【会社にいながら年収3000万を実現する】
「10万円起業」で金持ちになる方法
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|著者:和田秀樹
|祥伝社|2003年 11月
|ISBN:4396611986|1,300円|
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この本にはふたつの大事なメッセージがある。
ひとつは・・
「今、会社を辞めて独立してやるぅ・・といきまいている人がいるなら、
ちょっと待ちなさい。会社は絶対にやめるな、しぶとく居座れ。」という
もの。すでに相当の副業実績があって、本業を上回るほどの収入を稼ぐよ
うになって、こりゃ独立しなきゃたまんないというまでは、しぶとく会社
に残るほうが得策。リスク回避や、事業資本を蓄えることができるからだ。
もうひとつは、小資本(すくないお金)と限られた時間で頭を使って儲け
ることが戦略的にいいというものだ。「リスクをとらずにセコセコと儲け
よう」と著者は表現する。しかし、そのセコセコは、意外に儲かったりす
るから世の中面白い。会社にいながら3000万円というのがまんざら、
大げさでもないな・・と思えてくるから不思議だ。
著者は、医者というより根っからの商売人、起業家といったほうがいいだ
ろう。本書にも自身が学生のころから様々な商売(塾など)をやってきた
経緯が公開されている。それが言ってみればセコセコ稼ぐことなのだが、
へたなサラリーマンよりずっと高額な収入だったようだ。
何が違うのか。欲世の中を観察し、仮説をたて、実行し、失敗もし、また
仮説を立て・・というビジネスサイクルを自分自身の中で転がしてきたこ
とが大きい。ビジネス嗅覚ももちろん必要だ。
本書にある「お年寄り向けグルメブック」「裕福な高齢者をドライブに連
れて行ってあげるサービス」「貸し机業」「読み聞かせの出前」などは、
へぇー、ほぉーと声をあげたくなるアイデアだ。土日に便利屋のバイトを
することも世の中のニーズが肌で分るので面白いという。要は頭を使うこ
とさ・・というわけだ。
本書の狙いは「読者がちょっと俺も試してみるか・・」という気になるか
どうかだという。僕の読後感は「!」だった。
なんでもいきなりというのはない。助走が必要だ。やっぱり会社を辞める
のは、思いとどまることにしよう。笑
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★★★★★+試してみるか
・副業やりたいっていう方
・サイドビジネスに興味ある方
・面白いことを考えてる方