2002年02月19日

【40歳からの人を動かす「表現力」】..中島孝志 ★★★+泥かぶら

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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ξ  
▲▼▲   40にして惑わず・・と昔のエライ人が言いました。
Web ◎◎ k  40代は表現力がものをいう頃。
| △ |    人を動かす立場の人は、ちょっと磨いておきたい。
\σ/_   人間力のプレゼンテーションだ。
|Y)    
< \                 真之助@プレゼン
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【 40歳からの人を動かす「表現力」 】
    ◎ カラコラム:【 Output vs Outcome 】

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■著書名:【40歳からの人を動かす「表現力」】

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■ジャンル:人生、表現力
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■著者:中島孝志(なかじま・たかし)
  1957年東京都生まれ。南カリフォルニア大学院修士課程修了。会社経営の
  かたわら、ジャーナリスト、経営評論家として活躍中。
  早稲田大学・理工系企業リーダー養成プログラム講師等。
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■出版社:
 講談社/ISBN4-06-264177-1/1300円/246P
2002/1/22  第1刷
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■ <ワン・チョット>

「20代は気体。30代は液体。40代は固体。
  くず鉄もあれば、いぶし銀もある・・・。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ものは言いよう、言葉はマジック。言葉は魔法。
人間の存在は、言葉によって成り立っている。その言葉は、ちょっとした言い
方でトゲにもクスリにもなる。

40代といえば、それなりのポジションや地位があるころで、部下もそこそこ
いたりする。そんな40代のビジネスマンが、人を痺れさせ、人を動かす表現
の魔術を手に入れることは、組織、プロジェクトのマネジメントで大きな力と
なる。

本書は、松下幸之助やナポレオン・ヒル、中村功(東日本ハウス創業者)など
の興味深いエピソードを引用しながら、表現の魔術について語った本である。

人の心をつかむ表現のノウハウは確かにあるが、それが生きるためには、その
人の生き方、人生観など、それまでの経験や考え方などが凝縮された「人」次
第というところがある。
表現力が単なる言葉の表現だけではなく、人そのものを表す・・・40代とは
そんな年頃なのかもしれない。(あぁ~、おそろし)

「君(あなたは)は特別だから」というニュアンスが伝わると、人は心を動か
される。松下幸之助が、ドジをふんだ部下を叱ったとき「君までがなんや!」
の一言で発奮させたり、ホストクラブやバーなどで「君だけや」「あなただけ
よ」という言葉で悦にいる人がいたり、誰もが特別(差別化)を望んでいるの
だ。そして、TPOに応じた“特別”表現は、人間関係を素晴らしく飛躍させ
るきっかけにもなる。

40代、トータルな人間力を問われる「表現力」を磨いてみよう。

おすすめ度は、★★★+泥かぶら
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■ <お暇な方は、もう少し>

表現力を磨くワザとして、「3」という魔法の数字についてこんな話がでてく
る。

 「私の場合、講演会でも大学やビジネすスクールでも、質問にはすべて
  3つのポイントで回答するようにしている。」

最初から3つのポイントがあるかというと、そうでもない・・・というところ
がミソ。とにかく3つだと言いきってしまうんだそうな。で、一つ目をしゃべ
る途中で2つめを考え、2つめを話すときに3つめのことを考える・・そんな
やりかただそうだ。どんな理由でも3つに集約できる、この3ポイント回答術
で失敗したことはない・・というから、まさに3は魔法の数字かも・・。

コンサルのマッキンゼーも、3ポイントピレゼンを多用する。

そのほか、パワーポイントの使い方、プレゼンテーションの6つの極意、話の
聞き方・・など様々なケースでの対応のし方(表現力)について、展開する。
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| ↓
|   3つのポイントでいきましょう。
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プレゼンにおけるパフォーマンス(身振り手振り)の重要性をカリフォルニア
大学のメラビアン博士の説を引用して説明している。

相手に与える印象度を100%として

 100%=「話の中身7%」+「話し方38%」+「パフォーマンス55%」

だという。何を話したかより、どんな人が話したか、どう話したかのほうが、
印象的だということだ。

先日BSC(バランススコアカード)のセミナーに参加して、モレル・フォア
マンという Show business software 社のCEOの方の話ブリはとてもユニー
クだった。有楽町にある国際フォーラムの200人くらいがはいるホールだか
ら、演壇も高く、大きなスクリーンを利用したプレゼンだった。

彼は、英語でプレゼン。(英語で聞いたのだ! うしうし)
ガイジンらしく身振り手振りは大きかったが、なんと、途中から演壇をおりて
聴衆と同じレベルで、おおきなジェスチャーを交えて話し始めた。しかも、あ
っちこっちと動きまわりながら・・。
OutputとOutcomeの違いを説明するのだが、実に表現(パフォー
マンス)豊かだった。55%パフォーマンス効果とうのを実感できるプレゼン
であった。

人間、中身がなにより大事ではあるけれど、それを外に出す方法(表現力)も
中身の延長線上にある大事な要素。

いろんな意味で固いもの、硬いもの、堅いものができる時期の40代に、いろ
いろ試してみましょうぜ。いぶし銀のダンナぁ。

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■ <読んで欲しい方>
  40代の方
  もうすぐ40の方
  あぁーあ、40代終わっちゃうぜという方  
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★+泥かぶら
  (本書の最後に泥かぶらという演劇の話が登場。とっても、いい話!)

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

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2002.02.22[金]:【】..
2002.02.21[木]:【】..
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2002.02.19[火]:【40歳からの人を動かす「表現力」】..中島孝志
 講談社/ISBN4-06-264177-1/1300円/246P
★★★+泥かぶら
2002.02.18[月]:【一周おくれのトップランナー】..松原武久
 KTC中央出版社/ISBN4-87728-233-9/1200円/287P
★★★★+価値葛藤
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-024【Output vs Outcome】‥…□■

 モレルさんのプレゼンで聞いた話。(BSCセミナー)
 二人の作業夫がいて。一人は穴を掘る役(dig a hole), 次の人は穴を
 生める人(fill in the hole) 。どちらもその仕事を一生懸命やって
 一日がおわり、日当をもらう。それぞれの仕事は単体ではなにも意味を
 なさないが、たしかに結果(output)を出している。
 しかし、それはなんら成果(Outcome)には、なっていない。(掘った穴を
 埋めただけだから元通り)
 もし、2番目の人が、Treeを植えて、土を埋めれば、街路樹を植えると
 いう成果(Outocome) に繋がる。  
 ということで、Outcome vs Output をうまく比喩していた。
 モレルさんのいいたいことは、正しい(意味のある)ことを評価すると
 いう姿勢である。

 彼は、穴を掘る、埋めるというのを、演台の下に下りて アクション豊か
 に表現していた。プレゼンテーションのワザを見た思いがする。

             しんのすけ@オモテワザ
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 ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
 ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
 ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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Posted by webook at 2002年02月19日 20:16