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|著者:近藤勝重(こんどう・かつしげ)
|新潮社|2003年 07月
|ISBN:4103669020|1,300円 |269P
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しばらく前、100式の田口さんが感動プロジェクトをやっていた。感動
するって、いいよね。感動の涙は、気持ちいい心のアセみたいな気がする。
「体内から排泄しても汚物に変じないものが一つだけあって、それは涙だ」
(山折哲雄氏)という一文もいい。
小泉総理も、TVのCMも、サッカーも野球も映画も本も、そして企業の
お客様満足の取組みも・・みな「感動」を求めて動いているように思える。
本書では、さまざまな形を見せてくれる「感動」とは何かに迫る。
高倉健さんとまだ一介のエキストラでしかなかった小林念持さんとの心震
えるエピソードが感動的だ。(P48)・・・僕は泣けたねぇー。うるっ。
本書を読んで、僕も感動を共有したいと思ったのは
映画:ビルマの竪琴(市川昆監督)
童話:ビルマの竪琴(竹山道雄)新潮文庫
会いたい人:お客様に感動を与えるサービスを!をモットーにして
いるアートコーポレーション社長の寺田千代乃さん
ドラマ:北の国から あ~ああ~
コンサート:加藤登紀子さんの詩
場所:ムツばあさんが守っている埼玉県吉田町の山(プロジェクトX)
本書にはたくさん涙をさそう感動場面の切り抜きがある。そして、感動と
は何かを考えさせてくれるステキな時間をくれる。
時ならぬ花粉症を装うには少々困った通勤電車であった。
今日の本は、「へぇ」ではなく、「ぁあー」の本である。
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★★★★★+89あぁ・・
・心が乾いたかなーっていう方
・感動体験を語りたい方
・あーきのゆうひぃーに寂寥の思いをかみしめてる方