2003年02月26日

【 自分の時間 】

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2003-014】 2003/02/26(水) ★
★ “自転車転倒!”の水曜日 ★
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ξ
▲▼▲ 100年前の人にまた会いました・・笑
Web ◎◎ k  今日は、アーノルド・ベネット(英国小説家)です。
| △ | しかし、時を越え場所を越えた卓見には驚きです。
\e/
^□~ みなさんにも是非・・
<\ 真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 自分の時間 】
 ◎ プレゼント:【 女子大生会計士の事件簿 】~ 山田信哉さん
  ◎ カラコラム:【 大前研一さん還暦コンサート! 】~ 行ってきたよ
  ◎ 友達ご紹介:【 藤井孝一さん 】~ 週末起業家!?
  ◎ 出版企画A:【 大歳さんにも 】~ 渡しちゃった!・・

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【自分の時間】

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■ジャンル:人生
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■著者:アーノルド・ベネット ( Arnold Bennett ) 1867–1931
  イギリスを代表する作家。日常生活の質を高めるための具体的なヒントを
  与えてくれる本書は、彼の著作の中でも最もよく愛読されたベストセラー。
  代表作に、英国小説の最高傑作と言われる「老婦物語」がある。
 訳・解説者:渡辺昇一
  上智大学名誉教授。深い学識と鋭い評論で知られる。著書に「自分の壁を
  破れる人破れない人」「人の上に立つ人になれ」など。
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■出版社:
三笠書房/ISBN4-8379-5625-4 /1000円/171P
2003/2/20 第1刷 (1994年の再刊)
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■ <ワン・チョット>

 「一日90分は、自分の心を耕す時間に使え」

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■ <忙しい方はここだけ>

日常の仕事に追われ、自分の人生の精力を仕事に吸い取られてしまってはなら
ない。では、どうすればいいのか・・?
「簡単に言えば朝早く起きるということである。」
とベネットじいさんは言う。

すばらしい! こんなことを100年も前のイギリスで言ってくれたおじさん
がいる。アーノルド・ベネット。老婦物語で名を馳せた英国が誇る小説家。
生活の質をたかめる具体的な(ほんとに具体的だ)ヒントをくれるこの本は、
実は彼の著作の中でもっともよく愛読されたという。
それだけ、人々の心に響く(そうそうと思える)ものがあるということだ。

私達(ビジネスパースン)は、一日だいたい8時間ほど会社で仕事をする。ほ
ぼ1日の1/3だ。そして残りが16時間。私たちはどちらをメインに考えて
いるだろうか。
たぶん会社時間がメインで、あとは残りの時間として1日が回っているのでは
ないだろうか。24-8=16時間を会社時間(8時間)の付属時間、あるいは余
りの時間と考えていないだろうか・・・。
そんなことでは充実した1日など望めようがない!とベネットは言う。確かに。

この「16時間」の一日を自分を磨くことだけに使え!というメッセージは、
なんだか元気を与えてくれる。自分時間としての16時間を意識するとカチ
っと頭が切り替わる感じがするのではないだろうか。(自分時間の回復の音)

「朝、目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24
時間がぎっしりと詰まっているのだ」という表現も、なんだか新鮮だ。

時も金もためるものではなく(時はためられないが)使うものだ。まっさらな
24時間を最大限に生かす方法を具体的に指南してくれる。

簡単に言うと、一日24時間ある時間を、自分のために使う努力をしなさい!
ということなのだが、その簡単なことがなかなかできないのが常。
歩くことは健康にいい!と誰しも分かっていながらできないのと似ている。
そこで・・
週に6日、毎朝、30分 (=3時間)
夜、週に3晩 1.5時間 (=4.5時間) 
合計、7時間半の自分の時間をもちなさい・・・という。

自分の時間とは、自らが考える時間、集中する時間、自省する時間である。

ヨーダのような雰囲気で(生きていればきっとそうだね)、語り聞かせる言葉
は、独特の雰囲気と含蓄があり、説教がましくないところがいい。
いい話だなぁ・・で終わらず、何かを考えさせられるところが本書の魅力。

さて、今日も一日、自分の時間の始まりですぞ!

