小さい会社にはそれなりの戦略がある。
地域戦略、顧客戦略がいけてるね。
【小さな会社・儲けのルール】
ランチェスター経営成功への実践手法
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著者:竹田陽一+栢野克己
フォレスト出版|2002年 11月
ISBN:489451138X|1,400円 |265P
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これから独立しようとする人や、起業まもない方は読むといい本だ。
この本は、ランチェスター戦略の伝道者、竹田陽一氏と、九州アドベンチ
ャー大学の栢野克己氏が、小さい会社が目指すべき弱者戦略を分かりやす
く説いた本だ。
ほとんどのビジネス書は大企業向けである。ビジネス雑誌も新聞も同じ。
やれトヨタがどうした、ソニーやGEがどうした・・といったことが中心
になっている。ところが世の中、ほとんどは中小企業。世に社長はおよそ
700万人、日本の労働人口6000万人とすると大人の8.5人に一人
は「社長」になる。(へぇー67)
世の中に流れる情報の9割は大企業のことばかりだから、この本のような
中小企業の生き残り戦略本は価値がある。(・・とは本書の中のウリ言葉)
ランチェスター理論は、商品(兵器)、営業(戦法)、エリア(戦場)に
対する考え方が、強者と弱者では異なると説く。
当然、小さい会社は、弱者戦略が必要になる。
・売り物は絞れ・・・大企業がバカにする業種・商品を狙ってNo1になる。
・エリアも絞れ・・・大都市ではなく地方・限定エリアでNo1になれ。
・客層も絞れ・・・・誰でもではなく、豊かな老人だけとか。
・営業は数をこなせ、お礼のハガキを出せ、長時間労働せよ・・・
などなど。
これらの弱者戦略を、豊富な事例(これは栢野克己氏の主に担当)が強力に
補強している。
*商品戦略では、たこ焼きの「八ちゃん堂」、
*地域戦略では、日本生命のNo1セールスレディ、平戸の森聖美子さん
*客層戦略では、弁当箱企画の「美研」、
などが面白い。
おふたりのキーメッセージをここに・・
経営の目的はお客を作り出し、(地域での)市場占有率を高めること。
= (竹田陽一)
いつの時代も平凡なことを非凡に続けること。=(栢野克己)
★★★★☆+弱者戦略
・中小企業の社長さん
・週末起業家の方 ~ 藤井さんのお知りあいの方ほとんど
・これからやるぞ!って方
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