【いい質問は、人を動かす。】
「質問力」を高める56の具体例
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|著者:中谷彰宏
|ダイヤモンド社|2004年 03月
|ISBN:4478702950|1,400円 |187P
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コーチングは、今年、僕のメインテーマだ。少しずつではあるけれど、そ
の秘密の扉を開けつつある。
コーチングでよく言われることは、質問力である。
「どうしてそんなことするのよー」という詰問ではなく、「どこに問題が
あったんだろう」「どうしたらよくなるだろう」という前に進む質問がい
いらしい。
本書は、中谷さん流のコーチングの本だ。
「質問力とは、感受性であり、吸収力です。」
「質問が、最大の愛情表現になる。」
「対話の基本は、どのように答えるか、ではなくどのように聞くか」だ。
「ベストセラーのタイトルは質問になっている。」
あ、確かに。<なぜあの人は成功するのか>、<なぜ会社は変
われないのか>など、そういえばそうだ。
など、ナルホドの内容がある。
行動は、考えた後に起きる。考えるとは自問自答することだという。自問
するきっかけになる質問がサイコウだといえよう。
「一日一回は部下に声をかけよう」より
「今日、部下に声をかけましたか?」のほうが、あ、そうだ・・・という
自問(自省)と行動につながる。
質問は、触媒(Catalyst)である。←これは僕のコピー。
気づきを与える対話こそ、コーチングの極意ではないか・・と勝手に思っ
ている。
最近、僕は組織変革のための「台本シナリオ」に凝っている。実際にいく
つか「試した」こともあり、面白いドラマが生まれた。(将来は本にした
いね)某銀行でもそんな取組みが密かに進行するらしい・・・うふふ、面
白くなってきた。
わきからそっと差し出した質問や台本シナリオで、相手が「そっかぁ」と
思うとき、気づきという精神行動の「真実の瞬間」が生まれる。
今日の中谷さんの本、インスパイアさせてくれましたぞい。
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★★★★☆+質問キャタリスト
・コーチングに興味ある方
・人に閃きを与えるのが大好きな方
・気づく楽しみを知っている方