=========================================
|著者:ディビッド・セイン/小池信孝
|主婦の友社|2003年 06月
|ISBN:4072362638|1,200円|
=========================================
日本にいる外人の人をゲストに招き、珍妙な日本語をしゃべらせて笑いも
のにする品のないTV番組がたまにある。あえて笑いをとっているからい
いかもしれないが、マジな場面だと恥ずかしいことも・・。
それは、日本人が英語を話すときも同じことが言える。
本書は、私たち勤勉な日本人が勉強してきた英語が、実はヘンな意味にと
られることもあるよ・・・という落とし穴を、親切に解説する本。
私たちが英語で何かを表現した時、それがネイティブには別の意味合いを
もって聞えることは、十分ありうる。
「私は会社員です。」を英語にすると、きっとこんな風に言いたくなる。
I am an office worker.
ところが、これは、「私は、ただの会社員です」に聞えるという。
なるほどー。ノーマルには
I am an accountant.
I work for an insurance company.
などと具体的に言うのが普通だという。
微妙なニュアンスの違いを意識するのも上達の一つ。例えば、
May I ~?を丁寧で上品な尋ね方だと思うのは大間違い。
Give me は、無料でちょうだいという物乞いの言葉。
Goodは誉め言葉の「良い」ではなく、及第点の「まあまあ」の意。
など、えぇーっと言うのがある。少し俺は英語の実力があるんだ・・と思
っている方は、ちょっとここを覗いておくといいかもね。
この本を読んで慎重になっちゃうよりは、可笑しくても思い切って話すほ
うがいいね。
====================================================================
★★★☆+おかしな英語
・外国へ行ってみたいっていう方
・英語に興味ある方
・あやしげな英語をみてみたい方