2003年12月25日

■わたしがナースを辞めたわけ(田中ひろみ)

naasu.jpgなるほど辞めたくもなる・・・。

わたしがナースを辞めたわけ

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   |著者:田中ひろみ
   |出版社:光文社|発行年月:2003年 09月
   |ISBN:4334782418|本体価格:590円 |
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 これから看護婦(この頃は看護師というらしい)さんになろうという方は
 ちょっと読んでおくと・・・いいかも(うーん、読まないほうがいいな)。
 
 本書は、元看護婦さんだった著者が、新人ナースの頃の悲惨は実態を面白
 ろおかしく(かつ悲しく)披露した本だ。
 うーむ、それはたいへんだぁ・・・と思わず同情する。
 すべての病院がそういうわけではないだろうが、かなり現実味のある描写
 に、「・・・・」
 
 教育主任の山田さん・・鬼のような先輩看護婦。
 もうひとりの天敵、黒上さん・・・これまたスゴイ方

 などコワーイ先輩の話や、「入力介助での皮むき(メルマガでは説明はで
 きないな・・)」「逆噴射浣腸」「強気にへつらい弱気をくじく」「軍隊
 のような看護学校」などなど、きけばオヨヨのユニーク裏話がいっぱい。

 「ナースという仕事はほんとに大変な仕事なんだ」というのを世の中の人
 に分かってほしかったというのが田中さんの気持ち。
 医療は、医師だけではなく、看護師さんや事務の人、そして患者さんによ
 って成り立つチームプレーの作品。世の看護師さんにエールを送ろう。

 現在は、ライター&イラストレーターの田中さん、天職にめぐり合えて、
 よかったねぇー。(先日のパーティでお会いできた)

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   ★★★★+げげげ

 
   ・看護婦さんって大変だよねっていう方
   ・入院したことがある方
   ・看護師になりたい方

Posted by webook at 2003年12月25日 20:35