これは、凄い本です。下町ロケットどころではない・・・
「完売王」と呼ばれているカリスマ販売員・河瀬和幸さんの販売のコツを、わく
わくしながら学べるとても素晴らしい物語だ。
主人公は、有馬明日香(25歳)、富士太陽堂の営業二課、新卒2年目の女子。
富士太陽堂は、化粧品の製造販売をする会社だ。
明日香の営業成績は、ダントツの“ビリ”。かんぺき行き詰まり状態だ。
ある日、かつて伝説の営業と呼ばれていた上司の飛島課長(40)呼ばれた明日香、
営業2課から商品開発部への異動を打診される。
「それって、戦力外ってことですか?」
思わず語気を強めて問い返す明日香。自分の営業成績がまったくふるわないこと
を気にしていたから無理もない。
異動の話は、1週間の夏休みのあとに、返事をすることにした。
その日の帰り、電球を買うためにたちよったホームセンター「丸忠」で、明日香
はとんでもない光景を目にする。わずか10分ほどで商品16万円近くも売って
しまった「オジサン店員」を目撃したのだ。
それから始まる一週間が、実は明日香にとっては人生をがらりと変える奇跡の一
週間となる。
「オジサン店員」こそが、カリスマ実演販売員の川淵源五郎だった。(オジサン
店員は、本書の監修役でもある河瀬さんがモデルだ)
勝手に弟子入りした明日香は、師匠の源五郎から販売の技(というより商売に
大切な真の心得)を学んでいく。
さまざまなビジネス書で学んできたコミュニケーション、マーケティング、対人
関係などの要諦がほどよく登場し、そういうことだったのか、という納得感がと
ても心地よい。そして、それだけではない“何か”を感じられるところが、本書
のものすごく素敵なところ。僕は、こういう物語が大好きだ。
心にフックする物語のセリフ・・・(明日香ノートのメモでもある)
おねえさん、コミュニケーションの基本は観察ですよ。
販売藻接客もデートも、相手を観察している人が勝つんです。
「いらっしゃいませ」は要らない。心の無い挨拶は逆効果。
POPは、パット(P)みて、おっと思わせて(O)、ピンと(P)きてもらう。
人は手に取ったものは欲しくなる。自分の未来の姿を想像して欲しくなる。
お客がお客を呼ぶんです。コレは体験すると鳥肌が立ちます。
(てんびんの詩が紹介されるシーン)
ちなみに、矢印ってすごい力をもっているんですよ。
もし私がお客に何が欲しい?といいたら、<もっと早い馬が欲しい>と
答えるだろう。つまり誰も車が欲しいとは答えない(ヘンリーフォード)
人は形にしてみせてもらえるまで、自分が何が欲しいかわからないものだ。
(スティーブジョブス)
売ろうなんてこれっぽっちも考えていません。今、私はこの人とちゃんと
コミュニケーションがとれているだろうか、それだけです。
最後のノムトデールを完売するシーンでは、いろんなものが重なってハラハラ
ドキドキしながら、感動の結末が待っている。
さぁ、ここから先は、本書のストーリーで存分に楽しんでいただきましょう。
物語の中に、てんびんの詩というビデオが登場する。僕は知らなかったんだけど、
なかなかいいビデオみたいだ。
ビデオ
お正月、テレビに惚けるのはもったいない、代わりにこの本を絶対読むべし。
★★★★★+怒濤の疑似体験
・販売の現場に近い方
・コミュニケーションにお悩みの方
・営業の方
12月25日、羽田空港でとっても素敵な奇跡がおきました。
第九のフラッシュモブで、大勢の人が感動の一瞬を体験。
あれは壮観でした。たくさんの応援団の皆様、ありがとうございました。
お仕事でこられなかった方も、お気持ちを送っていただき、ありがとうございました。
つるちゃんや香取さんやマグロ船の斉藤さんやクイールの石黒さんや
ファシリテーターの吉岡さんや、ガイアックスの上田さんや、ココデシカのKさんや
早稲田大学のT教授や・・、私が尊敬する素敵な方がいっぱい来てくださいました。
それもまた奇跡の一瞬です。
そしてO大学の教え子さんたちも・・・ありがとうね〜。
メルマガのお仲間の皆さん、ジェイカレッジの仲間のみんな,同期・・・
よのなかnetの藤原さんも応援していただきました。
あ〜ほんとに臨機応援、ありがとうございました。涙;;;
動画はこちらに → Youtube
(もし、見て感動された方は、Youtube のコメントに書き込んでね!)
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