モノゴトは構造的に言わんとあかんのや。
【考える技術・書く技術新版】
問題解決力を伸ばすピラミッド原則
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著者:バーバラ・ミント/山崎康司訳
グロービス・マネジメント・インシュティチュート監修
ダイヤモンド社|発行年月:1999年 03月
ISBN:4478490279|2,800円|289P
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本書から得るべきことは、「物事は、構造的に考えるのがいい・・・・」
ということだ。箇条書き、時系列・・そういうものが大切なときもあるが
ビジネス現場で<考えたり><生み出したり>するときには、ほぼまちが
いなく構造的な思考が効果的だ。
ブレストをやろう!なんてのを聞くけれど、ブレスト(ブレーンストーミ
ング)も主催者がある程度構造的なイメージをもっていないと、まとまり
のないものになったりする。
やはりアウトプットのイメージをもっておくことは、mece(もれなく
ダブリなく)にするためにも、人に(自分に)わかり易くするためにも必
要なことだ。最近はフレームワーク(枠組み)という言葉がハバをきかせ
ているが、そういう理由があるからだ。
本書は、ものごとをピラミッドのように構造的にとらえようというものだ。
トップにテーマを置き、下にいくにつれて、理由や対策などをピラミッド
みたいに広げていこうというものだ。トップダウンで考えを広げてもいい
し、ボトムアップで整理していってもいい。
考える、書く、表現する・・様々なところでピラミッドのような構造を気
にしながら進めようというの本書のポイント。
ロジックツリーに雰囲気が似てるね。
ちょっと回りくどい解説もあるが、雰囲気だけでも頭にいれておくと、何
かのときに役に立つ。
ちなみにこの著者のミントさん、ハーバード大、マッキンゼー、独立・・
とかっこいいおばさんである。
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★★★☆+ピラミッド構造
・企画部の方
・プロジェクトマネジャーの方
・エジプトが好きな方(ちょっと違うか)