【ならば私が黒字にしよう】
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|著者:高塚猛(こうつか・たけし)
|ダイヤモンド社|2003年 08月
|ISBN:4478321051|1,500円|217P
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高塚猛さんと出会ったのは、神戸のホテル。そのときは「自分と未来は変え
られる」という本での出会いだった。以来、たくさんの感動や勇気や元気を
もらっている。そして、ほんものにお会いしたのが2003年の7月。あるセミ
ナー会場でのことだった。不思議なご縁でお会いできた。セミナーをお礼を
メールすると携帯メールですぐお返事が・・そのあと何通かのチャットメー
ルをしたのにはおどろかされた。
今日の本は、福岡3点セット(ダイエーホークス、福岡ドーム、シーホーク
ホテル&リゾート)の再建の舞台裏をとても人間的な感動ストーリーで紹介
したものである。
企業はマネジメント次第で元気にも、不調にもなる。そして、そのマネジメ
ントに「心」がないとどうしようもない。
高塚さんの経営の特徴は、まわりのみんながなんともいえない熱い思いを自
然にもってしまうところだろう。
「夢に数字を入れる」「商品を売るのではなく、幸せになっていただく思い
を売るのである」「リピートとは、また来たいではなく、誰かを連れてき
たくなることである」「学んだことのたったひとつの証、それは変わると
いうことである」などなど、キラキラ光る言葉の<実感>がいっぱいある。
今回、福岡出張の折にお会いした大西専
務(福岡ドーム)に、高塚さんのことをいろ
いろ伺った。その折、高塚さんとゴーンさ
んは似ているところがありますねと表現し
たところ、決定的に違うことがありますと
大西さん。
むむ?なんだろう?
それは、人をいっさいカットしないところだという。たしかに、高塚さんの
ポリシーに、 「ある社員がいて、10ある才能がたまたま4しか生かせてい
ないのは、マネジメントの責任であり、それを活かす方法はかならず見つか
る」というものがある。
本書の中にも、一見どうしようもない状況を、ちょっと考え方をかえると、
まるでマジックのように好転する事例がいくつも紹介されている。
「とんでもない方ですねぇ」という僕の言葉に、大西さんも大きくうなずき
「まったくその通りです。」とおっしゃった。
高塚さん、つくづく素敵なおじさんである。
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★★★★★+実感
・元気がほしい方
・変わりたい方
・感動したい方