
英治出版「アメリカン・ドリームの軌跡」記念発売企画
http://www.eijipress.co.jp/event/default.asp
(英治出版)
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-15 ・ ・ ・ ‥… □■
_______________________________
/|
| ̄ Webookプレゼント企画 第18弾
| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|
| ■【命を賭けた最終ピリオド】(国府秀紀、石黒謙吾)= 3名様♪
| http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.10/2001.10.15.htm
|
| δ メール先: webook2001@yahoo.co.jp
| δ タイトル: 最終ピリオド+お名前
| δ 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
| δ 〆切 : 11/17(土)
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
泣けるプレゼント、その2です。 11/18にTV放映!
~~~
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-15 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-156【兆し着眼】 ・ ・ …□■
昨日今日と研修である。マネジャー研修で、僕は生徒さん。
マネジャーの役割と人材育成のコツを学ぶ研修である。
部下の問題に着眼する方法ではなく、「兆し」を見つけ出し、いい方向へ
進んでいこう・・・というものだ。
どこかで聞いた長所伸展法とかにも通じる。
http://www.u271.com/page/sokujiup.htm
問題解決のやり方+兆し伸展のやり方 この二つのバランスが大事。
(バランススコアカードも意識しながら聞いていたら楽しかった)
なかなかいい研修であった。
職場に限らず、家庭でも子育てでも、同じ。
兆しを見つけ、伸ばそうとしていれば、問題がでる時間がなくなってしま
う・・・なるほど。
講師のR社Yさんは、さだまさしや藤原和博さんに似ていたような。
しんのすけ@兆し検索エンジン
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』(ID=969) と『Pubzine』 ID=14941 を利用してます。
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
------------------------------------------------
東京の日出:06:03 +1分 対前日
東京の日入:16:46 -1分 ”
日昼時間 :10:43 -2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
(
======================================================================
ζ
▲▼▲ また来週!
Web ◎◎ k 病院経営戦略情報誌
| ⊥ | 【フェイズスリー】に寄稿 P34-37
_\o/ ● ≪病院経営によく効くクスリ・・?!≫
/_/⌒● ・
< \ ●
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
18:29
2000年07月17日
【僕らは星のかけら】..M・チャウン.......★★★★★+原★子☆
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2000-109】 2000/07/17(月) ★
★ “皆既月食は美しかった!”の月曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:04:37 +2分 対先週金曜
東京の日入:18:56 -2分 ”
日昼時間 :14:19 -4分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【僕らは星のかけら】 原子を作った魔法の炉を探して
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:サイエンス
----------------------------------------------------------------------
■著者:マーカス・チャウン(Marcus Chown)
1960年英国生まれ。カリフォルニア工科大学で電波天文学を学んだ後、現
在、英国の科学雑誌 New Science で天文分野のサイエンスライターとし
て活躍中。著書に「Star and Planets」「Afterglow of Creation」など。
1994年の Glaxo Wellcome ABSW サイエンスライター大賞を受賞。
訳者:糸川 洋(いとかわ・ひろし)
1949年、東京生まれ。慶応大学卒。マニュアルライターなどを経て、現在
フリーランス翻訳者。訳書に『We Don't Die』、著書に『死者は語る』
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
無名舎/ISBN4-89585-934-7/2300円/286P
2000/6/22 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「原子と宇宙と自分。その係りを知る時、宇宙に同化していく自分が
感じられる。鳥肌がたつほど感激したサイエンス読み物だ!」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
宇宙の中で自分という人間はいったいどんな存在なのだろう。
目に見えない原子や素粒子の世界と自分という存在はどう位置付けたらいいの
だろう。
想像を絶する宇宙の広がり、人類が英知を積み重ねてきた物理学、天文学など
の科学の歴史、そして今ここにいる自分、それらを結びつける一つの意味合い
を見出す時、何か思いもよらない哲学的な興奮を感じることができる。
本書は、そんな驚きと興奮を味合わせてくれる。
これまで学校で学んできた(覚えてきたといったほうがいいか)ことは、どち
らかと言えばただ点数を取ることだけに意味があった。干からびた記憶の断片
とでも言おうか。それが、ここではまったく異なる次元で意味をもっていく展
開に驚愕するはずだ。
高校の物理でならったボーアの理論や、よく理解できないままのアインシュタ
インの相対性理論や、光の成分を分けるプリズムの不思議な機能や、さまざま
なものが、融合してひとつの意識に昇華する・・・
目に見えない原子の世界と、はるかな宇宙の世界が繋がり、私達自身の存在を
考えさせてくれる。
その過程は、一種の科学推理小説のような趣があり、「次はどうなるんだろう
」とか「物理に出てきたあの人はこういうことをしたのかぁ」といった発見が
実に楽しい。
さらに、ニュートンやキュリー夫人、アインシュタインなど歴史的な科学者の
人物像がとても“人間的に”紹介されているのがいい。
「科学啓蒙書」という範疇に入る本だが、これはとても面白いドラマを読むよ
うな感じで読める本である。
おすすめ度は、★★★★★+原★子☆
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
高校や大学で学んだ物理や量子力学などの知識や記憶のカケラは、ほとんど意
味のないつまらないものとして、大脳皮質に染み込んだままきっと一生を終え
るに違いなかった。・・・この本を読むまでは・・・。
理科の時間に覚えたメンデレーエフの“周期律表”、名前だけは誰でも知って
いるアインシュタインの相対性理論、プリズムを通すときれいに分光するスペ
クトル、量子力学・・・など断片的な知識のカケラが、人類の科学史の流れの
なかで実にドラマチックに展開していく。
おお、あれはこういう意味を持っていたのか!、次はどうなっていくのだろう
・・?などといった推理小説を読むような楽しさが味わえる。こういうところ
は、科学啓蒙書などといったジャンル分けでは物足りないくらいのワクワク度
(魅力)がある。
例えば、こんな感じで・・・
ニュートンといえば“りんごが落ちるのを見て万有引力の法則を発見”したと
いうようなパブロフの犬的連想をする。本書ではニュートンは光のスペクトル
に関しても大変鋭い知見を持った人として登場する。
“スペクトルを始めて発見したのはニュートンではないが、スペクトルの進路
に二つ目のプリズムを置いても赤、青などの光がそれ以上分光することはない
ことに気付いたのはニュートンである”という。
さらに、その先。“自然が個々の物質にそれぞれ独自のスペクトルの指紋を与
えていた”ことに気がついたのはキルヒホフとブンゼン(キルヒホフの法則っ
てあったなぁ。何か忘れたけど=笑)。
この発見が、宇宙に向けられていた人類の目をさらに開かせる。
太陽は何からできているか? そんな疑問をスペクトルが解決してくれたのだ
。実験室の知見と、宇宙への考察が融合し、ひとつの結論を見出す。
「太陽は地球とまったく同じ修理の原子から構成されてたいたのである。」
考えてみると単純なことだが、あらためてその意味に驚く。太陽と人間、地上
のあらゆる物はおんなじなのだ!
関連サイトをウロウロしたいかたは・・
__________________________________
@ 戻る 原子 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=00027203
| ↓
| 私たちと宇宙と歴史をつなぐ糸
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自分の存在と宇宙と原子の係わりについて、心の中で思わずにはいられない。
大部な本だが、読んだあとのなにか突き抜けたような爽快感は、この本を大切
にしたい気持ちにさせてくれる。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
宇宙や原子の世界に興味ある方
僕は理系だ・・って方
マイクル・クライトンのライムラインを読んでる方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★★+原★子☆
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
アメリカ・カナダ在住の方は 《今週のWebook コーナーから 》↓
● 富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/bookindex.html )
http://www.fujisan.com/webook/special_order.html
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2000.07.21[金]:【】..
2000.07.20[木]:【】..
2000.07.19[水]:【】..
2000.07.18[火]:【】..
2000.07.17[月]:【僕らは星のかけら】..M・チャウン..★★★★★+原★子☆
無名舎/ ISBN4-89585-934-7/2300円/286P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 2300円
======================================================================
■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-18 ・ ・ ・ ‥… □■
_________________________________
/|
| ̄ Webookプレゼント企画 第12弾
| ======================
|
| 現在、企画募集中。(出版社さんメール下さい)
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-06 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-17 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-109【きんんぎょ】・・・… □■
先日紹介した【ねこと友だち】を子供が読んで、ちょっと気に入ったらしい
。これ面白いよっていった親としてはなんだかうれしい。
ところがである。あの本にでてくるおさかなとお友達になりたいと思った
のかどうか・・・ 幼稚園の夏祭りで金魚すくいをしてお魚を持ちかえって
きてしまった。この前、めだかの世話が大変で川へ放したばかりなのに・・。
“名前を何にしようかしら”なんて能天気に言ってる姿を見ると、仕方ない
か・・なんて思う。
今度田舎へ帰省するとき、おばあちゃんちの池に放してやろっと・・。
そんな親の下心も知らず、おさかなちゃんオハヨ・・なんてしばらくは、
遊ぶに違いない・・・。
急ごしらえの水槽の中のおさかなも、この僕たちも、考えてみれば遠く遥か
な宇宙の歴史の延長線上で一致しているなんて・・・。
皆既月食を見ながら、ふと宇宙や原子の世界に思いをはせるお父さんで
ありました。
しんのすけ@おさかな
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
======================================================================
ξ
▲▼▲
Web ◎◎ k,Mobook また、あした。
| △ |
\σ/ のこったのこった。
\||/”;
(___) ;;
〈 〉 ;;
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
15:37
2000年02月22日
【地球の素顔】..水樹大地ほか......................★★★☆+地球
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2000-033】 2000/02/22(火) ★
★ “毛利さんもう下りんさるの?”の火曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:06:21 -1分 対前日
東京の日入:17:29 +1分 ”
日昼時間 :11:08 +2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【地球の素顔】 Fantastic Earth
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:写真集
----------------------------------------------------------------------
■著者:水樹大地、樽井由紀子ほか
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
小学館/ISBN4-09-681281-1/3800円/102P
2000/1/1 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「地球の素顔をはっきりと知ることは、私たちがこの地球をどう扱う
べきなのか、その答えを知るきっかけになるでしょう」(毛利衛)
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
この本を見ている今、毛利さんはエンデバーで地球を周回している。明日、地
球へ帰還予定だ。北海道などでは、照明文字を作り「毛利さん見つけてぇー」
イベントを開催したようだ。毛利さんが見た地球はさぞやキレイであったであ
ろう。私達もこの目で眺めてみたい・・・母なる地球。
今日の本は、その地球の素顔をランドサット画像により垣間見ることができる
写真集だ。
地上700Kmからの衛星画像は、見慣れた地球儀や地図、テレビ画像などをも
とに私達が自分の中に形成していた認識に、ちょっとした衝撃を与えてくれる。
「わぁー、南極の氷河ってホントは、こんなふうだったんだぁ」
といった驚きは、知っていたはずの場所は、実はただぼんやりとしたイメージ
にすぎなかったことに気づく驚きでもある。
南極大陸のランバート氷河が棚氷(海に張り出した氷原)に流れ込む様子は息
を呑むような迫力がある。まるで氷が水のように流れているように見えるのが
不思議だ。
サハラ砂漠の星型の風紋は、まさに海の波のようだ。ヘドウィン達が“水のな
い海”と呼ぶのも頷ける。
ブラジル熱帯雨林の伐採が櫛の歯のようであることは知ってはいたが、それを
地上700Kmからの画像で見せられると、その物凄さに驚く。
ボルガ川のデルタ地帯、ニューヨークの周辺、ナイル川のまわりの緑と砂漠の
コントラスト・・・など、“ほぉー”とか“フーム”とか唸りながら楽しめる
地球の素顔が40個。
毛利さんが撮影したスペースシャトル版“地球の素顔”がお目見えするまで、
この本で地球を眺めていよう。
おすすめ度は、★★★☆+地球
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
ランドサットは、地上約700Kmの極軌道を周回する地球観測衛星だ。
つまり、地球を縦方向(南北)にグルグルまわっていることになる。約99分
で一回り、一日約15周する。地上を幅185Kmで観測するので、16日で
地球の全域をカバーすることになるという。
第一号は1972年に打ち上げられている。
スペースシャトルは地上240Kmくらいだから、毛利さんはランドサットよ
りずっと下のほうから地球を観測したことになる。
(清水義範の“どうころんでも理科”の授業の中に、地球を東京ドームにたとえ
る話がある。ジェット機がドームの上のどのくらいのところを飛んでいるのかを
計算した数字があり、確か15cmくらい上だった。ということは、シャトルだ
と36mくらい上になる。ドームの上36mから見るんだぁと思うとなんだか感
じがわかるような・・。 誰かまじに計算してみません?)
関連サイトをウロウロしたいかたは・・
_________________________________
@ 戻る 地球 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |
| ↓
| ランドサットについては:
| http://spaceboy.nasda.go.jp/db/Kaihatu/Eisei/Eisei_J/Randosatto_j.html
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ランドサットを離れ、毛利さんの(って毛利さんの所有じゃないけど)スペー
スシャトルには、Earthkamというデジタルカメラが装備されている。
地上からの遠隔操作で地球を映すというプログラムだ。宇宙飛行士の気分にな
れるかも。
http://jem.tksc.nasda.go.jp/shuttle/sts99/earthkam_first.html
もうひとつ地球の素顔を覗くしかけのSTRMにも注目したい。
SRTM(Shuttle Radar Topography Mission)と呼ばれる装置で、地球の立体地
図を作成するための地表データを取得するものだ。すでに新聞・TVなどでそ
の立体画像のいくつかが公開されている。平面的に見る姿も驚きと発見に満ち
ているが、立体画像はまた別の驚きがある。
SRTMで取得されたデータは、地図の作成のほか、航空機の安全運航や、洪
水、地滑り等の研究にもつかわれる。
60mも伸びる延伸マストがうまくしまえずハラハラさせてくれたが、無事に
任務を終えたようだ。
http://jem.tksc.nasda.go.jp/shuttle/sts99/mis_srtm.html
話が飛んだけれど、本日の本はランドサットの画像・・・。宇宙(本)から地
球が見える。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
地球観測がすきなかた
この星の住人の方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★+地球
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
アメリカ・カナダ在住の方は
● 富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/ )
今日の本 → http://www.fujisan.com/webook/shopping?navi=7844
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2000.02.25[金]:【】..
