【バランスト・スコアカード】 理論とケース・スタディ
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|著者:桜井通晴
|同文館出版|2003年 08月
|ISBN:4495180517|4,500円 |581P
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アメリカの大学にいくと枕にできそうな分厚い本を売っている。本書はそ
んな雰囲気がある。なにせ581ページもの大部な厚さ、値段も4500
円とかなりお高い。
しかし、BSC(バランスト・スコアカード)について検討中の方(企業
)なら、参考書としてかなり役に立つのではないだろうか。
本書は、JISA(社団法人情報サービス産業協会)での研究活動や著者
の各種講義・セミナーをベースに日本的バランスト・スコアカードの構築
について解説した本だ。
櫻井先生は、「セグメンテーション」「測定」「可視化」が、不況日本を
救う処方箋だという。そして、それを進めるのにもっとも適した経営シス
テムがBSC(バランスト・スコアカード)だというわけだ。
本書は、多くの企業、組織体での活用事例、キャプランやノートンとのイ
ンタビューなどが織り込まれ、ひとつの集大成本として価値がある。
海外事例では、デュポン、ユニシス、シャーロット市、アメリカ陸軍基地
などが、また、国内事例では、リコー、富士ゼロックス、両毛システムズ
近畿労働金庫、全日空システム企画などが掲載されている。事例の中には
僕がJISAでプレゼンした資料も入っている。ご笑覧を。
著者の櫻井さんは、「おやじギャグときわどい一線を画すウィット」がお
好きな方だ。格式ばったところがないのがいいねー。
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★★★★★+豊富な事例
・戦略的経営を考えてる方
・BSCを導入したいっていう方
・BSC事例について知りたい方
0え
Posted by: 坂井絹子 at 2005年08月25日 13:58