諦めなければムリじゃない・・
本書は、仕事をしていて「これは通りそうにもない」とか「無理無理!」っていう企画や提案を通すためにどうすればいいか・・・っていう本。その心得とコツを鶴野さんがわくわくモードで語った素敵な本である。
まず大事なことは思考の癖。難しい問題や解決策の見えない課題に対して、「うーん困った」「ムリだ」のかわりに「面白い」「なんとななるさ」という考えで臨むことが大切だという。大賛成!
知らず知らずのうちに内なる壁が僕らの心に潜んでるんだねぇ。
ムリだという人も、面白いという人も、しっかり検討のうえ結論としてそういっているわけではない。どちらも解決策は見えていないけれど、それをどう捉えるか・・・という心の問題なのだ。
先日読んだ平野秀典さんの本に
現実=事実+捉え方
という公式がでてきた。ムリだというか、面白いと思うか、一つの事実に対してどんな現実と感じるかは、「捉え方(心の問題)」が大きく左右する。
今日の鶴野さんの本には、そんな捉え方のヒントがいっぱいある。
通りそうもない企画を社内や顧客先で通すには
+自分の意思や要求をはっきりさせ
+相手が自分の要求を受け入れる理由を考え
+ゴールとシナリオをつくり
+相手の反論に対応できる準備をする
+さらに、あなたを○○の専門家と思わせる、そこまでやるかと思わせる
などの工夫をする
といった構成で、鶴野さんの体験エピソード(これがまたスゴイ)を交えながら解説されている。50のヒントには、覚えておきたいマジックアクションがあるのもうれしい。
たくさんのビジネスパーソンに読んで欲しい一冊。
「そんなの、うちじゃできないですよ!」
「そういうの、やっていいんですかぁ?」
実はこれ↑僕の大好きなフレーズ。
なぜって、誰かが落胆や否定的な雰囲気で口にするのを聞くとワクワクするから。え、それけっこう大変そうだけどやってみる価値あるね・・・なんて、オセロ思考しちゃうのだ。だから、楽しい。(オセロ思考っていいね。自己満)
そして、同時に好きなのが「それいいね」。将来、株式会社それいいね、っていうのを作りたいくらい・・・。
ロスに来る前に、こちらでやりたいプロジェクトを専門部署の方に説明した。その方からは・・・業界の常識、過去の経験などを披露しながら10個くらいの否定的見解を立て板に水のごとくとうとうとお話しいただいた。
そのとき、僕は心躍る気持ちで目を輝かせていた。(いちいち反論はしなかったけれど、心の中で、ウシウシと思っていた)・・・それだけ悪い条件がそろっていれば、やる価値あり!と自信を深めたのだ。(イカレてる?僕)
超楽天的な思考の癖は、奇跡を生むかも・・・・(ってこれも楽天か!笑)
鶴野さんにもジェイカレッジお願いしちゃお!(すっかりその気)
★★★★★+思考の癖
・楽天的な方
・合意が難しい提案を通したい方
・MI5(Mission Impossible5)にエキストラ出演した方