2000.02.24[木]:【】..
2000.02.23[水]:【】..
2000.02.22[火]:【地球の素顔】..水樹大地ほか..........★★★☆+地球
小学館/ ISBN4-09-681281-1/3800円/102P
2000.02.21[月]:【女性のためのオンラインショッピング】..★★★★+買物
青樹社/ ISBN4-7913-1189-2/1400円/239P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 5200円
======================================================================
■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-02 ・ ・ ・ ‥… □■
_________________________________
⊿
| プレゼント by 青樹社 & LIFE
| ====================
|
| 出版元の青樹社さんおよび編著者メーリングリスト“LIFE”さん
| のご厚意でご希望の方、2名様にプレゼント。
|
| 【 女性のためのオンラインショッピング 】
|
| ◎応募方法:
| 宛先:webook2000@yahoo.co.jp
| タイトル:わくわくBook希望+お名前
| 本文:お名前、メールアドレス、ご住所、Webook暦、コメントなど
|
| ◎〆切: 2/29まで
|
| ◎応募資格:Webook読者 & 女性 or 好きな女性のいる男性
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-04 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-03 ・ ・ ・ ‥… □■
高島さんから頂きました。
----------------------------------------------------------------------
> 「これからの日本市場で何が起こるのか」を読みました
>
> アルビン・トフラー「第三の波」(懐かしい!!)の中に
> プロシューマ型開発の提言がなされていたとは、驚きです
> 読み返してみようと探してみましたがありませんでした
>
> 情報産業の中に身を置いている者として、
> ①情報産業と「情報の流通」
> ここ2年ほど流通業界が面白いので、いくつかのシステム提案など
> していたので、具体的で分かり易かった
> ②創造と想像力(この業界で最も欠けている能力)
> 但し、これは従来からのメンバーで、最近のネット産業のメンバー
> にはあるかもしれないが・・・・・
> ③携帯戦略(同業種・異業種etc)
> などの点で参考となりました。ありがとうございました。
>
> このサイトを友人の紹介で見るようになって1ヶ月程度ですが
> 他に2冊ほど見たいと思っています
>
> 私自身は平均8~10冊/月を読む乱読派の団塊の世代の人間ですが
> ”真之助”氏のように作品の紹介記事はナカナカ書けません
> 感心しております
> 今年になって読んで印象に残った作品を3点ほど
> ①経営革命の構造 米倉誠一郎 岩波新書
> ②トルコのもう一つの顔 小島剛一 中公新書
> ③長崎ぶらぶら節 なかにし礼 文芸春秋
>
> 今後も参考にさせてもらい、読後の感想も(極力?)送らせてもらいます
>
> まずは、ご挨拶まで、今後とも宜しくお願いします
>
> ★★ ----------------<< See You Later >>--ーーーーーー-
> ☆☆ ♪♪ 高島 正志 (Masashi Takashima) ☆彡
> ★★ ♪♪ ☆彡 ☆彡
>
----------------------------------------------------------------------
高島さん また感想やおすすめをお待ちしています。
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-033【石黒謙吾さんに会う】 □■
今日は、人生記号論入門をオヤスミして、昨日お会いした石黒謙吾さん
のお話。
石黒さんは、【チャート式 試験に出ないニッポンのしくみ】を著し、
【ザ・マン盆】など多くの作品を編集された方。Hotwired にチャート式の
連載もお持ちの方。
遊び と 創造 と ビジネス と 芸術 の集合中心にいる希有な存在
といったらいいでしょうか。いやぁ、ものすごく創造的な方です。
お話をしていると異次元空間へ連れて行かれそうでした。
ブルーオレンジスタジアムの事務所にお邪魔して、いろいろとお話をさ
せていただいた3時間ほどはあっという間に・・・。
ずっと以前からおこがれていた方にお会いでき、昨日は最高!でした。
しんのすけ@超感激!
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
======================================================================
ξ
▲▼▲
Web ◎◎ k,Mobook また明日!
| △ |
\σ/ おわんのフネ
_¥____
\__/ ~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
18:23
2000年02月14日
【原発天国のホントとウソ】..日本みらい探検隊......★★★★★+地球
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2000-027】 2000/02/14(月) ★
★ “チョコっとうれしい”月曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:06:30 -2分 対先週金曜
東京の日入:17:21 +2分 ”
日昼時間 :10:51 +4分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【原発天国のホントとウソ】
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:環境、エネルギー、原子力
----------------------------------------------------------------------
■著者:日本みらい探検隊編
日本の“明日への課題”にメスを入れる編集グループ。その時々のテーマ
によってメンバーは変る。今回の執筆は、中村数子、風祭音弥、境明子、
椎原豊、枝廣淳子、榊田みどり、上田昌文。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
プラネット出版/ISBN4-939110-03-6/1000円/187P
1999/11/11 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「ドイツとスウェデーンでは
“原子力発電所を閉鎖すべきかどうか”ではなく
“どのくらいすぐに閉鎖すべきか”をめぐって議論が行われている」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
1999年の9月30日。《青い光=チェレンコフ光》などという原子力の世
界の専門用語を一般に知らしめる事故が東海村で発生した。
ジェーオーシーの裏マニュアルがどうのこうの、バケツで作業とはけしからん
、責任者は誰だ・・・式の「象徴的責任者」バッシングの嵐が過ぎ去った後、
また平和(ボケ)な世界に戻ってしまった。
当時のマスコミもメディアも原子力発電やエネルギー供給の見直しなどについ
てはほとんど触れずじまいであった。誰もが、原子力ってこわいわ、でも原子
力発電のお陰で電気がくるし・・・といった中途半端な納得のまま時が過ぎて
いったのではないだろうか。
ここに、その疑問や中途半端な納得にズバリ踏み込んでくれた本がある。
東海村の事故の顛末、それを海外のメディアがどう伝えたか、チェルノブイリ
の原発事故やスリーマイルアイランドでの事故、日本における事故の歴史など
原子力発電に関する数々の事実は、「安全だ、安全だ」という国の掛け声とは
裏腹に、『はやり・・・』という思いを強くさせる。
日本の原子力発電は全体の35%あり、原発を止めてしまったら1/3の電気
が不足するような気がするが、実はそうではない。原発以外の電力だけで需給
が追いつかないのは夏場の10数日だけなのだ。しかも不足量もほんのわずか。
だったら、どうして危険なものをわざわざ・・・と思う。
思っても止められないのが今の日本のシステムだ。
世界の多くが原発に対して大きなブレーキをかけている時、ひとり日本だけは
相変わらず“推進”のベクトルを変えることができずにヤバイ道をズルズルと
歩んでいるのだ。広く世界的な視点からも原発を見直す必要がありそうである。
本書は、後段で太陽光発電や風力発電などクリーンエネルギーにも触れる。そ
して、人間がこの星の上で暮らすことの意味をもう一度問い掛けている。その
答えは“自滅の系”から“持続の系”への転換にほかならない。
事実を知り、地球に生きることを考えさせてくれる本だ。
おすすめ度は、★★★★★+地球
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
原子力発電に対する世界各国の対応は、意外な状況だと分る。
アメリカは原発が104基で第一位、二位はフランスの55基、その次が日本
で51基が稼動している。ところが、アメリカでは、原発の経済性が大きな問
題となっており、“経済的に時代遅れの原子力発電”は関心を失ってきている
という。1979年に起きたスリーマイル島の事故以来ひとつも原発は作られてい
ないという。
また、電力供給の3/4を原発でまかなっているフランスでさえ政府は新たな
原発建設を凍結してしまった(1989年)。ドイツも段階的に原発閉鎖の方向で
動いている。欧州はあのチェルノブイリ事故が大きな陰を落している。
利権や官僚機構に身動きがとれない日本の原発を「やさしく眠らせてあげよう
よ」という動きがもっと活発になればいいと思う。
そんな中、日本に自然エネルギー促進法(風の谷のナウシカ法)を作ろうとし
ている福島瑞穂議員の話や、燃料電池や太陽光発電の話、風力発電の小島剛氏
のエコパワーの話など、明るい話題も紹介されている。
エネルギー供給源の転換もさることながら、電気を使う私達のエネルギーに対
する考え方の見直しや、夏の電力需要のピークを減らす国の施策(夏休み長期
休暇の義務化)など、他にも「転換」するものは多いようだ。
関連サイトをウロウロしたいかたは・・
_________________________________
@ 戻る 原子 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99049152
| | http://www.planetpublishing.co.jp/books.html
| ↓
| 本書を出版しているプラネット出版はこちら:
| http://www.planetpublishing.co.jp/
|
| 出版を単なる経済活動だけに終始せず、地球的視点の企業理念で
| 動いているところが好感!
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
30のQuestionがある。
「すごく優秀で安全ときいている原発のどこが危ないの?」
「原子力は石油のかわりになるの?」
「原発で働いている人達はどんな人達?」
「もし原発事故が起きたらどうやって身を守ればいいの?」
など、原発に関する素朴な疑問を呈しながら、それに対する本質的な考察が展
開されている。
轡田隆史、赤池学(ユニバーサルデザイン総合研究所所長)、カレル・ヴァン
・ウォルフレン(ジャーナリスト)などのインタビュー記事も示唆に富む。
執筆者は日本の明日への課題にメスを入れる編集グループ「日本みらい探検隊
」の7人。中でも自然エネルギーのパイオニア達を取材した中村数子さんの文
章は味があって読み応えがある。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
近所に原発建設が予定されている方
原発が近くにある方
今朝、電気を無駄遣いしたかた
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★★+地球
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
アメリカ・カナダ在住の方は
● 富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/ )
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2000.02.18[金]:【-】..
2000.02.17[木]:【-】..
2000.02.16[水]:【-】..
2000.02.15[火]:【-】..
2000.02.14[月]:【原発天国のホントとウソ】..........★★★★★+地球
プラネット出版/ ISBN4-939110-03-6/1000円/187P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 1000円
======================================================================
■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-02 ・ ・ ・ ‥… □■
_________________________________
⊿
|
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-03 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-03 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-027【人生記号論入門7】… □■
【 3 VS 1】
最近では経営の世界で《戦略》という言葉が多く使われるが、もともとは
戦争の世界で培われた勝つ為の考え方だ。東洋の雄はなんといっても孫子。
(最近では孫“氏”のほうがメディアによく登場するが・・)
紀元前500年ころの話にもかかわらず、今では洋の東西を問わず引用さ
れるというのは凄いことである。時代を下って第二次大戦の時、イギリス
のランチェスターという人が考えたランチェスター戦略も有名。
その中に《三一の法則》(さんいちのほうそく)というのがある。敵より
3倍の資源を投入したり、特定分野でNo1になることが勝利に繋がるとい
うものだ。競合に対して経営資源を3倍集中して臨み、一点突破で敵に圧
勝しようというものだ。
歴史を見ると太平洋戦争における空中戦(ゼロ戦一機 vs 米空軍機3機)
忠臣蔵の討ち入(3人一組で行動)などがあるようだ。
それに心理学的にも3人よれば“みんな”ということになっちゃうんだ
から、一人ではかなわないはずだ。
3対1。娘二人に妻一人の旦那様、人生にはきっぱりあきらめる・・と
いう戦略もあるようで。
しんのすけ@圧倒的劣勢
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
======================================================================
ξ
▲▼▲
Web ◎◎ k,Mobook また明日!
| △ |
\σ/
ξ !
