2011年02月15日

親が70歳を過ぎたら読む本 ~ 村田裕之 + しもやん@ジェイカレッジ


 ある日、突然・・・・!!

書籍情報

親が70歳を過ぎたら読む本
村田 裕之
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 735

この本のツボは?

ましたが、介護が必要になってからの生活は親にとっても子にとっても大きな チャレンジの連続でした。もっとも僕の場合は兄姉に頼るばかりで、ほとんど 何もできなかったのですが・・・。

親にはいつまでも元気でいてほしいと願うのは、共通する願いですが、現実に
は、いざ・・という時が必ずやってきます。

 それからでは遅い。

それは、私のささやかな経験からも実感できる真実です。
では、どうすればいいのか・・・そんな近未来に備えるための本が、本書です。

認知症の問題、老人ホームの問題、遺言書の問題・・・親に何かあったら普段
の生活や仕事は突然様変わりしてしまいます。親が元気なうちに備えることは
自分にも親にも望ましいことでしょう。

本書では親が70歳を過ぎたらやるべきことは
 1)老人ホームの情報収集
 2)遺言書
 3)任意後見契約
 4)財産管理等委任契約
 5)尊厳死宣言書
の5つである、と村田さんは言います。そして、これらの5つの作業に共通す
ることは「すべて親が元気で健康なうちに行う」ことなのです。
備えあれば憂いなし、ですね。

遺言書には、全文を本人が書く「自筆証遺言書」、公証人役場で公証人が作成
する「公正証書遺言書」、遺言書の内容を密封して公証人も内容が確認できな
い「秘密遺言書」の3種類があります。(へぇ~)
自筆でもよいけれど、余計なトラブルを防ぐためには公正証書による遺言がお
すすめのようです。

また、尊厳死宣言書も、大事な要素。回復の見込みがない末期状態になった時
機械によって単に生かされている状態は、見る者をも悲しくさせます。そうい
う事態を避け、また遺族や医師の訴訟トラブルを防ぐためのものです。

こうした知識も、知っているのと知らないのとでは全く状況が変わります。

70歳以上の親を持つ身は、いずれ自分もそうした状況になり、二重の意味で
他人事ではありません。

もしもの時が来る前に、備えをする必要があるようです。
本書は、そんな備えをするための非常によいガイダンスとなるでしょう。

親のため、自分のため、近未来の備えを始めたいですね。

年老いた親がいる方は、必読の一冊です。

おすすめ度は?

   ★★★★★+元気なうちに

知りたい?

   ・老人ホームの評価ポイントは何か・・?
   ・要介護認定とは・・?
   ・認知症の予防策は・・?

■■今日のおまけ:( しもやん@ジェイカレッジ )

 きのうはジェイカレッジ。しもやんファンをはじめたくさんの方に参加
 いただきました。上島珈琲さんの素敵な雰囲気の中で行われました。

 TTP、すなお、ライトワークなど素敵なイメージがいっぱい弾けました。
 小冊子やDVDのプレゼントもビックリ感謝感激(BKK)でした。
 温かい雰囲気もよかったですね。 
 ご参加の皆さん、ありがとうございました!
 
 呉竹さん(筆ペンメーカー)から、しもやん筆ペンが発売されました!
 これってすごいですよね。 http://bit.ly/ShimoyanFUDEPEN

 次回は、3月2日ですよ。
 MAM(またあいましょう)!


■■虹色の本棚:( おやじむしさんから )

 このコーナー、「たけみつ」さんからバトンを「おやじむし」さんに渡して
 いただきました。ご紹介いただいた本は、おくりぶた!
 さて、どんな本でしょうか。楽しみ!

 ----- 本の紹介 -------------------------------------------

 =====================================
 書 名 :おくりぶた
 著 者 :山賊
 出版社 :PHP研究所
 ISBN:9784569793429
 アマゾン:http://amzn.to/OkuriButa
 =====================================

 著者は、「やさぐれぱんだ」というマンガを書いている方で、
 「おくりぶた」にはパンダの代わりにブタが登場します。

 本の内容を一言で表すと「あの世」の話、いわゆる精神世界系の
 ことが楽しいマンガで表現されています。

 現世に生きている私たちにとって、「あの世」のことは結局想像する
 しかありません。ただ、あの世を天国と想像するか、地獄と想像するか、
 無だと想像するかによって、今を生きる力にもなり、あきらめにも
 なってしまいます。

 「おくりぶた」には、著者がたくさんの本を読み、いろいろな土地を
 訪れ、さまざまな人に会って、自分なりに掴んだ「あの世観」が
 マンガで表現されています。

 タイトル「おくりぶた」は「おくり豚」のこと。
 自らが生きるために豚を育て、商品として出荷した農家の青年が、
 ある日、命について考えていると、先日送り出した豚が現れ、青年は
 豚の案内で「あの世」を旅することになってしまいます。

 スーツを着た閻魔様にレクチャーを受け、蝶ネクタイを着けた鬼に
 地獄の説明をしてもらい、出会ったおじいさんに霊界、天国、そして
 神と自分(魂)の関係を解説してもらいます。

 もし、これまでの人生の中で「死」や「あの世」のことについて
 考えたことが無いのであれば、一度読んでみるのも良いかも。
 もしかしたら、現在悩んでいることや心配事がなくなるかもしれません。


Posted by webook at 2011年02月15日 13:24 | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?