2004年03月04日

■なぜ松下は変われたか(片山修)

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改革の成否は「○○○」次第だ。

【なぜ松下は変われたか】
        
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   |著者:片山修
   |祥伝社|2004年 02月
   |ISBN:4396612052|1,600円 |275P
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 松下電器は、かつて「変われない日本の象徴ではないか」と言われた。
 その松下が、中村社長のもとで大きく変化をしている。世間は、変化する
 対象には注目する。その変化が急激でかっこいいほど注目度は高い。

 2002年の松下の連結決算は、早期退職者(1.3万人)の特別退職加
 算金などで4310億円の大赤字を出した。
 開闢以来の大赤字に浮沈意識に染まった社員もさすがに目を覚ましたとい
 う。危機意識を持つことは大事なことだ。
 本書は、創生21計画に取り組んだ松下社員の現在進行形プロジェクトX
 である。

 九州松下菊水工場から始まった多能工化の生産改善、事業部解体で「供給
 者理論」から「買い手理論」への脱皮、社内ベンチャー制度による人材育
 成など様々な取組みが固有名詞を使いながら紹介されている。

 「松下電器は何を創っていますか?」という質問に対し松下幸之助は、こ
 う答えなさいと言ったという。

  「我社は、人を創っております。
   しかる後に、電気製品も作っております」

 そんな雰囲気がリアルに伝わってくる中村改革のドキュメントである。

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   ★★★★+破壊と創造

 
   ・松下はどうなってるんだと心配だった方
   ・組織変革を考えている方
   ・松下が大好きな方

Posted by webook at 2004年03月04日 15:14