ξ~~~o____
\ξ | |
■  ̄ ̄ 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
18:18
1999年09月20日
【フル・ムーン】..Michael Light ............★★★★★+月
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #99-141】 99/09/20(月) ★
★ “残暑は彼岸まで?”の月曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ~~~~ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:05:26 +2分 対先週金曜
東京の日入:17:43 -4分 ”
日昼時間 :12:17 -6分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【フル・ムーン】 FULL MOON
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:写真集・宇宙・月
----------------------------------------------------------------------
■著者:
マイケル・ライト(Michael Light)
サンフランシスコを拠点に活躍するアーティスト、写真家。1986年、アマ
-スト・カレッジを卒業。1993年にサンフランシスコ芸術大学写真科修士
号を取得。1994年に写真小説「Ranch」を出版。
アンドリュー・チェイキン(Andrew Chaikin)
1956年生まれ。学生時代、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所で
ヴァイキング火星探査ミッションに参加。その後スミソニアン航空宇宙博
物館で研究員を務めた。アポロ計画研究所の決定番「A Man on the Moon」
の著者。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
新潮社/ISBN-10-538501-1/4700円/--P
1999/6/25 第1刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「人類史上もっとも壮大な旅がもたらしたのは、地上とかけ離れた未知の
風景の写真ばかりではない。私たち自身の惑星を振り返って見る機会も
与えてくれた。」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
アポロ計画でNASAが入手した写真は約32000枚。その写真の中から9
00枚のネガとリバーサルフィルムの“マスター”が、はじめて外部に貸し出
され、そのデジタル・スキャニングが許可された。
編者のマイケル・ライトは、それをもとに月旅行の一連の過程を写真で再現す
ることに挑戦した。息を呑むような写真で月旅行へ招待してくれる本である。
打ち上げ、宇宙遊泳、宇宙から見た地球、船内の模様、月面の足跡、そして帰
還とアポロ1号から17号までのミッションで得られた貴重な「マスター」写
真から作成された写真は精緻でリアル。
合成して作られた月面のパノラマなど目を見張るものが多い。
言葉や解説を一切必要としないとてつもない迫力は、漆黒の宇宙の中でキャプ
チャーされたそれぞれの瞬間を見事に蘇がえらせている。
月着陸の壮大なプロジェクトには、40万人もの人が関わり、1号の火災事故
、13号での奇跡の生還などもあった。11号から17号までの6回の着陸で
得られた貴重な情報には、写真意外にも様々なもの(岩石、塵などの採取され
たものから各種観測データなど)があるが、なんと言っても目に訴えるものは
迫力がある。
見る人を寡黙にさせてくれる写真集だ。
おすすめ度は、★★★★★+月
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
本文(本写真?)にはいっさいキャプションがない。漆黒の宇宙を思わせる黒
のバックにアポロ計画で得られた写真が載っているだけ。
ただそれだけだが、凄みがある。
最後にサムネイル(よりは大きいが)写真と説明があり、それを見ながらまた
別の感慨にふけることができる。
「最果ての地」(アンドリュー・チェイキン)と「月の素顔」(マイケル・ラ
イト)と題された文には、アポロ計画の秘話や興味深い事実の解説がある。
意外な事実は月の塵。アポロ16号のジョン・ヤングの説明が引用されている。
『とても細かくて、とても・・つまり、海岸の砂とは違っている。粒が丸
くないんだ。とてもくっつきやすくて、どれもがぎざぎざで、なにかを
置くと絶対離れない。』
月の塵はふれたものすべてにくっつくーカメラのレンズであれ、道具であれ、
宇宙服であれ。宇宙服について塵はどんなに払おうとしても無駄であったとい
う。粒子が生地に食い込んでしまうからだ。
宇宙飛行士たちが残した月面上の足跡は、そういう性質の塵の上に刻まれたも
のであった。
月の写真でもっとも不思議に思えるのは、それが月の昼間(太陽が出ている時
間)であっても景色の向こうの空(?)が暗黒の宇宙色であることだ。それと
もうひとつ、どの写真も色がない。なかにはモノクロ写真もあるが、カラーで
撮影されたものでさえ、月の色は白黒トーン。月面車の金箔の色が妙に際立っ
てしまう。
宇宙飛行士が一様に感動したという月の世界は、どうも色あいの少ない世界で
あったようだ。
それに対して、われらが棲家の地球は見事な色合いをもった青い星だ。
「月から見た地球の姿は、アポロのもっとも貴重な遺産である。」
というように、この地球にいとおしささえ感じさせる。小さな地球の写真は、
不思議な生命感を漂わせているからだろうか。
ほかにこんな写真も印象的だ。
宇宙船の中で眠るひげずらの船長。
事故に見舞われた13号の飛行士が4度Cにまで下がった船内で寒さに耐えな
がら睡眠をとっている姿。
柔らかな砂丘のように見える丘、(実は4570mもの高さであったりする)
11号のオルドリン飛行士がつけた足跡。(これは月探査の象徴となったが
この足跡、降り注ぐ流星塵によってすっかりなくなるまでに1000万年は
かかるとか。だからあの足跡は100万年以上は確実に残る。)
30年も前のこととは思えない、迫真の画像を堪能されたい。
ただし、この本、値がはるのと、でかいので図書館で見るのがいいかも。
ネット上には、「フル・ムーン」の公式サイトがある。
http://www.projectfullmoon.com/
英語。写真集の画像のほか、月旅行をバーチャル体験できる。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
月に行ってみたい方
宇宙旅行のチャンスを待ってる方
地球を外から見たい方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★★+月
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
お近くの本屋さんか、
ISIZE Book(http://www.isize.com/book/)か、
Book Chase(http://www.php.co.jp/book/)で、
本のカバーは:(探査不能・・ガガ---)
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
99.09.24[金]:【】..
99.09.23[木]:【休刊】..お彼岸です。
99.09.22[水]:【】..
99.09.21[火]:【】..
99.09.20[月]:【フル・ムーン】..Michael Light .......★★★★★+月
新潮社/ ISBN-10-538501-1/4700円/--P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 4700円
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors> A#99-13 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#99-35 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-141 【アーボック】 ・‥… □■
ポケモンも最近はデジモンなんてのもが現れて、独占市場をすこし食まれて
いるが、飛行機に描かれたり、アメリカでブレークしたりとまだまだ元気。
へびのポケモンで“アーボック”といのがいるが、なんでアーボックなの?
とふと疑問に。“あ、それなにかのさかさまじゃなぁい?”という奥さんの
言葉につられ、思いを巡らすと・・・ありゃりゃぁ。
COBRA(コブラ)をさかさまにするとARBOC(アーボック)。
ははぁーん。
妙に納得した発見なので、ご紹介まで。え、そんなの前から知ってた?
しんのすけ@発見のある惑星
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
----------------------------------------------------------------------
★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
----------------------------------------------------------------------
★ カレンダー【Webook_skd】 開始。書込み自由。
URL:http://calendar.yahoo.com/ ID:webook_skd PW: guest
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
----------------------------------------------------------------------
ξ
▲▲▲
Web ◎◎ k of the Day =本日は、脳みそこんこんできたかなぁ
| ○ | また、明日。
\v/ アーポロン になったしんのすけ
\\___
/| /≡≡▲ 。 o O 〇
∠_| ~/
| / 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
16:12
1999年09月10日
【消えたイワシからの暗号】..河井智康........★★★★★+魚
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #99-138】 99/09/10(金) ★
★ “ぼつんとでっかい明けの明星”の金曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ~~~~ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------------------------
秋 です ・・ ♪
------------------------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:05:18 +1分 対前日
東京の日入:17:59 -1分 ”
日昼時間 :12:41 -2分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
日没が6時をきった・・・
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【消えたイワシからの暗号】
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:サイエンス、海洋学、お魚
----------------------------------------------------------------------
■著者:河井智康(かわい・ともやす)
1936年東京都生まれ。東京水産大学卒業。水産研究所資源管理部長等を経
て、現在、魚類生態学を柱とする海洋サイエンティスト。
著書に「核実験は何をもたらすか」など。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
三五館/ISBN4-88320-177-5/1500円/222P
1999/7/30 第1刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「魚種交替(ぎょしゅこうたい)、この耳慣れない言葉が、魚の不思議な
世界にいざなう。消えたイワシは、何を意味するのか・・・。
海洋サイエンス & エンタテインメントの世界へようこそ。」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
おさるの僕が、波と戯れている間、7人の海洋研究者が面白いテーマに挑んで
いた。人間の世界にも「団塊の世代」とか「団塊ジュニア」とか人口の波があ
るように、魚の世界にもその時々のヘゲモニーを握る魚群がいるらしい。
イワシ、サンマ、サバといえば大衆魚の代表。しかし、海の中でこれらの大衆
魚の覇権は絶えず動いており、3種が一緒には繁栄しない。「いずれかの種が
他を押さえて君臨する。それはあたかもどこかの国の派閥争い、政権争いの如
き感がある。」という魚種交替の不思議な現象にスポットを当て、魚とそれが
住む海との不思議な関係を科学するサイエンス・ノンフィクションだ。
7人の科学者が挑戦した「魚種交替のなぞ解き」物語は、時に国際政治の話に
および、時に長良川の鵜飼いに好じ、時に日本の科学者の有りように物申した
りと、様々な寄り道をしながらも、つねにサイエンスの好奇心をくすぶりつつ
、海の中の不思議な世界を解き明かしてみせる。
歌う大学教授の本川達雄センセイや、そんなバカな!生物学エンターティナー
の竹内久美子女史のような、「ノリ」のいいサイエンスの世界が広がる。
不思議な海のなぞ解きは、科学の面白さを満喫させてくれる。
マイワシの刺し身を肴にしながら、ほろ酔いで読めば最高。
おすすめ度は、★★★★★+魚
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
奇しくも著者が生まれた1936年は、マイワシの大豊漁の年だった。そして半世
紀の後、史上最高の漁獲量(449万トン)であった1988年、著者は、「
イワシに逢えなくなる日」という不吉なタイトルの本を出す。
日本中通々浦々にマイワシが登場し、「マイワシに非らざれば小魚に非らず」
状況であった80年代、独自の“魚種交替論”に基く生物化学的な根拠を持っ
て「マイワシは必ず減る」という主張をしていたのがこの本の著者。
そして、実際に88年をピークとしてマイワシの漁獲高は急激な減少をし始め
る。著者のいわく「不謹慎な言い方を許されるならば、“待ちに待った”その
一瞬が到来したのである。」
自然資源の減少が続くと、まず疑われるのは「乱獲」。人間の仕業だ、という
犯人探しの時の常套句だ。ところが、水産庁に設置された「マイワシ資源検討
会議」(連続殺魚事件特別捜査本部)の検討結果からはどうもそうではないら
しい。では、いったいこの事件の真相は何か・・・
とミステリー小説のような展開を見せる。
「魚種交替」というのは一体どんな減少か。
統計的な数字で説明がある。(漁獲統計の来た太平洋地区での統計)
マイワシ サンマ サバ類
1958年(サンマ時代) 0.9万トン 39.2万トン 3.1万トン
1971年(マサバ時代) 0.2万トン 5.4万トン 57.8万トン
1987年(マイワシ時代) 192.9万トン 7.4万トン 16.8万トン
これを見るとなるほど、それぞれの時代を制している魚種がいるわいと一目で
分る。それぞれの時代は、ある種類の魚種が90%以上を占めている。つまり
これは、その時々の主役の魚が、プランクトンの90%以上を独占利用したこ
とになるという。
ピッチャー交代の「交代」ではなく、ごっそり入替えの「交替」なのだ。
この謎に挑むのは7人の探偵じゃなくて、研究者。著者を初めとする7人の研
究者による「魚種交替の長期予測ブロジェクト」は、1994年にスタートし
た。
魚食性プランクトンモデル、3すくみモデル、自己振動モデル、安定戦略モデ
ル、餌条件モデルの5つのミラクル・モデルズが紹介され、次なる魚種ピーク
の時期を予測する。
著者が最も重要視するのは、魚とプランクトンとの共生である。不通は、魚が
プランクトンを食べて大きくなるのが常識であるが、実はプランクトンが魚の
稚魚を食べるという逆転した場面もあるようなのだ。
著者の提示するモデル「魚食制プランクトンモデル」とは、そういう現象を軸
に据えている。
詳しい中身は置いておき、結論から言うと、マイワシの大量再来は、2020
年代ということになっている。
地球温暖化の影響や、漁業という産業の衰退傾向に危惧しながらも、2020
年ごろにマイワシの大群が現れるのを 著者は待ち望む。
魚種交替のロジカルなモデルの展開だけでなく、遠い太古の昔、宇宙の誕生か
ら、地球上の生命の誕生、そして進化の過程などまるで「科学講談」でも聞い
ているような展開は、エンタテインメントの趣がある。
わくわくしながら読めるのがいい。
海の不思議、命の不思議を感じさせる面白い数値が紹介されている。これは、
ちょっとメモしたいので書いておこう。
海水の成分と、人間、サソリの体液の組成である。
海水の5大元素で、塩素を100とした場合の成分組成だ。
海水 サソリ 人間
塩素 100 100 100
ナトリウム 57 57 89
マグネシウム 7 3 2
カルシウム 2 3 3
カリウム 2 1 4
ありゃりゃ、人間とサソリはおんなじだぁ。
人間のほかにサソリなんて変なものを選んだ理由は「海から最初に上陸した動
物がサソリの祖先型と言われているからだ。」という。
「しかし、人間の体液といえども海水によく似ているではないか。そこに動物
が海から生まれてきたなごりがあるのではあるまいか。潮騒の音などえ人間の
心がやわらぐのも、遠い昔をしのんでのことではなかろうか。」
と、ロナンティックなことも書かれている。
こういう、風情のあるところも、本書の魅力。
「再び、マイワシの刺し身を肴に、本書が示す予測結果をあれこれ評定しつつ
一献傾けたい」とは著者の結び。そのころ著者は、80才代だ。この本にあふ
れる科学者らしい好奇心のエネルギーから予測!すれば、おそらくそのころも
元気一杯のイワシ博士であろう。
「この本は20年以上前にワシが書いたんじゃ」などと言ってるかな。
えーっと、そのころ僕は・・・(まだ Webook を書いてるかなぁ)
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
イワシのたたきが好きなかた
イワシ曇を見たかた
海は素敵だな・・とロマンチックなかた
プランクトンな方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★★+魚
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
お近くの本屋さんか、
ISIZE Book(http://www.isize.com/book/)か、
Book Chase(http://www.php.co.jp/book/)で、
(今度からホームページにお買い物ボタンがつきます)
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99031288
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
99.09.10[金]:【消えたイワシからの暗号】..河井智康..★★★★★+魚
三五館/ ISBN4-88320-177-5/1500円/222P
99.09.09[木]:【休刊】..従業員ちょっとお疲れ・・
99.09.08[水]:【おさるのはまべ】..いとうひろし....★★★★+うみ
講談社/ ISBN4-06-197847-0/1100円/93P
99.09.07[火]:【いんげん豆がおしえてくれたこと】..★★★★★+haricot
幻冬舎/ ISBN4-87728-294-7/1200円/206P
99.09.06[月]:【優柔不断術】..赤瀬川源平..........★★★★☆+優柔
毎日新聞社/ ISBN4-620-31347-5/1400円/277P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 5200円
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors> A#99-13 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#99-35 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-138 【長良川】 ・ ・ … □■
長良川と金華山と鵜飼い。岐阜市というところは、川と山と歴史がある
とてもいいところだ。僕は、この地がとても好きだ。
今日の本の中にも長良川と鵜飼いの話がでてくる。
7人の研究者が最後の論戦を戦わせたのが長良川のほとり。まずは
ちょっと気晴らしにと出かける鵜飼い見物の模様は、とても素敵な紹介に
なっている。
岐阜へいったら、イワシの話や魚種交替の話しをしながら
美川憲一のヤナガセの夜を満喫されたい。
あ、福井君、元気?(ちょっと個人的なメッセージ)
しんのすけ@とおきにありて
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
----------------------------------------------------------------------
★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
----------------------------------------------------------------------
★ カレンダー【Webook_skd】 開始。書込み自由。
URL:http://calendar.yahoo.com/ ID:webook_skd PW: guest
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
----------------------------------------------------------------------
ξ 「安心食生活宣言!」へ多数の応募ありがとうございました。
▲▲▲ 当選発表は来週に・・・
Web ◎◎ k of the Day =本日は、脳みそ ジャブジャブ できたかなぁ
| ○ | また、来週。
\v/ トビイワシ になったしんのすけ
\\___
/| /≡≡▲ 。 o O 〇
∠_| ~/
| / 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
16:10
1999年07月08日
【天才数学者たちが挑んだ最大の難問】アクゼル..★★★★+∵≠?
