この本、講演映像DVD付きで、めちゃお得でおます!
縁塾の大谷さんは、吉本興行で横山やすしさんのマネジャーだった方。人に
は厳しく自分には超あまかったという横山やすしのお世話をしただけあって、
様々な経験をされたという。そんな中で学んだことを生かしながら、人を活か
す講師をつくる志援塾を主宰している。
本書は、そんな大谷さんの講師道の要諦、台本づくりについて書かれたもの。
落語にも漫才にもドラマにもCMにも必ず台本がある。アドリブに見えるコン
トでもしっかりとした台本がある。吉本興行時代から台本は当たり前だった著
者は、はじめて講演を頼まれたとき、当然のように台本を作ったという。一字
一句かなりきっちりとしたものだったらしい。
講師の台本は、演劇などとちがって細かい「セリフを固める」ものではなく、
「考えをまとめる」ものとしての位置づけだという。
台本を作る理由は、「フレない」「伝わる」講演をするためであり、時間配分
ができ、臨機応変にアドリブ対応ができる、反省できるなどの効果がある。
具体的には、
1)志シートを作る(志、目的、伝えたいメッセージなど)
2)話のネタになる体験を書きだす(自分年表、魔法の質問、成功失敗仕事
人のマトリクスで分類)
→ 今日の講演は面白かった につながるネタ
3)自分のもつスキル・知識を書きだす(発見ネタ、人のネタ、数字・・)
→ 今日の講演は役に立った につながるネタ
4)伝えたいメッセージを2)や3)から5分ネタに作り込む
5)台本の構成をする(ツカミとシメが大事)
6)プレゼンに磨きをかける(自己紹介動画、ホワイトボード利用など)
という流れである。
附録のDVDは、著者の実際の講演録であり、これが大変面白い。5000円
で講演に参加したくらいの価値がある。(となれば本書や破格に安いね)
講師デビューをされる方、すでに講師の方、将来は自分も・・と考えている方
ぜひ、読まれたい。
★★★★★+台本が命
・業界ネタは新鮮なスキルであり、知識である!?
・体験談は何より説得力がある。たとえば?
・離陸の瞬間は物語がある。(入学、就職、離別・・などの転機)
11日午後2時46分、大変大きな地震でしたね。東北地方を中心に多くの
犠牲がで、また都会では帰宅できない人も多くいました。
亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。また救助を待っている方は
早期の無事救出をお祈りします。
私はたまたま自宅にいましたが、船に揺られるような大きな揺れで、人生最
大の危機感を感じました。M8.8の巨大地震、おそろしかったですね。
余震が続き、眠れない夜でした。
TwitteやFacebookなど、お役立ち情報が飛び交い、支援の輪
が広がったのはよかったです。
寝る前にCKリスト
□ *風呂に水を貯めろ(トイレ対策)
□ *寝るときはクツと上着をそばにおけ(逃げる対策)
□ *携帯のでんち、車のガソリンは満タンに。
□ *リュックに非常持ち出し品を入れて、つねにそばに置け。
(マジック、薬、チョコ、帽子、手袋、ビニール袋、水、ライト、笛)
□ *連絡先は、メモっておけ(携帯が壊れたとき用)
ちなみに、今日の本の大谷さんは、11日まさにその瞬間、仙台市で講演
中だったとか。「昨日は、今日を保障するものじゃない。今日は、明日を
保障するもんじゃない。何があってもココロの元気にこだわることが大切」
そんな話をされた後、地震が起きたそうです。その後24時間かけて東京へ。
今、ここで生きていることに、メールが見えることに、布団でねられること
に・・・すべてに感謝したくなります。