【3分以内に話はまとめなさい】
できる人と思われるために
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|著者:高井伸夫
|かんき出版|2003年 09月
|ISBN:4761261269|1,300円 |220P
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ウルトラマンの戦闘制限時間は、3分。
カップラーメンの待ち時間は、3分。
ボクシングも1ラウンドは、3分。
だから・・・というわけではないが、人の話も3分を過ぎる冗長に聞こえ
る。話は手短にスパッといきたいものだ。
本書は、人に伝わる話し方のコツが書かれている。
話し方のコツは、「はじめに結論を言う」「話のポイントは3つあげると
いい」「反応をみながらコンテンツを変えていく」など様々なものがある
が、時間を短く3分くらいに・・・というのが、聞く立場にたつと一番の
ポイントかもしれない。
はなはだ簡単ではございますが・・とながーい話を一席ぶった人は、もは
や失笑の対象となる。
著者は、弁護士の仕事をしているが、短時間に実のある会話をするために
事務所ではこんな質問をするという。
「今一番困っていることは?」
「私にしてほしいことは?」
「あなたが考える次の一手は?」
いい質問には、いい答えが返ってくる。
現場を知る・・・という名目で職場巡回をされる社長さんは、多いことだ
ろう。各職場で長い演説を聞かせるより、その職場のボスに上記のような
質問をしてまわるほうがずっと効果があると思うが、如何だろう。
高塚猛さん(ダイエーの福岡3事業をV字回復させた人)は、職場のボス
のほか社員にもいい質問をしようと、しょっちゅう職場に現れるという。
きっと、高塚さんはこう言ってるに違いない。 ・・・ 「どう?」
納得、感動、行動につながる話は、やはり・・・短い。
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★★★★☆+3分じゃぞ
・短時間で実のある話をしたいっていう方
・長い話はいやだという方
・自分の思いを伝えたい方