【齋藤孝のアイデア革命】
アイデア連発の人はここが違う!
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|著者:斎藤孝
|ダイヤモンド社|2004年 02月
|ISBN:4478750076|1,280円 |
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以前、加藤昌治さんが書かれた【考具】を紹介したことがあった。非常に
面白ろかった。考えるツールを思わず使ってみたくなったからだ。
本書も、アイデアを考えるのが楽しくなる本だ。
アイデアは、誰でもいくらでも出せるという。ただし簡単ではない。それ
なりの意識改革とトレーニングが必要だという。
アイデアは、まったくの無から生み出すものではなく、何かと何かを加え
たり、掛けたり、視点を変えたり・・そんなプロセスで生れる。
斎藤さんも基本は「ずらす」「つなげる」だという。ふむふむ。
数式で書くと y=f(x)となる。xという既成の商品に「ずらす」「
つなげる」という関数fを掛け合わせるのだ。
世の中にはカラオケボックスは常識のようにある。ところが最近その稼動
率が下がっているという。そこで、○○ボックスを考えてみる。すると、
シネマボックス、キッチンボクス、睡眠ボックスなど様々なアイデアが出
てくる。そんな過程を非常に面白く展開している。
○○ボックスとか、健康○○ などを考える「空欄を埋めよ」方式も、豊
富な事例で思わず引き込まれる。
あらゆる仕事は、アイデアをだすことだ。
しがたって、リーダーの役割は、アイデアを出させることだ、という。
どんな思考様式をとればアイデアが出るのか、本書できっかけをつかんで
みたい。
面白いことに対して「へぇ」で終わらず、その次を考えるために・・。
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★★★★★+身体感覚
・アイデアをたくさん出したい方
・新しい構想を考えている方
・ブレークスルーしたい方