おすすめ度は、★★★★★+自分の時間
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■ <お暇な方は、もう少し>

朝、会社につく前にすっかり頭の回転が止まっている・・・と厳しいご指摘が
ある。ホームで電車を待つ。満員電車の中でじっとガマンの30分・・・など
無為にただ時間の過ぎるのを待つことは多い。(これを積分したら恐ろしいこ
とに膨大な人生のムダに気がつく)。

さらに電車の中で新聞を読むのもオススメではないと言う。
電車の中で「自分ひとりになれるあの貴重な時間」を、新聞なぞを読む時間に
浪費するくらいなら、何かを集中して考える自分の時間にすべきというのがベ
ネットじいさんのおすすめ方法だ。

忙しいビジネスパースンにとって、電車の中で新聞を読むくらいはいいことだ
・・と僕も思っていたが・・・。
考えてみるとベネットじいさんのいうとおりかもしれない。

電車の中でものを考えたり、何かを書いたりしていると、ほんとうにいい時間
が流れる。(天才が散歩中に何かすばらしいアイデアを思いつくのとシチュエ
ーションがちょっと似ている)

新聞を読んでもいい。読んでもいいが、それをただのインプットだけに終わら
せると、それは限りなく無為な時間(TVを見てるのを同じ)になる。
その時、何かの記事から自分のやりたいことを発見し、要因の考察や未来展望
を考えるなら意味がある。
インプットだけか、そこから何かを生み出そうとするか・・・その違いが未来
を分けるということだ。

等しく与えられた時間を自分のものにするというのは、自分からでるベクトル
にするかどうかにかかっているような気がする。

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ 表紙のイメージ:
\   http://tinyurl.com/6d7l

\ Arnold Bennett ってどんな人?
/  http://www2002.stoke.gov.uk/council/libraries/infolink/b-biog.htm

/  本書の訳・解説をした渡辺昇一氏によれば、ベネットが生まれた1867年
\  は日本では慶応3年。王政復古の号令がでた年で、幸田露伴、夏目漱石
/  と同じ年にうまれている。
\  本書の原書(How to live on 24 hours a day )は1902-1908のどこかで
/  書かれたらしい。

/ 
------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

1日16時間を自分時間にするためには、何かに取り組みはじめるといい。
ベネットじいさんは、それがささいなことでもいいという。
集中し、継続していると、つまらない仕事の中にも輝きが増し、やがてその道
のプロになる・・・。

100年前も今も同じらしい。

現代は、インターネットという当時は考えられなかった便利なしくみ(情報を
集めたり、発信したり)があるから、やろうと思えばすぐにでも始められる。

今なら、東京中のトイレ写真を集めれば雑誌に取材されるし、逆さ言葉を集め
れば本もできる。その行為は、心の重心位置が前のめりの状態だ。1日1日が
光り輝いているに違いない。
そんな自分時間をもつことにより、仕事時間もアイドル時間もすべてが輝きは
じめるから不思議だ。ベネットじいさんもそういっている。

非常に示唆に富む(考えさせられる)内容がある。

さぁ、次は僕らの番だ。 1週間で1日得をする自分革命がまっている。

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■ <オススメ度>

   ★★★★★+自分の時間

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■ <読んで欲しい方>
  自分の時間がもう少しあれば・・と思ってる方
  忙しさにかまけてやりたいことができてない方
  おすすめです。
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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
  ●BK1   ( http://tinyurl.com/6d7p )
●楽天Webook ( http://tinyurl.com/6d7l)
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.02.28[金]:【--】..
2003.02.27[木]:【--】..
2003.02.26[水]:【自分の時間】..アーノルド・ベネット
三笠書房/ISBN4-8379-5625-4 /1000円/171P
★★★★★+自分の時間
2003.02.25[火]:【--】..まぐブック原稿

