2002年04月11日

【わたしと小鳥とすずと】..金子みすゞ ★★★★★+魂のゆらぎ

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-051】 2002/04/11(木) ★
★ “Jomon時代?”木曜日  ★
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ξ  ♪
▲▼▲ ♪ 言葉は力である、といった人がいる。
Web ◎◎ k ♪ 言葉は心を揺り動かす不思議な力が確かにある。
| △ |.   魂をゆさぶる素敵な詩に出会うとき
\⊂♪   生きていることの素晴らしさを感じたりできる。
~()~~   100年たっても変わらない、魂の詩を、どーぞ。
/>                         真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 わたしと小鳥とすずと 】
  ◎ カラコラム:【 転職の法則 】
  ◎ プレゼント: A【 就職・転職の法則 】    x3冊 New!
         : B【「時間」のマーケティング】 x5冊 New!
  ◎ おさそい♪:【 藤井正嗣 Live in TOKYO 】 ご一緒に! 4.13(土)

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【わたしと小鳥とすずと】

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■ジャンル:童謡、詩
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■著者:金子みすゞ(かねこ・みすず)
  1903年山口県生まれ。大正末期にすぐれた作品を発表し、西条八十に「わ
  かい童謡詩人の中の巨星」と称賛されるが、30年26歳で自ら命を絶つ。
  死後、その作品は散逸したが、50余年を経たあと、童謡詩人矢崎節夫の
  努力でその作品の全貌が明らかに。
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■出版社:
 JULA出版局/ISBN4-88284-070-7/1200円/160P
1984/8/31 第1刷  2001/11/28 第刷
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■ <ワン・チョット>

「見えないものを見せてくれる。この星にあるものはすべて美しい!」

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■ <忙しい方はここだけ>

金子みすゞという素敵な童謡作家をご存知だろうか。西条八十に絶賛されな
がら、28歳の若さでこの世を去った女性だ。
およそ100年前の今日(1903年4月11日)に山口県大津郡仙崎町で生まれた
。(20年ほど前の初版本には、およそ80年前という記述になっている)

時を越え、時代を超え、人の心をゆさぶるその詩には、人と自然と宇宙をつな
ぐ不思議な魅力がある。

僕がはじめて金子みすゞの存在を知ったのは、ある本の中に引用された素敵な
詩だった。金平敬之助氏の【ひと言の贈りもの】という本の中・・・。
<蓮と鶏>という詩で、宇宙のかなたへ連れていかれたのを覚えている。
    http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.02/2001.02.08.htm

みすゞの本名は金子テル。日本海に面した小さな漁師の町で楽しい少女時代を
過ごしたと言う。父母、兄、弟、それにおばあさんとみすゞの6人家族だった。
ところが、2歳の時に父をなくしいろんな苦労があったようだ。
しかし、やさしいお母さんに育てられ、小さいころから本ずきだったみすゞは
たくさんの本とふれあい、そして、数十年たった今も多くの人の心を揺り動か
すスバラシイ童謡をこの世に残してくれた。

多くの人に、金子みすゞの童謡(詩)に触れてほしいと思わずにいられない。
この本をご紹介するのが丁度、金子みすゞの誕生日というのも不思議な偶然で
ある。あなたも是非、心のすずを鳴らしてみよう。

おすすめ度は、 ★★★★★+魂のゆらぎ
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■ <お暇な方は、もう少し>

素敵な詩をご紹介!

     <はちと神さま>

     はちはお花のなかに、
      お花はお庭のなかに、
       お庭は土べいのなかに、
        土べいは町のなかに、
         町は日本のなかに、
          日本は世界のなかに、
           世界は神さまのなかに。
 
