ある日、突然・・・・!!
親にはいつまでも元気でいてほしいと願うのは、共通する願いですが、現実に
は、いざ・・という時が必ずやってきます。
それからでは遅い。
それは、私のささやかな経験からも実感できる真実です。
では、どうすればいいのか・・・そんな近未来に備えるための本が、本書です。
認知症の問題、老人ホームの問題、遺言書の問題・・・親に何かあったら普段
の生活や仕事は突然様変わりしてしまいます。親が元気なうちに備えることは
自分にも親にも望ましいことでしょう。
本書では親が70歳を過ぎたらやるべきことは
1)老人ホームの情報収集
2)遺言書
3)任意後見契約
4)財産管理等委任契約
5)尊厳死宣言書
の5つである、と村田さんは言います。そして、これらの5つの作業に共通す
ることは「すべて親が元気で健康なうちに行う」ことなのです。
備えあれば憂いなし、ですね。
遺言書には、全文を本人が書く「自筆証遺言書」、公証人役場で公証人が作成
する「公正証書遺言書」、遺言書の内容を密封して公証人も内容が確認できな
い「秘密遺言書」の3種類があります。(へぇ~)
自筆でもよいけれど、余計なトラブルを防ぐためには公正証書による遺言がお
すすめのようです。
また、尊厳死宣言書も、大事な要素。回復の見込みがない末期状態になった時
機械によって単に生かされている状態は、見る者をも悲しくさせます。そうい
う事態を避け、また遺族や医師の訴訟トラブルを防ぐためのものです。
こうした知識も、知っているのと知らないのとでは全く状況が変わります。
70歳以上の親を持つ身は、いずれ自分もそうした状況になり、二重の意味で
他人事ではありません。
もしもの時が来る前に、備えをする必要があるようです。
本書は、そんな備えをするための非常によいガイダンスとなるでしょう。
親のため、自分のため、近未来の備えを始めたいですね。
年老いた親がいる方は、必読の一冊です。
★★★★★+元気なうちに
・老人ホームの評価ポイントは何か・・?
・要介護認定とは・・?
・認知症の予防策は・・?
きのうはジェイカレッジ。しもやんファンをはじめたくさんの方に参加
いただきました。上島珈琲さんの素敵な雰囲気の中で行われました。
TTP、すなお、ライトワークなど素敵なイメージがいっぱい弾けました。
小冊子やDVDのプレゼントもビックリ感謝感激(BKK)でした。
温かい雰囲気もよかったですね。
ご参加の皆さん、ありがとうございました!
呉竹さん(筆ペンメーカー)から、しもやん筆ペンが発売されました!
これってすごいですよね。 http://bit.ly/ShimoyanFUDEPEN
次回は、3月2日ですよ。
MAM(またあいましょう)!
このコーナー、「たけみつ」さんからバトンを「おやじむし」さんに渡して
いただきました。ご紹介いただいた本は、おくりぶた!
さて、どんな本でしょうか。楽しみ!
----- 本の紹介 -------------------------------------------
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書 名 :おくりぶた
著 者 :山賊
出版社 :PHP研究所
ISBN:9784569793429
アマゾン:http://amzn.to/OkuriButa
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著者は、「やさぐれぱんだ」というマンガを書いている方で、
「おくりぶた」にはパンダの代わりにブタが登場します。
本の内容を一言で表すと「あの世」の話、いわゆる精神世界系の
ことが楽しいマンガで表現されています。
現世に生きている私たちにとって、「あの世」のことは結局想像する
しかありません。ただ、あの世を天国と想像するか、地獄と想像するか、
無だと想像するかによって、今を生きる力にもなり、あきらめにも
なってしまいます。
「おくりぶた」には、著者がたくさんの本を読み、いろいろな土地を
訪れ、さまざまな人に会って、自分なりに掴んだ「あの世観」が
マンガで表現されています。
タイトル「おくりぶた」は「おくり豚」のこと。
自らが生きるために豚を育て、商品として出荷した農家の青年が、
ある日、命について考えていると、先日送り出した豚が現れ、青年は
豚の案内で「あの世」を旅することになってしまいます。
スーツを着た閻魔様にレクチャーを受け、蝶ネクタイを着けた鬼に
地獄の説明をしてもらい、出会ったおじいさんに霊界、天国、そして
神と自分(魂)の関係を解説してもらいます。
もし、これまでの人生の中で「死」や「あの世」のことについて
考えたことが無いのであれば、一度読んでみるのも良いかも。
もしかしたら、現在悩んでいることや心配事がなくなるかもしれません。