【起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から】
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|著者: 田口 元
|英治出版|2004.2
|ISBN:4901234366| 1,200円|175P
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世の中には、まだまだたくさんの不便なことがある。
本書は、田口さんの百式メルマガに寄せられた読者の投稿をもとに、思考
停止に陥りがちな私達の脳みそをコチョコチョっとくすぐってくれる本だ。
ものすごく快感を感じる本だ。
まぁ、だまされたと思ってお読みくだされ。
読んでいると・・あ、こんなこともあるな・・とか、あんなことに応用し
たいとか、こんな不便と同じだとか、とにかく自分の脳みそがグリグリと
動く感覚がわかる。
人が共感を覚えるのはどういうときだろうか?
まったく新たなコンセプトを提示され、へぇーと関心するときもあるが、
むしろ、いや実は僕も似たようなことを考えてたんだ!という場合のほう
がずっと共感度は高い。
本書にある様々な不便や工夫のアイデアは、まさにそれ。「あ、それそれ」
というものを、田口さんの言葉で小気味よく説明されると、脳みそがうれ
しそうな顔をする!?。
たとえばこんなものがある:
▼次の列車 ~ よく使う駅と目的地をいてれおくと、携帯の待ちうけに
次の列車の発車時刻が出てくれるとうれしい。
こんなサービスあったらいいね。そして、これはすぐにでもビジネスにで
きそうな気もする。全国のJR私鉄を顧客にしてお金儲けできるかもよ。
▼歯医者コミュニケーション ~ 歯医者にいくとこっちはしゃべればい
のに「痛いですかー」「大丈夫ですかー」などと平気で聞
いてくる。なんとかならないだろうか?
そうそう、僕もこの前歯医者さんにいったとき思った。痛みバーが表示さ
れる装置なんて簡単だし、つくったらめちゃ売れるかもねー。
乾燥茶柱もいいね・・・などなど、楽しい刺激で発想豊かになってみよう。
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