2003年09月20日

■経営の哲学(ピーター・F・ドラッカー

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この本も読む本ではない。ヒントをもらって考える本である。

経営の哲学
       いま何をなすべきか
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  |著者:ピーター・ファーディナンド・ドラッカー/上田惇生
  |ダイヤモンド社|2003年 07月
  |ISBN:4478331022|1,400円| 221P
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 ドラッカーの名言集の一つ。これも上田惇生さんが編集にあたっている。
 これから戦略計画を立てようとしている経営者や経営幹部の方は、そば
 においておきたい一冊。
 マネジメントの役割、事業の定義、顧客、意思決定、利益、人のマネジメ
 ントなど15の項目にわけて名言が集められている。

 これは・・という名言を少し・・

 ▼組織と個人を成長させる
   マネジメントとは、ニーズと機会の変化に応じて、組織とそこに
   働く者を成長させるべきものである。組織はすべて学習と教育の
   機関である。   <新しい現実>より

 ▼目標を達成したとき
   事業の定義は、組織が目標を達成したとき陳腐化する。目標を達成
   したときとは、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべ
   き時である。 <未来への決断>より

 ▼強みは内部から見えない
   知っている仕事はやさしい。そのため、自らの知識や能力には特別
   の意味はなく、誰もがもっているに違いないと錯覚する。逆に、自
   らに難しいもの、不得手なものが大きく見える。
            <創造する経営者>より

 ▼最大ではなく最適を
   市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。
              <マネジメント>より

 ▼利益が目的ではない
   事業体とは何かを問われると、たいての企業人は利益を得るための
   組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。この答え
   は間違いだけではない。的外れである。
              <現代の経営>より

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   ★★★★★+そばに

 
   ・経営者の方
   ・企画部長の方
   ・経営幹部の方

Posted by webook at 2003年09月20日 09:16