【新撰組!】
(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー
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|著者:三谷幸喜
|日本放送出版協会|2004年 01月
|ISBN:414923339X|1,000円 |199P
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新しいNHK大河ドラマは、ずいぶんと変わった。
いいという人と、ありゃ大河ドラマじゃないという人と二つ反応があるが
僕は大賛成!。たまには変わってみるのがいい。
近藤勇役の香取信吾も自分の味を出していい雰囲気だ。
桂小五郎役の石黒賢はショムニの雰囲気を漂わせ、勇の義父周助役の田中
邦衛は、時代劇っぽくない武士の雰囲気がいい。沖田総司の姉みつ役の沢
口靖子、原田まさ役のはしのえみなど楽しい配役もいいねぇ。
民放のコメディタッチ・ドラマの雰囲気を大河ドラマの重苦しい『常識』
に持ち込んだのが一番すばらしい。
若い層にターゲットを広げた作戦といえようか。
そんなことで、大河ドラマの紹介ムックを初めて買った。
収録の裏話やストーリー解説などが面白く読めてなかなかいいもんだ。
「そもそも僕は、新撰組が何をした人たちなのかまったく知らなかった。
それじゃまずいと、三谷幸喜さんが本や漫画を山ほどくれまして・・」
というのは香取慎吾くん。これまで大河ドラマは見たことがなかったとも
いう。佐久間象山役の石坂浩二も「こんなに頬をゆるめながら読んだ大河
ドラマの脚本は初めてた」と笑う。こんなエピソードが紹介されている。
近藤勇は口の中に自分の拳骨を入れられたという。(トリビアにもあった
ね)香取慎吾もそれを番組の中で演じていた。ありゃすごい。
前編のあらすじが、ドラマのシーンの写真といっしょに解説されており、
TVを見た人も見逃した人も楽しい。
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★★★★+かっちゃん
・新撰組は面白いという方
・大河ドラマは変わったという方
・新撰組に興味ある方