著者: 山本良一 /Think the Earthプロジェク
ダイヤモンド社/ISBN4=47=887099=3/141P/952円
発行 2003年 06月
「世界がもし100人の村だったら」という本があった。現在の地球を100人に縮小して物事を眺めるという面白い視点を与えてくれた本だ。あの後、類似の本がいくつか出た。この本は、その路線とは違う視点で世界を覗かせてくれる。時間という概念からとらえたところがユニーク。
人は1秒間に93mlの空気を吸い、1秒間に3人が新たなインターネットユーザーになり、1.3台の車が生産され・・・といった社会や自然、宇宙の事象を非常に面白く切り取っている。
へぇーっという単なる面白さだけに終わらないのがこの本の魅力だろう。自分でもなにかできることはないだろうか・・・地球という生命体のために・・・なんてことを考え始めるきっかけがあるかもしれないから・・・。
改めて驚いたのは・・・僕たちは地球号に乗って太陽のまわりを毎秒29.8Kmという高速移動しているという事実。思わす空を見上げてみたが・・・笑。
自分と地球と宇宙と社会を考えるネタがいっぱい。
ところで、次は「1Kgの驚異」(重さ)の本でも出すかな・・・。
Posted by webook at 2003年07月23日 08:12