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #99-111】 99/07/08(木) ★
★ “爽快、初夏の空”の木曜日 ★
★ http://www.isize.com/book/webook/index.html ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ~~~~ ★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
======================================================================
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------------------------
■都心10キロ圏“地下鉄直通始発駅”に大型マンション誕生!■■
81平米 3LDK 3900万円台、 91平米 4LDK 4500万円台 中心予定!!
↓ click ↓
http://a.clickincome.net/md/dk?mid=404c877c78cb8d60272f9b064bd605db
------------------------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:04:31 +0分 対前日
東京の日入:19:00 +0分 ”
日昼時間 :14:29 -0分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
■著書名:【天才数学者たちが挑んだ最大の難問】Fermat's Last Theorem
フェルマーの最終定理が解けるまで
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:自然科学・数学・歴史
----------------------------------------------------------------------
■著者:アミール・D・アクゼル(Amir D. Aczel,Ph.d.)
カリフォルニア・バークレー校にて数学を専攻。オレゴン大学で統計学の
博士号取得。現在はベントレー大学の統計学助教授として活躍。“The
American Economist”などの雑誌に論文、記事を執筆、多数の著書も手が
けている。
訳者:吉永良正(よしなが・よしまさ)
1953年、長崎県生まれ。サイエンスライター。京都大学理学部(数学
専攻)および同大学文学部哲学科卒業。「数学・まだこんなことがわから
ない」で講談社出版文化賞科学出賞受賞。著書に「複雑系とは何か」「ゲ
ーデル・不完全性定理」「ふたつの鏡」など多数。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
早川書房/ISBN4-15-208224-0/1800円/210P
1999/5/15 第一刷
======================================================================
■ <ワン・チョット>
「正直言ってさっぱり分かりません。でも、ものすごく面白い。」
----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>
見栄を張って言うと、僕は一応理科系の人間だ。フーリエ変換だのラプラス変
換だの複素関数だのとちょっと学問の匂いがするものを学んだ(ことになって
いる)。しかし、この本が紹介してくれるフェルマーの定理の解説はさっぱり
・・・分からなかった。
かといってガッカリする事はない。面白いのだ、この本。
数学の中で最も知られた難問・フェルマーの最終定理。95年に解決されたこの
定理は、17世紀フランスのピエール・ド・フェルマーによって提起されたも
のだ。問題そのものは、僕にも(中学生にだって)わかる内容だが、証明する
のは途方もなく困難。その証拠に350余年もの間、幾多の数学者やアマチュ
ア数学愛好家を悩まし続け、結局及ばなかったのだ。いつしかこの定理は、解
決できないものの代名詞にさえなっていた。
21世紀を前に最後にその栄誉を勝ち得たのはプリンストン大学数学科のアン
ドリュー・ワイルズ教授。フェルマーの定理の証明という歴史的な業績に名を
のこしたのはワイルズ教授だが、そのバックには、志村=谷山予想とか、岩澤
理論など日本人の考えた理論をはじめ数多くの数学家の智恵の集積があったこ
は以外な事実。溯れば紀元前のバビロニアまでいくことになり、最終定理の証
明は、長い数学という文化の歴史をたどることでもあるのだ。
バビロン、エジプト、チグリス・ユーフラテスなどの文明遺跡の掘り起こしか
ら、ピュタゴラス、ガウス、フーリエ、フェルマーなどの学者、科学者たちの
歴史を辿り、20世紀最後の数学の天才達の苦悩と努力の航跡は、とてもドラ
マチックだ。
素数とか三平方の定理、微分積分くらいまでは、なんとかついていけるが、複
素平面上の保型関数だの楕円曲線がモジュラー形式で一意化されるだのと続く
解説は「霧の中」状態に突入する。しかし、そこに繰り広げられた数学のドラ
マは、人生劇場でありとても興味深く楽しめる。
フェルマーの定理証明という今世紀最後(?)の功績に寄せて、文化としての
全数学史を鳥瞰するという面白い本である。
数学キライなあなたにも・・・。(数式はほとんど出てこないのが救い)
おすすめ度は、★★★★+∵≠?
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>
フェルマーは、本職は数学者ではない。フランスの法律家であり、数学につい
てはアマチュアであった。しかし、当時の「専業的な」数学者たちよりずっと
重要な数学的な成果を生み出していたようだ。フェルマーの最終定理だけが、
特に有名だが、実は微分積分の主要な概念を発展させた人だ。しかも、ニュー
トンやライプニッツが生まれる10年以上も前に。
フェルマーが愛読した古代ギリシアの数学書にディオフォントスの「算術」が
あり、その中の“一つの平方数をふたつの平方数の和で表せ”という問題が載
っているページがある。その余白に、ラテン語でこう書いたと言われる。
『他方、一つの立法数を二つの立法数に、また一つの二重平方数を二つの二重
平方数に、さらに、一般には平方を除くいかなるべき乗数も同一のべきをもつ
ふたつのべき乗数に分かつことはできない。私はこのことに真に驚くべき証明
を発見したが、それを記するには余白が少なすぎる。』
これは数式で表せば、Xのn乗 + Yのn乗 = Zのn乗 は
nが2より大きいとき、自然数解をもたない。
という例の問題にほかならない。
余白が少なすぎるとは、粋なメモだが、それが350余年もの間、多くの数学
者を悩ますとは思わなかったかもしれない。
時代をワープして、これを解き明かしたワイルズ教授がはじめてこの問題に接
したのは、10才のころだという。ワイルズとフェルマーをつなぐ歴史の糸は
実に数奇なドラマがある。
そしてフェルマーの書いたメモは、フェルマーが愛読したディオフォントスの
時代よりさらに昔の紀元前の古代バビロニアのころまでさかのぼる。
こういった歴史探訪と、数学の世界という二つの旅の面白さを実にうまく融合
させた本といえる。
数学の歴史探訪は、たとえば・・・
ピタゴラスの三数(三平方の定理にでてくる3,4,5のような数次の組合せ
)が15組も刻まれた粘土板が紀元前1900年ころにバビロニアの人によっ
て作られていた。
紀元前580年ごろに生まれたピュタゴラスは、数の研究に人生をささげる秘
密教団をつくり活動をした。彼らが注目した「完全数」の話は簡単で面白い。
(これくらいなら僕にも理解できる)
完全数とは、その数の約数の和になる数のことで、たとえば6。6の約数は、
3,2,1で、それを足しても6になるというわけだ。6=3+2+1。
さらに数学の旅は、有理数、無理数、黄金比、アルキメデスの取り尽くし法(
これ要するに微分積分のこと)、フィボナッチ数列(これも面白い。自然界の
いあるところに出現するとかで、たとえば花の花弁の数は、3,5,8,13
、21、34,55などになるという。第二項以降の各項が先行する2つの功
の和になるというのがフォボナッチ数列。)、トポロジー、虚数、複素関数、
楕円曲線、・・・・などと続く。
そして歴史上の数学者のオイラー、ガウス、フーリエなどの人間模様も実に興
味深い。
アンドリュー・ワイルズ教授の苦悩の7年や、その成功の影にいた日本の数学
者、谷山、岩澤などとの関わり、証明を発表したあとの学術的認証のエピソー
ドなど、定理証明の中身が分からなくてもビビッドな感動が伝わってくる。
数学という不思議な学問の香りと、古代から続く歴史の匂いが織り成す楽しい
世界を旅することができる。
著者も訳者も数学専攻であるというのも、この本の「数学」的なところか。
----------------------------------------------------------------------
■ <読んで欲しい方>
数学が得意なかた
生まれ変わったら算数得意!になりたいかた
複素関数がわかる方
実用数学は加減乗除だけでいいという方も
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>
★★★★+∵≠?
----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99020604
======================================================================
■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
「全ては数である」とおっしゃったピュタゴラス先生の話が登場する
【90分でわかるプラトン】の哲学探訪もごいっしょに・・。
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.5/99.05.06.htm
======================================================================
■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
99.07.09[金]:【】..
99.07.08[木]:【天才数学者たちが挑んだ最大の難問】
アミール・D・アクゼル...★★★★+∵≠?
早川書房/ ISBN4-15-208224-0/1800円/210P
99.07.07[水]:【むずかしく考えるな楽しくやれ】宮本...★★☆+セ☆ム
日本実業出版社/ ISBN4-534-02940-3/1500円/222P
99.07.06[火]:【秘伝・生き残る智恵】..渡辺一雄.......★★★☆+400年
徳間書店/ ISBN4-19-861021-5/1600円/315P
99.07.05[月]:【もう「できません」とは言わない】..中谷..★★★★☆+
できる
ダイヤモンド社 /ISBN4-478-70184-9/1400円/184P
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 4500円
======================================================================
■□ < Web●○k from the Authors> A#99-08 ・ ・ ・ ‥… □■
======================================================================
■□ < Web●○k from the Readers> R#99-30 ・ ・ ・ ‥… □■
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
======================================================================
■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-111 【あさがお】 ・ … □■
あさがおのツルは右巻き?左巻き? なんて子供に聞かれたお父さんお母
さんもいることでしょう。小学校の鉢植えのあさがおも ちょうど 50cm
くらいになってきたころ。確かめるには丁度いい。
答えは、左巻き。(上から見て反時計回りが 左巻き)
http://www.tbg.kahaku.go.jp/Tsukuba_Botanical_Garden/g/g301001j.html
フジはどうか? ヤマフジは右巻き、ノダフジは左巻き。
今度ツルの花をみたら確かめてみよう。
どうしてそれぞれ左や右に決まっているのか・・・。 たしかどこかの本に
書いてあったなあ。。。
しんのすけ@毎朝ガオォーン
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
----------------------------------------------------------------------
★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
----------------------------------------------------------------------
★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
----------------------------------------------------------------------
★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
----------------------------------------------------------------------
★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
----------------------------------------------------------------------
★ カレンダー【Webook_skd】 開始。書込み自由。
URL:http://calendar.yahoo.com/ ID:webook_skd PW: guest
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
----------------------------------------------------------------------
ξ
▲▲▲
Web ◎◎ k of the Day =本日は、脳みそコチョコチョできたかなぁ
| ○ | また、明日。
\v/ フェルマー・タになったしんのすけ
\\___
/| /≡≡< 。 o O 〇
∠_| ~/
| / 真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
======================================================================
Posted by webook at
15:38
1998年07月15日
【複製されるヒト】..続き 98.7.15
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ///
★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
★ ///
★ 【Webook #98-114a】 98/7/15(水) ///
★ "今日は火曜日の続きだ" の水曜日 ///
★ ///
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
----☆PR☆------------------------------------------------------------
|======== アクセスした方だけが分かるこの価値!========
| メールマガジン情報ページ「デジパラめるる」
★メルマガ業界最新情報・まぐまぐ系メルマガ厳選紹介・便利な記事も多数★
★貴重な企業系メルマガ情報・発行者向けノウハウ集・軽いページデザイン★
★6月は32,000アクセス・"めるる" http://www.tk.airnet.ne.jp/pakanya/ ★
-------------------------------------------------------------☆PR☆---
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:04:36 -1分 対前日
東京の日入:18:58 -0分 ”
日昼時間 :14:22 -1分 ”
by 《 http://pluto.mtk.nao.ac.jp/Reki/hinode.html》復活!
by《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/sun_moon/tokyo.htm#tokyo2》
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
【複製されるヒト】Remaking Eden ・・・ 昨日からの続き
----------------------------------------------------------------------
リー・M・シルヴァー(Lee M.Silver)
プリンストン大学教授。専門は文し生物学、生態進化学。生物の遺伝、発生
生殖、進化に関する研究を指導するかたわら、近年は行動遺伝学やバイオテ
クノロジーの社会的な影響といった問題にも関心を寄せている。1993年より
米国化学振興協会会員。現在、ニュージャージー集プリンストン在住。
----------------------------------------------------------------------
翔泳社
ISBN4-88135-608-9
1800円
1998/5/30 第1刷
======================================================================
<昨日も今日も忙しい方はここだけ>
昔、そう昔、試験管ベビーと騒がれたルイーズ・ブラウンはもう18才。
IVF(人工受精)というコトバも当たり前のように使われるようになってき
ました。そして、つい最近では、クローン羊《ドリー》の誕生が日本でも報じ
られ(97.3)、かなりのショックを受けました。
ついに人間はトンでもないことができるようになってきた、と。
遺伝子工学、生殖生物学、遺伝学など最先端の技術は日々進化を遂げ、SFの
世界だと思っていたことがいつのまにか、ごくフツウのことになってしまう、
そんな驚愕をもたらす科学サイエンスものの本です。
冒頭に「きたるべき時代をのぞいてみたら」と題して近未来、遠未来の遺伝生
殖学と社会情勢をSF的な物語で紹介していますが、これは、荒唐無稽なお話
ではなく、現在使われている知識と技術ですぐにでも実現可能なストーリーで
あるといいます。
プロローグのストーリーは、この本への導入として読者の興味を十分に引きつ
けてくれます。
体外受精、代理母、遺伝子操作、クローニングなど、一般にはあまり紹介され
ていない最先端の技術の歴史的背景、今後の趨勢など興味深い内容があり、い
わゆる遺伝子工学とか遺伝生殖学などの分野について、人類の未来を変えてし
まう技術を網羅しています。
遺伝子工学、生物学などの最新情報のみならず、その技術が持つ哲学的な意味
や未来の人類が直面する課題など広範な考察がある点、さらにその延長線上で
考えられる未来社会を描いている点など魅力あふれる内容の本です。
最近の小説や映画なども引用されていて、読みやすい内容です。
シュワルツェネッガーが妊娠する映画「ジュニア」の話なども出てきます。
これオススメ!!
