仕事と人生で成功する人の図で考える習慣
著者:久恒啓一|
幻冬舎|ISBN:4344900464|190P|1,200円
2003年 07月
図解コミュニケーションの達人、久恒さんの人生キャリアデザインの本である。仕事で活かせる方法論は総じて人生にも通じる。図解も同じ。本書では図解を用いて人生設計をやりましょう・・という内容だ。
図解は<理解力、企画力・伝達力>を向上させる優れた手段だ!とよのなかを啓蒙しているのが久恒さん。
久恒さんによれば、キャリアの定義は<仕事歴を中心として学習歴・経験歴の総体である>となる。
従来の学歴は、単に学校を出ただけのアリバイ証明だ・・と喝破する。そして本来はどんなことを学んできたかという「学習歴」と言うべきだ!と・・・。うーむ。そして、役職の遍歴をならべた経歴ではなく、何を身につけてきたかという「経験歴」、職務の羅列の職歴ではなく、どんな仕事内容を積み重ねたかと言う「仕事歴」を提唱する。
現在「図解キャリア開発プログラム」を提案していて、図解で人生のカウンセリングを行い、最後は人生鳥瞰図に落とし込んでライフデザインをやっちゃいましょうというものだ。沼田芳夫さんとの二人三脚ではじまっている。本書はそのプログラム<白楽>へのいざないともいえる。
本書で人生を考えるきっかけにしてもいいねぇ・・・。