2004年01月14日

■はじめよう!プチ起業(長谷川雅一)

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 与えられるもの? 創るもの?

はじめよう!プチ起業

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   |著者:長谷川雅一
   |同文館出版|2003年 11月
   |ISBN:4495563114|1,200円| 222P
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 著者は、ギターの専門学校を出たあと、いわゆる「就職」というものを一
 度もしたことがない。ギター教室、学習塾、PCショップなど50あまり
 の仕事は、すべて自分で創ってきたという。根っからの起業家だねぇ。

 多くのサラリーマンも学生も、仕事は(就職して)与えられるものという
 意識がどこかにある。著者は、それを「他人まかせの発想」であるとし、
 これからの時代は発想を変えて「仕事は自分で創るもの」という意識がい
 いんだよという。いろんな仕事を作り出してきた著者だけに説得力がある。

 さて、プチ起業だが、これは藤井さんの週末起業やしんのすけの早朝起業
 と同じく、小資本、ノーリスクで始める副業的な起業のことである。

 世の中、不況、不景気と言っても、ビジネスチャンスは意外にゴロゴロと
 転がっている。
 本書は、へぇー、そんなこともあるのかぁというやれそうなビジネス事例
 を紹介しながら、プチ起業のためのノウハウを解説している。

 着眼点と発想法をメモっておこう。

 2つの着眼点:
  1)世の中の「お困りごと」を解決できないか?
  2)楽しさ、快適さ、生きがいを提供できないか?

 7つの発想法
  1)今の仕事で使っている技術を活かしてプチ起業できないか
  2)今、あまっている時間・モノを活かしてプチ起業できないか
  3)自分の趣味や特技を活かして、プチ起業できないか
  4)パソコンやインターネットを使ってプチ起業できないか
  5)お店を作ってプチ起業できないか
  6)人の労働力を利用してプチ起業できないか
  7)プチ起業して、不労所得を得ることはできないか

 自分の周りを見渡せば結構あるものだ・・ということに気がつくことがフ
 ァーストステップのようだ。
 便利屋さんや、お掃除屋さんなど身近な事例を取り上げ、具体的なチラシ
 作成などを織り交ぜながらケーススタディが展開する。なかなか面白い。

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   ★★★★+ぷちっ

 
   ・副業やってみたいっていう方
   ・友達が副業やってるという方
   ・起業してみたい方

Posted by webook at 2004年01月14日 19:12