おすすめ度は ☆☆☆☆☆+胚 くらい。
----------------------------------------------------------------------
<昨日も今日も?お暇なかたにはもう少し>
昨日は、時間切れで尻切れとんぼでしたので、本日続きを・・・
はじめに紹介されているいくつかの未来ストーリをちょっとご紹介。
■2010年 ボストン
受精卵プールの中から、親が「男の子を選んだ」というはなし。ハワイ
で女性同士の結婚が合法化されると同時に結婚した二人の女性。この二人
の女性の血を引く!!子供が最新の生殖技術で産まれる話・・ などが
紹介されます。ちょっと変な話ですが、十分ありえそうなところです。
■2050年 シアトル
70年前に猛威を振るったエイズウイルスは、より強い感染力をもったも
のへと進化し、この恐ろしい病気の治療方法は相変わらずみつかならい。
しかし、特殊なエイズ耐性遺伝子を受精後24時間以内のまだ細胞分裂を
始めていない卵に組み込むと、その遺伝子は人間の体を作り上げている百
兆個もの細胞の一つ一つにくりかえしコピーされ、個々の細胞がエイズ耐
性をもつ。この予防措置はかなり高価で経済力がある人だけ享受している。
■2350年 アメリカ合衆国
300年後。アメリカ合衆国もまだ存在しているが、それはあなたがよく
知っていいる国とは大違い。一番の違いは1980年代に始まった社会の二極
化がいきつくところまで行き、すべての人間が二つの階級のどちらかに属
するようになってしまった。
一つはナチュラル。もう一つは遺伝子改良人類、ジーンリッチと呼ばれる
階級。
この二つは、人種や民族といった枠を超えて存在する。
経済、マスコミ、学術産業・・・あらゆる面でジーンリッチが権力を握る。
世代毎に改良が加えれれ、ジーンリッチとンチュラルとの間の遺伝形質の
差異が大きくなっていく。
ジーンリッチとナチュラルの間の交配もたまにはあるが、不妊率は90%
以上あり、もはや種の進化のような状態にまで発展しかねない。
「今(2350年)の調子で遺伝子改良が進めば30世紀の終わりには、
ふたつの階級が別の人類になるだろう。つまりまったく異なった種とな
り、交配も不可能となる。人類がチンパンジーに対して感じるような
非現実的な興味しか、お互い示さなくなるに違いない」
とまあ、350年も先の話を聞いたのは、はじめて。
そして、その姿がなんともリアリティがあって無気味といったところです。
ここまでは、さわりの部分で、本文のほうは、生命とはなにかにはじまり、最
新の遺伝子技術のこと、などかなり専門的なこともも交えながら、人類のもっ
たこの技術について冷静な目で書いています。
一番興味深かったのはやはり「クローニング」のところ。
クローニング技術は、生きている人間のごく一部の細胞から一卵性双生児をつ
つくるという印象が強く、人々はクローニングを恐れ、政治家はすべての技術
使用を禁止する法律をつくろうとする。
だが、クローニングは、ほかの生殖技術を組み合わせれば、双子を作るのでは
なく、広範な生物医学的な問題を解決することができることは、あまり知られ
ていない・・・といいます。
例えば、骨髄移植に必要なドナーを探すのは至難の技です。しかし一卵性双生
児であれば完璧。そこでクローニング技術の登場。なにも一人のクローン人間
をつくる必要はなく、クローニング技術で骨髄移植に必要な骨髄細胞だけをつ
くればいいのである、というわけである。
そして、もう一つは、父親が母親になれるかという話。
これも技術的には可能性があるようです。これは、朗報か悲報か?
以前、アーノルド・シュワルツェネッガーが主した映画「ジュニア」では、シ
ュワちゃんが妊娠して子供を産むというストーリーでしたが、その映画のこと
もしっかりと引用されています。
受精卵が着床するところが子宮でなく腹膜という具合で、男のおなかが大きく
なって出産(帝王切開しかない)するんだとか。
科学的な内容の本なのですが、随所に映画や本などを紹介しながら展開し、ま
た独自の未来展望や、哲学的な考察があるのが魅力の本です。
結構読むにはタフな本ですが、興味津々。おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
バイオテクノロジー関連にお勤めの方
遺伝子治療などに関心ある方
ジーン、ゲノム、クローニング、キメラって何のことか分かる方
SFファンの方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆☆+胚
======================================================================
<< 今週のwebook list >>
7.06[月]:【ありがとうございません】..檀ふみ.... ☆☆+檀
日本経済新聞社/ ISBN4-532-16266-1/ 1200円
7.07[火]:【複製されるヒト】..リーMシルヴァー ..☆☆☆☆☆+胚
翔泳社/ ISBN4-88135-608-9/ 1800円
7.08[水]:【複製されるヒト】..続き
7.09[木]:【】..
7.10[金]:【】..
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 3000円
======================================================================
< Web●○k from the Readers> #27
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解をいただいた
上で載せております)
======================================================================
<しんのすけカラコラム>:
最近見かけたイノベーション:
ずっと前にちょっとだけトライした <本日のイノベーション>は、なかなか
継続が難しかったですね。先日、読者の方から、最近 イノベーション
コーナーがなくて寂しいとお便りをいただきました。
その時 ドイツのおもしろ商品を紹介するメルマガを教えて頂きました。
最近、面白かった商品は、傘にジャバラのカバーがついているもの、
傘の先が 三つに開いて自立できるもの、漫歩計とポケモンゲームが
いっしょになったポケットピカチュウ(子供がもってる)、
2年後の実用化するという電子ブック(空から本が降ってくる)
でした。
というわけで、人様のイノベーションのご紹介。
こんなの面白いという イノベーショングッズがあったら 教えて下さい。
しんのすけ 記
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
真之助の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
----------------------------------------------------------------------
★ また、の情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp)
があり、これは ListNet サービス(福永さん)を利用しています。
----------------------------------------------------------------------
★ 登録の申込み/取り止めは、下記のホームページで。
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
----------------------------------------------------------------------
★ この記事の転載をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
(^w^) も (^v^) も 明日 また Webook でお会いしましょう。
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ★
======================================================================
Posted by webook at
16:51
1998年07月14日
【複製されるヒト】..リーMシルヴァー98.7.14 ..★★★★★+胚
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ///
★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
★ ///
★ 【Webook #98-114】 98/7/14(火) ///
★ "世の中ワーオ!" の火曜日 ///
★ ///
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:04:35 -0分 対前日
東京の日入:18:58 -0分 ”
日昼時間 :14:27 -0分 ”
by 《 http://pluto.mtk.nao.ac.jp/Reki/hinode.html》復活!
by《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/sun_moon/tokyo.htm#tokyo2》
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
【複製されるヒト】Remaking Eden
----------------------------------------------------------------------
リー・M・シルヴァー(Lee M.Silver)
プリンストン大学教授。専門は文し生物学、生態進化学。生物の遺伝、発生
生殖、進化に関する研究を指導するかたわら、近年は行動遺伝学やバイオテ
クノロジーの社会的な影響といった問題にも関心を寄せている。1993年より
米国化学振興協会会員。現在、ニュージャージー集プリンストン在住。
----------------------------------------------------------------------
翔泳社
ISBN4-88135-608-9
1800円
1998/5/30 第1刷
======================================================================
<忙しい方はここだけ>
クローン羊《ドリー》の誕生が日本でも報じられたとき(97.3)、かなりのシ
ョックを受けました。ついに人間はトンでもないことができるようになってき
た、と。
遺伝子工学、生殖生物学、遺伝学など最先端の技術は日々進化を遂げ、SFの
世界だと思っていたことがいつのまにか、ごくフツウのことになってしまう、
そんな驚愕をもたらす科学サイエンスものの本です。
冒頭に「きたるべき時代をのぞいてみたら」と題して近未来、遠未来の遺伝生
殖学と社会情勢をSF的な物語で紹介していますが、これは、荒唐無稽なお話
ではなく、現在使われている知識と技術ですぐにでも実現可能なストーリーで
あるといいます。
プロローグのストーリーは、この本への導入として読者の興味を十分に引きこ
む効果が抜群です。
体外受精、代理母、遺伝子操作、クローニングなど、一般にはあまり紹介され
ていない最先端の技術の歴史的背景、今後の趨勢など興味深い内容があり、い
わゆる遺伝子工学とか遺伝生殖学などの分野について、人類の未来を変えてし
まう技術を網羅しています。
遺伝子工学、生物学などの最新情報のみならず、その技術が持つ哲学的な意味
や未来の人類が直面する課題など広範な考察がある点、さらにその延長線上で
考えられる未来社会を描いている点など魅力あふれる内容の本です。
最近の小説や映画なども引用されていて、読みやすい内容です。
これオススメ!!
おすすめ度は ☆☆☆☆☆+胚 くらい。
----------------------------------------------------------------------
<お暇なかたにはもう少し>
はじめに紹介されているいくつかの未来ストーリをちょっとご紹介。
■2010年 ボストン
* * * * * * * * * * * * * * *
■2050年 シアトル
* * * * * * * * * * * *
■2350年 アメリカ合衆国
* * * * * * * * * * * * * * *
てな感じで「オオ」って内容のストーリーがあります。
残念ですが、本日 編集者は 時間切れ。
明日もういちど この続きをお送りします。
興味あるかた、あしたは お暇なかたになって下さい・・・・
----------------------------------------------------------------------
遺伝子治療などに関心ある方
ジーン、ゲノム、クローニング、キメラって何のことか分かる方
SFファンの方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆☆+胚
======================================================================
<< 今週のwebook list >>
7.06[月]:【ありがとうございません】..檀ふみ.... ☆☆+檀
日本経済新聞社/ ISBN4-532-16266-1/ 1200円
7.07[火]:【複製されるヒト】..リーMシルヴァー ..☆☆☆☆☆+胚
翔泳社/ ISBN4-88135-608-9/ 1800円
7.08[水]:【】..
7.09[木]:【】..
7.10[金]:【】..
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 3000円
======================================================================
< Web●○k from the Readers> #26
メルマガ Samsul'sChoice(http://www.samsul.com) の渡邊さん
から紹介いただきました。これ、買い! ですね。
----------------------------------------------------------------------
どうも、渡邉です。
この本、御存知ですか? 面白そうですよ。
http://rap.tegami.com/mag2/misc/book.htm
では。
↓ ウエブからの抜粋
↓
--------------------------------
書名 『電子商店繁盛記』
出版社 日経BP社 著者 日経マルチメディア編
価格 定価 1,333円税別
コード ISBN4-8222-1053-7
これが、うちの社長、大川弘一が魂をすり減らしながら書いた本です。
前半は「電子商店」の話だけど、後半は「メールマガジン」のこと、
「まぐまぐ」のことを書きまくり。
ひそかにメールマガジン発行のノウハウまで言及しているので、
まぐまぐ好きのあなたにはたまらない一冊となっているはず。
ゲストライターもすごい。
心斎橋みや竹宮武さん
ジャパンサーチエンジン代表甲斐さん
照国電機堂園さん
クララオンライン代表家本さん など
これだけの人の文章を一気に読める本はおそらく今世紀中には
でないでしょう。 それと、忘れちゃいけないのが、オビ。
唐草模様がイカス。
というわけで、本屋さんでみつけたら、必ず手にとってみてください。
多分、 ビジネス書のコーナーあたりに置いてあると思います。
<まぐまぐウェブマスター深水英一郎>
---------------------------------
----------------------------------------------------------------------
渡邊さんは、いつも鋭い嗅覚(?)で新しい情報を教えてくさださる
有望な起業家の方です。なんとあの《企業家倶楽部》の編集長でも
あります。
渡邊さんありがとうございました。
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解をいただいた
上で載せております)
======================================================================
<しんのすけカラコラム>:
Z Z Z Z・・・・
しんのすけ 記
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
真之助の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
----------------------------------------------------------------------
★ また、の情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp)
があり、これは ListNet サービス(福永さん)を利用しています。
----------------------------------------------------------------------
★ 登録の申込み/取り止めは、下記のホームページで。
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
----------------------------------------------------------------------
★ この記事の転載をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
(^w^) も (^v^) も 明日 また Webook でお会いしましょう。
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ★
======================================================================
Posted by webook at
16:50
1998年06月05日
【最新 紙のリサイクル】...王子製紙編98.6.5.... ★★★+紙1枚
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ///
★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
★ ///
★ 【Webook #98-88】 98/6/05(金) ///
★ "パリのカズも庭のカキもおっこちた" の金曜日 ///
★ ///
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:04:26 -0分 対前日
東京の日入:18:53 +0分 ”
日昼時間 :14:27 +0分 ”
<だんだん 夏至が近づいてきたか!>
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
【最新 紙のリサイクル】
----------------------------------------------------------------------
王子製紙 編著
----------------------------------------------------------------------
東京書籍 (教科書を出している会社。http://www.tokyo-shoseki.co.jp/ )
ISBN4-487-79360-2
1300 円
1998/5/6 第1刷
======================================================================
<忙しい方はここだけ>
人は、紙とともに生きる。朝は紙の新聞を読み、電車の中で紙の雑誌を読み、
会社へくると紙のFAXが机の上においてあり、ちょっとハナがでれば紙の
ティッシュで拭き、トイレにいけばロールペーパーのお世話になり、レストラ
ンでは紙で口を拭き、Wordで作った資料はとりあえず紙に印刷してチェックし
紙がなければ生活できないような状態です。
7年ほどまえに『紙のリサイクル100の知識』が同じ編著で出版されました
が、この本は、その改訂版。紙で稼いでいる王子製紙編著です。
「紙は燃やせばいいと思っていたのにどうもそれは危ないらしいとか、リサイ
クルにまわすのにも古紙が余っているらしいとか、いろんな話を耳にするが断
片的な情報だけで判断せずに、紙のリサイクルをめぐる全体的な知識を手に入
れてみませんか」というのがこの本の趣旨。
王子製紙が、いかにエコロジーやリサイクルに取り組んでいるかという“宣伝
”要素がチョロっと顔を覗かせていますが、その分を差し引いても結構面白い
内容があります。
今日、紙をつかう人は是非。紙を一切使わないと宣言できる方はおすすめでき
ません!?。
おすすめ度は ☆☆☆+紙1枚
----------------------------------------------------------------------
<お暇なかたにはもう少し>
燃えるごみや古新聞などで出す紙のゴミがどれほどのものか、またどんな経路
で処理されているのか、
紙の作り方、再生の仕方、江戸時代の再生紙など紙の歴史、資源としての紙の
利用の仕方、紙の種類や寸法などあれこれ・・・紙にまつわることが網羅され
ています。
この本の最後に「使用資材一覧」というのがあり、この本の古紙配合率が記さ
れています。
本文 :100% OKグリーン書籍100
カバー:100% OKミューズPR ライトパープル
表紙 : 55% ビオラ55 ナチュラル
見返し:100% OKミューズPR ディープホワイト
別丁扉:100% OKミューズPR ペールグリーン
オビ :100% OKミューズPR ペールブラウン
ちょっと面白い趣向ですね。製本の独特の名前もあり、ははあんこれが別丁扉
で、これがペールグリーンっていう色かなんてじっくり観察してしまいました。
こいういう形で社会貢献(?)と宣伝をするのは、なかなかいいものだと感じ
ました。王子製紙の読者の方を配慮して、ちょっと宣伝を?・・。
王子製紙は、古紙資源の活用のため100%古紙配合の印刷用紙を製造したり、
植林事業にも取り組んでいるとか。これが企業活動とたまたま一致したのか、
地球環境保護の活動としてわざわざ取り組んだのかは?ですが、いいことです
ね。
一方、ちょっと気になった表現も見っけ。
「・・ところで紙を燃やすとダイオキシンが発生するのでは、と心配なさる方
がいます。厚生省令を遵守した創業を行えば、焼却炉からのダイオキシンは
~~~~
全く問題にならないレベルに落とすことができるとされています。」
~~~ ~~~~~~
なんだか、官僚の作文みたいな感じですね。すごい「逃げ」を打った表現みた
いで「ん?」て思っちゃいました。
全体的にはあんまり企業宣伝的な色彩は強くなく、結構為になる「紙の知識あ
れこれ」があって楽しい本です。
----------------------------------------------------------------------
紙を大切にしている方
紙の無駄遣いが気になりながら止められない方
紙で仕事をしている方
メールを紙にして読んでいる方(そう、あなたですよ)
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆+紙1枚
======================================================================
<< 今週のwebook list >>
6.01[月]:【ゲノム・ハザード】...司城志郎..........☆☆☆☆+?
