見えない自分の心と対話できる。不思議な世界・・・
自分と相手。
うん、そうですね、それがコミュニケーションの基本。
しかし、もう一つ大切なコミュニケーションがあります。それは、
自分自身との対話。
自分を自分で客観的に見るのは難しい。自分の内なる声は耳には聞こえない。
だから、自分との対話というのは、理屈でわかってもなかなか難しいんですね。
そこで、登場するのが今日の本。パペットを使って対話するパペットコミュニケ
ーションです。
本書では、内なる自分との対話、問題を抱えている相手との対話など、なんとか
したい状況で、本音ベースの深い対話をするために、パペットを使った対話法が
紹介されています。
ビジネスマンがパペットを手にはめて・・・冗談じゃない・・と思われる方もい
ることでしょう。正直、私もそう思います。しかし、これが不思議なんですね。
パペットを手にはめると、ほんのわずか心にスイッチが入る。楽しいスイッチが
ONになるのです。その状態は実はとっても大切。
人は不思議なもので、ボールを持つと投げたくなる。ペンを持てば書きたくなる。
同じようにパペットを手にはめるとパクパク話したくなるんですね。(不思議)
で、そこから何をやるかというと、次の3つの質問をするのです。
1)本当はどうしたいの?
2)本当に欲しい結果のために、今とは違う別のやり方には何があるの?
3)その方法を使うと、状況がどんなふうに変わりそう?
最初の質問「本当はどうしたいの?」というのは、とても大切な問いですね。
人生には大小たくさんの選択があり、私たちはその都度、何かを選んでいます。
その時、問うべき大切な問いは、「本当はどうしたいのか?」ではないでしょう
か。
自分の本心から内なる声を聞きだすために、パペットが不思議な役回りをしてく
れるのです。その役とは、自分の内なる声、潜在意識の声を引き出すことです。
右手につけると「建前の声」、左手につけると「内なる声」が聞こえるようです。
不快な感情を手放したいとき、受験や試合で実力を発揮したいとき、自分で言え
ない言葉を伝えたいとき・・・さまざまな場面でパペットが応援してくれるかも
しれません。
私はこれを夫婦の会話(喧嘩したときや、記念日のとき)や、会社の会議でも使
ってみたらいいなーと、ひそかに思いました。
ねぇ、本当はどうしたいの?
そんな問いを自らにしたいときのために、ぜひ読んで欲しい一冊。
新しい世界が拓けます。超~お勧めです!
ちなみに、僕は加藤史子さんとの出会いは、とてもセレンディピティな(幸福な
偶然)出来事だったと思います。すっかりファンになってしまいました。
もちろん、ジェイカレッジにもご登壇いただきましょうね。楽しみ!♪
★★★★★+パペコミ
・パペット・ストロークって、なぁに?
・メッセージを受け取る5つのコツがあるんだ。なんだろう?
・肯定的な意図って、どういうこと?
1月21日のメルマガで、ちょっとクイズを出しました。
覚えていらっしゃいますか? とある授業のクラスで出したクイズです。
「 高速道路は、人工のものか?自然のものか? 」
140文字で述べよ・・みたいな問題でした。
普通なら、高速道路は人工のものに決まってる!ですね。でも、ちょっと視点
をずらすと面白いことになります。
サンプル回答:(137文字)
アリの道は、自然の道である。高速道路は人間が作った人工的な道である。
人間の視点からみれば、確かに高速道路は人工で、アリの道は自然である。
しかし、宇宙(神?)の視点からみれば、どちらも生き物であり、生き物が
作った道は自然なものともいえる。高速道路も自然物。こんな見方も楽しい。
視点をずらす、視野を広げる、視座を変える。見方を変えると、今まで見えな
かったものが見えたりします。
今日の加藤史子さんの本「魔法のパペットコミュニケーション」も、実はそん
な視点のシフトをさせてくれる素敵なツールと考え方ですね。
ずらす、のばす、ひっくりかえす・・・思考の柔軟体操は楽しいですね。
Posted by webook at 2011年02月14日 13:21 | TrackBack