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|著者:西出博子
|青春出版社|2003年 12月
|ISBN:4413034457|1,300円 |223P
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いまさらマナーの本もないんだけど・・・と思いながら読み始めた本。
ところがなんと、すばらしい気付きや感動がちりばめられた本だった。
著者は27歳でビジネスマナー講師として独立された方。企業研修では、
いつも「マナーの本質なんてどうでもいいから、仕事に即役に立つものを
教えてくれ」と頼まれ、めざすものとのギャップに悩んだ著者。一念発起
してマナーの本場、オックスフォードへ。
そこで出会った数多くの「ホンモノ」に、著者は感動する。
この本は、マナーのマニュアルではない。
「マナーが人を創る」という古いイギリスの諺のように、人格がにじみ出
るマナーの本質を感じさせてくれる本だ。
マナーといえば、挨拶、身だしなみ、礼儀作法などを思い浮かべるが、相
手に感動を与えるマナーは、言葉使いが大きいように思える。
感動させるメモ、感動させる報告、感動させるお詫び、感動をよぶ一流の
言葉・・・そんなエピソードがいいねぇ。
親しい身内の会話のマナーも印象的だ。
家族でよくつかうのは、「xxして!」「xxをとって!」という命令形
ついつかってしまうが、言われたほうはいい気はしない。
「xxしてくれるかなぁ?」とか「xxをとってくれる?」という語尾上
がりのお願い形が行動をおこす気になるという。確かに。
すべての基本は、「相手への思いやり」
どれだけ相手のことを考えられるか、それがマナーを一流にするかしない
かの分かれ目だ。
本書は、マナーの本だが、仕事の仕方や生き方の本でもある。
オックスフォードの香りがする一流マナーに触れてみよう!
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★★★★+相手への思いやり
Posted by webook at 2003年12月26日 18:51