文芸春秋/ ISBN4-16-317660-8/1333 円
6.02[火]:【ナイス・ボギー】...夏坂 健.............☆☆☆☆+DB
講談社/ ISBN4-06-209059-7/1600 円
6.03[水]:【出井伸之のホームページ】..ソニーMG...☆☆☆☆+夢
ソニー・マガジンズ/ISBN4-7897-1258-3/1300 円
6.04[木]:【はみ出し銀行マンのビッグバン日記】.... ☆¥☆¥☆
東洋経済新報社/ ISBN4-492-22157-3/1400 円
6.05[金]:【最新 紙のリサイクル】...王子製紙編.... ☆☆☆+紙1枚
東京書籍/ ISBN4-487-79360-2/1300 円
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 6933 円
======================================================================
< Web●○k from the Readers> #13
『はみだし銀行マン』はどこに勤めていたか?
----------------------------------------------------------------------
昨日は時間切れで中途半端なWebookで失礼しました。『どこの銀行だったんで
しょうか?』の問いにたくさんの方から返信をいただきました。
ペンネームに答えありでした。ありがとうございました。
いただいたメールからいくつかご紹介。
辻本さん、北川さん、MRSKさん、松草さん、かねもとさん、田村さんほかの皆
さまありがとうございました。
それに、最近の真之助の窮状に応援の声も頂戴し、とれもうれしく思っており
ます。読者の皆様からの応援がなによりの糧です。お礼申し上げます。
----------------------------------------------------------------------
名前を見ての通り、横浜(濱)銀行の方でした。
ちなみに、港が見える丘 の支店にいらっしゃったそうです。
ご本人が他の著書にかかれていました。
確か横浜銀行だったような気がします
(もう忘れてしまいましたが、何かの雑誌で見たような・・・
でも、銀行にお勤めの方なら多分分かると思います(^ ^))
学生の頃、就職活動のために、この本を読んだ記憶があります
私も銀行ではないのですが、一時期金融機関に勤めていたことがありました
がここまで、アクティブな(^ ^;)人たちはあまり見かけなかったような・・
さて、本日の「はみだし銀行マンの…」の主人公はなんとあの、日本最大の
地方銀行、横浜銀行出身なのだそうです。私はこの本を手に取ったことはな
いのですが、横浜銀行に勤めている友人の話によると、実態に遠からず、と
いうのが本当の姿だそうです。
特に、ノンキャリのおじさん?にその傾向が少なくないとのことです。
「横田濱夫」のペンネームに埋め込まれているヨコハマです。
~~ ~~
----------------------------------------------------------------------
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です・・・・
======================================================================
<しんのすけカラコラム>:
人をその気にさせて動いてもらうことが、どれほど大変か実感した2週間
でした。家族や同僚も含め、自分以外の人になにかをお願いするときは
いろんなことを考えないといけませんね。苦あり、楽あり。
本を読むと、いろんなことが書いてあり、『そうか』なんて思っても、
世の中そう うまくはいかない・・・こともありますね。
ささ、また来週は頑張ろう! 皆さん よい週末を!
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
真之助の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
----------------------------------------------------------------------
★ また、の情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp)
があり、これは ListNet サービス(福永さん)を利用しています。
----------------------------------------------------------------------
★ 登録の申込み/取り止めは、下記のホームページで。
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
----------------------------------------------------------------------
★ この記事の転載をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
(^p^) も (^q^) も 来週また Webook でお会いしましょう。
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ★
======================================================================
Posted by webook at
16:15
1998年04月16日
【ミーム】...リチャード・ブロディ98.4.16...★★★★★
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ///
★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
★ ///
★ 【Webook #98-060】 98/4/16(木) ///
★ "わお、さむ~"の木曜日 ///
★ ///
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
------------------------------------------------
東京の日出:05:08 -1分 対前日
東京の日入:18:15 +1分 ”
日昼時間 :13:07 +2分 ”
------------------------------------------------
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
======================================================================
【ミーム】 心を操るウイルス
WIRUS OF THE MIND The new science of the Meme
----------------------------------------------------------------------
リチャード・ブロディ(Richard Brodie)
81年にハーバード大学を中退し、マイクロソフト社に入社。
世界でもっともよく売れているワプロソフト“ワード”の開発者でもある。
ビルゲイツ会長の個人的な技術アドバイザーとして活躍する。現在は著述業
前著「Getting Past OK」はベストセラー。雄弁家でもありNBCなど70
以上のTV/ラジオに出演している。シアトル在住。
Eメール:Rbrodie@msn.com
ホームページ:http://www.brodietech.com/rbrodie/meme.htm
森弘之(もり ひろゆき)訳
61年東京生まれ、慶応大学工学部理学科卒。同大学修士課程修了、広島大学
助手、93-95年インディアナ大学訪問研究員。専攻は物性物理理論。
翻訳書にピーター・アトキンスの「エントロピーと秩序」
----------------------------------------------------------------------
講談社
ISBN4-06-208737-5
2300 円
1998/1/20 第1刷
======================================================================
<忙しい方はここだけ>
ミームという言葉は、オックスフォード大学の生物学者リチャード・ドーキン
スが1976年の著書「利己的な遺伝子」のなかで作り出した言葉である。
生物学的な世界で始まったミームの概念は、いまでは心理学、哲学などに広が
り、様々な分野で扱われているとか。それらは総じてミーム学と言われる。
この本は、「心、文化、考えの世界」において、それを伝える遺伝子的な存在
(ミーム)を論じた本です。
なかなか奥が深く、興味深々の内容。訳もこなれた読みやすいものになってい
るのがうれしいところです。
竹内久美子「そんなバカな!」の世界もかなり引用されており、生物学的な引
用と考察も面白いです。
この本のマインド・ウイルスに侵された真之助は、思わず☆の数を増やしてし
まったかも....
おすすめ度は ☆☆☆☆☆ くらい。
----------------------------------------------------------------------
<お暇なかたにはもう少し>
心とか文花とか考えとかの世界における“ミーム”をこんな風に定義していま
す。
<生物学者的にいうと> R・ドーキンスの定義
ミームは文化の伝達や複製の基本単位である。
つまり、遺伝子が精子と卵子を通じて人から人へと広まっていくのと同じよう
に、ミームは心から心へと移り広がっていく。競争に勝ったミーム、すなわち
もっとも多くの心に入り込むことに成功したミームは、今日の文化を形成する
活動や創造に大きく関与するというわけである。
<心理学的にいうと> ヘンリー・プロトキンの定義
ミームは文化の遺伝単位であり、遺伝子のようなものである。そして知識の
内部表現である。
<認知学的?にいうと> D・デネットによる定義
ミームは一つの考えである。しかもそれ自身が形を作り上げ、記憶に残る個
別の単位となるような複雑なある種の考えをさす。そしてミームの物理的現
われである媒介物によって広まる。
<実用的にいうと>
ミームは、心の中の情報単位である、その複製が他の心の中にも作られるよ
うにさまざまなできごとに影響を及ぼしていく。
セールスマンがなんども足を運ぶうちに、なんとなくなじみができてしまった
り、オウムみたいなカルト教団にはまってしまったり、ルーズソックスが女子
高生の間ではやったり、様々な現象(広く言えば 文化)を、ミームという概念
で捕らえているということでしょうか。
ウイルスは、ミーム(方向性、志向、考え方など)を伝播させる要素として考
えられますが、生物学で言うウイルス、コンピュータ世界のウイルス、そして
心の世界のマインド・ウイルスをこんな表にしています。なかなか面白いので
転載...。
生物学 コンピューター 心
----------- ----------- ------
遺伝子 使用方法 ミーム
細胞 コンピューター 心
DNA 機械語 知識の脳内表現
ウイルス コンピュータウイルス マインドウイルス
遺伝子のプール ソフトウエア ミームのプール
卵子・精子 電子掲示板への書込み 放送・出版
種 OS 文化制度
属、および上位の分類 マシン・アーキテクチャ 文化
生物 プログラム 振舞い・人工物
遺伝的感受性 通称『バックドア』 精神的感受性
遺伝子進化 人工生命 文化の進化
著者がプログラマーであったことからコンピューターシステムに造詣が深い
こともあり、生物学(動物行動学)+コンピュータ+心 という3つの分野で
話を展開しているところが、この本の面白さのひとつ。
それに訳者の文章が、翻訳本らしくない親しみのあるタッチで書かれている
のもいいですね。
ファッション(スカートの丈のはやり)、セールス、TV、宣伝コピー、政
治、宗教、教育、生物学、コンピュータなど広い範囲のことをあつかってい
るので、読み終えるとやや散漫な気持ちがのこりますが、まあ『ミーム学』
の入門書と思えばなかなかいいものです。
この本の冒頭に 「警告!」が載っています。
『この本には生きたマインド・ウイルスが潜んでいる。感染したくなければ、
この先を読まないほうがいい。ウイルスに感染することであなたの思考は
多かれ少なかれ影響を受けるかもしれない。あるいは世界観ががらりと変
ってしまうことさえ...』
警告のとおり、私もちょっとばかり影響をうけたような...?
その結果がオススメ度の☆の数に反映しているようです。
----------------------------------------------------------------------
心理学、社会学がお好きな方
動物行動学がお好きな方
竹内久美子が好きな方
MSwardは重たいという方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆☆
======================================================================
<< 今週のwebook list >>
4.13[月]:【なぜ会社は変れないのか】...柴田昌治......☆☆☆☆☆
日本経済新聞社/ ISBN4-532-14642-9/1600 円
4.14[火]:【黄金ボキャブラ天国】...フジTV..........☆☆
フジテレビ出版社/ISBN4-594-02429-7/1238 円
4.15 [水]:【「いき」の作法】...馬場敬一..............☆☆☆+いき
講談社/ ISBN4-06-208620-4/1500 円
4.16[木]:【ミーム】...リチャード・ブロディ..........☆☆☆☆☆
講談社/ ISBN4-06-208737-5/2300 円
4.17[金]:【】...
----------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 6638 円
======================================================================
(
)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
----------------------------------------------------------------------
★ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
真之助の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
----------------------------------------------------------------------
★ また、の情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp)
があり、これは ListNet サービス(福永さん)を利用しています。
----------------------------------------------------------------------
★ 登録の申込み/取り止めは、下記のホームページで。
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
----------------------------------------------------------------------
★ この記事の転載をされる場合は、真之助までご一報ください。
----------------------------------------------------------------------
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
また あしたも Webook で。
真之助@Webook of the Day
======================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ★
======================================================================
Posted by webook at
15:51
1997年10月28日
【クオークとジャガー】...マレイ・ゲルマン97.10.28 ...☆?☆
//////////////////////////////////////////////////////////////////
★ ///
★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
★ ///
★ 【 Webook #130】 97/10/28 (火) ///
★ "北斗七星が見えた寒い朝"の 火曜日. ///
★ Webook をどうぞ ///
★ 今日の Webook はこれ!....... ///
★ ///
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
/////////////////////////////////////////////////////////////////
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
-------------------------------------------------------------------
【クオークとジャガー】
------------------------------------------------------------------
マレイ・ゲルマン
1929年 ニューヨーク生まれ。カリフォルニア工科大学の
名誉教授。1969年 クオーク理論の提唱などの功績でノーベル
物理学賞を受賞。1984年 サンタフェ研究所の設立に参画、現在まで
21世紀の科学といわれる複雑適応系の研究を続けている。
言語に堪能で、心理学、考古学、鳥類学に造形が深く、自然保護活動
にも取り組んでいる。本書は 著者の初めての著書。
野本陽代(のもと はるよ)訳
慶応法学部卒。サイエンスライター。
-------------------------------------------------------------------
草思社
2600円
1997/8/29 第1刷
1997/9/10 第2刷
-------------------------------------------------------------------
著者のマレイ ゲルマンは、天才みたいなすごい人で、「15才でイエール
大学に入学、22才でMITから博士号、27才でカリフォルニア大学の
教授、1969年、40才の若さで“素粒子の分類と相互作用に関する発見
と寄与”によりノーベル物理学賞を受賞した人です。
クオークの存在を予言したことでも有名。」
そんな人の書いた本ですから、一日で読もうなんて考えは無茶ですね。
一週間かけましたが“複雑”でした。
森羅万象、宇宙のすべての出来事、存在を包括的に理解しようというよう
な内容ですからなかなか深淵な内容があります。
著者は、はじめに「単純なものと複雑なもの、普遍的なものと個別のもの、
自然の基本法則と私たちをとりまく環境、それらの間の関係について
研究をすすめ、より理解が深まるにつれ、その素晴らしさを人に伝えたく
なった」といっており、それでかかれたのが本書というわけです。
単純なものの極を“クオーク”に、複雑適応系のもの他極を“ジャガー”
と比喩し、タイトルにしています。
複雑適応系の例として、母国語をならう子ども、抗生物質への耐性をつける
細菌の系統、新しい理論を試す科学界、迷信が生まれつつある社会などが含
まれるようです。
出てくる内容には、物理学(量子電磁気学から超ひも理論など)から生物学
(利己的遺伝子の話など)心理学、経済学、言語学、歴史、熱帯雨林からコ
ンピューターなどずいぶんひろいジャンルのことがあり、盛りだくさん(ち
ょっと消化不良気になる)です。
サンタフェ研究所は、最近“複雑系の研究”ということで世界でも注目され
いろんなところに出てきますが、そこにあつまる比較的緩い結合の研究集団
が、緑の芝生を散歩しながらどんなことを考えているかが、ちょっぴり伺い
知れる感じです。
こんな本を一日で読もうなどというのは、【数学オリンピック】より無謀な
ことで、一週間かけても、相当の消化不良です。
この本の原書を書いたゲルマンもすごいですが、訳をした野本女史もすごい
方です。
ヘビーでタフな本です。
-------------------------------------------------------------------
時間と複雑なことに耐性のある方にだけ
おすすめです。
-------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆?☆
==================================================================
<< 今週のwebook list >>
10.27[月]:【困った人たちとのつきあい方】...R・M・ブラムソン
1600 円 ☆☆
10.28[火]:【クオークとジャガー】...マレイ・ゲルマン
2600 円 ☆?☆
10.29[水]:【】...
