がんばれ~! 武雄市民じゃないのに応援したくなるのは、なぜ?
ジェトコースターに乗るような激しい展開は、まるで小説のようだ。現役市長
さんの現在進行形物語で、痛快さ+ハラハラ感+応援したくなる雰囲気が、と
ても素晴らしい。
舞台は、何度も何度も、そして何度も暗転し、そのたびに樋渡さんはハラハラ
の事態を打開していく。正義を貫く“力弱い勇者”のリアルタイムストーリー。
本書の内容はこんな感じ・・・
平成18年、ひょんなことから故郷・佐賀県武雄市の市長に立候補した青年(
著者であり、現役市長の樋渡さん)は、現職を破り奇跡の当選を果たす。
次々とユニークな「まちおこし策」を打ち出し、一躍、脚光を浴びる。例えば
黒塗りの公用車を廃止しオークションにかけた。(前例なし)
TVドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」のロケ地を誘致した。
ほかにもレモングラス、いのしし肉の特産品化など、東国原知事をほうふつと
させる活躍をする。
しかし、ドラマはこれでは面白くない。市民病院と財政問題という爆弾が突如
表面化する。そして、市長と反対派の軋轢が噴出・・・。
役所の古参幹部、市議会議員、医師会、地元マスコミのドンなど、次々と立ち
はだかる難敵との壮絶バトルは、ちょっと坂本龍馬ふうでもある。
名古屋市長じゃないけれど、リコール再選挙まで至る。(結果は勝利)
公務員として働く人だけでなく、ビジネスパーソンにも元気と勇気を与える痛
快な内容だ。武雄市を知らない人までも味方につける樋渡さんの人間力がいっ
ぱいほとばしる本である。
ちなみに著者、樋渡さんは、日本ツイッター学会長でもある。→ @hiwa1118
またブログ「武雄市長物語」はこちら。 → http://hiwa1118.exblog.jp/
東国原さんや河村たかしさん(名古屋)以上に目が離せないクビ長がいる!
ジェイカレッジに呼んじゃおう!
★★★★★+がばいクビチョウ
・「ハシモトだけれど」って電話があったらしい。誰かわかる?
・官僚の島流しってけっこう辛辣らしい。知ってた?
・医師会っていうのはどうやら医師のための組織みたいね。わかる?
・武雄市って、ここだよ。 http://bit.ly/TakeoCity
昨年末、どなたかの記事で想像力は二通りあるっていう記事を読んだ。
(こういうときは出典が明らかだと、敬意も表せるのですが・・・汗)
想像力は、悪いほうに働かせると、失意や落胆、悪くすると自殺にまで
つながる。一方で、良いほうに働くと、希望と勇気、そして成功へと
つながっていく。
同じ言葉なのにマイナスとプラス両方のベクトルがある。
この想像力を持っているのは人間だけで、チンパンジーはないらしい。
だから、チンパンジーは悲観もしないし自殺もしない。
想像力は、思いっきりプラスに使いたい・・・っていう内容だった。
しかし、マイナス方向もあながち悪いばかりじゃない。
悪いケースを想像してリスクヘッジするときは大いに役立つ。
科学も悪いほうに向かえば戦争に使われるし、良いほうに向かえば平和に
使われる。
親心は、ありすぎると甘えんぼうになるし、足りないと情緒不安になる。
言葉(人間)って面白いね~、と、ふと思った次第。
Posted by webook at 2011年01月05日 11:52 | TrackBack