2003年12月11日

■藤巻のたのしく商売する法則(藤巻幸夫)

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仕事も遊びも自分が楽しまなくちゃ、人の心なんてつかめない!

藤巻のたのしく商売する法則
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   |著者:藤巻幸夫
   |日本実業出版社|2003年 11月
   |ISBN:4534036736|1,300円| 185P
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 ファッション業界の話である。が、しかし、商売の話でもある。人生の話
 でもある。
 
 著者の藤巻幸夫さん。この方、伊勢丹に入社し様々な失敗をしながらも商
 売を笑売にしてきた方。今では、アパレル業界のカリスマ的存在。200
 3年の10月からは福助(靴下)の社長を務める。
 (ちなみにお兄さんは元カリスマディーラーの藤巻健史さん。二人の著者
  もある「 藤巻兄弟の大人塾。」 → http://tinyurl.com/yor4

 本書は、藤巻さんがアパレル業界でやってきた仕事ぶりをベースに、商売
 とは何だぁ?というのを楽しく展開している。

 「今の時代にあっているかどうかを判断する力」を「センス」と定義する。
 これからは「センス」の時代だと。センスって何かというと、「これはい
 いものだとすばやく判断しお客さまに自信をもって勧められる力」だとい
 う。フムフム。
 
  トレンドから発信される「モード」である。
  それらが3-5年たって「ファッション」という動きになり
  10年ぐらいたつと「スタイル」となる。
  やがてスタイルにこめられたメッセージが支持されて「ブランド」
  となり、そしてひとつの「歴史」を作り出す。

 これは、藤巻流のアパレル業界鳥瞰図だが、何でも通じることだね。

 商売に向きあう気持ちや姿勢が、とても心に響くことばで語られている。
 僕にとってアパレルはユニクロくらいしかなじみがないけど(笑)、いく
 つかビビっとくる言葉があった。

 「あれこれ迷ったとき、どんなデータよりも便りになるのが知識と経験、
  それにセンスに裏付けられた“勘”。」なんて、いいねぇ。
 「森を眺め、林を観て、木を診る」っていうのも気に入った。
 
 商売を笑売に変えるヒントがいっぱいだ。 

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   ★★★★☆+商売笑売

 
   ・ブランドや商売のことを考えてる方
   ・藤巻ってだぁれ?っていう方
   ・ヒットのヒミツについて知りたい方

Posted by webook at 2003年12月11日 10:05