10.30[木]:【】...
10.31[金]:【】...
-------------------------------------------------------------------
今週の節約小計 4200 円
-------------------------------------------------------------------
(
)
///////////////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
-------------------------------------------------------------------
★ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
真之介の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
-------------------------------------------------------------------
★ また、の情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp)
があり、これは List,Net サービス(福永さん)を利用しています。
-------------------------------------------------------------------
★ 登録の申込み/取り止めは、下記のホームページかまたは、”まぐまぐ”
からできます。
http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
-------------------------------------------------------------------
★ この記事の転載をされる場合は、真之介までご一報ください。
-------------------------------------------------------------------
X 昨日のwebook 間違い訂正:
“行動心理学と請う同組織学..”→“行動心理学と行動組織学”
でした。ゴメンナサイ。(KYさん、謝々(~_~)
///////////////////////////////////////////////////////////////////
)
(
又 あしたも Webbチャオうね
真之介@Webook of the Day
===================================================================
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ★
===================================================================
Posted by webook at
17:40
1997年09月03日
【万物の死】...小原 秀雄97.9.3... ☆☆
//////////////////////////////////////////////////////////
★
★ ===== 【 Webook #096 97.9.03】 ======
★ 本日は "7コオロギ夜起き"の 水曜日.
★ webook をどうぞ
★ 本日 のWebook はコレ !
★ ============================
★
★ <Intranet> --(準備中)
★ http://xxx.xxx.xxx.x/webook/b-index.htm
★ <Internet >--(気ままに更新)
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
★
///////////////////////////////////////////////////////////
///
///
///
-----------------------------------------------------------
【万物の死】
-----------------------------------------------------------
小原 秀雄
1972年生まれ、女子栄養大学教授。哺乳類学。
-----------------------------------------------------------
ブルーバックス 720円
97/4/20 第1刷
-----------------------------------------------------------
「葬送の自由をすすめる会」(安田睦彦会長)が開いた5つの連続
講座での講演会の内容をまとめた本です。
代表著者の小原氏のほか4名の教授陣が執筆しています。
内容は、死というものにスポットをあてて、動物、植物、人間、
細胞、宇宙のテーマ毎にかかれています。
動物の死:小原秀雄
動物の世界では、死は自然が持つ一つのシステムで、下位動物は
強い動物に食べられるという食物連鎖が構成されている。
植物もいれて、地球上の自然の中の”死”はすべて”生”への
循環の過程にある。
など、生と死、さらに死と進化、動物と人間の死の違いなどに
ついて書いています。
動物の寿命の表が載っていて、カメは100年(一説に300年)、
ツルは50-60年、ゾウは60-80年、シロナガスクジラは70年以上
と以外と長生きな動物がいることに気がつきます。
植物の死:平野和也
動物(イヌなど)と違い、植物の死は 普段 あまり認識されない。
徐々に枯れていったり、立ち枯れがあたりで、動物のように急激
な変化がないから。
一方 大賀ハスのように2000年もしてから発芽するような
驚くべき生命力に驚嘆する。
など 植物の生と死について書いています。
細胞の死:堀 誠
細胞の自然死(アポトーシス)、ガンと遺伝子など細胞レベルで
死とその意味を書いています。
人間の死:松田重三
医学博士の目から見た死についての記述。安楽死と尊厳死、移植
と死などがかかれています。
宇宙の死:小尾 信也
星の死 などといっても実感がありませんが、宇宙の誕生や 星の
誕生、寿命、死について、ビッグバンからブラックホールまで
科学的な内容を比較的 やさしい比喩をつかって書いています。
ミクロな細胞レベルの死から宇宙全体にいたるまで、生まれ死んで
いく過程とその意味を考察したものです。
さらっと読めば、あそうか で終わりますが、じっくり読めば、宇宙
の中のこの地球上で、何億万年の時間の流れの中に ポツンと存在し
ている自分のことを考えてみたくなるような感じがします。
秋の夜長に一人で考え事にふけりたい方に
おすすめ
-----------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆
真之助
-----------------------------------------------------------
(
)
///////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook ML管理人 真之助@JIT
matsuyama@internet.office.co.jp
///////////////////////////////////////////////////////////
)
(
又 来週 Webbチャオうね
==========================================================
<< 今週のwebook list >>
9.01[月]:【新聞広告で現代を読む】...日経新聞社広告局
1600 円 ☆☆☆
9.02[火]:【生命の暗号】...村上和雄
1600 円 ☆☆☆☆
9.03[水]:【万物の死】...小原 秀雄
720 円 ☆☆
9.04[木]:【】
9.05[金]:【】
-----------------------------------------------------------
今週の節約小計 3920 円
==========================================================
Weboo ! ---> ● ● ● ● ● K
Posted by webook at
17:05
1997年09月02日
【生命の暗号】...村上和雄97.9.2...☆☆☆☆
//////////////////////////////////////////////////////////
★
★ ===== 【 Webook #095 97.9.02】 ======
★ 本日は "アキアカネは棒の先"の 火曜日.
★ webook をどうぞ
★ 本日 のWebook はコレ !
★ ============================
★
★ <Intranet> --(準備中)
★ http://xxx.xxx.xxx.x/webook/b-index.htm
★ <Internet >--(気ままに更新)
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
★
///////////////////////////////////////////////////////////
///
///
///
-----------------------------------------------------------
【生命の暗号】
-----------------------------------------------------------
村上和雄
1936年 生まれ 京都大学農学部博士課程終了。
米国オレゴン大医学部研究員等を経て、現在 筑波大学応化教授。
レニンの遺伝子研究で世界的に注目される。
先端学際領域研究センター長を94年から兼務。
-----------------------------------------------------------
サンマーク出版社 1600円
97/7/10 初版
-----------------------------------------------------------
遺伝子のお話です。
人の細胞は、赤ん坊でも3兆個の細胞があり、大人だと60兆個(
八百屋さんみたいにいうと キロ1兆個)あるそうです。
そして、その細胞すべてに30億にもおよぶ遺伝子の暗号が書きこま
れている。
ただし、その暗号情報がすべて働いている分けではない。遺伝子
情報には”こういうときにははたらけ、こういうときは眠っていろ”
という司令情報もあるようです。著者はこれを、遺伝子のON/O
FFという言葉で表現しています。
どうも、この膨大な遺伝子のうち 現在はたらいていると思われる
ものはわずか5%~10%くらいしかないようです。
のこりは何をしているのでしょうか。進化の歴史が書かれているかも
れないし、今後の進化の可能性を残しているのかもしれない...
まだ よく分かっていない意味不明の部分が多いようです。
その意味不明の部分には遺伝子on/offの司令をするものが
ありそうで、さらに著者の仮説は、そのOn/Offには、精神
作用(キモチの持ち方)がおおいに絡んでいるのではないかと
いうものです。
つまり、人は無限の可能性(といっても 30億個の遺伝子に書かれ
た以上のことはできない有限である。が、実質は無限)を秘めた
遺伝子の眠った部分をOnにしていけば、すばらしい人生が生きら
れるかもしれない... というものです。
遺伝子ON/OFFのメカニズムは、ジャコブ、モノー、ルウオフ
が仮説をたて、大腸菌で実証しました。(ノーベル賞 1965年)
ブドウ糖を主食にしていた大腸菌に、乳糖ばかり与えるようにする
と、突然 主食を乳糖にきりかえるようになる。その時の遺伝子の
働きがまさに 遺伝子On/Offを如実に示している。其の様子は
詳しい図でも説明されています。
「遺伝子は、親から子へ、子から孫へと伝わるといったイメージが強
く、日常の生命活動には関係ないように思われがちですが、とんで
もない誤解で、遺伝子は常に働いている。」
発ガン遺伝子、抑制遺伝子など同じ遺伝子をもっていてもガンに
なつひともいれば、ならないひともいる。病気は、遺伝子の仕業
だが、環境因子もある。病気にならない人は発ガン遺伝子がOFF
に、抑制遺伝子がONになっているからである。
遺伝子情報には 一種のアドリブ部分があるに違いないと著者は
述べています。膨大な無駄の部分があることと無縁ではないと。
遺伝子治療、クローン羊などの話題もでてきますが、この本の底
に流れるのは、偉大な自然、宇宙に対する畏敬(サムシング グレー
トと著者は呼んでいます)の念があります。
遺伝子工学などの最先端科学と生命活動の接点として、”こころ”
のもちようがあるというところは、科学がすべてを解明できていない
現状下で、私にはすなおに受け入れられそうな感じがしました。
著者は、高血圧の黒幕といわれるレニンという酵素の遺伝子解読に
世界で初めて成功した人で、アメリカの科学雑誌サイエンスに取材
記事つきで掲載されたようです。(これって スゴイことのようです)
サンマーク出版の世界です。
地球村とか 宇宙、生命の神秘などに興味のあるかた
遺伝子に興味のあるかたに
おすすめ
-----------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆
真之助
-----------------------------------------------------------
(
)
///////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook ML管理人 真之助@JIT
matsuyama@internet.office.co.jp
///////////////////////////////////////////////////////////
)
(
又 来週 Webbチャオうね
==========================================================
<< 今週のwebook list >>
9.01[月]:【新聞広告で現代を読む】...日経新聞社広告局
1600 円 ☆☆☆
9.02[火]:【生命の暗号】...村上和雄
1600 円 ☆☆☆☆
9.03 水]: 【】
9.04[木]:【】
9.05[金]:【】
-----------------------------------------------------------
今週の節約小計 3200 円
==========================================================
Weboo ! ---> ● ● ● ● ● K
Posted by webook at
17:04
1997年08月21日
【ついやってみたくなる不思議の本】...日本社97.8.21...☆☆☆
//////////////////////////////////////////////////////////
★
★ ===== 【 Webook #087 97.8.21】 ======
★ 本日は "しおからトンボ"の 木曜日.
★ webook をどうぞ
★ 本日 のWebook はコレ !
★ ============================
★
★ <Intranet> --(準備中)
★ http://xxx.xxx.xxx.x/webook/b-index.htm
★ <Internet >--(気ままに更新)
★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
★
///////////////////////////////////////////////////////////
///
///
///
-----------------------------------------------------------
【ついやってみたくなる不思議の本】
-----------------------------------------------------------
日本社
楽しく読みやすくすぐ役たつ実用書をみずから編集し出版
している.”にほんしゃ” は 号?.
-----------------------------------------------------------
講談社 780円
97/3/20 第1刷
97/5/8 第3刷
-----------------------------------------------------------
1983年11月に刊行された【不思議がいっぱいの本】を再編・改題
したものです.
”こんなことほんとにできるの?この1冊でちょっとサイエンスな
裏ワザ名人になれる.
あっとびっくりなカラクリにもタネがある.おかしな現象にも
ワケがある.”
ちょっと宴会で芸ができる......
おとうさんの株をあげられる......
そんな本です.
たとえば、ひもを使ったマジック、コインをつかったマジック、
数字の不思議な並び、折り紙をつかったあそび、ヘンルマンの格子
言葉の遊び(回文)など、さまざまな”不思議”を集めてあります。
残像をつかったトリックは、自分でやってみても楽しめます。
コインを二枚 親指と人差し指ではさんでこすりあわせると、あたかも
3枚目が 二枚のコインの間からでてくるような錯覚を覚えます。
で、反対の手でそのコインを取り出したようにする(もう一方の手
に隠していた コインを見せるだけですが)と、ワーオ!
こどもに見せたら、ちゃんと驚いてくれました。(いい子たち!)
...これを読んだあとにやって見てください....
それから、数字の不思議では こんなのがありました。
1x1 = 1
11x11 = 121
111x111 = 12321
1111x1111 = 1234321
以下同様.....
