1997年05月23日

【波動の人間学】...江本 勝97.5.23...☆☆☆☆

【波動の人間学】
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江本 勝
1943年 横浜生まれ 横浜市大文理学部反卒
中部読売新聞社を経て86年 IHM を設立.
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ビジネス社 1600円
94.4.8 1刷
94.6.21 4刷

”世の中みいんな波動でうごいてるんやでえ”
一言で言えば、こういう内容の本です.

「波動はエネルギーであり、我々の意思、いわゆる"思い"
や"祈り"も波動である...と考えれば世の中のフシギや
奇跡はなくなる」というような考えがbase になって
います.
この著者は 波動を測定できる装置 MRA (magnetic
resonance analyser) - 米国のロナルド J ウェインストック氏
の発明品を日本に紹介しています.
本のほとんどは、この製品(MRA)は何か、何ができるのか
を説明しています.まあ 商品宣伝みたいな感もありますが..
船井幸雄が賛辞を書いているように、"波動"などという
言葉にピンとくる方には結構面白いと思います.

特に興味深いのは、ドレミファソラシドの科学と言う章で
す.
「全ての物質には固有の振動数があり、固有の波動を
発している.人間が全ての波動を音として効くことが出来
たら毎日うるさくて仕方がない.(ちょっとそこのアリさん
貧乏ユスリはやまてよ.うるさくってしかたないじゃん..
てなことになる.) でも 幸に 人間は10オクターブくらいしか
可聴範囲がない.オクターブというのは 振動数が2倍になる
間隔で、どういうわけか その間を ドレミファソラシドの 7つ
の音階に分けている.ハ長調のドは 256Hz、高いドは 512Hz」
なんだかコンピュータ の世界の数字と同じですね
「音の世界の他に オクターブの法則というのが元素の配列
にもあって、英のニューランズという人が 元素配列では
8番目毎に類似の性質の元素が出現するとことを発見し
これをオクターブの法則とよんだ.数年後 メンデレーエフ
とマイヤーが元素の周期律を発見してその意義が再評価
された」
「色も7色 に分光される - これは人間の識別能力から
くるが- 」
など いろんなものを 固有振動数の特性(周期) にひっかけて
「どうも 世の中は ドレミファソラシド だ」というのが、この章
の話です.
物から人間にいたるまで 全ては波動の調和が必要であるが、
人間はそれがだんだん ずれてしまっている.
エゴに走っている.
そこで波動をもっと中庸にして、つまり地球や宇宙や
すべてものが調和するような"意識"=”波動”
が必要だ.... というのが作者の意図のような気がします.

ここらへんは 船井幸雄が好んで推奨する考え方で、私も
そんな気がするこの頃です.

著者の江本勝の本に "水の科学とおいしい水" と言うのがあり
これもけっこう面白い本でした.

意識の波動で 空に浮かぶ雲を消して見たい方
気のあわない奴とは波動がちがうんやな と思う方
気のあう方の周波数に興味のあるかた
おすすめです.
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おすすめ度
☆☆☆☆

真之助

PS: この本も Kさんよりかりました.... 謝々!

Posted by webook at 1997年05月23日 16:21