誰でもがこの星や世界のために貢献できる・・・
ほんの数年前、もし僕が世界を変えたい・・・なんていったら、あいつ頭おか
しいんじゃない・・・って言われてたような気がする。
それが今では、市井の人々がそういう意識で、さまざまなことに取り組んでい
る。公言している人もいれば、静かに行動している人もいる。
ビルゲイツ、ウォーレンバフェットなど成功して大金持ちにならなければ、世
の中に貢献できる大きなことはできない。だっておかねがないもん・・・。と
多くの人の意識的、無意識的に思っていた常識は、ここにきてちょとシフトし
てきた。
それは、市井の小さな力が合流すると世界を変える「ゆらぎ」を生み出せると
多くの人が気づいてきたからだ。斉藤さんの言葉を借りれば、個人の小さな声
をテクノロジーという巨大な拡声器を使って世界に届けられる社会になってき
たからだ。そこには、誰もが主役になれる面白い環境がある。
さて、本書は、僕たちが地球人であることを感じることができる素敵な取組が
たくさん紹介されている。大物セレブもいれば市井の人もいる。
ただし、そこに共通するのは「世界をよくしたい」という意識。
「僕は大きくなったら世の中に役立つ仕事をして、世界をよくしたいと思いま
す。」・・・小学生のころの作文ならためらいもなく書いていたかもしれない
内容を、今は、大の大人も言える素敵な時代なのだ。
本書では、個人が日常の生活レベルでできる「半径5メートル」の内容から、
競争モデルから協奏モデルへ進化するビジネス世界まで、さまざまな取組みが
紹介されている。その数99個。あれれ?タイトルには100個の・・・とあ
る。そう、最後の一つは、読者の私達が考えるのである。
私達にささやかな一歩を促す素敵な本である。
<僕の思いつき>
本書に紹介されている様々な活動で、注目したいリンクをメモしておこう。
◆環境最先端都市、サンタモニカ
http://www.smgov.net/epd/
著者の斎藤さんが住む同市では、2003年から毎年「オルタナティブ・
ビルディング・マテリアル&デザイン・エキスポ」を開催。
世界初の太陽光発電の大観覧車もある。
◆飛騨高山のNPO「ドングリの会」
http://www.dongurinokai.or.jp/
◆エコツアードットジェーピー
http://www.eco-tour.jp/
たくさんの紹介事例の中から心にフックしたものを調べ、次の行動につなげて
いけたらいいねー。
ジェイカレッジLAに、槇さんを呼ぼう! うしうし。
★★★★★+協奏社会
・地球にいいことを考えたい方
・エコな行動を始めたい方
・私にもできるんだ、を感じたい方