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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2003-022】 2003/03/27(木) ★
★ “あったかいですねぇ”の木曜日 ★
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ξ
▲▼▲ バブルとは、人間の心理が巻き起こす愚かな行為なのだが
Web ◎◎ k 人間が人間である限り、またどこかで・・・
| △ | 今日は歴史に学んでみよう。
\e/ ・・・
^□~
<\ 真之助
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= もくじ =
◎ 本日の一冊:【 大崩壊が始まるとき 】
◎ プレゼント:【 プレゼント第3弾 】~久恒啓一さんの本 5+3冊!
◎ プレゼント:【 プレゼントWebMag 】~ダイヤモンドLoop
◎ カラコラム:【 ベクトルの和の法則 】
◎ ネットの輪:【 田口元さん 】~ No.8
◎ 出版企画A:【 私には夢があるセミナー 】~ 4.25(金)しんのすけ
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【大崩壊が始まるとき】金融恐慌と「三つのバブルの物語」
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■ジャンル:ビジネス、経済、歴史
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■著者:斎藤精一郎(さいとう・せいいちろう)
1940年生まれ。東京大学経済学部卒業。日本銀行を経て、現在立教大学社
会学部教授、NTTデータ経営研究所所長。
著書に「経済学は現代を救えるか」「情報エコノミーの衝撃」など。
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■出版社:
日経ビジネス/ISBN4-532-19123-8 /552円/245P
2003/4/1 第1刷
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■ <ワン・チョット>
「人間たいして進歩してないねぇ。」
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■ <忙しい方はここだけ>
平成のバブル崩壊は歴史の教科書に載るだろう。
だれもがおかしいぞ・・と思いつつ同じ方向に走ってしまった結果、土地神話
、株神話、雇用神話など「これからもずっと続くはず」という幾つかの神話は
もろくも崩壊してしまった。
つい最近では“ITバブル”なんてのもあったねぇ。
今も景気低迷を続ける日本経済は、バブル崩壊後、いまだに元気回復とはいか
ない状況である。多くの負の遺産を残した愚行は、歴史的には初めてではない。
よく引き合いに出されるのが、オランダのチューリップ球根の投機熱だ。
ニュース記事などで引き合いに出された時、どうしてチューリップななんだろ
う・・・?って思った方も多いはず。
本書は、チューリップバブルをはじめ、イギリス、フランスで起きた過去の歴
史に学ぶバブルの形成とその崩壊のお話。バブル3ケース。
3つのバブル物語には、人間ってなんて強欲でアホなんやろね・・というのが
活写されている。渦中にあっては、我も我もと走ってしまうのだ。
1841年ロンドンで刊行されたチャールズ・マッケィ著【異常な民衆の妄想と群
集の狂気】を抄訳し、私たちの周りでおきた最近の事件と著者の洞察を織り込
んで書かれた本である。
本書は、ぐーっっとズームアウトした視点で歴史を眺める面白い本である。乾
いた歴史の解説ではなく、当時の人々の心理が伝わるような書きぶりが楽しい。
「個人としてはまあまあ良識があって、理性的だと思える人でも、群集の一員
となるとたちまち狂気となってしまう」(シラー)
というのは、いまも昔も変わらないらしい・・・。
笑えない話を、笑って読もう。
おすすめ度は、 ★★★★☆+まだいける?
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■ <お暇な方は、もう少し>
17世紀のオランダでおきたチューリップ球根にまつわるバカバカしい事件、
それがチューリップ球根バブルだ。
日本風に言えば「球根ころがし」・・事件である。
誰でも出来るチューリップ栽培はオランダ中に広まり、1636年には希少品種の
需要が高まり、オランダ各地でチューリップの取引がなされた。取引所外でも
居酒屋などで取引がされていたらしい。
今で言う先物取引みたいなものも行われ、まだ芽の出ていないチューリップの
球根に高値が付けられ、信用取引も行われたらしい。
もう、これは「球根ころがし」の世界だ。
なぜチューリップなの? というところも本書は、紹介している。
もともとオランダが花に恵まれない国で、そこにあのキレイな花が入ってきた
のだから国中の人が偏愛したとしても不思議ではなかった・・というのだ。
そういう背景もこの事件には重要な要素である。
取引が盛んになるにつれ価格は急上昇し、球根1個が馬車や馬2頭と交換でき
るほどにもなったという。今風に言えば、チューリップ球根一個で車が買える
だろうか?
まだ儲けられる、まだ上がると「信じてしまった」人々によって、チューリッ
プの球根熱は生き物のように拡散したようだ。
実際に最初のうちは誰もが大変儲かったから、「チューリップ取引は儲かる」
と多くの人が信じ、どこの家でもチューリップは栽培されるようになる。
チューリップの価格が上がるにつれて土地や家を担保にお金を借りたりする人
などが現れるようになる。
3、400年ほど前のことながら、つい最近日本でもあった現象とよく似てい
る。親戚から借金して2,300万もするNTT株を購入したのと丁度同じ。
結末はいつも同じ、やり逃げしたわずかな人だけが儲かリ、多くのフォロワー
は痛い目にあって終結する。1個何百万円もした希少品種もあっという間に下
落して、チューリップバブルはあえなく崩壊するのだ。
バブル崩壊はやがて実体経済の足を引っ張り、オランダは大不況にあえぐこと
になる。あー、なんて似てるの!
