アルケミスト 夢を旅した少年
著者: パウロ・コエーリョ /山川紘矢
角川文庫/ISBN:404275001X/520円/199P
発行年月: 1997年 02月
本を誰から紹介されるか・・というのは意外に大きな意味を持つ。僕の場合もそれはよくある。実は、この本、『犬も歩けば英語にあたる』の著者、坂之上洋子さんからいただいたものだ。読んでいていろんなことを考えた。不思議な感動を味わった。そしてそれらが坂之上さんと共有できるものであることもうれしかった。
この本は、羊飼いの少年サンチャゴが、アンダルシアの平原から自分の夢を追いかけてエジプトのピラミッドを目指すお話。
「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するのを助けるのだ」
「前兆に従うように」
などきらめく言葉が物語りの中に埋め込まれすばらしい人生の旅を少年といっしょにできる。
「一度おきたことは二度と起こらない。二度起きたことは三度起きる」
など、哲学の本でもある。
坂之上さん、ありがとう!