ビジネスチャンスは、いっぱいあるみたいだよ!
【大前研一のアントレプレナー育成講座】
アタッカーズ・ビジネススクール Part V
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|著者:大前研一/アタッカーズ・ビジネススクール
|プレジデント社|2003年 9月
|ISBN:4833417758|2,800円 |395P
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アタッカーズビジネススクール(ABS)という起業家養成熟がある。96
年からスタートし、すでに3000人が卒業している。僕はその栄えある1
期性(の落こぼれ組)である。ま、トライしてみただけは偉かった。笑
そのスクールのエッセンスを纏めた本がこれまで4回発行され、本書はその
第5弾。大前さんの講義や、時代を牽引するベンチャー成功者の実学講義を
再現したものと、「事業計画の作成」「アントレプレナー・マーケティング
」など起業に必要なスキルについて書かれている。
特に、著名な経営者の講義は、知らなかった経営の秘密や、起業家精神や戦
略思考などがとてもよく伝わってくるのでオススメだ。
QBハウス(10分1000円の床屋さん)の小西國義社長、ファンケルの
創業者池森賢二会長、サイバードの堀主知ロバート社長などが、事業への思
いや経営の苦労などを語っている。いずれも事業への情熱やどんな壁も乗り
超えてやるといった心意気が伝わってくる。
大前さんは、「見えないものを見る構想力(イマジネーション)」が大切だ
と説く。広大な沼地に世界中から人がやってくる様子を構想したディズニー
(オーランドのディズニーワールドは、昔はワニがいるような沼地だった)
や、アイルランドに米国の間接業務誘致を構想したライアン・コリガン、
携帯電話をみて「これからの銀行はこれだ!」と言ったシティ銀行の元CE
Oジョン・リードなどを引き合いにしながら、構想力の重要性を具体的に教
えてくれる。
また、構想を事業として進めていくプロセスを「1、2、3/30、31、
32/300」という数字で説明しているのが面白い。途中でジャンプして
みることが必要で、そこが家業と事業の違いだというわけだ。詳しくは本書
を読んで欲しいが、なるほどーと分かりやすい。
週末起業じゃもうガマンできない・・・という方は、この本で、ガツンとい
ってみよう。
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★★★★★+見えないものを見る
・まさに起業しようとしている方
・新規事業に興味ある方
・独立したいと考えている方