     そうして、そうして、神さまは
      ちっちゃなはちのなかに。


おぉ・・・なんてニーチェな童謡でしょうか!
もひとつ。

     <わたしと小鳥とすずと>

     わたしが両手をひろげても、
     お空はちっともとべないが、
     とべる小鳥はわたしのように、
     地べたをはやくは走れない。

     わたしがからだをゆすっても、
     きれいな音はでないけど、
     あの鳴るすずはわたしのように
     たくさんなうたはしらないよ。

     すずと小鳥と、それからわたし、
     みんなちがって、みんないい。

この世にあるすべてものに光をあてて、金子みすゞは、私達の心の窓
を広げてくれる。

もうひとつ。
            <土と草>
 
            かあさん知らぬ
            草の子を、
            なん千万の
            草の子を、
            土はひとりで
            育てます。

            草があおあお
            しげったら、
            土はかうれて
            しまうのに。

じべたの土のことだって、なんだかいとおしくなってしまうねぇ。

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金子みすゞは、20歳のとき雑誌「童謡」に童謡を投稿し、その純粋な眼差し
で紡ぎだされた詩は、選者、西條八十に見出される。
以来、次々と金子みすゞの作品は雑誌「童謡」で発表されていった。
しかし、童謡詩人の中の巨星とまで期待された金子みすゞは、やがて人々の意
識から薄れていくことに・・・。
そして、本書の編者である矢崎節夫によってふたたび私達の心をゆさぶってく
れることになる。

僕の書評なんかは、はかない命だけど、金子みすゞの詩は、100年たっても
人びとの心に響く不思議な力を蓄えている。

僕は、この詩集を読むたびに電車の中花粉症が再発する。;;;
金子みすゞの世界は、いつでもそこに。

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■ <読んで欲しい方>
  金子みすゞを知らない方
  金子みすゞを知ってる方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+魂のゆらぎ

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2002.04.12[金]:【】..

2002.04.11[木]:【わたしと小鳥とすずと】..金子みすゞ
 JULA出版局/ISBN4-88284-070-7/1200円/160P
★★★★★+魂のゆらぎ
2002.04.10[水]:【じじバカ】..ソール・タートルトブ
 サンマーク出版/ISBN4-7631-9422-4/1500円/109P
★★★★☆+マックスの歌
2002.04.09[火]:【すべてはネーミング】..岩永嘉弘
 光文社/ISBN4-334-03128-5/700円/226P
★★★★☆+名前は?
2002.04.08[月]:【三色ボールペンで読む日本語】..斎藤孝
 角川書店/ISBN4-04-883737-0/1500円/210P
★★★★★+3色ペン
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 ▼WEBOOKプレゼントGW前特別企画 ♪♪♪♪♪♪♪

    ◎ 【「時間」のマーケティング】~竹元雅彦x 5冊
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 ▼応募方法
    ・タイトル:時間 or 転職+あなたのお名前
    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
    ・宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
    ・〆  切:4/24(水)

 ▼竹本さんとenの鈴木さんのご協力で実現しました。

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-051【働く】  ・ ・ ・‥…□■

 今日、ちょっと楽しい出会いがあった。転職術という本だ。
 古田英明氏が書いた本で、そこに
 働く=傍楽く=傍を楽にする。 とあった。
 なかなかいい等式である。
 働くって、そいういうことね。さあて、転職でも・・・してみるか?
  
                しんのすけ@デジャブー
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 ▼ おさそい ▼

  今度の土曜日、グロービス松林先生企画の ライブトークに
  いきませんか? しんのすけも万難を排して参加予定・・。
  いらっしゃるかたメールくださーいネ。

     ********** 藤井正嗣 Live in 東京 **********

日 時: 2002年4月13日(土)1500-1700 その後懇親会。
「あなたの人生全開ですか!?!?!?」
ビジネス英語界のイチロー藤井正嗣
     「英語で学ぶMBA(NHK出版)について語りまくる」
    おまけ「あなたの中の魂を震わせます。。。。」
詳細・お申し込みは
     http://www.max.hi-ho.ne.jp/pangaea/

   参加希望の方、webook@yahoo.co.jp へメールくらはい。

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  ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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▲▼▲ PET↓     
Web ◎◎ k GET↓  なんだか不順な天候だねぇ。
| △ | SET↓     
\O/ LET↓      またあした・・・
<|ト LOT↓
... />   POT↓          真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 2002年04月11日 23:30