変化を日常化する!? うーっ。
【変革の哲学】
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|著者:ピーター・F・ドラッカー/上田惇生
|ダイヤモンド社|2003年 08月
|ISBN:4478331049|1,400円|221P
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ドラッカーの名言集、続編2部作、「変革の哲学」「歴史の哲学」のひとつ
である。
ドラッカーのほとんどの著作の翻訳を手がけている上田教授の編集によりで
きた本である。ドラッカー氏と上田さんは親密な間柄にあり、本書の編集も
上田氏に全面的に任せているようだ。
変革の・・・というフレーズに思わず購入した本だ。
今日も、いくつか印象的なものをご紹介。
▼未来学の問題点
未来学者は、予測したことがどれだけ実現したかによって的中率を測る。
彼らは、実現した重要なものの中で、自分が予測さえしなかったものが
どれだけあるかを数えない。
(すでに起こった未来)より
▼未来のための予算
未来のための予算は、好不況にかかわらず一定に保つべきである。規模
は全予算の10%から20%である。未来のための予算は、一定レベル
を維持しなければ、いかなる成果もあげることはできない。
(明日を支配するもの)より
▼自ら変化をつくりだせ
組織が生き残りかつ成功するには、自らがチェンジ・エージェントすな
わち変革機関とならなければならない。変化をメンジメントする最善の
方法は、自ら変化をつくりだすことである。
(ネクスト・ソサエティ)より
▼イノベーションの機会は7つある。
1.予期せぬことの生起(成功、失敗、出来事)
2.ギャップの存在
3.ニーズの存在
4.産業構造の変化
5.人口構造の変化
6.認識の変化(物の見方、感じ方、考え方)
7.新しい知識の出現
(イノベーションと起業家精神)より
この本も、ドラッカーにふれることができるオイシイ本だね。
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★★★★★+機会は7つ
・ドラッカーのファンの方
・ドラッカーの本を読んだことない方
・ススキをみながら考え事してみたい方
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