これは、マジックではなくそのまんまですね。
数字の不思議は、上記のほかいくつか紹介されており、エクセル
などで実際確認してみると、ほんとにそうなるので 楽しいです。
へええ、ちょっとやってみようか...とつい思ってしまうところ
がいいですね。
ほかにも、カードのマジック(タネあり)とかたくさんあります。
含蓄コラムもちょっと興味深いものがあります。
彼女に今度おもしろいものを見せたい方
夏休み最後の土日にこどもを驚かせてみたい方
会社の宴会でチョロダシ芸を披露したい方
おすすめです。
----------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆
真之助
-----------------------------------------------------------
(
)
///////////////////////////////////////////////////////////
ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook ML管理人 真之助@JIT
matsuyama@internet.office.co.jp
///////////////////////////////////////////////////////////
)
(
又 あした Webbチャオうね
==========================================================
<< 今週のwebook list >>
8.18[月]:【あきらめるな!ニッポン】...堀田 力
1000 円 ☆☆☆☆☆
8.19[火]:【さくらももこの 世界あっちこっちめぐり】
1200 円 ☆☆☆
8.20[水]:【サイバービジネス】...クリストファー バーナット
2100 円 ☆☆☆
8.21[木]:【ついやってみたくなる不思議の本】...日本社
780 円 ☆☆☆
8.22[金]:【】
-----------------------------------------------------------
今週の節約小計 5080 円
==========================================================
Weboo ! ---> ● ● ● ● ● K
Posted by webook at
17:00
1997年07月28日
【手塚治虫 昆虫図鑑】...手塚治虫 + 小林準治 97.7.28...虫虫虫虫虫
【手塚治虫 昆虫図鑑】
手塚治虫 + 小林準治
--------------------------------------------------------------------------------
手塚治虫
1928年(昭和4年) 大阪府豊中市忌まれ
宝塚で育つ.大阪大学医学付属専門部を卒業後
医学博士号を取得.46年 "マアチャンの日記帳"
で漫画家デビュー.89年他界.
--------------------------------------------------------------------------------
小林準治
1948年東京都生まれ.アニメーターとして
手塚作品に参加.
イラストレータとして"都市の昆虫誌"などの
昆虫画を担当.日本昆虫協会理事.
--------------------------------------------------------------------------------
講談社α文庫
740円
97.3.20 第1刷
--------------------------------------------------------------------------------
手塚治虫の多くの漫画作品に納められている 昆虫の画像コマ と
小林準治の解説と昆虫スケッチの本です.
てのひらサイズの小さな本です.
巻頭に手塚治虫が描いた 昆虫スケッチ(カラー)がありますが、
みごとな絵です.
これが 14才の時にかいたといいますから 凄いもんです.
"現職甲中図譜" という名前の本で、自分で採集した標本を写生した
ものと 平山修二朗の写真を模写したものです.
この本は この部分の 数ページを見るだけでも価値がありそうです.
私は "鉄腕アトム" を小学校の頃よくみましたが(わ~お おじさん!)
手塚治虫のことは あまりよくしりませんでした.
医学博士であったとか、昆虫好きの少年で こんな凄い本をつくって
いたとか....
虫好きでは 手塚治虫にも負けないくらいの 小林氏が 手塚作品の
なかに散りばめられた 昆虫による表現を丹念に取り上げ、解説
しています.
手塚治虫が最も愛した.. チョウ目(鱗シ目)
結構 色っぽいチョウチョガよくでてきますね.
効果音として使用された..バッタ目、カマキリ目(直し目)
手塚漫画の名脇役..コウチュウ目(甲虫目)
手塚治虫が唯一きらいだった 昆虫ではない虫 蜘蛛/ムカデ
など
正に 昆虫図鑑としても十分楽しめる内容(丹念なスケッチと解説)で、
それに加えて手塚漫画の登場シーンもあるというものです.
手塚作品は700もあるそうで(スゲエ)、その中の4作に1作は 虫が
登場するそうです. (これ 小林氏が丹念に調べた結果)
ジャングル大帝 (TV でよく見ました)、ブッダ(家内もいっしょに
人生のなんたるかを学びました?)、奇子(あやこ) (ううん、エグイ
内容だったなあ) などなつかしく思いだしました.
北杜夫が "手塚治虫氏と私" と題して一文を書いています.
その中で、「おいっこたちは 私が芥川賞を受けても何とも感じなかっ
たが、手塚治虫と知合いだといったら 態度がガラっと変わって
"おじさんも あんがいすごいんだね" といわれた」とか...
子供たち(大人もか?)にとって手塚治虫が神様みたいな時代がたしか
にあったようです.
お父さんが手塚治虫世代で 子供が 昆虫に興味をもってる家庭の方
俺も 昆虫少年だあ (私も実は...) という方
おすすめです.
そうでないかたも、表紙と 巻頭の数ページは一見の価値ありです.
--------------------------------------------------------------------------------
おすすめ度
虫虫虫虫虫
(今日は 星でなく虫です)
真之助
Posted by webook at
16:50
1997年05月26日
【そんな バカな!】神と遺伝子について...竹内久美子97.5.26...☆☆☆☆☆+☆☆+~(~は私のselfish gene :利己的遺伝子です)
【そんな バカな!】神と遺伝子について
--------------------------------------------------------------------------------
竹内久美子
1956年生まれ 79年京大理学部卒業 博士課程終了
動物学専攻 著述家
--------------------------------------------------------------------------------
文藝春秋 1300円
1991.3.20 第1刷
--------------------------------------------------------------------------------
竹内久美子女史の第2弾 です.
(と言っても著作はたくさんあって、単に真之助が読んだ順番です)
表紙の宣伝文句に " 天才 竹内久美子の最高傑作!" とあります.
文藝春秋の担当者がつけた宣伝コピーですが、この本を呼んだ後
私も、ううん こりゃ天才だあ! と思わず唸ってしまいました.
どこが天才かというと、遺伝子工学など最先端の生物学にいたる
動物行動学の学問を非常に卑近な日常生活の人間の営み (生活
文化 宗教 親子 夫婦 etc) 等に結び付けて、学問を遊び感覚で
まとめているところです.
「全ては 遺伝子からはじまっている.遺伝子はselfish 利己的
である.あらゆる行動形態、本能的活動 (これは 動物) そして
人間の社会的活動 宗教 文化さえも この利己的遺伝子のなせる
技である.我々は 只 この利己的遺伝子が 後世に伝わる為の
単なる乗物(ヴィ-クル)である.」
「神も実は遺伝子はつくった人間という動物の架空優位個体
としての偶像である」
「子供がぜんそくになるのも 利己的遺伝子がなせる必然の
現象 - 親の気を引いて大切にされ、後世に遺伝子を伝えるため
-- だから 十分自立できる年頃になればなにもしなくても
自然になおる-」
「嫁姑の戦争は 自分の遺伝子が後世に残る為の戦いで、
闘争の場面でおきる自己欺瞞- 私はちっともわるくないわ- と
いう認識も遺伝子の仕業」
「女性が自分の排卵日を明確にわからないのは、女性が自分
でバースコントロールできないようにするための、
そして不貞、浮気などという人間的な観念にもかかわり
自己複製をたくんだじつに巧妙な 遺伝子の仕業」
などなど " そんな バカな!" と言う様な話を "ううんナルホド"
と思わせるようにじつに合理的/学問的に解説しているのです.
衛生的なミツバチ、忙しいアオアズマヤドリ、芋洗いのサルなど
興味深い事実も勉強! になります.
生物学 動物学 などの 著名な学者の引用も なんだか 小説風に
解説しており 読みやすく 興味深い 内容になっています.
" 人間は本来賢いはずなのに、時々とんでもなくアホになって
しまう、これが今本のテーマである" などと とてもくだけた
表現で書かれており、思わずのめりこんでしまう面白さです.
このおねええさんホントに 凄い天才です.
動物学/生物学/の分野では この竹内さんと 唄う生物学者(象の時間
ネズミの時間) の本川達雄さんが いち押しの人ですね.
これ 文句なしに超 オススメです. ホント.
--------------------------------------------------------------------------------
おすすめ度
☆☆☆☆☆+☆☆+~
(~は 私のselfish gene :利己的遺伝子です)
真之助
(ps: この本は Kさんにお借りしました.しぇしぇ)
Posted by webook at
16:23
1997年04月22日
【地球村 宣言】...高木善之97.4.22...☆☆☆☆☆☆☆
【地球村 宣言】
--------------------------------------------------------------------------------
高木善之
1947年生まれ.大阪大学物性物理学科卒.
松下電器入社後、オーケストラ指揮者となり
その後、地球環境ネットワーク「地球村」代表
--------------------------------------------------------------------------------
ビジネス社 1600円
1996.9.11 1刷
--------------------------------------------------------------------------------
松下電器でサラリーマンをしていた著者は、16年程前
交通事故で頭部骨折、骨盤骨折、意識不明となる等の
瀕死の重症をおいました.もう元には戻らないと宣告
された著者が奇跡的な回復をする過程で、悟った(?)
地球村の考え方 - 経済よりも環境を/競争よりも共生を - に
ついて書いた本です.
人類の行く末、地球の未来、日本の未来、そして私たち
の未来が、現状のままだとどうなるのか、どうすれば
いいのかについて、非常に解りやすい解説と感動的な 地球村
の活動を交えて書いています.
宇宙船"地球号" の危機を オゾン層の破壊、温暖化、
酸性雨、人口爆発、種の絶滅、経済の崩壊等の項目で
解りやすい解説をしています.もちろん、その種の
団体が使うような 事実の一部を誇張している点もあるのかも
しれませんが、私たちが 日常で見聞きする事実とも
てらし合わせると、きっとそうんなだろうなと思います.
以前、広島空港へ行ったとき、空港から市内までの30分
のバス移動で、 あちこちの山の松が 酸性雨が原因と思わ
れる立ち枯れしているのを私も目撃しました.花粉症や
アトピー性アレルギ-等の現象も 地球号の危機を preview
させてくれているような気がします.
なぜ、こんな事になってしまったか...... この点について
の考察が この本の point です.
私たちの社会が生活が教育が、全て モア&モア教 (なんでも
もっとお金を、もっと便利に、人よりもっと良いところに
....) に洗脳されてしまい、自然との調和なんてどこへやら
金、金、経済の世の中になってしまったところに一番の
原因がある.
ほんとに必要なんですか?.... と問われて答えに窮する
物があまりに多くなった....
そこで どうしたらいいのか...これについても
具体的に 個人の生活( 無だな水を使わない、ゴミは減らす
....等) と 社会システム( 炭素税、エネルギー税、闇雲な
ODA の見直し...) 等 について考察があります.
消費税5%なんかよりずっと納得しやすい感じです.
競争から共生へ ---自分の生活を見直すきっかけに
丁度いい本だと思います.
自分の家の冷蔵庫~は古いものから飲むのに、コンビニの
冷蔵庫~は新しい牛乳を選ぶあなたに
自販機は便利だけど こんなにアチコチにいるのかなあと
ふと疑問に思うあなたに
(日本の自販機全ては 原発3基分相当)
フロンが大気に放出されてオゾン層に達するまでに15年も
かかることを知らなかったあなたに
(現在オゾン層を破壊しているのは 15年前に製造した物で
人類が製造したフロンの10%に過ぎない)
日本の穀物自給率 30%は最貧国並であること、エネルギー
自給率9% は無しに等しいことを知って愕然とする
あなたに
とっておきの オススメです.
("地球大予測2 オーケストラ指揮法 "もおすすめです.
96.11.21 webook にあります)
--------------------------------------------------------------------------------
おすすめ度
☆☆☆☆☆ + ☆☆
真之助
Posted by webook at
15:24
1997年02月13日
【だれでもできるやさしい水のしらべかた】...河辺昌子97.2.13...☆☆
【だれでもできるやさしい水のしらべかた】
河辺昌子
合同出版 1300円
93.8.31 初版 96.9.2 9刷
身近な生活の中で水の品質を調べる方法を
小学生にもわかる表現とイラストで
紹介したものです.
著者は 新潟大学物理学部をでて三重大学で
医学博士号をとった後
環境問題に取りくんでいます.
小学生をお持ちのご家庭におすすめ.
読んで面白い本ではありませんが
水を調べたいと言うモチーフがあれば
とても参考になる本です.
おすすめ度
☆☆
Posted by webook at
14:55
1997年02月05日
【みんなで見よう ガリレオの宇宙】...若松謙一 /渡部潤一97.2.5...☆☆☆☆☆
【みんなで見よう ガリレオの宇宙】
若松謙一 /'42年新潟生まれ 岐阜大学教授
渡部潤一/ '60年福島生まれ 東京天文台助手
岩波ジュニア新書
96.12.20 初版 650円
ガリレオが当時まだでたばかりの望遠鏡を空に
向けて 覗き、宇宙の構造を紐解いて行った仮定が
ビビッドに書いてあります.
ガリレオの著著 ”星界の報告" 等の表紙とか
ガリレオのスケッチ (月のクレーターも見ていた、
土星の輪っかもどきも、金星の満ち欠けも)
も掲載されていて 17世紀の頃のガリレオに
なった気分で読めます.
天体望遠鏡で 星を観察する手法が ガリレオの
気分(驚き) になれるような感じで書かれていて
楽しいです.
星や宇宙について これほど興味を沸かせる本は
はじめてです.
天体望遠鏡がホコリをかむっている家庭の方、
超オススメ! ホント
ジュニア新書ですが 結構大人の本デス.
中学や高校の理科でこんなんを教えてくれれば
いいのになあ........
お進めど
☆☆☆☆☆
Posted by webook at
14:39
1997年02月04日
【ぼくの自然図鑑】...絵と分 長谷川哲雄97.2.4...☆☆☆☆☆
【ぼくの自然図鑑】
絵と分 長谷川哲雄
1954年 宇都宮生まれ 北大農学部
岩波書店 2800円
1996.11.30 初版
四季の草花、 昆虫、種等を丁寧に描いた作品集 +
散文 の本です. 絵が凄くきれいで 写真よりもリアル?
でいきいきとしています. 思わず額に入れて飾りたいような
絵がたくさんつまっています. ホントにきれえ〜でやんす.
この作者は 真之助と同年であること、作者が過ごした
北大のキャンパスはなんだか懐かしいことろであり
個人的にはとても気にいりました.
葉っぱを虫が食べた後( 食痕) と その虫 が描いてあるところは
なかなかの作品デス.
幼い頃 山でとったミツバアケビ、
となりの家にあった赤い実は イチイの実であったこと、
山でとった実はカヤ のみであったこと
なんがわかって とてもうれしかったのです. ハイ
モーツアルトの" 春の憧れ" Schnsucht nach dem Frulinge"
なんかも散りばめてあって とても文学的?! であります.
もし 誰か 愛する人ができたら送りたい一冊です. (エっ!)
ロマンチストの方、
アウトドア派の方、
虫オタクの方、おすすめ
お進めど
☆☆☆☆☆
Posted by webook at
14:38