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|著者:大勝文仁
|こう書房|2003年 10月
|ISBN:4769608128|1,300円|215P
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「仕事は朝10時までに・・・」という本が売れている。時間にも波があ
るから、朝早いうちに仕事のキモをこなしてしまえば一日が有効に使える。
確かに、正解である。
時間軸を1週間に伸ばしてみると、同じように気分の波や仕事の波がある。
本書は、過激にも(笑)月曜、火曜で仕事をやっつけちゃおうというも提
言だ。ゲゲゲ。そんなことできるわけがない!?
そのとおり、できるわけがない。
しかし、曜日に対する姿勢をちょっと変えることで、意外にも一週間がメ
リハリのきいた効率的な流れになるのだ。
そんなことを気付かせてくれる素敵なメッセージが本書にはある。
本書は、タイトルに著者の意図の80%がこめられている。
大勝さんは、これを「スタートダッシュ仕事術」と呼ぶ。
一週間のスタートともいえる月曜、火曜に全集中力を注ぐのだ。
そして、水曜日は月火の補完的な作業、木金は、オリジナルな企画案、長
期的なプランを考えたりする時間にあてる・・・そんな割り振りである。
「一年365日休まずがんばれ!といわれたらイヤになるが、週の最初の
2日だけをがんばれ!といわれたら何とかやれる気がしないだろうか?」
と著者はいう。これはいい!と僕はマジに思った。
もちろんこのとおりのシナリオにいくことはなかなかないが、そういう意
識で一週間をすごしてみるというのは、なんだか「画期的!」
本書には、会議の工夫、長居するお客に帰ってもらう方法、メモやメール
の使い方など広範はビジネスシーンでの工夫があるが、なんといっても、
本書のポイントは、タイトルにある初めの2日に集中してみては・・とい
うコンセプトである。
試してみよう!
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★★★★+月火***
・時間の効率的使い方を考えてる方
・やりたいことをやりたいっていう方
・うまい仕事のやりかたを考えたい方