なんと愚かな・・・という事件だが、日本のNTT株を高額で買ったのも、土
地の投機に走ったのも、チューリップと基本的な心理は同じである。
「相場が永遠に上がりつづける」あるいは「俺が買ってからもしばらくは上が
るはず」とという心理だ。それが蔓延しはじめたとき相場は一人歩きを始める。
バブルだねぇ。
------------ サイド&サイト情報 -------------------------------
\
/ 表紙のイメージ:
\ http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02016372
/
\ 斎藤さんのホンネの景気論:
/ http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_saito19
\
/
------------ サイド&サイト情報 -------------------------------
チューリップバブルの話のほか、フランス政府を財政危機に陥れた幻のミシシ
ッピ計画、イギリスの経済恐慌の現況となった南海泡沫事件が紹介される。
後者2つは18世紀初頭にドーバー海峡をはさんで英仏でほぼ同時期に起きた
事件である。
3つのバブル物語から何を読み取ればいいだろうか?
著者はガルブレイスの言葉を引用して、人間の愚かさを示す法則を表現する。
人間は60年から100年という周期で世界のどこかで異常な投機熱に
浮かされる。
著者がガルブレイスの法則と呼んでいるものだ。
そして3つのバブル物語の現代的教訓というべきものを8つほど纏めている。
いくつか紹介しておこう。
1)資本主義であるかどうかに関係なく、人間の本性として、人間は投機的
愚行から逃れることは不可能に近い。それは男と女に恋愛沙汰がつきもの
で、恋愛文学がなくならないのと同じだ。
2)あらゆるバブルや投機には、金融的技術や工夫さらに天才がつきものだ。
3)「ローのシステム(フランスの事件)」や「南海泡沫のスキーム(イギ
リスの事件)」は、国家の巨大債務問題の解消策として発案されたが、
不換紙幣増発と株投機が巨大な国債残高の解消として注目されるのは
現代においても変わらない。
などなど・・・・
大昔の愚行と笑えない私たちに、この「3つのバブル物語」は、歴史の教訓を
与えている。
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■ <オススメ度>
★★★★☆+まだいける?
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■ <読んで欲しい方>
バブリーなかた
投機の不思議に関心ある方
どうして割り勘のことをgo ダッチというか知りたい方
おすすめです。
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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.03.28[金]:【--】..
2003.03.27[木]:【大崩壊が始まるとき】..斎藤精一郎
日経ビジネス/ISBN4-532-19123-8 /552円/245P
★★★★☆+まだいける?
2003.03.26[水]:【--】..
2003.03.25[火]:【凡才久恒流 誰でもできる「仕事革命」】..久恒啓一
すばる舎/ISBN4-88399-265-9 /1400円/217P
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2003.03.24[月]:【Loop】..ダイヤモンド社
ダイヤモンド社/月刊誌/204P
2003年3月8日創刊
★★★★★+ビジネス・ループ
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-05 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-022【ベクトルの輪の法則】… □■
ベクトルの輪の法則・・・これは藤原和博さんの考えた人生の法則だ。
つまり、仕事(会社)の向かう方向(ベクトル)と自分のやりたいことの
ベクトルが同じ方向をむいていれば、人生楽しいし、やりたいことも
ぐんぐんできる。完全に一致していなくてもだいたいの方向があって
いればいい感じだ。しかし、やりたいことと今の会社の仕事がぜんぜん
違えば、力が殺がれてしまう。そんな感じのことをベクトルの輪の法則
というわけだ。
今、バランススコアカードに関していえば、僕にとってベクトルの輪の
法則はいい感じになってきた。会社での仕事も個人の志向もいい感じに
一致してきたから・・・
なんだか楽しい毎日・・・なんちゃって。
さ、お仕事お仕事っと。
しんのすけ@なんでも遊ぼっ!
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■□ < Web●○k Face to Face > F#2003-08【田口元さん】 ・ ‥… □■
百式といえば・・・
田口さんである。今もっともホットで元気な方だねぇ。
百式ドットコムがはじまったころ、すんごいことやる人が現れたたなぁ・・
と興味を持った。さっそく連絡してお会いした。かっこいい好青年は
その後あれよあれよという間に、百式ナイトをやりーの、記事は書きーの
大学の講義はやりーの・・・・引っ張りだこのネットワーカーになって
しまった。チョウかっこいい!
百式で紹介されたいくつかのサイトは、メールを送ったりしてコンタクト
したこともある。
375日、毎日欠かさずメルマガを出すエネルギーにはもう脱帽だ。
しかし、楽しそうだねぇ。
きさくでウィットに富んで、類稀なる存在である。
百式といえば・・・・ ここ → http://www.100shiki.com/
現在、感動体験募集中。Tシャツ当たるよ!
http://www.100shiki.com/kando.php
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■□ <しんのすけの出版企画A>P#2003-014【セミナーご案内】 ‥… □■
和田さやかさん。ご存知、元気印の「私には夢がある」社の社長さんだ。
http://www.yumearu.com/
さて、その和田さん主催のセミナーでお話をさせていただくことに
なりました。 お題は、「バランス・スコアカードで遊ぼう!」
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●「バランス・スコアカードの遊び方」
講師:Webook 松山真之助氏、4月25日(水)19時半~
http://www.yumearu.com/houkoku10.htm
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現在、参加予定は32名様です。まだ、大丈夫みたいよ・・・
しんのすけ@POP営業マン走る
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▲▼▲ 体もゆるむこのごろ・・・
Web ◎◎ k
| △ | じゃ、またね。
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. _<\_ ^^^^^^ 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 2003年03月27日 22:55