【遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」】
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|著者:竹内久美子
|文藝春秋|2003年 11月
|ISBN:4163654704|本体価格:1,286円
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ご存知、竹内久美子女史の登場である。日本にいる4大エンタテインメン
ト・サイエンティストのお1人。(地震学者=島村英紀さん、歌う教授=
本川達雄さん、文化鳥類学=柴田敏隆さん、そして竹内さん)
♂と♀の話をさせたらこの方である。
本書は、週刊文春に連載された竹内さんのQ&Aをまとめたものだ。
たとえばこんなのがある。
間違い知らずのオトコ選び(1) 「私の彼は左利き」の法則
「私が魅力的と感じる男性はたいてい左利きです。男女を問わず左利きの
人はしぐさがセクシーと聞きましたが、なぜでしょうか?」という41歳
女性からの質問がある。
これに答える竹内さん。
「左利き=右脳が発達=右脳は男性ホルモンの一種テストステロンで発達
する=生殖能力が高い・・・というロジックから、それは当然である。
“私の彼は左利き”はすなわち、”私の彼は生殖能力が高いのよ”であ
る。」 と明快かつグフフという解説となる。左利きの俳優も多いらし
く、ブルース・ウィリス、トム・クルーズ、ロバート・レッドフォードな
どほほーというほどたくさん上げられている。欧米人では10%が左利き
らしい。
もてるオトコは迫害される。言葉の上でも・・とこんなことも紹介する。
右=RIGHT=正しい、左=LEFT=取り残されている・・・なるほ
どー。
遺伝子の世界、動物行動学の世界、ひきんな日常、ちょっとエッチな世界
を縦横無尽に行き来しながら竹内久美子の世界を堪能させてくれる。
寄藤文平氏のイラストも秀逸である。イラストだけの本があってもいいね。
♂と♀の方にオスメス、じゃなくっておすすめ。
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★★★★+♂X♀
・愛を語りたい方
・愛を具体化したい方
・愛を実現したい方