2011年04月02日

はやぶさ、そうまでして君は ~川口 淳一郎 + 吾輩は犬である

 4月1日のメルマガで、あぶりだし機能が動かなかったという方が

書籍情報


この本のツボは?

2010年6月13日。7年の航海の末に地球に帰還した小惑星探査機「は
やぶさ」は、大気圏に突入し、燃えつきた。そして小惑星「イトカワ」のチ
リを捕獲したカプセルを無事に地球に戻したのだった。

インターネット中継で帰還の模様をご覧になられた方も多いはず。
 http://bit.ly/faxWUS  NHKニュース(はやぶさ地球帰還)
 http://bit.ly/dWgTAs  はやぶさ物語まとめ
             (燃え尽きる前に撮影した地球の写真もある)

本書は、はやぶさプロジェクトの生みの親であり、プロジェクトリーダーで
もある川口淳一郎さんが、語り起こした“はやぶさ物語”である。

日本の宇宙開発技術の粋を集めたはやぶさブロジェクト。いくつかの世界初
のチャレンジがあった。そして幾つもの困難が立ちはだかっていた。

一回目のイトカワタッチダウン、失敗。
燃料漏れによる制御不能。
サンプル採取失敗の可能性。
はやぶさとの通信途絶。
イオンエンジン4機の寿命。
・・・

二転三転する状況の中、何があっても「はやぶさ」を地球に帰還させる・・
というはやぶさチームの想いは、人知を超えた奇跡を生み出した。
いくつもの危機を乗り越えたのは、プロジェクトにかかわった人の不屈の努
力だけでは説明がつかないような出来事もあったという。
最後は祈りにも近い思いが、宇宙を支配するなにかを動かした・・のかもし
れない。

地球へ帰還してきたはやぶさへの著者の思いに触れた時、涙をこらえきれな
かった。

プロジェクトから15年、構想から25年・・・はやぶさプロジェクトは、
私たちに大いなる勇気と未来への希望を与えてくれるだろう。

Youtube のこの動画に感動した人も多かったはず。本書を読んで、再び見る
とまた新たな感動が・・・。

   http://bit.ly/fIkX4H (今度いつ帰る ~はやぶさ探査機~)
   http://bit.ly/dPbyfK (今度いつ帰る ~ その後・おまけ編)


子供も大人も未来を切り開く勇気がもらえるお勧めの一冊!

おすすめ度は?

   ★★★★★+そうまでして君は

知りたい?

   ・はやぶさが最後に見たものは
   ・あの探査機の名は、ATOMだったかもしれなかった?
   ・プログラムにない指令とは?


■■今日のおまけ:( 吾輩は犬である )

 なにしろ、おいらの行きたいところについてくるようになったからな。
 紐でひっぱってやると、遅れながらもついてくる。
 最近は、リールみたいなもので長さを調整するようになって、まぁ、
 工夫しているところは、認めてやろう。よしよし。

 さらに不思議なことに、人間というのは、自分の言ったことが100%近く
 相手に通じていると思い込んでいるのも滑稽だ。人間たちは、互いに同じ顔
 してるからといって、自分の言ったことがなんでも相手に伝わってると
 勘違いしている。まことに滑稽である。まー、やつらにはシッポというもの
 がないから、致し方ないのだが・・・。

 このごろは、英語が大切とかで、小学校やらでも教え始め、そういえば
 会社の中も英語だぞーっていってるところもあるらしい。
 バイリンガルキコクシジョとかいう種類が重宝されているらしい。

 てなことは、ネットで調べて、おいらも最近わかったことだ。
(この頃、iPad とかいうオモチャをおいらにも触らせてくれるのだ。
 あれはなかなか気持ちいい。肉球の掃除にちょうどいいさわり心地なのだ。)

 だいぶ前だったか、バウリンガルとかいうのがあったな。あれはマガイもん
 じゃったが、ヒト知恵にしては、ようできとった。

 さて、散歩にでもつれていってやるか。 ほれ、いくぞ。ワン。


Posted by webook at 2011年04月02日 15:19 | TrackBack
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