僕の本当の幸運はニュートリノではなく、人との出会いでした。
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|著者:小柴昌俊
|出版社:新潮社|2003年 01月
|ISBN:4104581011|1,200円| 191P
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今日もノーベル賞受賞者の本である。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌
俊さんだ。
ともすると田中耕一さんのニュースの影になってしまいそうな様相があっ
たのだが、このおじさまもとっても面白い方である。
本書は、小柴さんが逆境を乗り越え、人の縁に支えられながらやりたいこ
とをやってきた道のりを語ったものである。
子供のころ小児麻痺やジフテリアにかかり体の一部が不自由になってしま
う。それでもよい師や仲間に恵まれ、そして持ち前の<がんばり力>で、
チャンスをものにしてきた方だ。
経歴をみるとまさにエリートコースなのだが、「東大物理をビリで出た」
という逸話はどうも本当らしい。東大卒業式で披露された小柴さんの成績
表(確かによくない:笑)が掲載されている。
どことなく愛嬌のあるこの方、なんだか人好きのする小柴さんのメッセー
ジはこれ:
『自分の「卵」を大事にすると同時に、多くの人との触れ合いを
大切にしてください。』
『自分の「卵」を大事にすると同時に、多くの人との触れ合いを
大切にしてください。』
さて、ノーベル賞でも狙いますか!? やれば、できる・・から。
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★★★★+カミオカンデ
・自分の夢をふと思い出した方
・あのころの夢を忘れていない方
・カミオカンデの模型を見てきた方