2003.02.24[月]:【--】..まぐブック原稿

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-02 ・ ・ ・ ‥… □■

  <Webook 2003Present 企画 第2弾> 

 プレゼント第二弾です。
 
 会計監査の世界をコミカルに描いた「女子大生会計士の事件簿」を
   http://webook.hp.infoseek.co.jp/2003.01/2003.01.16.htm
 3名様にプレゼント。
 著者の山田真哉さんの直筆サイン入り!!
 このまえのビジネスブックラジオのときに、いただきました。
    BBR(Business Book Radio) のログはこちらに
    http://www.usen440.com/station/business/bookradio/03.html
 USENラジオからでも、メールでも応募OKよ。

 応募方法:
  ◎ タイトル: 事件簿+あなたのおなまえ
  ◎ 本文: お名前、住所、メールアドレス、年齢、ご職業
        コメント
  ◎ 宛先:webook2003@yahoo.co.jp
  ◎ 〆切:3/8(土曜)

 山田さんは、とっても面白い方で、小さい頃から話にはオチがないと
 やってられない方みたいです。だから事件簿のオチもなかなかにくい。
 すでに、漫画化もきまり、女子大生事件簿は、大きくブレークすること
 になっているようですぞ・・・。見逃せませんなぁ。

                   しんのすけ@Resolutions倶楽部
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-014【大前研一さん還暦】・… □■

 日曜日、大前研一氏の還暦記念、遊び心コンサートにいってきました。
  新宿オペラシティコンサートホールを借り切っての興行!?
  孫正義さん、IBM社長の大歳さん、三浦雄一郎さん、ユニクロの柳井
  さん・・など大勢のVIPも来ていました。
  孫さんとはちょっと話をしましたが、ごくふつうの同世代人って感じ。
  何がこの差(方や億万長者、方やしがない・・)を産んだのか・・笑
  この日は、還暦祝いに今後のビジネスプランの公表の後、奥さんの和笛、
  大前氏のクラリネット演奏などプロはだしの演奏会がありました。
  奥さんは、アメリカ人ですが着物姿で和笛を奏でるステキな方。
  飯星さんの司会は、ズッコケもあるステキなコーディネイトでした。
  還暦のときに、こんなイベントができるというのは楽しいですね。
  大前氏のクロージングメッセージは「やりたいことは全部やれ」でした。

                       しんのすけ@人生の節目
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■□ < Web●○k Face to Face > F#2003-03【藤井孝一さん】・ ‥… □■

 私の友人で、起業コンサルタントの藤井孝一さんが、起業に関心のある
 ビジネスパーソン向けに、大変面白い活動をしています。

 それは、会社にいながら、お金をかけずに起業したいと考える人たちを
 週末起業家と呼び、そのやり方を教えたり、交流の場を提供する活動です。

 今、ビジネスパーソンの間でひそかなブームになりつつあるみたいで、私
 も実践者(?)の立場で応援しています。

 詳しいご説明は、次のページに出ています。

     → http://www.kfujii.com/sks06.htm

 自分の時間を取り戻すためにも、是非、藤井さんの活動をご覧ください。
 何かがきっとハジケル・・・・かもよ。

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■□ <しんのすけの出版企画A>P#2003-009【大歳さんにも】 ・ ‥… □■

 大前さんのコンサート会場で、休憩時間にIBM社長の大歳さんを発見!
 すかさず、はじめまして・・・と厚かましくもご挨拶。
 手にもっていた僕の本を渡した。「これ僕が書いたんですぅ・・」
 大社長に戦略の本はないだろう・・とも思ったが、IBMのことも書いて
 あるし、ぱらっとくらいは見てくれるかな~。
 なんか、エネルギーに溢れたいい雰囲気の方でした。

                        しんのすけ@ひや汗
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▲▼▲ また、こんど。
Web ◎◎ k 今週末には、本屋さんに僕の本並んでるよ。
| △ | 見てね、読んでね、PRしてねぇー。
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. _<\_ ^^^^^^ 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 2003年02月26日 16:29