水鳥は、水面下で必死に足をかいていた・・・。
【君はやり手だ!】
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|著者:ピーター・B.カイン/アラン・アクセルロッド
|出版社:幻冬舎|発行年月:2003年 09月
|ISBN:4344003985|本体価格:1,048円 |150P
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「ガルシアへの手紙」と言う本があった。あのノリに近い本である。
とにかくやり遂げます!という部下のがんばり力を鼓舞する内容だ。
僕は、いまいちこういうノリが肌にあわない。
むしろ、上に立つひとが模範や雰囲気を作り、「頑張ってみようか!」
っていう気持ちが職場の仲間に湧き上がるほうがいいんだけど・・・。
「おい、見ろ!、あいつはこんなスバラシイ業績を出している。」
「みんなもマネしてみたらどうなんだ!」
みたいな、高みからのモノを言う姿勢は、どうも・・・
物語は、1921のサンフランシスコ。木材卸と海運業で成功を収めたキ
ャッピー・リックス名誉会長と、それらの事業を任されている社長、そし
て、そこに現れた退役軍人ペックのお話だ。 ペックは、やり手のセール
スマンで、まず自分を雇ってくれと売り込み、キャッピー会長に認められ
て職を得ることになる。クズモノの木材を売り歩くことになるが、みごと
立派な業績をあげてみせる。
こいつは、たいしたやり手だ(ゴーゲッター)ということになり、青い壺
のテストをされることに・・・・。ペックはさんざんな思いをしながらも
なんとかその奇妙な課題を成し遂げる・・・。
そんなストーリーだ。
少々時代がかった舞台装置と、やらせてやろう・・という高みからの視点
がちょっと鼻にかかるなぁ・・。
でもまぁ、物語としては面白い。
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★★★+青い壺
・やり手だと言われてる方
・セールス担当の方
・人材養成を考えたい方