2003年12月26日

■オックスフォード流一流になる人のビジネスマナーの本(西出博子)

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相手のことをどれだけ思いやれるか・・マナーの本質

オックスフォード流一流になる人のビジネスマナーの本

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   |著者:西出博子
   |青春出版社|2003年 12月
   |ISBN:4413034457|1,300円 |223P
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 いまさらマナーの本もないんだけど・・・と思いながら読み始めた本。
 ところがなんと、すばらしい気付きや感動がちりばめられた本だった。

 著者は27歳でビジネスマナー講師として独立された方。企業研修では、
 いつも「マナーの本質なんてどうでもいいから、仕事に即役に立つものを
 教えてくれ」と頼まれ、めざすものとのギャップに悩んだ著者。一念発起
 してマナーの本場、オックスフォードへ。
 そこで出会った数多くの「ホンモノ」に、著者は感動する。

 この本は、マナーのマニュアルではない。
 「マナーが人を創る」という古いイギリスの諺のように、人格がにじみ出
 るマナーの本質を感じさせてくれる本だ。

 マナーといえば、挨拶、身だしなみ、礼儀作法などを思い浮かべるが、相
 手に感動を与えるマナーは、言葉使いが大きいように思える。
 感動させるメモ、感動させる報告、感動させるお詫び、感動をよぶ一流の
 言葉・・・そんなエピソードがいいねぇ。

 親しい身内の会話のマナーも印象的だ。
 家族でよくつかうのは、「xxして!」「xxをとって!」という命令形
 ついつかってしまうが、言われたほうはいい気はしない。
 「xxしてくれるかなぁ?」とか「xxをとってくれる?」という語尾上
 がりのお願い形が行動をおこす気になるという。確かに。

 すべての基本は、「相手への思いやり」
 どれだけ相手のことを考えられるか、それがマナーを一流にするかしない
 かの分かれ目だ。

 本書は、マナーの本だが、仕事の仕方や生き方の本でもある。
 オックスフォードの香りがする一流マナーに触れてみよう!
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   ★★★★+相手への思いやり

Posted by webook at 2003年12月26日 18:51